カテゴリ: 横浜フリューゲルス

日産自動車は2027年までに横浜F・マリノスを売却する方向で、年内にも候補企業を絞るそうです。

三月期の最終利益は6708億円の赤字。生産工場を現在の17拠点から10に減らすことも発表されています。

売却先の意向によっては横浜からホームを離れることも考えられます。

そうなると「横浜」も「マリノス」消えて、全く違うクラブとして出発することになります。

横浜国際総合競技場の命名権についても、半額以下となる年間5000万円での更新を横浜市が妥協。 来年以降、他の企業が名乗りをあげれば「日産」スタジアムもなくなりますが、これはサポーターにとって、大きな問題ではないでしょう。 image
そして、かつて存在していた横浜フリューゲルスの残滓である、横浜「F」マリノスのFも当然ながら消滅するでしょう。 もし、全日本がマリノスを買い取れば、まさかまさかの横浜フリューゲルス復活となるのでしょうが、なんというやら、悲しいニュースです。

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流れる時に抗い
命を燃やし続ける
全ての孤独な人よ…

山下達郎「ヘロン」



57歳のプロサッカー選手が、新チームでの初練習を公開しました。

それにしても、なんと羨ましい人でしょうか。

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横浜フリューゲルスに在籍経験のある選手の中で、最後の現役選手だった遠藤保仁が引退を発表しました。

1998年に横浜フリューゲルスに加入、京都パープルサンガ、ガンバ大阪、ジュビロ磐田26年間の選手生活を終えました。



これで、横浜フリューゲルスの〝血〟を嗣ぐプレイヤーは地上からいなくなってしまいました。

それにしても26年間ですか。

ヤットさん、長い間、ありがとうございました。
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カタールW杯が異例の冬開催だったことで、1月も全国高校サッカー選手権を楽しむことができました。

日本のスポーツファンにとって、この冬はサッカー三昧でした。

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そんな熱い冬、W杯でも高校サッカーでも話題となったのが「PK戦」。

サムライブルーがクロアチアに突き落とされたPK戦。今回の高校サッカーでは全47試合中12試合が時間内に決着がつかず「運」とか「クジ」「ジャンケン」と言われるPK戦にもつれ込みました。

ロースコアで勝敗が決まることが当たり前のスポーツ、同点のまま時間切れ、PK戦になるのはある意味、当然です。

かなりの確率で想定されるのに「運」「クジ」「ジャンケン」なんて言ってしまうと、きっとイチローは「それは運じゃない、全ては技術の問題」と笑うでしょう。

しかし、世界トップレベルのフットボーラーでも外すことが珍しくないPKです。

W杯でも、PKコンプレックスから「1000本PK」など意識的に対策してきたスペインがまたもやPKで〝惨敗〟。

クロアチアに敗れたブラジルでも、ネイマールがPKを蹴らなかったのは大きくのしかかる重圧に耐えられなかったからでしょう。

PKは、半端ない重圧がかかるジャンケンです…。いや、ジャンケンならそこまで重圧かからないし、そもそもスペインのようにいつもジャンケンに負けるチームなんてありえないはずです。

クロアチアと、日本やスペイン、ブラジルを比べるとPKはジャンケンに思えなくなります。

モドリッチとネイマールはどちらが優れたキッカーか?と問われたら、答えは割れるでしょうが、多数決ならネイマールです。

しかし、どちらが優れたペナルティ・キッカーか?と聞かれたら、どうでしょうか。

トップレベルでもPKは練習すれば強くなれるのでしょうか?そうだとしたら、スペインの体たらくはどう説明したら良いのでしょう?

「半端ない重圧がかかるジャンケン」なんて、練習できないというのが実際のところです。どんなに練習でPKが上手くなっても、実際の試合では練習では感じなかった巨大な重圧の下で蹴ることになります。



