カテゴリ: 人気階級で旋風を巻き起こすのだ!

エディ・タウンゼントの薫陶を受け、高山将孝、門田新一、イスマエル・ラグナ、ケン・ブキャナン、ロベルト・デュラン、ロドルフォ・ゴンザレス、エステバン・デ・ヘスス、センサク・ムアンスリンと殴り合った男。

堂々の人気階級で5連続防衛、その絢爛な対戦相手に目が行きがちですが、一番大切なことは、この男がガッツ石松だったということです。

リアルタイムで知らないというのに、引退後も派手なパフォーマンスと旺盛なサービス精神で大活躍されたおかげで、非常に身近に感じさせていただきました。

リングの中でも、リングを降りても、ガッツ石松はガッツ石松でした。

76歳、若すぎるとは思いますが、そこはガッツ石松。なにしろ、ガッツ石松です。

ボクシングを超えて、多くの人が、76年どころか永遠に記憶することになるでしょう。

ありがとう!!!OK牧場!!!



https://fushiananome.blog.jp/archives/7808507.html







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大阪・関西万博が開催された大阪市此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」。この万博会場の跡地に隣接する敷地で、大阪IR建設工事が進んでいます。

IRはIntegrated Resort(統合型リゾート)の略で、ボクシングファンなら誰でも知っているラスベガスのMGMグランドのような「カジノ」「ホテル」「ボールルーム(宴会場:西岡利晃がラファエル・マルケスと戦ったのも宴会場の一つMarquee Ballroomでした)」「ショッピングモール」「飲食施設」「展示会場」「会議場(その中の一つがコロナ下でイベントを決行したTHE BUBBLEです)」、そして「超大型劇場(グランドガーデン・アリーナ」などを内包しています。

日本初のIRは2030年秋の開業に向けて今年から着工、MGMグループ(MGM大阪株式会社)が建設を進めています。

夢洲グランドガーデン・アリーナ(仮称)の杮落としは是非、日本人選手によるボクシングのビッグファイトを実現して欲しいとことですが、2030年には井上尚弥38歳…彼に代わる、あるいは彼以上に相応しいスター選手が出現していなければ難しいかもしれません。

ちなみに、アリーナとして使用できる展示場の最大キャパは5000人程度、それより少し小ぶりなシアター(3500人収容)も建設される予定です。

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⬆︎井上尚弥もジェイソン・モロニーと戦ったTHE BUBBLE。あんな時代はもう御免です。


カジノ施設への入場には、ギャンブル依存症対策から日本人・日本在住の外国人は1回6,000円の入場料と、連続する7日間で3回・28日間で10回の入場回数制限が適用されます。訪日外国人は無料です。また、カジノ施設内にはATMは設置されません。ショッピングモール内のATMで引き出し、カジノに再入場する必要があります。

IR法によりカジノ施設のゲーミング区域はIR施設床面積合計の3%以内、テーブルゲーム約470台・電子ゲーム(スロットマシン等)約6,400台を設置する予定です。

〝本家〟MGMグランドと比べると全てがこぢんまりした印象ですが、世界的には巨大IR。

2030年以降、次のIRが完成するまで多くの日本の屋内エンタテインメント、アミューズメントは〝MGM夢洲〟から発信されるます。

そして、カジノにはスポーツベッティングのブースも設置されるはずです。5年後、スポーツべっティングが一気に広がっているのは間違いありません。

先日、すったもんだの末に開催した「3150Fight10」。そのリング・キャンバスに大きな広告をプリントしていたサイバーエージェントの「WIN TICKET」。WIN TICKETはボクシングとは直接関係のない、公営ギャンブルの競輪とオートレースを対象にしたオンライン・スポーツベッティングです。

オンラインのスポーツベッティングは、ソフトバンク(競輪・オートレース・地方競馬)や楽天(競馬・競輪)も手掛けています。

海外の合法・違法を含めたオンラインカジノでは、Jリーグやプロ野球、大相撲などが賭けの対象にされ、推定で5兆円を売り上げ、日本の宝くじとスポーツ振興くじ(TOTO・WINNER)、公営ギャンブルを合わせた9兆円の半分を超え、もはや指をくわえて見過ごしている状況ではありません。

海外事業者は現地で合法であっても、日本での営業は完全に違法です。しかし、ドラフトキングやウィリアム・ヒルなどの日本語サイトには簡単にアクセスできるようになっています。

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MGMのシンボル、巨大ライオンは夢洲にも設置されるでしょうが…大阪はターガースのナワバリなのでタイガーに変更されるなんてことがあるかもしれません…


5年後もおそらく視界不良の中で、どんな形でスポーツベッティングが開放されるのか?

