フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: 東京2020

ちょっと休みでも取って北海道にでも行ってみようかと思ったら、どうやらそんな雰囲気ではない状況です。

まー、でも自宅に引きこもりでも、溜め込んだビデオや本やらを鑑賞しようと思ってましたが、まさかまさか仕事が落ち着きません。

ありがたい話とはいえ、正直、毎晩こんなに遅くまで仕事とかは御免です。

話がガラリと変わりますが、自民党の二階俊博幹事長が東京五輪について「中止もありうる」と発言しました。

単なるハズミで口に出た言葉なのか、中止の方向で具体的な何かが動き出しているのかはわかりませんが、軽はずみでも、すでに動き出してる何かへ伏線を張ったのだとしても、どちらにしても暗愚な発言です。
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東京駅のドーム「大正建築の平成のレプリカ」と揶揄されることがあっても荘厳です。

話はコロコロ変わって、職場近くの銀座界隈に並ぶ高級ブティックって、私には理解不可能な商品が売ってたりします。
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これなんかもそうです。↑

いくらするのかわかりませんし、興味もないので店員さんに聞く気もありませんが、ナイキの厚底シューズより遥かに高そうです。

厚底の一番高いやつが5、6足は買えそうです。

「明日からこれを履け」と言われたら、私にとっては罰ゲーム以外の何物でもありません。

フェラーリに乗りたい気持ちはわかりますが、ヴィトンの派手なスニーカーは履きたくありません。

高級ブランドは興味もないし買う金もありませんが、海外からのお土産でもらったロンズデールのカーディガンと、エバーラストのパーカーはお気に入りです。

同じ人からの頂き物ではなく、しかも2人とも私がボクヲタなことは知る由もないのに、包み紙を取って箱にロンズデールやエバーラストのロゴが目に入ると「ボクシング好きなの知ってるのか?」と、すこしドキッとしました。

「これ、何のブランド?」とカマかけると2人の答えはおなじで「知らないスポーツブランドだけど似合いそうと思って」と、ボクシングファンにとってはこれ以上ないお言葉をいただきました。

1人は英国、1人は米国から昨年日本に急遽戻されてしまったときのお土産で、2人は別会社、知り合いではありません。

別々にお会いしたとき、ほとんど同じ時期にいただいたので、ちょっとびっくりしました。

「初めて見るブランドだけど好みやなあ」と、ちょっと後ろめたい嘘を吐いた私に、2人はやっぱり同じことを言いました。

「御礼は要りませんから、今度2人で飲みに行きましょう」と、これまたありがたいお話。

人と飲むのはあまり好きではなく、大概お断りするのですが、このお二人は数少ない例外です。

何で、こんな話を書き出したのかなと思い返すと、月曜日の仕事で「タバコのつぎは間違いなくお酒」と、アルコールが欧米先進国で急速に「駆逐すべき悪」になりつつあるということが、一つのテーマとして挙げられたからです。

ソーバーキュリアスという言葉は知っていましたが、若者の間で世界的に広がっている傾向だとあらためて知らされました。

お酒をご一緒したことはないものの、私がお酒に詳しいことをご存知の方も多く「この仕事、三島さん(私のことです、もちろん仮名)に頼むのおかしくないか?って大笑いしたんですよ」と、大笑いする面々に「大笑いしたじゃなくて今、爆笑してますよ。大きな声で笑うのはタブーでふからね、今」と私。

パーテーションでテーブルを区切った会議室でお昼はお弁当。ちゃっかりビールも用意されていました。 
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五輪ムードは盛り上がりに欠けるものの、開幕するとその話題で持ちきりでしょう。
7月23日の開会式、最終ランナーは誰なのでしょうか?ちょっと気になります。


この開会式に先立ち21日から女子のソフトボールとサッカーなどの競技がスタート!