さて、前置きが長くなりましたが、高校野球や高校サッカー、日本の高校生は素晴らしい!というお話です。

長崎の国見は「「宣言PKをやっている」そうです。

キッカーは右、左、真ん中など蹴る方向をGKに宣言してから助走に入るという、とんでもない練習です。キッカーが圧倒的に不利です。

ただ、それでも際どいコースに蹴る精度と、GKに触れさせない速く強いシュートはセーブするのが難しいのが現実です。

手前味噌?になりますが、かつて横浜フリューゲルスのエドゥーのPKは、相手GKに方向を完全に読まれているケースが少なくありませんでした。

しかし、PKをセーブされた記憶はほとんどありません。

シュートの方向に正確に飛んだGKの手に触れることなく、エドゥーの強烈すぎるシュートはサイドネットを揺らして、キーパーは枯れ木のように崩れ落ちているのでした。

「PKを外すなんて考えたこともない」。エドゥーの左足には、揺るぎない自信が宿っていました。

国見のように、キッカーが不利な状況での練習を重ねたら、大舞台でGKに反応されても動じなくなるかもしれません。

そして、この話には続きがあります。青森山田にはPK専門のGKもいました。PK戦であの国見を競り落としたのが、この〝クローザーGK〟でした。

彼らの全身からは、揺るぎない自信のオーラが発散されていました。

揺るぎない自信のオーラ。

ネイマールに欠落していて、モドリッチには骨の髄から染み付いていたものです。

そして、もしかしたら、あの日のサムライたちがドイツやスペイン相手でも絶対に手放さなかったのに、最後の土壇場で見失ってしまったのも、揺るぎない自信だったのかもしれません。
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ジュビロ磐田は8日、MF遠藤保仁(42)と今季の契約を更新したと発表しました。

横浜フリューゲルス、京都パープルサンガ、ガンバ大阪とプロキャリアを歩み、長らく日本代表もけん引した遠藤。

2020年10月から磐田に活躍の場を求め、レンタルから完全移籍に移行しての昨季は公式戦32試合に出場していました。

 
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ゾーンプレス。

今では死語です。

というか、そもそも存在しない言葉が〝死語〟になるなんて、おかしな話ですが。

ゾーンプレス…。それは、ジャイアント馬場が「そんな言葉はない」と切ったプロレス最強を謳った「ストロングスタイル」のようなものです。

しかし、多くの人は存在しないものに惹かれるものです。

Jリーグが開幕した年、横浜在住だった私は家族ぐるみで横浜フリューゲルスの熱狂的なサポーターとなりました。

それを知った大学時代に知り合ったサッカー部の先輩から、久しぶりに飲もうと誘われ、学生時代に私が「サッカーの時代など永遠に来ない!」と酔うがままに言い放っていたことをネチネチと弾劾されるのでした。

そして、フリューゲルスの加茂周が唱えたゾーンプレスを話題にあげると、今でもアホちゃうか?というレベルで欧州サッカーに精通している先輩は、こう切り捨てるのです。

「そんな言葉は無い」。

しかし「ゾーンディフェンス」「プレスディフェンス」と防御偏重の色合いが濃厚な正しい言葉を伝えるよりも、ディフェンスという単語を削って「ゾーンプレス」とすることで、攻撃的で前向きな印象に変わります。

Jリーグ元年。オリジナル10クラブの中で「お荷物」と呼ばれていたフリューゲルスは、加茂周の唱える「ゾーンプレス」と、森敦彦やエドゥーとモネールらリーグを代表する個性派プレーヤーが躍動しました。

わずか6年の活動期間で、天皇杯で2度優勝。

マリノスとの合併、フリューゲルスの消滅が発表されてからはリーグ戦と天皇杯を9戦全勝で駆け抜けました。

面白いクラブでした…。


ドーハW杯開幕まで、あと27日。
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I have a bad feeling about this.嫌な予感がする…。

なんて、インデアンカレーを食いながらハン・ソロの口癖を真似している余裕などありません。

リング誌がこの5年間で2度目の月刊体制崩壊。プリントバージョン廃刊の恐怖が現実味を帯びてきました。

このまま、プリントバージョン廃刊なら「リング誌」という名称も再考しなければなりません。もう「誌」ではなくなるのですから。

米国ボクシングは80年代にはマイナースポーツに転落、そこから没落一途を辿ってきました。

リング誌的には70年代のランキング捏造スキャンダルで信用は失墜、50年近くも経営難が続いています。

経営難はリング誌の問題だけでなく、ボクシング市場が没落していることも大きな原因ですが。

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そして、この10年間はインターネットとの戦いに、惨敗を繰り返してきました。

THE RING MAGAZINE のブランド価値に期待したYahoo!Sportsとの業務提携は、期待した効果があげられずに解消されてしまいます。

「プラットフォームを持つメディア」であるESPN、「メディアを持つプラットフォーム」であるShow time(boxingscene .com)やDAZNの前に、ボクシングメディアとしての存在感も希釈化される一方と、厳しい環境が続いてきました。

大好きな雑誌とはいえ、ここ数年は明らかな品質低下が目につきました。ページ数減という、ボリュームだけの問題ではありません。

現役選手ではない、歴史に残るグレートの特集を過去記事を中心に焼き直し、それが別冊なら大歓迎ですが、そうではありません。

リング誌が廃刊になったら、毎月ポストに届く楽しみは減りますが、内容的にはそこまでじゃありません。


正直、横浜フリューゲルスの消滅のショックの方がはるかに大きかったです。

フリューゲルスは消滅の年に天皇杯優勝、Jリーグを代表する強豪クラブの一つでした。

サポータークラブの機関誌「F」ももちろん廃刊。会費は月割りで返却されてきました。



それにしても…地上波テレビから本当に急速に離れて、マニアの囲い込みに走る日本のボクシング界は、どこに着地点を見出しているのでしょうか?