マイナースポーツというだけでなく、統括団体(コミッションと協会)の体制が弛緩しきっており、個人競技で零細ジムが多いボクシングは「間違いなく八百長の温床になる」と見られ、対象から外される公算も大きいと考えられます。





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亀田興毅はキルギス興行の中止理由に「(現地における)興行・設営コストの想定以上の高騰により、当初の事業計画を維持することが極めて困難な状況となりました」と語りました。

実際には、スポンサー企業の経営難が原因でしたが、興行・運営サイドは①会場費(音響・照明なども含む)、②リングなどのレンタル費、③コミッションへの認定料、④テレビ番組制作費、⑤ポスターなどの広報費、⑥ファイトマネー…などなどを負担(支出)します。

収入は、①ゲート収入(パンフレットやグッズ販売などを含む)、②プラットフォーム(テレビ局やネット配信企業)からの放映権料(テレビ番組制作費と差し引き)になります。

欧米ではPPV収益はプラットフォームとプロモーター側が分け合い、一定以上の売り上げを超えるとメインイベンターへ歩合還元されますが、日本ではブラックボックス。正確な販売件数すら発表されることがありません。

また、ラスベガスのようなカジノで開催される米国のビッグファイトになると、会場費はダダどころかサイト・フィー(招致料)がプロモーター側に入ります。つまり「会場費」は支出ではなく収入となるのです。

フロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスのようなスター選手のビッグファイトともなると1000万ドル単位のサイト・フィーが支払われます。多くの観戦客が1週間〜半月もカジノ&リゾートに宿泊・滞在、サイト・フィーの数倍もの多くのお金を落としてくれる仕組みです。

一方で、井上尚弥の〝なんちゃってラスベガス〟は、陣営が高額な会場費をMGMグループに支払っているのは100%間違いありません。

アジア人の軽量級がメインに需要はあるはずもなく、昨年のT−モバイル・アリーナの上階席封鎖は、このブログでも書いていた通り最初から分かりきっていました(サクラを仕込むのにも限界があります)。

そもそも、MGMグループが招致したのなら、もっとコンパクトな会場を提案しているはずです。あれは、PPVすら付かない謎興行、悲惨な〝興行事故〟でした。

日本では空前のメガファイトになった井上尚弥vs中谷潤人でも、米国での配信先はESPNが撤退してギリギリまで決まらず、DAZNにダダ同然の放映権料で投げ売りしたように、米国では全く需要がないのが現実です。

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さて、人気階級の現実です。

マイキー・ガルシアやワシル・ロマチェンコらビッグネームとの対戦を渇望していた内山高志は、そこから三歩くらい手前のハビエル・フォルトゥナとの対戦交渉を進めましたが、渡辺均会長が「ジムが潰れるような高額ファイトマネー(約4,000万円)を要求された」時点で破談してしまいました。

軽量級ならアジア圏から呼べば1ラウンドあたり1万5,000円、世界戦でも100万円前後〜が相場。

入札に持ち込まれた矢吹正道vsフェリックス・アルバラード(IBFフライ級の指名防衛戦)が3万ドル(約450万円)で落札、この金額を2人で分け合うのですが、亀田興毅は〝補填〟を口にしました。

また、最近ではエマニュエル・ロドリゲスvsメルビン・ロペスはさらに低空飛行の2万5,000ドル(375万円)で落札されたこともありました。

ジュニアバンタム級までの井上の対戦相手が提示されたのはこのレベルの報酬、対戦を避けられたのは当然です。

昨日のルイス・ネリはメキシコからの来日でしたが、ファイトマネーは100万円ももらってないのでは?

