フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: 世界最強の女

マーベラス・マービン・ハグラーやシュガー・レイ・レナードらは、私をアメリカや英語の世界に連れて行ってくれた師匠でした。

ほとんど同時並行的に、アメリカン・ニューシネマをはじめとする映画も、私にアメリカを〝体験〟させてくれました。

やはりまたまた同時進行的に、イーグルスやビリー・ジョエルらもアメリカが何たるかを、伝えてくれました。

彼らの教えが非常に正確だったことは、社会人になってアメリカに何度も行く中で実感できました。

オリビア・ニュートン・ジョンもまた、私にアメリカの実像をわかりやすく教えてくれた魅力溢れる女教師です。

私が惹きつけられた多くの教師たちが、アメリカの光と影をときに残酷なまで見せて聞かせてくれた気難しい巨匠だったのに対して、フィジカルに引っかけるわけではありませんが、オリビアは常に前を向いて明日を歌ってくれる朗らかで健康的で美しい体育教師だったのです。


私が出会った頃には、歌だけでなくすでに女優としても活躍、カーペンターズとオーバーラップしながらアメリカを優しく歌い上げてくれた憧れの人です。

ハグラーの試合や、イージーライダーを見ても絶対に得られない癒しの時間が、オリビアの授業でした。

ありがとうございました。


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【Sports Illustrated】MUIRFIELD, Scotland — Playing in borrowed clothes doesn’t seem to bother Jessica Korda at the Women’s British Open.

Still waiting for her suitcase to arrive in Muirfield, Korda recovered from an early bogey to shoot a 5-under 66 in the first round Thursday, putting her one shot behind leader Hinako Shibuno of Japan.
<米女子ツアー:AIG全英女子オープン>初日:英国・ミュアフィールド(6659ヤード、パー71)

賞金総額730万ドル(約9億8550万円)優勝109万5000ドル(約1億4873万円) 今季メジャー最終戦で、渋野日向子(23=サントリー)の逆襲が始まった。おはよう3連続バーディーを皮切りに8バーディー、2ボギーの6アンダー、65をマーク。ホールアウト時点で首位に立った。


3年前の再現へ!

もう既に何度か書いていますが、渋野日向子はビッグバンチャーです。

私たちの目には見えなくとも、どんなときも彼女にはパンチャーズチャンスが添い寝しています。

史上最多、12人の大和撫子が英国に乗り込む活況をWOWOWが完全生中継してくれています。
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東京はまだ梅雨入り前ですが、リング誌8月号が届きました。

といっても、ポストに届くプリントバージョンではなく、デジタルバージョンです。
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女子ボクシング史上最大のメガファイトをアマンダ・セラノと戦ったケイティー・テイラーが単独カバー。

単独カバーした女性は2016年1月号のボクシング転向を発表したロンダ・ラウジー、2016年12月号の五輪2大会連続金メダルを獲得したクラレッサ・シールズに続く、リング誌史上3人目。 

それに充分値するインパクトの大きいイベントでした。




今夜のご紹介はFROM THE ARCHIVE。


タイトルは「20年後のメンフィス・ミスマッチ」。あれからちょうど20年が経とうとしています。

Lennox Lewis vsMike Tyson 
   
Saturday 8, June 2002
The Pyramid, Memphis, Tennessee, USA   

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【リング誌】当時の王者レノックス・ルイスと挑戦者マイク・タイソンのヘビー級対決。両者のキャリアはまったく異なる段階での激突だった。

2度の大番狂わせを起こされたルイスは、伝説のトレーナー、エマニュエル・スチュワードの指導のもと、ボクシングとパンチャーとしての完成度を高め、ワインのように熟成していた。

