カテゴリ:リング誌から > USAのボクシング

When Goliath Loses

大番狂せが起きるとき。

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下の階級のダビデが、上の階級のゴリアテに挑戦するーーー「階級を超えたメガファイト」ではダビデがベビーフェイス、ゴリアテがヒールの役回りを嵌め込まれる、勧善懲悪の構図になるのがデフォルトです。

そして〝善〟であるダビデがAサイドで「キャッチウエイト」や「リバウンド制限」をゴリ押しするケースが多いことを直視すると、見た目の勧善懲悪でくくるにはあまりにも複雑な事情が絡んでいることも見逃すべきではありません。

カネロ・アルバレスはゲンナジー・ゴロフキンやドミトリー・ビボルに対するダビデでしたが、彼を〝善〟と見たのはカネロのサポーターと一部のファンだけでした。

また、現在に至るAサイドによるスターシステムの基礎を築いたシュガー・レイ・レナードのドニー・ラロンデ戦は当時としても懐疑的な批判が少なくなく(日本はもちろんレナード礼賛)、現在ではその後のボクシング界を歪めた悪魔の所業と見なされています。


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やはり、カネロのフロイド・メイウェザー戦に至っては、世代の対決というスポーツファン大好きの〝定食〟に加えて、勧善懲悪ではなく〝悪vs悪〟という非常に珍しく、そして魅惑的な構図が浮かび上がったことも興行的な大成功をもたらしました。

来年にも実現が期待される「井上尚弥vs中谷潤人」はmission impossible の香りが立ち昇る「階級を超えるメガファイト」ではありませんが、世代の対決という大きなテーマが掲げられます。

そして井上と中谷のマッチングは〝善vs善〟の色合いが強く、一般的な興味・関心を巻き込む順位付けでは〝悪vs悪〟〝善vs悪〟に次ぐランクになります。

日本における〝悪〟はプラチナキャラ、彼らを例外にまず見当たりません。


次はボクシング界の矛盾がいくつも折り重なったメガファイト、ゲンナジー・ゴロフキンvsカネロ・アルバレスの三部作を振り返りましょう。



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When Goliath Loses

大番狂せが起きるとき。


Saturday 21, September 1985
  
Riviera Hotel & Casino, Outdoor Arena, Las Vegas, Nevada
commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Don King, Butch Lewis

inspector:Harold Buck

Lineal/リング誌/IBFヘビー級15回戦




ドン・キングとブッチ・ルイス…寓話に登場するような怪人2人がプロモートした歴史的な大勝負です。

「階級を超えたメガファイト」から滲み出しているのは、Mission Impossible のロマン。そして、この類のメガファイトで特徴的なのは、Mission Impossibleに挑戦する下の階級の選手がベビーフェイス、受けて立つ上の階級の王者がヒールになるケースが多いこと。

ゴリアテとダビデ、ゴリアテは常にヒールのレッテルを貼られがちなのです。

この試合でもライトヘビー級のUndisputed championマイケル・スピンクスが、ヘビー級の絶対王者ラリー・ホームズに勝てば史上初のヘビー級を制したライトヘビー級王者。

そして、大方の予想通りにホームズが勝利するとロッキー・マルシアノの連勝記録「49」に並ぶ大きな節目。

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29歳のスピンクスが27戦全勝19KO、35歳のホームズが48戦全勝34KOという無敗対決。そして、PFPファイター同士の対決でもありました。

当時、米国では五輪ボクシングに出場する自国選手の試合は地上波生中継されていた時代、スピンクスは1976年のモントリオール五輪ミドル級の金メダリスト。

一方のホームズは叩き上げ。もおもとが「アリのコピー」「試合が面白くない」と非難される憎まれ役。

計量は王者が221.5ポンド(100.5kg)、挑戦者は現在のクルーザー級リミットも割り込む199.25ポンド(90.4kg)。

このとき、スピンクスの増量を指導したのは女優リンダ・ハミルトンや、MLBのオジー・スミス、NFLのペイトン・マニング、テニスのセリーナ・ウィリアムズらスーパースターの肉体改造を手がけたマッキー・シルストーン

