フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: オッズを蹴散らせ!大番狂わせを巻き起こせ!

子供の頃はフットボールの選手になりたかった。

チームメイトのリッキー・メディナがボクシングをやってたから、ボクシングのことを全く知らないわけじゃなかった。

兄(WBAジュニアバンタム級王者ジョシュア・フランコ)もボクシングをしてたから、ジムを覗いてみたんだ。

第一印象は「面白そうだ」ということ。

初めてアマチュアの試合に出場したのは2010年1月30日、10歳のときだった。その試合から3試合続けて負けてしまった。

それでも、自分に才能がないとか、もうやめようとは思わなかった。もっと上手くなりたい、とは思ったけど。

といっても、ボクシングの軽量級はフットボールとは比べようもなく、特に米国では夢を描けないスポーツだった。

Unfortunately, he was entering a world where fighters of the size he would grow up to be weren’t making fruitful livings, particularly in the United States. 

それでも、ローマン・ゴンサレスやブライアン・ビロリアがHBOのボクシング番組で活躍するのを見て、私もプロになりたいと考えるようになった。

チョコラティトのトランクスにプリントされた「TEIKEN」「帝拳」の文字が最高に格好良く見えて憧れた。

軽量級が尊敬される日本の大手プロモーター帝拳と契約を結ぶことになったのは、まったく自然の成り行きだったんだ。

He was given the nickname “Bambino” by his father at a young age, one that would be shortened to “Bam.” 

渾名の由来は、小さい頃に父親からバンビーノと呼ばれ、それを縮めてバムになったんだ。

プロデビューは2017年3月10日、メキシコシティのサーカス会場でストロー級の4回戦。相手はプロで未勝利のマウリシオ・クルスという選手だったけど、1ラウンド差でなんとか勝つことができた。

「ここがどん底だ」。この時の経験が良薬になっている。

そうはいっても、あのデビュー戦を見て私が5年後に軽量級の世界に旋風を巻き起こすなんて、誰も予想できなかっただろうね。

 Type the words “Bam Rodriguez” and “star” into a Twitter search and you’ll be scrolling down for a little while.  今、“Bam Rodriguez” と“star” と打ってツイッターを検索するとずっと下にスクロールしなければならい。
 

It’s important to note that Rodriguez has said in various interviews in the past that one of his goals has always been to increase the visibility and prestige of the sport’s lowest weight classes. 

私の目標は、これまで様々なインタビューでも答えてるけど、軽量級に注目を集めてこのクラスに光をあてることなんだ。


シーサケット・ソールンビサイに勝利したのと同じ夜、ESPN+で108ポンド・コンテンダーのヘッキー・ブドラーがエルウィン・ソトに番狂わせの勝利を収めた試合があった。

2018年、ブドラー(当時IBF王者)とフェリックス・アルバラードの試合が競争入札にかけられ、わずか2万5000ドルで落札された。

この金額が両者のファイトマネー合計、経費を差し引くと何も残らない虚しい試合をするよりも、ブドラーはタイトル返上を選んだんだ。

こんな惨めなクラスを変えたい、そんな思いを強烈に持っていた。

軽量級を変えたいんだ。

********

ロドリゲスは、おそらくジョニー・タピアやダニー・ロメロ以来の軽量級スターになる可能性を秘めた逸材です。


ローマン・ゴンザレスや井上尚弥の名前を出すのも、米国での暗黒階級に光を当てる、その先導役になりたいのでしょう。

数年後に、もし、井上を米国に引っ張り込むような、スターに成長していたら…とんでもないことです。

「米国では軽量級は見向きもされない」。ノニト・ドネアらの悔しい思いを、恵まれた井上ら日本のファイターが晴らすことは、当たり前ですが出来ません。 

それを、バム・ロドリゲスがやってのけたら、拍手喝采です。 
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「キックボクシング」は1966年に野口修によって作られた日本発祥の格闘技ですが、統括団体やルールにおいて絶望的なまでに一貫性・正統性・継続性がないまま、56年の時間だけが流れてしまいました。

