Boxing champ Zolani Tete shot dead in Mdantsane
英国のニュースサイトDaily Dispatchからショッキングなニュースが飛び込んできました。
井上尚弥が優勝したWBSSバンタム級トーナメントで、エマヌエル・ロドリゲスと共に井上に次ぐ優勝候補と目されていたゾラニ・テテが日本時間の今日未明に南アフリカケープ州ダンサネで銃撃に遭い、命を落としてしまいました。
まだ38歳の若さでした。

一緒に食事したという井上は「強い奴は紳士だ」と誉めていました。
WBSSは肩の負傷を理由に、準決勝でリタイア。真相はWBSSが当初提示していた報酬が全くのデタラメであまりに低い金額に失望したためでした。このとき、テテと対戦予定だったノニト・ドネアも「報酬は全部ウソ、スケジュールも変更ばかり。主催者が電話に出ない。離脱を考えている」とぶちまけるなど、WBSSはとんでもない詐欺トーナメントでした。
テテは2022年7月にジュニアフェザー級の地域タイトルを獲得、再び井上との対戦に希望が出てきましたが、試合後のドーピング検査で禁止薬物スタノゾロールの陽性反応が検出され、4年間の出場停止処分が下されていました。
4年後は38歳…長いブランクと加齢から「テテのボクシング生命は終わった」と誰もが思いましたが、ようやくペナルティが明けて本格的な練習を開始、11月29日に復帰戦が予定されていたところで、この悲報。
テテはどんなボクサーだったか?そう聞かれたなら、ボクシングファンの10人が10人、こう答えるでしょう。「才能がダダ漏れするサウスポーだった」と。
警察の予備調書によると、自家用車に乗ったテテが自宅前で門が開くのを待っていると、目出し帽をかぶった身元不明の容疑者2人がテテと27歳の女性同乗者に向けて銃を乱射。銃弾の雨から逃れようと、テテは車を庭に突っ込ませましたが、何発もの銃弾を浴びて死亡したということです。
抜群のセンスと、一撃必殺のパワーショットを持ちながらグラスジョー。非常にスリリングなファイターでした。