リング誌の過去の定期特集がどれほど面白く、想像力を掻き立てられてきたことか。

ランキング捏造という取り返しのつかない〝重大犯罪〟を犯してしまったとはいえ、現在のリング誌チャンピオンシップとランキングががいかに公正か。

リング誌「十点鐘=テンカウントゴング」として、少しずつ、お伝えしてゆきます。

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裸足のアベベに、裸足のゾーラ・バッド。

カーボンプレート仕込んだ厚底シューズなんて糞食らえ!


 

素手でバットを握る落合博満。

バッティンググローブなんて糞食らえ!



…ちなみに私は裸足でレースに出たことも、公式戦にグローブ無しの素手で打席に立ったこともないヘタレです。

裸足で走るなんて、一度も考えたことがありません。

素手よりも手袋はめた方が、軽く握ってもグリップ感が圧倒的に強いのです。そして、何よりもバットの根っ子や先っぽ、芯を外してにボールが当たったときの手首への衝撃、痛みがとにかく怖いから手袋するんです。

「芯に当てたら良いだけでしょ。手袋したら芯に当てなくても大丈夫って、それで上手くなんのかよ」なんて落合理論は、高校生にはもちろん、プロでも天才の理屈です。

良い子は真似しちゃいけません。

良い子はシューズを履いて走るのです。

良い子は両手に手袋してバットを振るのです。
 
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落合博満、カッコ良すぎるぜ!

 

落合とはまた別の話、今日3月6日に行われた明治安田生命J2リーグ第3節の大分トリニータ戦で、横浜FCのFW山下諒也が“素足”で決勝弾を決めました。

直前に相手との接触プレーでスパイクが偶発的に脱げた状態の“素足”でのゴール。

山下の今季初ゴールでリードした横浜FCは、そのまま2-1で勝利しました。

ゾーラ・バッドや落合のような「裸足や素手」へのこだわりから決めたゴールではありませんが、横浜FCの山下が決めてくれたのですから、私にとっては特別です!

来年は J1復帰です!!!
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スポーツ界において、この3日ほどで起きた事件と大きな出来事について。

寺地拳四朗の不法侵入と器物損壊。そして、ディエゴ・マラドーナの天寿全う。

現役アスリートの犯罪が糾弾されるのは当然。

世界を虜にしたレジェンドの旅立ちが美化されるのも、また当然です。

寺地への風当たりが強いとは思いませんが、マラドーナの振る舞いには、世界は寛容であり続けました。

ボクシングでもロベルト・デュランには、ファンは寛容です。

短絡的に結論づけると「キャラ」の一言で片付けることができます。

お酒を飲んで大暴れ、という点ではマラドーナやデュランは常軌を逸しています(たぶん、お酒だけのせいじゃない…)。

もちろん、寺地の行為に弁解の余地はありませんが、前園真聖のように泥酔して起こした事件で人生が好転することもあるわけで、その差はどこにあるのでしょうか。
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自分が犯した罪に対して、速やかで誠実に向き合う姿勢。被害者の方の寛大…。

百歩譲って「お酒の事件」です。

しかし、シラフに戻った28歳の世界チャンピオンとして、誠実に対応したのか?となると極めて疑問です。

誰かの入れ智恵で書いた謝罪文を発表するだけで雲隠れするのでは、幼稚すぎます。

今の自分の姿をさらけ出して、自分の口で説明するべきでした。
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横浜フリューゲルスの大ファンでした。

私の長いスポーツ観戦歴で、あんな悲劇はもうないでしょう。

もう22年前の話です。 大好きなチームがいきなり奪われてから。

正直、当時、遠藤保仁は新人ということでファンクラブの会報誌でしか知りませんでした。

実際に、偉大なフットボーラーのレガシーはガンバ大阪で築かれました。
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それでも、やっぱり、あの横浜フリューゲルスのユニフォームを着た選手が、2020年になってもまだ、求められて移籍するなんて、感慨深いものがあります。

なんだか…。バリバリの遠藤に失礼かもしれませんが、横浜FCに、いつか〝戻って来て〟くれたら、最高なのですが、まだ現役でトップリーグでボールを蹴っている、その姿を応援できるだけでも人生最高の幸せの一つです。
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