24日からは柔道も始まり、金メダルラッシュの幕開けです。
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あと107日と7時間11分33秒です。

その前に、世界に向けて格好の露払いを中谷正義がつとめます。

相手は、ボクシングファンなら誰もが知る、ワシル・ロマチェンコ。

396勝1敗というアマチュア戦績は嘘っぱちですが、史上最高のアマチュアの1人であることに異論はありません。

そして、プロでもフェザーからジュニアライト級では、PFPキングに相応しいパフォーマンスを見せました。

しかし、ライト級に上げてからは肩の故障が慢性化したことを差し引いても、体格差に苦しむシーンが目立ち始めます。

ホルヘ・リナレス戦ではダウンを喫し、テオフィモ・ロペス戦でついに王座から陥落。

プロ初黒星のオルランド・サリドも含めて、ロマチェンコが苦手とするキラー像を集約するとタフで根性の塊で、体格に恵まれた帝拳プロモートの日本人に行き着きます。

「それ」が起きたとしても、もはや番狂わせではありません。
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2019年1月19日、彼女は白血病だと公表しました。


日本選手権などの公式競技会への参加を全てキャンセル、療養生活に入りました。


正直、どうして彼女が、と神様を恨みました。


小さな頃から競泳に励んで、類まれなる才能と、それ以上に人並み外れた努力を重ね、自国開催のオリンピックで金メダル最右翼と考えられていたというのに。


当時18歳の彼女にとって、競泳は、人生の全てだったでしょう。


それを、人生の全てを、最悪のタイミングで奪われたのです。


失礼千万な話ですが、私は、彼女が力強く生きるだけで、同じ病気の人を勇気付けることができる、それは五輪で金メダルを獲ることより遥かに素晴らしいことだと思っていました。


そう思うようにしていました。


この日本選手権でも、彼女が戦うだけで、美しく素晴らしく、もう最高に感動的でした。

解説者の「(100mの)優勝は難しいでしょうが、頑張ってほしい」というフシ穴コメントにも、頷いて聞いていました。



でも、全て、私たちの勘違いでした。



神様ですら彼女から競泳を奪うことは出来なかったのです。



なんという人間でしょうか。


「派遣は切れたんですけど、代表に入れるかはまだ分からないので。100の自由形も残っていますし、あと3本あるので。気を抜かずに頑張りたい」。



神様が、どうして、彼女に挑もうとしたのか、その理由が、少しだけ、わかった気になりました。
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「こういうこと言うとちょっとあれなんですけど、厚底に変えたのが大きいかなと思います」。

先月28日に開催されたのびわこ毎日マラソンで2時間7分27秒を記録、自己ベストを8年ぶりに47秒更新した川内優輝の言葉です。

それまで薄底シューズにこだわってきた川内でしたが、周囲が厚底で続々と好記録をマークするのを見て、今回はスポンサーのアシックス製の厚底を履いて走ったのです。

先発のナイキと同様にアシックスの厚底もカーボンプレート(ブレード)をソールに内蔵しています。
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カーボンプレートがしなって反発するために必要なスペースを確保するには、厚底しかありません。それが厚底の正体です。厚底が優れているのではありません、しなって高反発を生み出すカーボンプレートが優れているのです。

分厚いソールが走りに有利に働くことはありません。ソールに仕込まれたプレートがしなって反発する推進力が、とんでもないアドバンテージをもたらすのです。


「薄底で過去の自分を超える、とか悠長なこと言ってられなくなった」。

川内の焦りが、あのシューズの威力を如実に物語っています。

最後の大会となったびわこ毎日は絶好の気象条件に恵まれ、有力選手も集まったことから好記録が期待されていました。

日本人初の4分台(2時間4分56秒)に斬り込んだ鈴木健吾の優勝は、1人の個体が才能を爆発させたと考えると、全く驚くべきことではありません。

しかし、日本勢4人が6分台、9人が7分台、サブ10に至っては40人と、一部の選手だけが好記録をマークしたのではありません。

世界的にも空前絶後のハイレベルな大会になったことには、驚くしかありません。

気象条件の他にも何かの理由があるはずだ、と思ってしまいます。 

そこまで劣悪な条件ではなかった前回大会の優勝はケニアのエバンス・チェベトで、7分台。サブ10の日本人は1人もいなかったという現実を顧みても、今回の〝空前絶後〟を気象条件や有力選手が絶好調で臨んだ、という〝たまたま〟で理由付けするのは無理がありすぎます。

川内の言葉を借りるまでもなく、もはや、履かなきゃ損、という次元の話になっているのです。

厚底が、内蔵されたプレートによって、従来のシューズでは全く期待出来ない強力な推進力を得ることにあることは明らかです。
バッド
本当の天才はスパイクなんて履かないのだ。これでいいのだ。

陸上競技ではスパイクはもちろん、タータントラックや、棒高跳びのグラスファイバー製やカーボンファイバー製ポールなど、さまざまな革命が記録を劇的に向上させてきました。