のちにワシル・ロマチェンコの栄養管理もサポートするシルストーンは、スピンクスのライトヘビー級(175ポンド)の肉体に約25ポンド(11.3kg)の筋肉を、柔軟性と反射、スピードはそのままキープさせて上乗せしました。

惨敗の予想もあったスピンクスは大健闘。ユナニマスデジションで、史上初めてヘビー級を制したライトヘビー級王者になります。

スピンクスとは反対に反射はもちろん、スピードや柔軟性で劣化を晒したホームズは「歴史を作られたヘビー級王者」という屈辱を受けなければなりませんでした。

7ヶ月後の再戦ではホームズの勝利と思えましたが、オフィシャルは1−2のSDで惜敗。

ホームズはモハメド・アリにもなれず、スピンクスに2連敗して2年のブランク明けにWBC/IBF王者マイク・タイソンに復帰・即挑戦しますが4ラウンドで葬り去られてしまいます。

「(調整試合を挟みたかったのに)ドン・キングに騙された」という、ホームズの泣き言に耳を貸す者は誰もいませんでした。


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「(ノニト・ドネアは)debts(不良債権)だ」。

ボブ・アラムがそう言い放ったのは、2011年2月19日。

ラスベガスはマンダレイ・ベイのイベンツセンターでドネアがWBO /WBCバンタム級王者フェルナンド・モンティエルを予告通りに第2ラウンドで葬り去った〝ビッグファイト〟のあと。

タダ券をばら撒いて、上階席を封鎖しても1万2000人キャパのアリーナは半分も埋まらず…最近の井上尚弥のラスベガスと近似する〝興行事故〟でした。

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母国が富裕な日本とは違い、ドネアは帰る場所のないフィリピン人。軽量級が認知されない米国でも、母国で興行をうつよりもはるかに大きな報酬が得られる〝逆・井上尚弥〟です。

「(米国で需要のない)井上と私が戦うのに日本開催以外の選択肢はなかった」と諦観していたドネアは、先日のT−モバイル・アリーナにメインに登場した井上を「彼は特別だから」と表現しましたが、そこには小さくない皮肉も込められていたでしょう。

ドネアとの再戦時に試合で使用する未開封グローブを勝手に開けた井上、憧れと見栄だけでラスベガスの大会場で試合ができる井上…お金持ちはルールも会場もお金で買えるのです。

ドネアがトップランクとの契約期間を残してゴールデンボーイ・プロモーションズと契約したことに激怒したアラムは訴訟を起こして引き戻し、プロテクトを〝解除〟されたドネアはギレルモ・リゴンドーに眼窩底を粉砕され、フェザー級王者ニコラス・ウォータースには心身とも破壊される惨敗を喫してしまいます。

さらにスパーリングでボコボコにされていたオスカル・バルデスとの試合を提示された時点で泣きつかれたアラムは「契約前だが、私は情け深いから違約金なしでリリースする」と、ようやく解放されますが、その商品価値は暴落。

オスカー・デラホーヤもドネアを再び迎え入れようとはしませんでした。

米国を主戦場にするPFPファイターでも軽量級の異邦人がラスベガスの大会場でメインを張るのは、不可能。

「ドネアvsモンティエル」も戦前からチケットの販売が大不振と報道されていましたが、井上のケースは現地では「販売不振」、日本陣営からは「売れ行き好調」と相反する情報が交錯。

しかし、T-モバイル・アリーナが発表するチケット販売の現実を見ればどちらが嘘をついているかは最初から明らかでした。

たとえ人気階級で米国を主戦場とするワシル・ロマチェンコやゲンナジー・ゴロフキンのようなPFP1位ファイターですら、マディソン・スクエア・ガーデンのスポーツアリーナは上階席封鎖や空席が目立つ状況でした。ましてや軽量級なんて…。

ヘビー級で満場一致のPFP1位に近いオレクサンデル・ウシクですら「米国で街を歩いても誰も気づかない」のが、ボクシングの現実なのです。

井上よりもはるかに長期間PFP1位に君臨、しかも人気階級で米国を主戦場としても大会場を飲むような集客は期待できないのです。

軽量級のアジア人、PFPは一瞬1位、米国での試合は憧れでときどき開催の井上では、現地の運営サイドは大量のネギを背負ったカモが喜び勇んで来てくれるのですから大歓迎ですが、一般のボクシングファンには見向きもされませんでした。