内山のジュニアライト級は人気階級とは呼べないまでも、そこへ向けた滑走路。日本が好き勝手できる軽量級とは違い、欧米を主戦場に専業ボクサーも多い、7桁(100万円レベル)で日本に呼ぶのは難しいクラスです。

プロモーターでもあるジム側からすると、ただでさえ難関階級、アウエーのリングに上がるのは避けたいものの、国内開催では軽量級とは文字通り桁違いのコストがかかってしまいます。

そのアウエーにしても、軽量級と同様に人気階級でもアジア人の需要は低く、ただでさえ攻略するのが難しいのに軽量級とは同じ競技と思えないほど挑戦機会が少ないのが現実です。



日本人の体格は飛躍的に向上しているというのに、ボクシングだけは半世紀以上も前と比べても貧弱な栄養失調状態が進み、21世紀になって特に惨状を極めています。

いつの日か、日本ボクシングが人気階級から目を逸らさず、しっかり向き合う日が訪れるでしょうか?










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Saturday 2, May 2026
  
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA

commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Tom Brown (TGB Promotions),
Oscar De La Hoya (Golden Boy Promotions),
Sampson Lewkowicz (Sampson Boxing)
matchmaker:Tom Brown, Whitfield Haydon,
Javier Razo, Joseph Rotonda

 Amazon Prime Video PPV
※日本ではWOWOWが生配信



オッズは29歳の挑戦者べナビデスが1/4(1.25倍)、33歳の王者が3/1(4倍)と「井上尚弥vs中谷潤人」と同じ掛け率ですが、面白いマッチアップです。

「複数階級制覇という言い方は好きじゃない。体重幅で考えるべき」(村田諒太)というのは、正論です。これは「軽量級には無駄な階級が多すぎる」と8階級制への回帰を進めているズッファボクシングの姿勢とも重なります。

同じ4階級制覇でも、ストロー級(105)からジュニアバンタム級(115)の4階級はわずか10ポンドですが、ミドル級(160)からクルーザー級(200)は40ポンド。達成難易度は、体重差はもちろん層の厚さや専業ボクサーの多さ=競技レベルなどを考慮すると全く別物です。

また「PPVに起用されるかどうかは大事なこと」(亀海喜寛)というのも米国の真実。軽量級ではPPVイベントに組み込まれてもメインを張ることは特殊事情がない限り、あり得ません。井上尚弥のT−モバイルは悲惨な結果になってしまいましたが、そもそも「TモバなのにPPVがつかない、招致料もない」時点で不自然で摩訶不思議な興行でした。

そして、今日のTモバは2階席も解放されて上場の入りです。

しかし、村田さん…THE DAYの試合後インタビューを見て「自分のことを伝説っていう感覚がわからない」…井上尚弥にシニカルです。




◾️WBAスーパーミドル級12回戦◾️

©︎アルマンド・レセンディス
vs
ハイメ・ムンギア

両者入場。

ケイレブ・プラントに大番狂せを起こした王者が、今回も世界にショックを与えるか?

メキシカン対決。レセンディスはやはり巧い。左リードの見栄えがいいのはラスベガスでは有利に働くはず。しかし、レセンディスは27歳、ムンギア(29歳)の方が年長でしたか。

当日体重はどれほどの差があったのでしょうか。ムンギアがかなり大きく見えます。

クリス・マニックスの非公式採点は、5ラウンドまでムンギアのフルマーク。馬力の差が出ています。

それにしても、ムンギアは7年近くもタイトルから離れていたのか…。

ムンギアの完勝。120−108/119−109/117−111。




◾️WBA/WBOクルーザー級タイトルマッチ12回戦◾️


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現時点での人気と、29歳のベナビデスと34歳のラミレスという年齢。シンコ・デ・マヨのT−モバイル・アリーナ。この試合の勝者がカネロ・アルバレスの後継者になれるかどうか?には否定的にならざるを得ませんが、ボクシング界が望むのはべナビデスの勝利。

ラミレスがそんな空気を読めない試合を展開できるのか?

ライトヘビー級(175)からクルーザー級(200)へ。「2階級とはいえ25ポンドも飛ばすわけですから、途轍もない」(亀海喜寛)ジャンプです。

軽量級ならミニマム級(105)からジュニアライト級(130)の8階級の幅になります。

それを言い出すと、クルーザー級とヘビー級の2階級が一番途轍もないことになるのですが。


ーーー昨日の井上尚弥vs中谷潤人を見たあとでは、不摂生なメキシカンのドツき合いです。

村田さんが「今年1番の注目ファイト」と、日本のボクシングファンの神経を逆撫でするようなことをまた口にしてしまいましたが、事実です。米国=世界なら、メキシコとラスベガス、人気階級が世界の中心です。