団体の興亡と、発作的なヒーローの登場・消費が繰り返されてきたのです。

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沢村忠、魔裟斗、那須川天心…彼らは何の脈絡もない突発的で刹那のヒーローでした。

とはいえ、世界的には〝キックボクシング〟の土壌はけして貧弱なものではなく、ボクシングのようなハッキリした西洋的輪郭を持たないものの、空手やムエタイは東洋の神秘そのもので、欧米でも小さなムーブメントが起きて来ました。

ボクシングのような統一ルールを持たない格闘技を「蹴りもありの立ち技」で一括りにするのは乱暴なカテゴライズかもしれませんが、その大きな分類においては層が薄いとはけしていえない母体があるのです。

そして、そんな乱暴なカテゴライズを見事にやってのけたのが、K-1 GRAND PRIXでした。 

競技人口300人以下のストロー級は言うに及ばず、1000人以下レベルのジュニアフェザー級あたりまでのボクシング超軽量級と全盛期のK1ヘビー級王者になる難易度はどちらが上でしょうか?

そんな最大の成功事例になるはずのK1ですら事実上崩壊してしまったのは、突き詰めると、UFCのようなスポーツであることへの飽くなき追求が欠落していたからです。

キックボクシングもPRIDEもK1もRIZINも、スポーツとして認知されることを二の次にして、目先のスター育成と奇抜なマッチメークを優先する〝焼畑経営〟から脱却しようとしませんでした。

そもそもがプロレス、さらに辿ると大相撲が、日本の格闘技の源流です。そこにはスポーツとは相容れない、星のやりとり、八百長が当たり前に許容される風土があります。

上っ面だけとはいえ一応国技である大相撲はアウトですが、社会的に認知されていないK1やRIZINの興行で八百長や八百長まがいの行為が横行するのを咎める権利は誰にもありません。

騙される方が悪いのです。

キックボクシングや、日本の総合格闘技に継続可能な成長と発展をもたらす方法は、社会的な認知、まともなスポーツとして認められることでしかないのですが、〝運営側〟にはそんな気は一切ないのが現状です。

そんな、紛い物の見本市からでもボクシングで大活躍するグレートが出現するのです。

マイク・ベルナルドやジェロム・レバンナは論外ですが、ビタリ・クリチコは日本の興行にも登場したキックボクサーでした。

最近でもディリアン・ホワイトやジャレル・ミラーら、ボクシングのトップ参戦で活躍するキックボクサーは脈々と続いています。

一夜限りの夏祭り、その屋台で売られる焼きそばや、リンゴ飴がミシュランの三つ星を獲得するような痛快さです。

那須川天心は、夜祭りの屋台というにはあまりにも華やかですが…。
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"You've got a superstar on your hands" Eddie Hearn on Bam Rodriguez

スーパースターがまさに今、誕生したんだ。

エディー・ハーンの言葉を鵜呑みにする人はいないでしょうが、日本のボクシングファンにとっては光明です。
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欧米で注目度が低い軽量級とはいえ、小さなスター候補が作られつつあるのは間違いありません。それは、世界的には小さなことでも、日本のボクシングファンにとっては僥倖です。

ジェシー・ロドリゲス・フランコ

米国人ですがテキサス州サンアントニオ出身、ヒスパニックの血統を持つWBAジュニアバンタム級王者ジョシュア・フランコの弟。

レオ・サンタクルスが去ってから、アジアの無名ボクサーやら、ヒスパニックでもハズレなファイターしかいない不毛の軽量級に、ついに美味しそうなのが出てきました。

絶対、絡まなくてはなりません!そしてハーンの台本をビリビリに引き裂かねばなりません!

弱らせたロートルに、完全ホームで勝ってイキがるなよッ!