もちろん、不人気階級に満足せずパッキャオがやったように人気階級のスター選手を撃ち落とす、いまならガーボンタ・デービスやテオフィモ・ロペス、さらにその向こうのジャロン・エニスを破れば、話は全く変わってきますが…生まれながらのBサイドと、一生Aサイドの井上では立場が違いすぎます。

これは、王子と乞食の話。王子の井上がどう、乞食のパッキャオがどうという話ではありません。

仕方がないことです。

井上がメキシカンなら、米国でも認知されレオ・サンタクルスやアブネル・マレスらを上回る人気も集めることができたでしょうが…。

アジアの軽量級がどうしても、ラスベガスで嘘を重ねずに本当の人気者になって大会場をフルハウスにしたいなら〝パッキャオ〟になるしかないのです。




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ボクシングはスポーツではありません。

もし、ボクシングがスポーツなら「カネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォード」なんて試合よりも「カネロvsデビッド・ベナビデス」「クロフォードvsジャロン・エニス」を優先しているはずです。

ボクシングはスポーツではありません。


1960年代以前となると地球上に世界王者は8人しかいない、1団体8階級時代。ボクシングはメジャースポーツの一つで、世界王者はあらゆるスポーツの中でも最も尊敬されるチャンピオンの1人でした。そんな時代があったなんて、いまでは絶対に信じられないでしょう。
1970年代でも複数階級制覇は「3」が最多。世界タイトルの価値がまだまだ高かった時代です。

そして…1980年代。団体と階級が増殖、タイトルの価値の暴落に歯止めはかからず、「階級を超えたメガファイト」が注目を浴びるようになりました。

安易な複数階級制覇に、階級を超えたメガファイト…そんなものがありがたがられるのは、タイトルの価値暴落が大前提でした。

そして、80年代以降のメガファイトには必ずAサイドとBサイドの色分けがなされていることも忘れてはいけません。スポーツじゃないから当然、といえばそれまでですが。

先日の井上尚弥の〝ラスベガス公演〟も、その典型です。複数の日本メディアがラスベガスを「井上にとってアウエー」と表現していましたが、正気の沙汰ではありません。

そして、あれはT−モバイル史上で飛び抜けて最悪の閑古鳥イベントでしたが、「チケット販売絶好調」という報道やそれを信じる馬鹿信者たちの声は試合が近づくと全く聞こえなくなってしまいました。どうしちゃったんでしょうか?あんなに威勢が良かったのに、いつものパターンです。

それにしても摩訶不思議な興行でした。運営側は超高額に設定した一時価格をメディアが報道してくれるだけで良かったのでしょうが、正確な情報が簡単に手に入る現代ではそうはいきません。どんどん下がる価格、上階席の完全封鎖はこのブログでも早い段階で指摘していたように確定事項でした。

そもそもPPVにもならないイベントだったのですから。

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パックマンだ!

先日、マニー・パッキャオの復帰即タイトルマッチが発表されましたが、あれも人気のあるAサイドは何をしても良いというとんでもない茶番です。

「井上のTモバ」は「人気のない日本限定のAサイドをラスベガスでも大人気に見せかける必死の努力」という複雑怪奇な興行でしたが、本質はAサイドの好き勝手放題です。



それでも、それでも…80年代からボクシングの魅力にとり憑かれた私にとって「階級を超えたメガファイト」には、いまでも特別な思いが込み上げてきてしまうのです。

「階級を超えたメガファイト」から滲み出しているのは、Mission Impossible のロマンです。

ーーーライトヘビー級のマイケル・スピンクスがヘビー級王者になれるわけがない。ましてや相手は史上最強とも言われるラリー・ホームズ。不可能だ。

ーーー実質5年のブランクからいきなりマービン・ハグラーに挑戦なんて、シュガー・レイ・レナードは気が狂ったのか?全盛期でもレナードはハグラーに勝てっこない。不可能だ。

