Thursday 13, November 2025
Montreal Casino, Montreal, Quebec
commission:Quebec Boxing Commission
promoter:Camille Estephan (Eye of the Tiger)
matchmaker:Jordan Mathieu
official in charge:Jean Gauthier
モントリオール・カジノ⬆︎は、1967年のモントリオール万博が行われたノートルダム島の跡地に建設されました。
ノートルダム島は人工島、万博とカジノ…まさに夢洲の大阪万博と同じ浮世のワンダーランドです。
さて、2019年12月23日。横浜アリーナのリングに上がったとき、彼の戦績は30戦24KO1敗1分。10連勝(うち9KO)と勢いに乗って世界タイトル初挑戦に漕ぎ着けました。
ロンドン五輪金メダリストで右の強打と固いブロックを持つWBAミドル級王者に挑むには実力不足と見られていましたが、BANG BANGの異名を持つ24歳のカナダ人は「パワーは私の方が上。ベルトを地元モントリオールに持ち帰る」と自信満々でしたが…。
試合は村田諒太の圧力に追い詰められて、第5ラウンドに痛烈に叩きのめされてTKO負け。
この試合の結果はカナダのCBCニュースでも大きく報じられたことからも、〝BANG BANG〟スティーブン・バトラーがボクシングの関心が高いとは言えない母国でも一定の注目を集めていることを窺わせました。
「人気階級の白人ファイター」は特別です。
しかし、強豪がひしめき層も厚い人気階級で頂上に登るのは白人でなくとも至難の業。
カナダに強力なファンベースとスポンサーを持つバトラーはWBO王者ジャニベク・アリムハヌリへも挑戦しますが、2ラウンドKO負けで惨敗。
それでも、モントリオールでは人気者。11月13日に美しいカジノに内蔵されたアリーナで行われるイベントのメインを飾ります。
当初は同じカナダ人のエリック・バジニャンと対戦する予定でしたが、バジニャンが負傷。カメルーンのステファン・フォンジョが代役に送り込まれました。
フォンジョは2020年9月デビュー。ここまで14勝9KO1敗1分。WBC暫定スーパーミドル級王者クリスチャン・エムビリのスパーリングパートナー。これがキャリア初の10回戦になります。
バジニャン戦はアンダードッグだったバトラーですが、フォンジョ相手でどうでしょうか?
一つ確かのことは、5敗のうち4つがKO負けのバトラーがこの試合でもストップされたとしても、またチャンスをもらえるということです。
逆に、ここ数試合をカナダで戦っているフォンジョがバトラーに勝っても世界路線には簡単には乗せてもらえません。