一方のタイソンは、激しいジムワークに集中できず、そのキャリアに上積みはなかった。

Authentic SuperFight=本物のスーパーファイトと銘打たれたこの試合は、2ラウンド以降、ルイスが優勢に試合を進める。

ジャブでタイソンを打ちのめし、両目の周囲を切り裂いた。8回、ルイスは強烈な右をアゴに打ち込み、凄惨な形で試合は終了した。




▶︎▶︎▶︎ オッズは2−1でルイス。タイソンはキャリア初の明白なアンダードッグでリングに上がりました。

ジョージ・フォアマンを恐れて対戦から逃げていたタイソンは、ルイス戦も恐怖に震えていました。長身で屈強なジャバーはタイソン・キラーです。

1月の発表記者会見ではパニックを起こしてルイスのガードマンに殴りかかりました。

この事件で、ネバダ州アスレティック・コミッションがタイソンのライセンスを発行せず、ラスベガスで予定されていた試合は中止に。

タイソンの思い通りになるかと思いましたが、ビッグマネーを生むタイソンは逃がしてもらえません。

舞台はテネシー州メンフィスに移されリセットされてしまいます。〝死刑執行〟が少しだけ先伸ばされただけのタイソンが練習に集中できるわけもありません。

恐怖のために練習に身が入らず、マリファナで心を落ち着かせる日々…。

これまでのキャリアでまともな実力を持つ大きな選手はトニー・タッカー(タイソンが勝利した最強の旬の強豪)でしたが、体重は同じ。タイソンは「小さいが重い」ヘビー級ボクサーでした。

しかし、タッカーよりも大きく、タイソンよりも重いのが当たり前の〝スーパーヘビー級時代〟のフロントランナー、ルイスの前ではタイソンは弱々しい時代遅れの小さく軽いヘビー級でした。しかも、度を超えたハートの弱さです。

ナンバリングシステムが染み付いたワンパターンの攻撃、バスター・ダグラスに見切られたヘッドムービングの癖…それらはとうとう最後まで治ることはありませんでした。

それしか、すがるものがなかったのです。

第1ラウンド、明らかにルイスは警戒して硬くなっていました。もし、タイソンにアリやホリフィールドの鋼鉄の勝負根性があれば、番狂わせを起こせたかもしれません。

当時の私はフォアマンから逃げ、ルイスを怖がってると書かれても日本で戦ったタイソンに思い入れがありました。

「タイソン、頑張れ。強い奴に勝て!」と応援してましたが、例の記者会見の報道を読んで完全に幻滅してしまいました。

そして、戦うのが怖くて大嫌いなのに莫大な借金を支払うためにリングに上がらなければならないタイソンがかわいそうでなりませんでした。

ルイスに殴られ腫れた顔で「再戦したい」と言わされているのも、本当にかわいそうでした。
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戦前予想は7階級制覇王者のアマンダ・セラノがやや有利。

人気を反映したオッズではアイルランドの国民的英雄ケイティー・テイラーがフェイバリットと思いきや、アンダードッグで推移。その差は徐々に広がり、試合直前のオッズはセラノ8/11(1.86倍)、テイラー5/4(2.25倍)。

ドミノ現象が続いて崩壊状態のプエルトリコですが、3団体時代以降で史上初のUndisputed Champion を目指すセラノの実力評価の底堅さを窺わせる数字です。
20220505

試合はクロスゲーム

オープニングラウンドを取ったのは35歳のテイラー。第3ラウンドから33歳のプエルトリカンが巻き返し、 終盤は再びテイラーに。

攻勢を見せるセラノをカウンターで迎え撃つテイラー。この構図をどうジャッジするか。

セラノは右目上をカットしながらも最終回に猛攻、テイラーをダウン寸前に。

ここがラスベガスなら、わからない。しかし、ここはラスベガスよりも攻勢を評価するニューヨーク、しかもセラノはプエルトリカン。

 Punch Stats

PUNCHESTAYLORSERRANO
Total landed147173
Total thrown375624
Percent39%28%
Jabs landed12
Jabs thrown61150
Percent2%1%
Power landed146171
Power thrown314474
Percent47%36%
-- Courtesy of CompuBox
個人的にはドローと見ましたが…スプリットでテイラー。

ESPNとBoxingscene.comの採点はともにドロー。セラノが勝っていたという見方も、十分あるでしょう。

オフィシャルはテイラーから見て、94-96/97-93/96-93。

11、12ラウンドが見たくなる激戦でした。
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No One's Talking About Valdez-Stevenson; A Great Fight But Taylor-Serrano Is A Moment In Time.