ーーーフライ級上がりのマニー・パッキャオが、ミドル級王者にまでなったオスカー・デラホーヤと戦う?大事故が起きたらネバダ州アスレティック・コミッションは責任を取れるのか?不可能だ。

彼らが、モハメド・アリのように Impossible is Nothing. を証明した背後にはロマンとは真逆のカラクリが存在しました。

まずは、レコード・メーカーのジンクス、スピンクスからです。





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Undisputed super-middle weight championship、王者カネロ・アルバレスがテレンス・クロフォードを迎え撃つ正真正銘のメガファイトです。

9月12日、ラスベガス。舞台はNFLラスベガス・レイダースの本拠地アレジアント・スタジアム。

フットボール会場としては6万5000人を飲み込む巨大スタジアムですが、アリーナも設営するボクシングなら7万人以上のセットアップが可能。

カネロはジュニアミドル級からライトヘビー級でストラップをピックアップ、クロフォードもライト級からジュニアミドル級を制圧した、ともに4階級制覇で足跡を残したPFPファイター。

体重と年齢の問題から、予想もオッズも大きくカネロに傾いています。

【体重】カネロはジュニアミドル級で最初のタイトルを獲得、ライトヘビー級まで増量した一方、クロフォードはライト級がスタート地点、ようやくジュニアミドル級で1試合をこなしたばかり。

にもかかわらず、クロフォードはさらに2階級ジャンプしてカネロに挑戦することになるのです。


【年齢】カネロは1990年7月18日生まれの34歳、9月12日は35歳となってリングに上がります。クロフォードは1987年9月27日生まれの37歳、試合が行われる9月に38歳の誕生日を迎えます。

この年齢が何らかの影響を与えるのか、どちらに加齢の影響が重くのしかかるのか?

40前のクロフォードの方が加齢による衰えは深刻、という単純な問題ではないかもしれません。


さらに、興行的には、クロフォードの不人気が気掛かりですが、人気者カネロへの冒険的なチャレンジは大きな関心を集めるはずです。

巨大スタジアムをフルハウスに出来るかどうかは怪しいものの、半分も入らないなんてことはないでしょう。

ヘビー級と除くボクシングのメガファイトで、最も興味を掻き立てられるのが、無謀に映る下の階級から、上の階級へのアタックです。

過去のメガファイトを振り返りながら、9月12日の決戦を占ってゆきます。


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両陣営の条件交渉が現在進行中で正式発表はまだですが、カネロ・アルバレステレンス・クロフォードの4階級制覇・UNdisputed champion・PFPキング…フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの時代を引き継いだ2人の激突が実現するのはほぼ確実と見られています。

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17年にわたって、クロフォードのトレーナーだけでなくマネジメントも担ってきたブライアン・マッキンタイアは昨日、ボクシング記者との会食で厳しい戦いになると決めつけられて少し機嫌が悪くなしました。

人気に裏付けされた報酬がカネロと比べると絶望的に低いクロフォードが非常に危険な試合に応じたのは、サウジアラビアが提示した高額のファイトマネーではないか、そんな話題になるとマッキンタイアは反駁しました。

「カネの問題じゃない。(層が厚い)ライト級からジュニアミドル級の4階級を制覇したんだ。クロフォードはメイウェザーやカネロと比べるからファイトマネーは小さいが、これ以上のカネは必要ないくらいに富裕なファイターだ。彼がカネロ戦を求めたのはこの時代で最高のファイターであることを証明するため、それだけだ」。


“For the simple fact that people say he can’t do it.”


「そして…」と、マッキンタイアは言葉をつなぎ「わかりやすく言うと、多くの人がカネロに勝てるわけがないと考えている。そんな大きな挑戦の成功が大きな評価と直結していることを我々は知っている」と、語りました。

凡庸なジュニアミドル級王者イスライル・マドリモフに攻め込まれ、ラスト2ラウンドを取って薄氷の勝利を手にしたクロフォードのパフォーマンスからは階級の壁だけでなく、37歳の年齢も感じられました。

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ポテンシャルオッズはカネロの勝利が4/9(1.44倍)、クロフォードが9/5(2.8倍)と、専門家やファンの予想ほど乖離した数字ではありません。