他のスポーツでも選手の肉体能力以外の問題で、記録が飛躍的に向上することは珍しいことではありません。

野球における金属バットや圧縮バット、飛ぶボールやラッキーゾーン(ホームランテラス)も従来の記録を大きく塗り替える革命でした。

英国SPEEDO社が開発した、魚のような流線型に人体を締め上げる水泳のレーザーレーサーも革命的なギアでした。

まあ禁止になったのもわかります。フンドシで泳げとは言いませんが、一般のスイマーが買えない、一人で着ることができない水着って、やっぱりおかしいです。

サッカーで精度の高いキックが増えているのは、単なる技術向上だけではありません。ボールがよりコントロールしやすいように、日進月歩の進化を続けていることも大きな理由です。
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ボールを包むパネル数が少なくなり、手縫いから熱融着で完全防水、コントロールしやすくなるとともに、雨や湿度などでボールの重さが変わることもなくなりました。

スポーツファンは、アスリートの肉体以外の側面から一気に進化が進むことに、どうしても抵抗を覚えがちです。

カーボンプレートという強力なバネを内蔵したシューズは行き過ぎ感を覚えるものの、タータントラックや、グラスファイバーの棒高跳びポール、スピードスケートのスラップスケートなどがもたらした大革命と大差ありません。

ゴルフのクラブやボールの進化に比べると可愛いもんです。 



しかし、もし。このカーボンプレートの反発を助力とする特殊なシューズをナイキではなく、アシックスやミズノが開発していたなら?

国際陸連は採用したでしょうか?

ブレードが着脱するスラップスケートはオランダのメーカーが開発しましたが、それが日本や韓国のメーカーだったとしたら?

果たして世界は「画期的な発明」と受け入れたでしょうか?


日本メーカーは「それが採用されるなら我々も研究・開発してたけど…」と、複雑な気持ちかもしれません。

日本メーカーが開発しても「ブレードが着脱するスケート靴なんて認可できるか!」「厚底に仕込んでるプレートってあからさまな助力ですね?却下します」というやり取りしか想像できないのは、ひねくれ者の被害妄想でしょうか…?


陸上競技などの記録はファンを惹きつけるわかりやすい魅力です。

原始人が走ったり投げたり跳んだり、泳いだりしているわけではありません。

時代とともに、ギアが注目され、アスリートがモーターレースのドライバーのような立場・色彩を濃くしてゆくとしたら、それは人類の進歩と同調することでもたらされる喜ぶべき発展です。

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しかし…。

「こういうこと言うとちょっとあれなんですけど」…個人的にはやっぱり厚底、納得できません。

後輩が「履こうかどうか迷ってる」と相談に来たら絶対に「試してみろ」と言いますが…。

自分が現役ではない、無責任なロマンを追いかけることが出来るからですが、全く歓迎できません、厚底。見た目も格好悪いし。


こんな近未来が、待ってるかもしれません。
 

「7枚プレート解禁で世界記録は1時間50分斬り、日本人も大挙して2時間を切る!国際陸連は来年を目処に10枚プレートを承認する見通し!」なんて時代が到来…。

スタートラインに並んだ選手の足元を見た解説陣が「厚底が最初に出てきた時はソールの厚さにビックリしたものですが、昔の厚底は今じゃペラペラの薄底ですよ!」「まー、7枚もプレート仕込んだらそりゃ高下駄みたいになりますよね〜」。
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ローマのアッピア街道を裸足でひたひた走るアベベ・ビキラ。

タータントラックをスパイも履かずに疾走したゾーラ・バッド。

彼らに厚底を履かせたら、どれほど速かったでしょうか?

あるいは、厚底の高速ランナーが裸足でアッピアの石畳や、スパイクを脱いでタータントラックを走ることなんて出来るでしょうか?
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CNNや英国タイム紙が「東京五輪は中止すべき」と報じ、国内世論もそれに同調する方向に動いています。

著名人の聖火リレー辞退も相次いでいます。

昨日行われた、政府・東京都・大会組織委員会・IOC・IPCの5者の代表者協議では、海外からの観客受け入れを見送る方針が固まったと伝えられました。

こんな状況で五輪なんて出来っこない。早く中止を発表すべき。

 

東京で人類最大のイベントが間近に迫ってる期待や興奮は、街のどこを探しても見当たりません。
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昨年はズラリと風になびいていた街頭のノボリも、今はありません。
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東京駅前のオメガのタイマーだけが1秒ずつカウントダウンしてゆくことだけが、中止は正式決定ではないことを教えてくれています。