マイク・タイソンのコメントを試合中に挟むのはGOOD。昨夜もクロフォードの言葉が欲しかった。

第3ラウンド、べナビデスの右ショートカウンターからの連打でラミレスが膝を落とします。

第6ラウンド、べナビデスの高速連打を受けたラミレスがよろよろと後退、右目を抑えてまた膝をつきます。ダメージというか、痛みで座り込んでしまいました。ゲームセット。

軽量級と比べてはいけないのはわかってますが、KOシーンが見れたとはいえ、昨日の今日だけに重たい試合でした。

オペタイアとの最強決定戦を見たいですが、どうなりますやら?

カネロとの試合が決まればメガファイトです。


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Saturday 2, May 2026
  
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA

commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Tom Brown (TGB Promotions),
Oscar De La Hoya (Golden Boy Promotions),
Sampson Lewkowicz (Sampson Boxing)
matchmaker:Tom Brown, Whitfield Haydon,
Javier Razo, Joseph Rotonda

 Amazon Prime Video PPV
※日本ではWOWOWが生配信

それにしても…米国ボクシングは完全にスペイン語の格闘技です。今更ですが。


5月2日はT-Mobileアリーナに東京ドームとボクシング三昧になってしまうと楽しみにしてましたが、よくよく考えると日本時間は5月3日でしたね。

◾️WBOクルーザー級タイトルマッチ12回戦◾️



オッズは29歳の挑戦者べナビデスが1/4(1.25倍)、33歳の王者が3/1(4倍)と「井上尚弥vs中谷潤人」と同じ掛け率ですが、面白いマッチアップです。

ボクシングシーンが大盛り上がりのNFLドラフトにインスパイアされて、記者がプロモーターの立場で選手をドラフトする記事をアップしています。

その第1位、ドライチに選ばれたのがべナビデス。「米国でレアになってしまったPPVで勝負できる人気者」で「年齢的にもこれからがプライムタイム、175ポンド(ライトヘビー級)から上の人気階級というのも魅力」。

ネガティブな見方をすると「所詮は非ヘビー級(本人はヘビー級まで意識している)」が、「カネロ・アルバレスの時代が終わった今、米国で(茶番劇ではなくリアルで)売れるのはべナビデスだけ」。

そして、ヘビー級のモーゼス・イタウマ、ヘビー級のオレクサンデル・ウシク、ジュニアミドル級のジャロン・エニスに続いて我らが井上尚弥がドラフト5位で指名されました。「米国市場だけを考えずに選べば、井上尚弥だ。日本で戦う限り、井上は大きな商品価値を持つ」。

5月2日に中谷潤人に勝てばPFP1位になるだろう井上を傘下に収めるのは、プロモーターとしても軽量級のラインナップとして最高。

ちなみに6位はガブリエラ・フンドラ(フンドラの妹さん)、7位にバム・ロドリゲス、8位にカネロ、9位にジェイク・ポール、10位にライアン・ガルシアが指名されました。

中谷潤人や井岡一翔らは残念ながら圏外。




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井上尚弥vs中谷潤人。

現在の軽量級シーンで、このマッチアップを上回るカードは切れません。

井上尚弥と中谷潤人の間の世界評価を回遊するバム・ロドリゲスはいるものの、日本のボクシングファンにとっては究極の対決。

マニー・パッキャオやテレンス・クロフォードのような階級飛ばしの超ビッグネーム狩りが出来るなら、世界的にも大きな注目が集まりますが(そうなるとそもそも軽量級ではありえず、舞台は東京ドームではなくなります)、井上や中谷はパッキャオやクロフォードのように無理なオファーを受けなければならないBサイドではありません。




さて、今夜はこのメインイベントでも、井上拓真が井岡一翔を迎えるWBCバンタム級タイトルマッチでもなく、OPBFウエルター級タイトルマッチ10回戦です。

王者田中空に、佐々木尽が挑む21歳の同い年対決。

東洋大に進学、アマキャリアを磨いた田中は2024年に23歳でプロデビュー、ここまで5戦全勝5KO。一方の佐々木は2018年、17歳でプロデビューして23戦20勝18KO2敗1分。