クロフォードよりも3歳若いカネロですが、もう15年以上もこのマーケットで最も商品価値の高いファイターとして走り続けてきました。心身ともに経年劣化が進んでいるのは3年間、6試合もKO勝ちから遠ざかっていることからも明らかです。

ESPNのパネリスト、エリック・ウッドヤードのようにクロフォードをPFP1位と考える専門家もいますが、カネロを1位評価は非常にレア。

残念ながら、この試合はフリオ・セサール・チャベスvsパーネル・ウイテカーのような多くの人がPFP1位と2位の激突と考えた決戦ではありません。


Terence Crawford believes he’ll be on the pantheon of pugilistic greats if he gets past Canelo Alvarez.

It's like some Henry Armstrong stuff. It's going to be amazing. 



クロフォードはリング誌に「この試合に勝てば、私はシュガー・レイ・ロビンソンとモハメド・アリに並ぶ歴代PFPトップ3に数えられるだろう」「カネロに勝つってことは、まるでヘンリー・アームストロングのように途轍もないことだ」と語りました。

ロビンソンとアリ、アームストロングにクロフォードを加えると、トップ3ではなく、トップ4ではないか?算数もできないのか?というクロフォードの知能の低さは相変わらずです…。

ロビンソンやアリ、アームストロングと自身を並べる言動が不憫にすら見えてくるのが、クロフォードの貧相さ、「クロのPPVよりもカネロのスタジアム興行(PPV収益を除いて)の方が多くの人とカネを集める」という喜劇的なまでに人気がない原因です。

かつて、メイウェザーも「ロビンソンやロッキー・マルシアノよりも自分が上だ」と豪語しましたが、あれは専門家やファンの心理を逆撫でして注目と批判を集めるための確信犯。

「ロビンソンは現代ボクシングを完成させ、マルシアノの連勝記録はヘビー級の数字」と多方面から根拠を提示した意見が集中、マネーは否定されましたが、稀代の天才マーケッターは思惑通りに世間を反応させたのです。

しかし、クロフォードの言動はどんなに低脳を晒しても、どんなに過去のグレートを持ち出しても、ほとんど誰も反応してくれない…セルフ・プロデュース能力のあまりの乏しさには呆然とするしかありません。

話は逸れるかもしれませんが、井上尚弥にメイウェザー的な才能があれば、とんでもないアンチヒーローになって、今とは比較にならない認知度と人々の関心を煽っていたでしょう。


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リング誌サウジバージョンのまんまの演出です。

冗談抜きに、コミックということです。
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Friday 2, May 2025
  
Times Square, New York, New York
commission New York State Athletic Commission
event name Fatal Fury: City of the Wolves
promoter Oscar De La Hoya (Golden Boy Promotions),
  Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker Eric Gomez, Javier Razo, Kevin Rooney Jr




今年のシンコ・デ・マヨ。主役のスーパーミドル級王者カネロ・アルバレスがなぜか剥奪されたIBFタイトルをせしめたウィリアム・スカルとのUndisputed championshipを戦います。

キューバ人のスクールではラスベガスでも大きな興行にならないという判断で、舞台はサウジアラビアに落ち着きました。

そして、カネロが留守のラスベガスには井上尚弥が5月2日に登場します。チケットは売れるのか?T−モバイル・アリーナにどれだけの観客を集められるのか?

昨年のFighter of the yearの授賞式、現地の一般メディアの報道はほとんどなし。マディソン・スクエア・ガーデンの試合観戦でも「ファンは井上を素通りしてエドガー・ベルランガに群がった」と、カジュアルなボクシングファンには全く無名。

おそらく、井上もニューヨークの街を歩いて自身がまだまだ無名であることを実感したはずです。



さて、ニューヨークといえばタイムズスクエア、ここでシンコ・デ・マヨの期間(5月2日)にボクシングの試合をやるというのですから驚きです。

テオフィモ・ロペス、デビン・ヘイニー、ライアン・ガルシアが揃い踏み。

タイムズスクエアでボクシングの公式試合が行われるのは、史上初ではないでしょうか?

