二人の未来に、今日この日よりも大きな舞台があるのでしょうか?
天心は〝泪橋〟を逆に渡ります。
武尊はその橋を渡らずとも、ある意味で〝逆に〟渡るしかそのキャリアを〝清算〟できない場所まで追い込まれました。
天心がボクシングのどのクラスで戦うのかは、わかりません。
しかし、それは少なくともフェザー級(126ポンド)以上でなければ、泪橋を渡った意味がありません。
126ポンドでも、今日の東京ドームを超える舞台はありえないでしょう。
まだ、23歳。
今日の試合で、ジャブをはじめボクシング技術が 優れて見えたのは、相手が稚拙だっただけですが、それでも可能性があります。
もうすでに、一度、彼はウェルター級のボクシングマッチを経験しています。
キックと同じ、国内限定人気のバンタム級やジュニアフェザー級で挑戦するなら、その先は今夜の東京ドームもままなりません。