田中の対戦相手に世界基準の相手は見当たらず。佐々木は昨年、WBAウエルター級王者ブライアン・ノーマンJr.に挑戦しましたが、多くのファンが「日本人にはやっぱり無理」と落胆する惨劇に終わりました。

bet365のオッズは田中が8/13(1.62倍)、佐々木が11/8(2.38倍)。

ノーマンと、ジュニアウエルター級で平岡アンディにもストップされている佐々木と、まだ無敗の王者の田中。納得の掛け率です。

田中にとっては佐々木に負けるようでは世界は無理、佐々木にとってはここで負けるとさらに世界は遠のく、両者にとってリスクを負う一戦。

それにしても、人気階級…。先日、アンディが渡航までの不運なドタバタにもかかわらず、大善戦しましたが、それを例外とすると人気階級では非常に厳しい結果を突きつけられ続けています。

佐々木尽を破壊したブライアン・ノーマンがデビン・ヘイニーに翻弄されてしまうのを見ると、世界までの距離が、いくつの山を乗り越えたら良いのか、どれほど遠いのかがわからないままです。ただ、思い知らされいるのは、世界が途轍もなく遠いということだけです。

現状の日本人最重量は井上のジュニアフェザー級。世界的にはライト(軽量)級から3つも下の超軽量級です。日本人の体格が大きく向上しているというのに悲しいまでの〝纒足〟状態。

日本人がウエルター級のストラップをもぎ獲る日はいつになるのでしょうか?












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「特にヘビー級(身長180㎝、体重80kg以上)の選手については更に特別待遇します。」

「身長173㎝以上・体重65kg以上」

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かつて、本物のラスベガスを目指すトレンドもありました。

ヘビー級は夢のまた夢にしても、ライト級以上でも大きな米国市場に需要があり、日本よりも高額のファイトマネーと名誉・栄光がつかめる。

それが出来ないのは、最初の素材が小さかっただけ。

例えば、いまなら井上尚弥や中谷潤人らがジュニアフライ級やフライ級ではなく、人気階級への滑走路であるジュニアライト級やライト級から同じことをやっていたなら?

つまり、井上はジュニアライト級、(ライト級をスキップして)ジュニアウエルター級、ウエルター級、ジュニアミドル級で無敗の快進撃を続けていたら?中谷ならライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級で圧倒的な強さを見せつけ、PFPファイターとしてジュニアミドル級に乗り込んでいたなら?

彼らのPFP評価は今と変わらなくても、その名声は全く異なる性質のものとなっていたのは間違いありません。

井上にしてもラスベガス史上に残る〝興行事故〟など起こさなくても、米国側からラスベガスでスター選手を用意されたPPVのビッグファイトがいくつも舞い込んでいたでしょう。

かつては、単なる体格だけの問題ではなく「大型の日本人は動きが鈍い。フィジカルも弱い」と妄信されていた時期もありました。

しかし、大谷翔平や佐々木朗希のような大型アスリートの躍動、ボクシングでも村田諒太に対してロブ・ブラントらの相手コーナーが「正面に立つな」とフィジカルの強さを警戒したように「大型の日本人は鈍い、弱い」というのは大間違いです。

村田諒太のような体格と才能を持つ若者が20人もいたら、その中の誰かは本物のラスベガスでスーパースターになるはずです。

もちろん、そんな若者はボクシングを選んでくれないかもしれません。ましてや、茶番劇優先の世界の現状を見れば…。




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人気階級をどうとらえるのかは難しいところです。

例えば、現在のジュニアミドル級は人気階級ですが、1980年代までは水増し階級の名残りが色濃い「隙間階級」でした。

人気階級への滑走路と見られるジュニアライト級にしても、そこで誰と戦うかが大きなテーマです。

逆に人気階級から外れるフェザー級でも、マニー・パッキャオやマルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス、ナジーム・ハメドらが躍動した21世紀初頭は、人気階級に近似した注目の激戦区でした。

それでも、独断と偏見で線引きをするなら「人気階級はライト級以上」となりそうです。

とはいえ、スーパーミドル級から上、ライトヘビー級、クルーザー級、ヘビー級は、体格の良い若い才能が集まりにくい日本ボクシング界の事情を考慮すると、攻略は現実的ではありません。

そこで、ここではライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級、ジュニアミドル級、ミドル級の5階級を「日本人にも可能性のある人気階級」とします。