フルスペックの五輪が開幕できるとは、もはや誰も考えてません。

五輪を実施する最大のリスクは、もちろん感染拡大です。人間の生命よりも大切なスポーツの祭典などありえません。

一般市民レベルでは、もはやきわめて少数派になった「実施派」への風当たりが強いのは「命の問題」の他にも「五輪の経済効果は〝直接〟効果だけで5兆円超」「東京五輪を中止すると経済的損失は数兆円規模」「完全な形でなくてもIOCにとっては莫大な放映権料収入が期待できる」「米国ABCがやる姿勢なら断れない」…生命をないがしろにして、金儲けに走る…。

馬鹿が騒ぎててる要素は盛りだくさんです。

もちろん、このブログで繰り返しているように3文字のアルファベット団体は金儲けしか考えていません。WBAやWBCと、IOCやABCは規模が桁違いに違いますが「腐敗営利団体」という一点において全く同根です。

実施するからには、そこは飲むしかありません、腐って濁った水も飲むしかありません。

「五輪を中止すると経済損失が数兆円規模」だからやるしかないというのは大嘘。この「数兆円」のほとんどが、すでに完成している施設などのインフラ。いわゆるサンクコスト(埋没費用)ですから、中止したら戻ってくるものではありません。

しかも、このサンクコストは、大きく報じられませんが安倍政権下での経済成長を支えた主役です。すでに、役目をしっかり終えてるのです。

実施した場合の追加コストは、大規模な感染対策、やはり生命の問題です。そこまでして実施する必要があるのか?

そこだけ、というと誤解を招くかもしれませんが、そこだけの問題です。

個人的には、もう絶対に何がなんでも開催すべきです。

「中止」が正式決定されたら、ニュース速報が流れて「最初からわかってたよ」と、その話題で溢れるでしょう。 

覚悟していたことでも「中止」「ダメ」という現実を突きつけられたら、国民は失望するでしょう。「仕方なかった」と。
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一方「実施」となると「感染拡大したら誰が責任取るんだ」と非難轟々でしょう。

ばかいってんじゃねぇよ、やるべきです。海外からの観客受け入れはしない、基本的に無観客であってもやるべきです。

ヨハン・ブレークのように「辞退」を表明するトップ選手も増えるでしょう。そうなると、また馬鹿が「こんな不完全な五輪でメダルとっても価値はない」と騒ぐでしょう。

それでも、やるべきです。

感染対策が整備できても「IOCやABCアルファベット団体の圧力に屈して、国民の健康を無視した」という妄想非難は湧くでしょう。

それでも、やるべきです。

やったら、もう絶対に盛り上がるんだから。
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最後のびわ湖毎日マラソンが終わりました。

1946年に第1回が開催された日本最古の大会で、かつてアベベ・ビキラやフランク・ショーターが優勝したことは史実としてしか知りませんが、「福岡国際」「東京国際」と並ぶエリート大会でした。

私がスポーツに関心を持つようになった80年代から見る「びわ湖」は、世界最高峰のイメージもあった「福岡」、新興大会ながら華やかな首都を駆ける「東京」に比べて〝三番手〟〝マイナー〟のイメージがあったのも事実です。

「福岡の朝日」「東京の読売」に比べて、有力な選手を引っ張り込む財力も毎日新聞は脆弱でした。
 
今回で76回、76年の歴史に幕を下ろしました。来年から大阪マラソンに統合され「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会(仮称)」として行われるとはいえ、そんな「横浜Fマリノス」みたいな言い訳じみたことはしなくて良いと思います。

こんなことわざわざ書かなくても「びわ湖毎日」は今日で終わった、と誰もが考えているでしょうが。

「最後のびわ湖」で優勝したのは鈴木健吾。

2時間4分56秒は大迫傑が20年東京マラソンでマークした2時間5分29秒を33秒更新する日本新記録。

5位までが2時間6分台、15位までが2時間8分を切る日本史上最速レースでした。

これぞ有終の美です。

こんな状況の中で気持ちを切らさず厳しい練習を重ねた選手たち、開催のために尽力した運営側の思いが神様に伝わったようなコンディションでした。
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全豪オープン 女子シングルス決勝
第3シード:大坂なおみvs第22シード:ジェニファー・ブレイディ