「バルデスvsスティーブンソン」は誰も話題にしていない。良いマッチアップだが、世界の興味は「テイラーvsセラノ」で一杯だ。

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この史上最大の女子ボクシングをプロモートするエディ・ハーンの言葉とはいえ、バルデスvsスティーブンソンを配信するESPNですらテイラーvsセラノの記事に溢れ、同じ4月30日(現地時間)に行われる男子の130ポンド最強決定戦は完全に脇役。

欧米メディアの取り上げ方という点では、先週の「タイソン・フューリーvsディリアン・ホワイト」をも大きく上回っています。
020222MF219_TaylorSerrano_NYMediaDayII-770x484
取引開始の鐘がゴングにしか見えないのは私だけではないでしょう。

2月にはテイラーとセラノは、ニューヨーク証券取引所のバルコニーに立ち鐘つき式を行い、このイベントがニューヨークにとってどれほど大きいものかを見せつけました。
昨日は、ハーンとジェイク・ポールが、それぞれプロモートするファイターに100万ドルをベットすると発表するなど、連日話題を提供。

女子ライト級Undisputed Champion(リング誌/WBA/WBC/IBF/WBO完全統一王者) テイラーとセラノとセラノの一戦は、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンのメインイベントです。

リング誌PFPではテイラーが1位、セラノが3位(2位はクラレッサ・シールズ)。

女子ボクシングは男子と比較して人気が低いだけでなく、MMAとの比較でも劣り、プロ格闘技でもNo.1ではない存在に甘んじています。

女子7階級制覇のセラノや、五輪2大会連続金メダルのシールズですらもMMAの試合を経験している〝苦労人〟。

しかし、テイラーはサッカーでU-17、U-20のアイルランド代表、09年まで女子A代表の司令塔を務めた国民的英雄。

12歳から始めたボクシングではロンドン2012の60㎏級で金メダル、2016リオデジャネイロで2連覇を阻まれてプロ転向すると、現在まで20戦全勝6KO。
スクリーンショット 2022-04-29 16.36.22

オッズは僅差ですが、人気とPFPで下回るセラノが8/11(1.73倍)でフェイバリット、テイラーが6/5(2.2倍)でアンダードッグ(ウィリアム・ヒル)。

リング誌の専門家予想はテイラー勝利11人、セラノ6人、ドロー2人とアイルランドのスーパーヒロインがリード。

「シュガー・レイ・レナードvsトーマス・ハーンズ第1戦のような歴史的な名勝負になると、女子ボクシングのステイタスが一気に変わる」(ESPN)という期待に応えるような展開になれば面白いのですが…果たして!?
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まだBoxRecには反映されていませんが、WBAフライ級王者の藤岡奈穂子が、WBC王者マーレン・エスパーザとの統一戦を行います。

ご存知の通り、藤岡はストロー→ジュニアバンタム→バンタム→フライ→ジュニアフライの順で5階級制覇、日本歴代最多の階級制覇を達成したレジェンド。 

昨年7月に、ゴールデンボーイ・プロモーションズ主催のヒルベルト・ラミレスや〝Jo Jo〟ディアスが登場するビッグファイトのアンダーカードで勝利したことでスポットライトが当たった藤岡。

アメリカンドリームの尻尾を掴みました。

先日も書きましたが、もはや世界戦でも地上波生放送されないボクシング冬の時代、村田諒太や井上尚弥などほんの一握りのスターを例外に、海外に呼ばれる方がファイトマネーが高いという状況が出来上がっています。

スター手前の男子ボクサー以上に、女子も「米国の方がファイトマネーが高い」(藤岡)。

村田や井上のような100万ドルファイターを背負える市場は日本にしかありませんが、木村翔なら中国、藤岡なら米国のように日本では1万ドル稼げるかどうかの〝スター未満〟や、女子は海外で名前を挙げる道が開けているのです。

他のスポーツではありえない、非常に興味深い、そして悲哀に満ちたパラドクスです。

才能豊かでプロテクトされたスターは潤沢な内需に支えられ、そうではない〝未満〟や女子は出稼ぎの方が魅力的。

そもそも潤沢な内需などないフィリピンとは市場構造が全く違いますから、日本からも〝パッキャオ〟が生まれるかもしれないという期待は早計です。

村田や井上のような大将は国内にとどまり、足軽が世界に打って出るというのが、現在の日本のプロボクシングの構造なのです。
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Inoue-cover-progression