エディー・ハーンが過保護に育てようとしてるホープを破壊する…最高です。

身長163㎝、リーチ170㎝というシルエットは、中谷潤人(170㎝/170㎝)はもちろん、井上尚弥(165㎝/171㎝)よりも小さな22歳です。

ハーンは、中谷や井上のような危険な相手と手合わせする勇気はないでしょう。旬の強豪を回避してカルロス・クアドラス、シーサケット・ソールンビサイとロートルに勝って大騒ぎしてるのですから。

実に巧妙なマッチメイクです。

「どこでやるか?」での綱引きが目に見えている井岡一翔は、ひとまず避けるでしょう。

ハーンの偏愛ぶりを見ると、そもそも日本に引っ張り込むのは難しい、稀有な軽量級かもしれません。

それも、また良いじゃないですか!

さらにクラスを上げて井上の首を狙う、というならまさに「パッキャオへの道」ですが、巧妙なマッチメイクがこれからも続くのでしょう。

プロモーターの壁が低いローマン・ゴンザレス、ファン・フランシスコ・エストラーダは、十分実現できるでしょう。

旬のパンチャーを回避しながら、名前のある古豪や、リスクの少ないフェザーパンチャー(パンチのないボクサー)を選びながら、階段を上っていくのでしょう。



バムちゃんに、長渕剛の「神風特攻隊」や、布袋寅泰の「バトル・オブ・モンスター」の生演奏、聞かせてあげたいわぁ。

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古い友達をお見舞いした帰りに、腹減ったのでラーメン。

ぐるっと病院の周りを散策したけど、日高屋しかなくて、…ラーメン390円+生ビール=680円は安い。
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Saturday 25, June 2022
  
Tech Port Arena, San Antonio, Texas
commission:Texas Combative Sports Program
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr


12 rounds – junior featherweights 
(for Akmadaliev’s IBF/WBA titles)


27歳のウズベキスタン人が落ち着いて32歳のリオスを攻め落としました。

パンチを上下に打ち分け、その強弱も絶妙。丁寧に左ジャブを突き、粘り強く戦うリオスでしたが、モノが違いました。

最終回、ボディでダウンを奪うと、立ち上がったリオスを詰めたところでレフェリーストップ。

PUNCHESAKHMADALIEV RIOS
Total landed21693
Total thrown620447
Percent35%21%
Jabs landed9734
Jabs thrown391195
Percent25%17%
Power landed11959
Power thrown229252
Percent52%23%

第2ラウンドで左拳を痛めたというアフマダリエフは、11戦全勝8KOに戦績を伸ばし、まだ進化しています。

スティーブン・フルトンと4つのベルトを賭けた完全統一戦が実現するか?マッチルームのアフマダリエフと、PBCのフルトン、プロモーターとテレビ局の壁は厳然と存在していますが、これは実現してほしい!

井上尚弥が戦うとなると、間違いなくキャリア最強の相手。面白い試合にしかなりそうにありません!




12 rounds – junior bantamweights 
(for Rodriguez’s WBC title)

バム・ロドリゲスとは何者なのか?

その答えが見えてくるかもしれない試合が始まりました。


負け惜しみですが、シーサケットは私たちが知ってるシーサケットではありませんでした。体も明らかに小さく見えました。ロドリゲスがデカかったということもありますが…。

シーサケットがストップされたのは2009年6月21日のデビュ−2戦目、屋富祖裕信戦(3ラウンドKO負け)以来14年ぶり。

デビュー戦の八重樫東と屋富祖戦は咬ませ犬として日本に呼ばれた試合でしたから、実質キャリア初のストップ負けといっても差し支えないかもしれません。

PUNCHESRODRIGUEZ SOR RUNGVISAI
Total landed23384
Total thrown431440
Percent54%19%
Jabs landed11412
Jabs thrown250175
Percent46%7%
Power landed11972
Power thrown181265
Percent66%27%

バム・ロドリゲス、相手は落ち目のビッグネームとはいえ、2連勝。22歳とは思えない、巧いボクサーです。

"You've got a superstar on your hands" - エディ・ハーン。←それはない。

井岡一翔、出番です。
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キックボクシングは日本で生まれたドメスティック極まる格闘技。