ウィリアムヒルのオッズは、大坂の勝利が2/9(1.22倍)、ブレイディ7/2(4.5倍)。ブックメーカーは大坂が明らかに優位と見ています。

ESPNやBBCの専門家予想も、大坂の優勝を推す声が圧倒的です。
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勢いに乗って、余力も残しながら決勝の舞台へ。

今夏の「東京2020」でも優勝、年間グランドスラムも決めると、いわゆる「ゴールデンスラム」達成です。

「偉業」という言葉が犬の糞のように使われるのがスポーツの世界ですが、これこそがとんでもない偉業。

歴史上、ゴールデンスラムを成し遂げたのは、男子でアンドレ・アガシとラファエル・ナダル、女子でシュテフィ・グラフとセリーナ・ウィリアムスの4人だけ。

そして、この正真正銘の偉業をカレンダーイヤーでやってのけたのは1988年のグラフただ一人だけ。

世界的なメジャースポーツで、これをやられてしまうと、未来永劫、大坂を超えるアスリートは出現しないとまで思えてしまいます。

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準決勝のセリーナ・ウィリアム戦は、女子アスリート長者番付のワンツー対決でした。

我ながら浅ましいのですが、欧米のメジャースポーツで日本人が活躍するのは、それがマイナースポーツである場合よりも嬉しい。

もちろん、思い入れのある大好きなボクシングや陸上競技はマイナーであっても特別な目で見てしまいます。

しかし…。

そうでなければ欧米で人気の高いテニスはもちろん、日本で関心の高い野球やサッカー、米国で最も注目されているNBAなど「メジャー」で活躍する日本人への拍手喝采は、バドミントンや卓球などの「マイナー」で世界トップを競う日本人よりも大きくなってしまいます。

このブログでは「スポーツには貴賎がある」ということだけでなく、その反面で「軽量級のボクシングは面白い」 という「〝賎〟は捨てたもんじゃない、むしろ〝貴〟よりも上質であることも珍しくない」ということを書いてきたつもりでしたが…。

身も蓋もないことを言ってしまうと〝村田諒太vsカネロ・アルバレス〟に熱狂したいのです。

「井岡一翔vsファン・フランシスコ・エストラーダ」や「井上尚弥vsジョンリール・カシメロ」の方が物語として上質な筋が通っていることを十分わかっていても、やはり日本人が欧米で神輿の上に担ぎ上げられてるスーパースターを引き摺り下ろすところを見てみたいのです。

「井岡vsエストラ」「井上vsカシメロ」はある意味、金持ちが貧乏人を蹂躙してる構図です。

「村田vsカネロ」は「金持ちvs超金持ち」ですから、貧乏人が金持ちを神輿から引き摺り下ろすのとは少し違うかもしれません。

それを言ってしまうと〝パッキャオvsバレラ〟〝パッキャオvsデラホーヤ〟なんていうのは痛快を通り越した恍惚でした。

大坂なおみは、カネロよりも金持ちのテニスプレーヤーです。昨年度の収入は大坂が僅かに上でしたが、スポンサー収入とスポンサー企業の優良さでは大坂に圧倒的に軍配が挙がります。

テニスとボクシングという競技のサステナビリティまで考慮すると「大坂>>>>>>>>>>>カネロ」です。将来的にもこの差は、広がるばかりでしょう。

超ビッグイフですが、大坂がボクサーで、富裕という点で格下のカネロと戦う、という構図なら。私は大坂に声を枯らすような声援は送れない気がします。

リッチでセレブな大坂が、ちょっとリッチなメキシコ人をタコ殴りしてKOする…。



同じような構図でも、ボクシングや陸上で裕福な日本人を熱狂的に応援するのは、やはりその競技が大好きだからです。

その意味では、周囲には野球やテニスやゴルフが大好きなのばかりですが、私はそんなに好きじゃないということかもしれません。


**********何を書いてるのか、自分でもわからなくなてきました。カナブン以下、ウジ虫以下、もはやゾウリムシれべるです。。。



少し前に会社近くのバーの方がお店を閉める挨拶に来てくれました。少し前に、未開封のスコッチをダースで贈ってくれて「金払う」というのに受け取ってくれなくて、こっちから呼び出したのですが、会社の有志から集めた選別も含めて受け取ってもらうことになって。