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Saturday 1, March 2025

Barclays Center, Brooklyn, New York
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Tom Brown (TGB Promotions)
matchmaker:Tom Brown, Whitfield Haydon
media:Amazon Prime Video PPV




ボクシング興行では過去最高の1万9250人が詰めかけたバークレイズセンター。壮観です。


Gervonta DAVIS (135 lbs / 61.2 kg)
vs
Lamont ROACH (135 lbs / 61.2 kg)


1/14     12/1
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オッズも予想も一方的にタンク・デービス。

この第1ラウンド、10−9つけたらダメ。10−10にしないと。第2ラウンドも10−10でいい。

まだ試合が始まっていないような静かな6分間。

前半6ラウンド折り返し。決定的な場面はないものの、徐々にタンクがペースを握りつつあるか。

第9ラウンドにタンクが膝をついたシーン、ダウンじゃないとおかしい。

試合終了。タンクは不細工な試合でした。小差判定でタンクか?

115−113/114-114*2。マジョリティ・ドロー。ダウンをしっかり取ってたら負けてました。

タンク、PFPダウン(ランクアウト?)もありますね。中谷に抜かれますかな。







José VALENZUELA (138.8 lbs / 63.0 kg)
vs
Gary Antuanne RUSSELL (138.2 lbs / 62.7 kg)


11/10    19/20


WBAジュニアウエルター級王者ホセ・バレンズエラの初防衛戦。オッズ・予想ともに有利と見られていた挑戦者が一方的に攻勢を続けた12ラウンド36分間。

新王者アントゥワンは18勝17KO1敗、初めての判定勝利。平岡アンディのターゲットが変わりました。歯応えのある相手です。

ここまで、オープニングカードの4回戦を除いて全て判定試合。なかなかあったまりません、フルハウスのバークレイズセンター。




Alberto PUELLO (139.2 lbs / 63.1 kg)
vs
Sandor MARTÍN (139.2 lbs / 63.1 kg)


11/13     7/5


WBCジュニアウエルター級王者アルベルト・プエジョが曲者サンドロ・マーティンに薄氷の勝利。

116−112/115−113/113−115のスプリット。




Yonis TÉLLEZ (153.4 lbs / 69.6 kg)
vs
Julian WILLIAMS (153.2 lbs / 69.5 kg)


 2/17     17/2


WBAジュニアミドル級暫定王者決定戦はキューバの俊才ヨニス・テレスがジュリアン・ウィリアムスに完勝。119−109/118−110/117−111のスコア通りの内容でしたが、El Bandolero(盗賊)の異名は大袈裟か。

倒さなければいけない、倒せる相手でした。



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Saturday 1, March 2025

Barclays Center, Brooklyn, New York
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Tom Brown (TGB Promotions)
matchmaker:Tom Brown, Whitfield Haydon

media:Amazon Prime Video PPV, Panama RPC Channel 4


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◾️12 rounds, junior welterweights

Jose Valenzuela (138.8lbs)
vs
Gary Antuanne Russell (138.2lbs)




◾️WBC:12 rounds, junior welterweights
Alberto Puello (139.2lbs) 
vs
Sandor Martin (139.2lbs) 



◾️WBA:12 rounds, light welterweights
Gervonta Davis (133.8lbs) 
vs
Lamont Roach (135lbs) 


CompuBox Highest Career KO Percentages Among Current Titleholders

FIGHTERKO PERCENTAGENUMBER OF FIGHTS
Gervonta Davis.93328 of 30 fights
Naoya Inoue.89726 of 29 fights
Daniel Dubois.87521 of 24 fights
Jaron Ennis.85329 of 34 fights
Rafael Espinoza.84622 of 26 fights
Yoshiki Takei.8008 of 10 fights
Jai Opetaia.77821 of 27 fights
Junto Nakatani.76723 of 30 fights
Emanuel Navarrete.76232 of 42 fights
Masamichi Yabuki.76216 of 21 fights
Terence Crawford.75631 of 41 fights
Bakhram Murtazaliev.73917 of 23 fights
Shokichi Iwata.73311 of 15 fights
Oscar Collazo.7278 of 11 fights
Phumelela Cafu.7278 of 11 fights
Carlos Adames.72018 of 25 fights
Brian Norman Jr..71420 of 28 fights
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