それは間違いではありませんが、ムエタイや空手はボクシングほどではないにせよ、世界各地に愛好家が分布、 ルールの違いはあれ拳と蹴りを使う格闘技の団体が世界各地に生まれています。

最大勢力は、もちろんムエタイ。ここから国際式(ボクシング)に転向して大きな成功を収める〝キックボクサー〟は数え切れません。

「キックボクサーからボクシングに転向して成功した選手はいない」。こんなジンクスは大嘘です。

タイの国技、ムエタイはその勝敗が賭けの対象にされますが、トップ選手の競技人口が少ないため同じマッチアップが繰り返される傾向が強く、あまりに強いと賭けの対象としての商品価値がなくなりかねません。

かくして、ムエタイの競技と賭けの枠にハミ出た選手が国際式に活躍の舞台を移すのです。

キックボクシングの枠からハミ出た那須川天心のボクシング転向は、ムエタイから国際式とよく似た構図です。

センサク・ムアンスリンもそんな規格外のムエタイ戦士でした。

国際式転向の時点から「史上最短で世界奪取」を目論み、予定通りにペリコ・フェルナンデスを破って3戦目で世界奪取。

この記録は、ワシル・ロマチェンコがタイで並んでおり、2018年7月15日にはマレーシア・クアラルンプールで行われたマニー・パッキャオvsルーカス・マティセのアンダーカードでルー・ビン(呂斌)がWBAジュニアフライ級王者カルロス・カニザレスに挑戦、プロ2戦目でのタイトル奪取を目論みました(12ラウンドTKO負けで最短記録更新ならず)。

天心が穴王者に狙いを絞り、あるいはわけのわからない選手との決定戦をでっちあげれば、それこそ「デビュー戦で世界王者」も可能でしょう。

もちろん、その場合は欧米の人気階級では無理ですから、日本に簡単に引っ張り込め、好き放題できるジュニアフェザー級以下の超軽量級に限定されますが。
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トロイ・ドーシーというプロボクサーがいた。

生涯戦績は、15勝(11KO)11敗4分。 

なんだ、どこぞのクラブファイターか?、と言う勿れ。

デビュー5戦目で、のちのIBFフェザー級王者トム・ジョンソンとスプリットデジションで敗北、3年後の再戦はマジョリティードロー。

まあ、ジョンソンはナジーム〝チキン〟ハメドが選ぶような雑魚だったが。

チキンがらみの話でいうなら、WBC米大陸王者時代のケビン・ケリーにも挑戦して判定負け。

ドーシーが世界王者になったのは1996年10月18日、完全敵地のデンマークでIBOジュニアライト級王者ジミー・ブレダルを殴り倒したときだった。



そういや、ブレダルってのもオスカー・デラホーヤが最初に世界王者を獲ったWBOジュニアライト級王者だった。分かりやすくいうと、五輪金メダリストのゴールデンボーイに差し出された生贄だった。

そうだ、ハメドやケリーやデラホーヤの話をする前に言っておかなきゃいけないことがあったのを、今、思い出しちまった。

この、トロイ・ドーシーって男は、キックボクサー崩れだったのさ。 

それでまた思い出した…北米フェザー級王者になったドーシーが世界初挑戦したのは、IBF王者のホルヘ〝El Maromero〟パエスだったんだ。

スプリットデジションで負けちまったけど、このパエスってのも元キックボクサー。というよりも"The Clown Prince of Boxing"って渾名が現してるように、サーカスの道化師だったのさ。

パエスはデラホーヤの2階級制覇がかかったWBOライト級王者決定戦にお招き預かって、期待通りに2ラウンドで転がってあげましたとさ。

あの頃、日本には坂本博之っていう無敗のKOキングがいたんだが、当時のか細いデラホーヤだったら序盤で粉砕してたかもな。

まぁ、とにかくハメド様や、デラホーヤ様にはマッチメイクがどれだけ大切かってことを思い知らせてくれたもんだよ。

ドーシーやパエスと戦ったボクサーが言うには「一番驚いたのはタフさ」だってさ。

ボクサーは、当たり前のことしか言わねぇな。当たり前だろう、キックとパンチ、どっちが強いと思ってんだ。

ボクシングとキックのルールで2試合やれば、どっちが優勢になると思う?