その同年輩の東北男が「これも飲んで」とさらに渡してくれた二本は「ジョニ黒」と「ブラックニッカ」。「ありがとう」と受け取ってしまったのですが…。

「ブラックニッカ」は自分ちに持って帰りました。そして、4時間くらい前に開栓して飲んでるのですが、もう空けちゃいます。美味しい。

「もしかしたら昔のブラックニッカ?」

まさかと思って、ラベルを確認すると「販売者アサヒビール」「製造場ニッカウイスキー」となってるので、古い「ブラックニッカ」なわけがないのですが。。。
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札幌から横浜に居を移して、なぜだか近所付き合いが濃密になっている日々…。

子供と遊ぶのは嫌いじゃないですが、近所付き合いは苦手です。

今日も、勉強会の後、親御さんたちと簡単にお話し。
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そして、箱根駅伝の話題に。

そこで、あからさまに創価大学推しのお母さんがいて、創価学会の話もポロポロ。

結構何でもあけすけと聞く方ですが「創価学会の方ですか?」とは聞けませんでした。子供達もいたからかな。

個人的に創価学会(等)とは距離を置いているのですが、そんなことはなかなか口にできません。

実は、仕事関係で宗教や政治団体からの依頼もあって受けることもあって、それは100%が宗教や政治関係の内容じゃないのですが、それでも必ず前契約で「仕事を離れた宗教・政治への協力は現在も今後も一切しません」という書類を交わしています。

ただ、普段お付き合いしてる方々にそういう関係の方がいるかどうかは、わかりませんし、宗教や政治団体の方でも勧誘をしなければ別に普通にお付き合いするつもりです。

うーん、創価学会の方って世の中にどれくらいいるんだろうか。きっと、創価学会が発表している数字はだいぶ盛ってるんでしょうが、結構いそうです。



ああ、もちろん、こんなことは悔しい結果となった創価大学のランナー達とも関係ありません。

「目標は大きく3位」ということだったそうですから、往路優勝で2位というのはあの展開じゃなければ万々歳でした。

アンカーの選手を責める人は誰もいないでしょうが、選手は辛い、申し訳ない気持ちでつぶされそうになったはずです。

まあ、でも、とにかく大、大、大健闘でした。
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井上尚弥話と違って、全く食いつきの悪い「野球部バカ中学生と受験」の話です。

さっきまで一緒に勉強してた場に、大手予備校の講師の方も顔を出していて、今年の大学受験についていろいろお話しされました。

ときどき勉強を見てる野球部のお兄さんが大学受験で、その予備校に通っていて、そこの模試やテキストなどの問題について何度か質問を受けてました。

英語の問題で「この模範解答は間違い」と指摘したことで、お礼と球拾いでもなんでも野球の練習を手伝わせて欲しいとなったのです。

今年からセンター試験に代わって実施される「共通テスト」についても「非常事態宣言が発令されても実施はされるし、そうでなきゃいけない」というお話と、記述式問題の採点がいかに手間がかかって難しいか、採点ミスや模範解答でミスが起きやすいかということ(言い訳ですな)を滔々と語られました。

常識的に考えて60万人の一斉テストで記述式を導入するというのは、相当なノウハウが求められます。

共通テストの目玉は、これまでセンター試験で試されることのなかった記述式問題の導入でしたが「採点者が実施数か月前まで確定しない=採点基準の徹底が難しい」「採点ミスのリスク」「自己採点との不一致率の高さ」の3点を主な理由に見送られてしまいましたが「それ3つとも、最初からわかってたよね?」って話です。

「受験生はそれまで記述式対策をしていて予備校や塾もそれに向けた準備を進めていたのに、それが全部無駄になる」。

勉強という大きな立場からは無駄なんてないのですが、ぶっちゃけ受験生は志望校合格だけを目指してるわけですから、徒労感は相当だったと思います。

さらに、共通テストは近所の学校施設などで実施するにしても、二次試験はどうなるのか?というのは不透明なままです。

そのお兄さんは大阪の大学を第一志望にあげているのですが、二次試験は当然大阪に行かなければなりません。地方から東京に来るケースはもっと多いでしょう。
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10代の受験生が振り回されるというのは本当にかわいそうです。