仕方がありません。潤沢な内需は、才能豊かなスターに集中するのは当然です。

そして、木村や藤岡が「海外の方が報酬が高い」というのも、彼らのレベルの話です。

ゲンナジー・ゴロフキンと戦い、カネロ・アルバレスの口からも名前が出る村田諒太は別格にしても、英米で大きな需要が全く期待できないバンタム級であるがために、その才能の受け皿が日本にしかない井上尚弥のポジションは難しく、そして悲しい、悲しい、悲しいです。

そもそも、バンタム級あたりでは、自分よりも遥かに恵まれない、ずっとずっと貧乏な選手を叩きのめすしかないのですから。
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80年代に世界のボクシングに惹き込まれ、その「世界」が日本やアジアとは無縁であることに幻滅したときに、マニー・パッキャオが現れました。

私にとって「世界のボクシング」とは、80年代の「誰がマービン・ハグラーに勝てるのか?」というミドル級ウォーズであり、00年代の「マニー・パッキャオはどこまで登り詰めるのか?」に凝縮することができます。

私は、ハグラーのような「絶対的な強さ」も、パッキャオの「無限の勇気」とも対極の、小賢しい生き方しかできませんでした。

だから、私は、そんな彼らに恋い焦がれたのです。

ボクシングファンはパッキャオのことなんてもう忘れているでしょうが、私はもう、強烈病的発作的なパッキャオ・ロスに苛まれています。
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先日、サンディエゴでマニー・パッキャオJr.がアマチュアの試合でデビューしました。パッキャオ関連のニュースは今でもボクシング専門ニュースでは、たびたび目にすることができます。

ジュニアに父親以上の才能があったとしても、そして父親以上の業績を残したとしても、私にはもう熱狂することはできません。

ジュニアは最初からAサイド。それも超Aサイド。私を耽溺させた父親とは真逆のコーナーのリングに上がるのですから。
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長女と同い年の彼女を、ずっと応援してきました。

サッカー選手だった頃の勇姿を見て、北海道という特別な環境はあるにしても「こんな才能を(これから人気が爆発するかもしれない)女子サッカーから(マイナースポーツの)スケートに、よく引っ張り込めたな」と、感じたのをおぼえています。

プライムタイムで迎えた、今回のオリンピック。

彼女の中には、いろんな思いがあったでしょうが「個人種目の金メダル」は、きっと自分に課した使命だったはずです。

金メダルを獲らなければ〝埒があかない〟ことが、彼女にはありました。

大本命の1500mで悔しい銀メダル、専門外の500mで嬉しい銀メダル。…とんでもない偉業ですが、やっぱり、金メダルが獲れませんでした。



5種目を戦った今大会。

二連覇がかかった団体追い抜きは、まさかのアクシデントで涙、涙の銀メダル。

普通に考えたら、一つの大会で三つの種目で銀メダル。つまり、三種目で世界2位だなんて、誰がどう考えたってバケモンです。

そんなバケモンでも、肉体的にも精神的にも疲弊し切ってスタートラインに着いた最終種目。
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ずっとテレビをつけっぱなしの会社で、観てました。

「めっちゃ疲れてるやん」と心配する馬鹿者どもを「1500と500で世界2位なんだから、1000は当たり前に金メダルじゃ!」と叱責しながらも、彼女の表情を見ながら、心の中では「正直、かなり厳しいなあ」と感じていました。

それでも、メダルなんて関係なくても、最後の力を振り絞って、堂々と戦い抜く高木美帆の姿に感動するんだろうなあと、穏やかな期待に浸りながら、じっとテレビを見つめていました。



まあ、それにしても、すごい人です。



どうして、あんなことが、出来るのか、全くわかりません。理解不能です。


「正直、体の方が限界がきていて、疲労感というよりかは、体の中の方が、内臓とかギリギリのところがあった。無事に走り切れてよかったなと思います」(高木)…ですって。



「だから、ゆうたやろ!500と1500で銀の人が、1000で金を獲るんは、誰でもわかる理屈や。この会社、ほんまにアホだらけやなあ」と、誰にいう感じでもなく吐き出しました。