頭の固いボクシング信者でも、答えは簡単にわかるだろう。 
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根尾昂の投手転向が厳しい視線に晒されているのは、根尾という才能に対する球団の優柔不断で朝令暮改な態度だけではありません。

「野手から投手に転向して成功した選手はいない」。

それは、ジンクスと呼ぶにはあまりにも重く、枕に「プロで」まで付けると成功者は一人もいない絶対の真理になっています。

野球からゴルフに転向しても、逆はない。スピードスケートから自転車競技に転向はあっても逆はない…。
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しかし、「キックボクサーからボクシングに転向して成功した選手はいない」、これは逆もそうです。ボクサーからキックに転向して成功した選手はいません。

落ちぶれたボクサーがキックボクシングに転向するから通用しないだけ、西城正三らはもちろん、魔裟斗もボクシングの落ちこぼれ…。

そう反論するかもしれませんが、それは狭い島国の中だけのジンクスです。

「キックボクサーからボクシングに転向して成功した選手はいない」。それは世界的には全く通用しない、くだらない迷信です。

「野手から投手に転向して成功した選手はいない」。田中将大も〝転向組〟だと言うと、多くの人は「それは小学生の頃の話。ボーイズリーグですでに投手として活躍していた」と笑うでしょう。

つまり「まだあらゆるポテンシャルが残されている段階、年代での転向にそんなジンクスは当てはまらない」ということです。

では、23歳の那須川天心は「あらゆるポテンシャルが残されている段階、年代」をもう通り越しているのでしょうか?

「私は4年前、那須川を見た時に感じたことがある。75年にプロ3戦目で世界王座を獲得したムエタイ出身のサンセク・ムアンスリン(タイ)の記録に並ぶことができるのは、日本人で那須川しかいない」と。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者、大橋秀行ジム会長)

呼吸するように嘘を吐く大橋会長だけに「プロ3戦目」はさすがにありえません。

そして、やはり多くの人は「日本限定の層もレベルも低いキックの選手が、世界的な土壌のあるボクシングに通用するわけがない」と笑うでしょう。

つまり「レベルの低い競技から、高い競技への転向が成功するわけがない」と。

しかし、バンタム級やジュニアフェザー級での世界王者なら、そこまで層が厚くレベルも高いわけがありません。軽量級はウェルター級やミドル級とは全く違う世界です。

「キックボクサーからボクシングに転向して成功した選手はいない」という日本限定の迷信を解き明かし、那須川天心が「あらゆるポテンシャルが残されている段階、年代」を通り過ぎてしまったのか、「バンタム級やジュニアフェザー級での世界王者はキックと比べて絶望的にレベルが高いのか」を考えてみましょう。

大橋会長はムアンスリン超え(ワシル・ロマチェンコもプロ3戦目で世界ゲット)はいつもの適当節ですが、軽量級の世界王者なら十分チャンスがあり、強豪王者に成長する可能性もあるでしょう。

根尾の挑戦も心から応援していますが、根尾の投手成功よりも、天心のボクシング世界王者(ジュニアフェザー以下)の方がはるかに可能性、確率が高い挑戦です。
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Saturday 25, June 2022
  
Tech Port Arena, San Antonio, Texas
commission:Texas Combative Sports Program
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
 

軽量級ファン注目のイベントです!