文部科学省のお役人もみんな元受験生で、誰よりも繊細で心配な気持ちを理解出来るはずなんですが、国家公務員ってのはどうしようもありません。

子供が学校の先生をやってるので、批判しにくいですが、公立の先生は能力も意識も非常に低い人が多いです。もちろん、優秀な方もいるのでしょうが。

その予備校の講師の方は「公立の先生は卒業した大学のレベルが低いから能力が低いのは仕方ない」と言いますが、先生なんて意識が高けりゃやって行けるんです。生徒より賢い必要もありません。ただし、能力も意識も低いともう、どうしようもありませんが。
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▶︎ミュンヘン五輪代表でWBC王者だったロイヤル小林(小林和男)さんが11月に亡くなっていたことが関係者への取材でわかった。71歳だった。(読売新聞)
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リング誌も「1970年代にフェザー級とジュニアフェザー級で活躍したKazuo “Royal” Kobayashi の死去を哀悼しました。
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多くのボクシングファンにとって、その名を聞いて真っ先に思い浮かぶロイヤル小林は、ミュンヘン五輪代表でもWBCジュニアフェザー級王者でもありません。

アレクシス・アルゲリョとウィルフレド・ゴメス、エウゼビオ・ペドロサという一発殿堂の伝説がどれほど強いのかを日本のリングで思い知らせてくれた、偉大なボクシング大使です。

生涯3人の一発殿堂と拳を交えるボクサーなんて、もしかしたら日本人では未来永劫出現しないかもしれません。

井岡弘樹(柳明佑)、平仲明信(エドウィン・ロサリオ)らも殿堂選手と戦い勝利しましたが、彼らはキャリア晩年の劣化バージョンでした。

「ロイヤルの3人」は、いずれも栄光へ走り出したばかりの鳳雛か、完全無敵の恐竜でした。

軽量級で、一発殿堂3人と戦うだけでも奇跡なのに、全員が最強バージョンだなんて、何という巡り合わせでしょうか。

ロイヤルは勝者か、それとも敗者か?

アスリートを勝負師と見るなら不運な敗者です。

しかし、アスリートを表現者とするなら、ファンの記憶に永遠に刻まれるロイヤル小林は間違いなく勝者です。

ボクシングファンを離れて、ロイヤル小林を語るとき「ミュンヘン五輪代表」が普通にくっついてくるのは、やはりオリンピアンのステータスゆえです。

ロイヤルがゴメスやアルゲリョ、ペドロサについて語る声をもっと聞きたかった、そんな惜別を込めて、五輪話です。
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昨日、IOCの理事会が2024年パリ五輪で実施される競技・種目を決定しました。

ブレイクダンスやスケートボード、サーフィン、スポーツクライミングの4競技が新規追加される一方で、全体では東京から10減の329種目に削減。

かつて先進国が自国の大企業に利益を誘導し、発展途上国が国威発揚のために誘致を目指したオリンピック。

しかし、拡大し続けた商業五輪は開催国・都市にとって莫大な経済負担がのしかかるようになります。

先進国ではすでに〝2巡目〟〝3巡目〟を迎えた〝肥満五輪〟にとって、贅肉を落とすことがメインテーマになっています。

この〝贅肉落とし〟は移動距離をコンパクトにする、既存施設を有効活用するなどインフラだけではなく、競技・種目のリストラにも矛先が向けられています。

昨日の理事会でも、重量挙げの出場選手をリオデジャネイロ五輪の半分以下の120人に、種目も4つ減らして男女5種目に淘汰することが決定されました。

贈収賄やドーピング違反の隠蔽などに揺れる国際重量挙げ連盟に、IOCは厳しく組織統治の改善を求めており、一部役員からは「種目削減はペナルティ」という声もあがっていますが、種目削減は健全な選手にとっても厳し過ぎるペナルティです。

ペナルティを与えるべきは、国際重量挙げ連盟です。

さらに、五輪で削減の目をつけられる競技は重量挙げや野球・ソフトボール、レスリングなど欧州で特に人気のない競技が狙い撃ちにされているように見えます。

一方で、五輪の舞台が必要なのか?疑問符が付くのがテニスやサッカー、バスケ、ゴルフ、野球です。

富裕国で巨大なプロの試合が展開されているメジャー競技は、五輪種目としてふさわしいのでしょうか?

男子サッカーは巨額の報酬が約束されるトップリーグと、国を代表するW杯、どちらも地球規模の人気を誇るフルスペックのメジャー競技です。

日本人的な目線からは、近代五種や麻生太郎も五輪出場したクレー射撃をまず削減して欲しい気がします(やってる人いたらすまぬ)。

「五輪が最も輝ける場所」である競技から仕分け・リストラしてゆく様は「商業五輪として当然」なのでしょうか? 
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