久しぶりに泣きました。


高木美帆、その物腰や話し方、人間の雰囲気。

つまりその人となりが、やってることと、あまりにもギャップが、ありまくりです。もっと言えばルックスまでもが、やってることは鬼の所業なのに、かけ離れすぎています。

落合博満やイチロー、中田英寿らは、そのギャップがほとんどありませんでした。



大谷翔平もそうですが、ギャップありまくりの〝ゆとり世代の鬼の所業〟は、気持ちいいです。




そして。高木美帆の「これで、みんなに、ありがとうって言えます」という言葉が、胸に突き刺さりました。

あれほどの才能です。

彼女に、多くの人が惚れ込んで、サポートを受けて、たくさんの応援を背にして、彼女は素晴らしい結果を出して応えてきました。

彼女は、そんなサポート、応援に「ありがとう」と何度も何度も感謝の言葉を返してきたはずです。

それなのに「これで、みんなに、ありがとうって言えます」と、安堵して笑ったのです。


多くの支援・応援に「ありがとう」とお礼するのは当たり前です。彼女も、何度も「ありがとう」と口にしてきたでしょう。

しかし、彼女はきっと、ずっと、ずっと「本当のありがとう」を言いたかったんです。



世界最強のアスリートである彼女にとっての「本当のありがとう」は、言葉であるはずもなく「結果」でした。

私たちは、彼女から、その「結果」も十分すぎるほど与えてもらいました。

それでも、高木美帆にとっての「本当のありがとう」は、私たちが十分すぎると思ったものではありませんでした。

なんて律儀な27歳でしょうか。

高木美帆の「本当のありがとう」は、金メダルでしか表現できないと、彼女が勝手に決め付けていたのです。

それでなければ、高木美帆というアスリートの〝埒〟があかなかったのです。




私は「スポーツには筋書きなどない、物語も要らない。本当に強いやつが勝つ、それだけ」だと、思います。

しかし、今日の高木を見て「筋書きがあるかように、物語が流れながれて、本当に強いやつが勝つ」ってのが、最高に感動するのを、あらためて思い知らされました。




通算7個のメダルは、夏冬通じて日本人女子最多だそうですが、ど〜でもいいです、そんなの。


個人的には、余裕の国民栄誉賞ですが、よくよく考えると、彼女には不似合いな気がしてきました。





なにはともあれ、見た目は愛くるしいのに、やってることは鬼、…高木美帆さん、最強です!
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22:00~【スピードスケート】

出場予定:女子500m 小平奈緒、高木美帆、郷亜里砂。

高木美帆、自己ベストの37秒12を叩き出して暫定1位!





高木、銀メダル!お見事です!!!

郷は15位、小平は17位。

小平がレースを終えたのを見たイ・サンファが泣いていたのも印象的でした。



それにしても、金のエリン・ジャクソン。見るからに速そうで、実際速かった…。 

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オリンピックには魔物が棲んでいる。

大きな舞台に、魔物が棲んでいるのは当たり前です。

しかし、これほどオリンピックの女神から嫌われたアスリートは見たことがありません。

どうして、オリンピックは彼女をここまで残酷な目に遭わせるのか。 

2014年のソチ五輪から、ずっと、ずっと不思議に思っていました。

そして、今日のスキージャンプ混合団体戦。

1回目で大ジャンプを飛んだ高梨。

しかし、まさか、まさか、スーツの規定違反で失格。

それでも、2回目。K点越えの素晴らしいジャンプを見せてくれました。普通なら、飛べません。

どんなスポーツでも、本物の強さが発揮される状況は同じです。

打ちのめされたとき、傷つき倒されたとき、そこからどう立ち上がるのか。

高梨沙羅は、まともな人間じゃない。怪物です。

そりゃ、オリンピックの女神が妬むはずです。

敗れざる者、なんて安易な言葉で片付けるのも失礼な、10年以上もの長きにわたって世界のトップで勝利を重ねてきた小さな巨人。

スポーツという小さな世界の卑小なルールに照らせば、今日の高梨は確かに敗者なのかもしれません。

しかし、綺麗事でもなんでもなく、今日の高梨、正確には2回目も大ジャンプを飛んだ高梨は、どう見ても、どう考えても、敗者ではありません。
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