22歳のWBCジュニアバンタム級王者ジェシー〝バム〟ロドリゲスが迎えるのは、このクラスで10年にわたってトップ戦線に陣取る35歳のシーサケット・ソールンビサイ。

先ほど終わった計量ではバム・ロドリゲス、シーサケット共に114.6ポンドでクリア。

シーサケットはサウスポー対決を制して、WBCジュニアバンタム級王者に3度目の返り咲きを狙います。

オッズはロドリゲス1/5(1.2倍)に対して、シーサケット7/2(4.5倍)と明白に王者が有利。勢いに乗る若者が老雄を駆逐するとみられています。

エディー・ハーンの秘蔵っ子が、タイの重戦車に轢き潰されるのを期待していますが、バムが圧勝でPFP入りとかそれはないですよね。

 

WBA/IBFジュニアフェザー級王者ムロジョン・アフマダリエフはWBAゴールド王者ロニー・リオスを相手に3度目の防衛戦。

計量は、27歳の2団体王者が121.2ポンド、32歳のリオス121.8ポンド。アフマダリエフ、キレッキレに仕上がってます。

MJ勝利が2/13(1.15倍)、リオス6/1(7倍)。

こちらは戦前予想の通りにMJが次元の違いを見せて勝利、未来の井上戦に向けてワクワク感が膨らむような展開をお願いします。
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Saturday 25, June 2022
Tech Port Arena, San Antonio, Texas
commission:Texas Combative Sports Program
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
media:DAZN

12 rounds – junior bantamweights 
(for Rodriguez’s WBC title)


出来レースが、とにかく大嫌いです。だから、仕事でもそんなコンペがあったら、会社の制止を振り切ってエントリーすることがあります。

当たり前ですが、負けます。でも10%くらいは勝つことがあります…。

あとが大変ですが。





今年2月、ジュニアフライ級のジェシー・ロドリゲスが、急遽ジュニアバンタム級で世界挑戦しました。

カルロス・クアドラスからダウンを奪った末に明白な判定勝ち、空位のWBCジュニアバンタム級のストラップを獲得しました。

最も驚いたのは、2階級上の強豪相手に素晴らしいパフォーマンスを見せたからではありません。

試合前!にマッチルームと複数年契約を結び、ウィリアムヒルのオッズはクアドラス11/4=3.75倍、ロドリゲス4/11=1.36倍。なぜかロドリゲスが圧倒的有利。

専門家予想も「試合前に複数年契約を締結したマッチルームが負け戦をするわけがない」という、わけのわからない出来レースの腐臭を発散させていました。 

エディ・ハーンが〝一目惚れ〟で契約を急いだと言われてますが…。

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I Love Bam Rodriguez!…ひたすらキモい。

今週末、ロドリゲスがシーサケット・ソールンビサイを初防衛戦に迎えます。

オッズも予想もロドリゲス。

With a win, Rodriguez fully intends to stick around at junior bantamweight, a weight that boasts pound-pound talent such as lineal/WBA champion Juan Francisco Estrada (42-3, 28KOs), former four-division champ Roman ‘Chocolatito’ Gonzalez (50-3, 41KOs) and WBO titlist Kazuto Ioka (28-2, 15KOs).

シーサケットに勝つと、リネラル王者ファン・フランシスコ・ロドリゲスや4階級制覇のローマン・ゴンザレス、WBO王者・井岡一翔らPFPファイターとの大きな試合に駒をすすめることになる。


シーサケット、絶対勝て〜!

でも、いろいろ牙抜かれまくってるんだろうなぁ…。
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23歳の那須川天心と、30歳の武尊。

二人の未来に、今日この日よりも大きな舞台があるのでしょうか?

天心は〝泪橋〟を逆に渡ります。

武尊はその橋を渡らずとも、ある意味で〝逆に〟渡るしかそのキャリアを〝清算〟できない場所まで追い込まれました。

天心がボクシングのどのクラスで戦うのかは、わかりません。

しかし、それは少なくともフェザー級(126ポンド)以上でなければ、泪橋を渡った意味がありません。

126ポンドでも、今日の東京ドームを超える舞台はありえないでしょう。

まだ、23歳。 

今日の試合で、ジャブをはじめボクシング技術が 優れて見えたのは、相手が稚拙だっただけですが、それでも可能性があります。

もうすでに、一度、彼はウェルター級のボクシングマッチを経験しています。

キックと同じ、国内限定人気のバンタム級やジュニアフェザー級で挑戦するなら、その先は今夜の東京ドームもままなりません。
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