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これまで、この5階級でタイトルを獲ったのは…。

◾️ライト級…ガッツ石松、畑山隆則、小堀祐介。

◾️ジュニアウエルター級…藤猛、浜田剛史、平仲明信。

◾️ウエルター級…該当者なし。

◾️ジュニアミドル級…輪島功一、工藤政志、三原正、石田順裕。

◾️ミドル級…竹原慎二、村田諒太。

わずか12人だけです。

さらに「当時、そのクラスは人気階級に相応しいレベルの高さがあったか?」というフィルターをかけると、残るのはガッツ石松、浜田剛史、平仲明信、石田順裕、竹原慎二、村田諒太の6人、半減してしまいます。

そして、浜田と平仲、竹原はレベルの高いファイターと戦う前に王座から引き摺り下ろされ、ガッツは全盛期のロベルト・デュラン、石田はポール・ウィリアムス、ゲンナジー・ゴロフキン、村田も全盛期を過ぎたゴロフキンの軍門に降ってしまいました。

そう振り返ると「ラスベガスやニューヨークの大会場でメインイベンターとして戦い続ける実力」を持った〝メジャーリーガー〟はまだ1人も生み出せていないという悲しい現実に行き着いてしまいます。

そして、これからもこの状況はつづくのでしょうか…?



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平岡アンディの挑戦が終わりました。

ビザがおりないトラブルで直前の渡航、敵地での意外な大差判定負けーーーボクシングファンに「面白いファイターだ」という印象は植えつけたでしょうが、激戦の140ポンド級では〝次〟がいつになるのかわかりません。

軽量級が欧米でも注目されているかのような錯覚に陥らせるPFPなどを「権威がある」なんてほざいているうちに、日本ボクシングはどんどんお手軽な階級の沼に沈み込んでいます。

現在進行中のT -モバイル・アリーナのメインイベント(WBCウエルター級©︎マリオ・バリオスvsライアン・ガルシア)はつまらない、一方的な展開になっていますが、日本人がガルシアを破壊したら世界のボクシングファンは大騒ぎです。

井上尚弥は専門家から高い評価を受けて当然の実力者、軽量級がラスベガスでも大歓迎されるようなミスリードを狙って、無様なTモバ史上最悪の興行事故の当事者にさせてはいけませんでした。さすがに、もう2度とやらないでしょうが。

日本人ファイターがニューヨークやラスベガスの大舞台でメインを貼り続けることが出来るとしたら、人気階級で活躍するしかありません。

バークレイズセンター

現状で、最も可能性があるのはアンディの〝次〟ですが…。




それにしても、ライアン・ガルシア、この展開で仕留められないって…終わってます。


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Saturday 21, February 2026
  
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA
commissionNevada Athletic Commission 
event nameThe Ring: High Stakes
promoterTom Brown, Oscar De La Hoya
matchmakerEric Gomez,
        Whitfield Haydon,
                       Javier Razo

 view on DAZN PPV 

WBAジュニアウエルター級12回戦

©︎ゲイリー・アントゥアン〝The Last〟ラッセル
vs
平岡〝Da Blade〟アンディ



ラッセルの評価の低いのは対戦相手の質。それを言い出すと、アンディのキャリア最高の相手は、日本に引っ張り込んだ41歳のイスマエル・バロッソ。

ただ、ラッセルが底を見せたファイターであるのに対して、アンディはまだ何も試されていません。

試合開始!

前半戦は難しい展開も、第6ラウンドになってようやく攻勢。アンディのボディショットに王者の顔が歪む。

第10ラウンド、アンディがローブローを取られて1点減点。これは痛い。

チャンピオンシップラウンド。アンディが意地の猛攻。倒せ!採点は微妙。

最終回もアンディが取ったか。

And New…を聞かせてくれ!!!!!

and still…オフィシャルは117-110/116-111*2のユナニマスで王者の防衛。


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前半、無駄にラウンドを与えてしまいました。結果論ですが。

117−110のスコアに「アンディが3ラウンドしか獲っていないなんてありえない」と、怒る会場のボクシングファンもいますが…。そうですね、117−110はない。

116−111も、アンディに厳しい。もっと競った内容でした。

じゃあ、負けはあり得ない不当判定か?と言われると…。

これが軽量級なら「もう一丁!」ですが、激戦の人気クラス。次のチャンスがいつ巡ってくるか…。
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