ロベイシ・ラミレスはデビュー戦で〝出落ち〟さらに、明白に有利と見られたラファエル・エスピノサに2連敗。
期待通りの結果を残せなかったキューバのトレインは、トップランクから放出されてしまいました。それでもラミレスはWBOフェザー級のタイトルを獲得、期待通りあはやされとはいかなかったものの、想定内の最低ラインはクリアしたのではないでしょうか?
イタウマはラミレスと比較するとアマチュア実績が貧弱でしたが、ヘビー級という特別なクラスも付加されて期待値は大きく膨らんでいました。
いまからちょうど40年前の1986年、イタウマがイメージをオーバーラップされてきたマイク・タイソンもまた、タイトル初挑戦のリングに上がりました。
【1986年11月22日 ネバダ州ラスベガス ヒルトンホテル】
◾️WBCヘビー級12回戦◾️
©︎トレバー・バービック 32歳 36戦31勝4敗1分
身長188cm/リーチ198㎝ 体重218½ポンド(99.11kg)
マイク・タイソン 20歳 27戦全勝
身長178cm/リーチ180㎝ 体重221¼ポンド(100.36kg)
【2026年8月29日 ロンドン・グリニッジ O2アリーナ】
◾️IBFヘビー級タイトル決定戦12回戦◾️
フィリップ・フルゴビッチ 34歳 21戦20勝1敗
身長198cm/リーチ208㎝ 体重241¾(109.66kg)
モーセス・イタウマ 21歳 14戦全勝
身長194cm/リーチ201㎝ 体重236¼ポンド(107.16kg)
両者のタイトル初挑戦は「ヘビー級としては異例の若さ」「体格で対戦相手に劣る」という点で共通していますが、ボクシングにおいて最も重要なファクターである体重でタイソンがより重かったのに対して、イタウマは軽かったことが特筆されます。
さらに、タイソンが10ラウンド判定の長丁場を3試合経験していたのに対して、イタウマの最長経験は6ラウンドと、スタミナへのテストが完了しているかどうかも異なりました。
そして、なによりも全く違う結果になりました。
タイソンはもちろん、イタウマも過大評価でした。イタウマもタイソンも自分よりも大きく重い相手との対戦が少ないまま、その相手を前にしたときにキャリア初の敗北を痛烈なKOで喫してしまいます。

しかし、その瞬間までタイソンはダウンを奪ったラウンド以外は全て落とし、逆にイタウマは全てのラウンドでリードしていました(オフィシャルは80−71*2/79−72で全24ラウンドのスコアで1ラウンドだけ落としていました)。
また、タイソンははるかに重く大きなバスター・ダグラスのパンチを浴び続け、最後はヘビー級の強烈なコンビネーションをまともに食らって沈みながらも、その顎がガラスではなく鋼鉄製だったことを見せましたが、イタウマはスタミナだけでなく非常に脆弱な装甲も露呈してしまいました。
英国のボクシングファンや、一部の日本のファンは「一番強いのはオレクサンデル・ウシクではなくイタウマ」と信じてましたが、そもそも21歳の若者には40年前のタイソン以上に不安材料が山積していたのです。
史上最も有名で最も愚かなトレーナー(ケビン・ルーニー)によってバックステップを踏めないという致命的な欠陥を改善できないまま、自分を恐れてくれる相手にだけ圧勝してきたタイソンが、そうではない強豪には一度も勝てないままキャリアを閉じたように、出鱈目なペース配分しかできないばかりか、パワーもスタミナもヘビー級のトップ基準から乖離したイタウマもまた旬の強豪には敗北を重ねていくでしょう。
いや…「強い相手に一度も勝っていない」「凶悪犯罪者」と指摘されたタイソンは「ボクシング界への貢献度は巨大」によって一発殿堂を果たしましたが、イタウマにその未来が訪れることは想像できません。
期待通りの結果を残せなかったキューバのトレインは、トップランクから放出されてしまいました。それでもラミレスはWBOフェザー級のタイトルを獲得、期待通りあはやされとはいかなかったものの、想定内の最低ラインはクリアしたのではないでしょうか?
イタウマはラミレスと比較するとアマチュア実績が貧弱でしたが、ヘビー級という特別なクラスも付加されて期待値は大きく膨らんでいました。
いまからちょうど40年前の1986年、イタウマがイメージをオーバーラップされてきたマイク・タイソンもまた、タイトル初挑戦のリングに上がりました。
【1986年11月22日 ネバダ州ラスベガス ヒルトンホテル】
◾️WBCヘビー級12回戦◾️
©︎トレバー・バービック 32歳 36戦31勝4敗1分
身長188cm/リーチ198㎝ 体重218½ポンド(99.11kg)
マイク・タイソン 20歳 27戦全勝
身長178cm/リーチ180㎝ 体重221¼ポンド(100.36kg)
【2026年8月29日 ロンドン・グリニッジ O2アリーナ】
◾️IBFヘビー級タイトル決定戦12回戦◾️
フィリップ・フルゴビッチ 34歳 21戦20勝1敗
身長198cm/リーチ208㎝ 体重241¾(109.66kg)
モーセス・イタウマ 21歳 14戦全勝
身長194cm/リーチ201㎝ 体重236¼ポンド(107.16kg)
両者のタイトル初挑戦は「ヘビー級としては異例の若さ」「体格で対戦相手に劣る」という点で共通していますが、ボクシングにおいて最も重要なファクターである体重でタイソンがより重かったのに対して、イタウマは軽かったことが特筆されます。
さらに、タイソンが10ラウンド判定の長丁場を3試合経験していたのに対して、イタウマの最長経験は6ラウンドと、スタミナへのテストが完了しているかどうかも異なりました。
そして、なによりも全く違う結果になりました。
タイソンはもちろん、イタウマも過大評価でした。イタウマもタイソンも自分よりも大きく重い相手との対戦が少ないまま、その相手を前にしたときにキャリア初の敗北を痛烈なKOで喫してしまいます。

しかし、その瞬間までタイソンはダウンを奪ったラウンド以外は全て落とし、逆にイタウマは全てのラウンドでリードしていました(オフィシャルは80−71*2/79−72で全24ラウンドのスコアで1ラウンドだけ落としていました)。
また、タイソンははるかに重く大きなバスター・ダグラスのパンチを浴び続け、最後はヘビー級の強烈なコンビネーションをまともに食らって沈みながらも、その顎がガラスではなく鋼鉄製だったことを見せましたが、イタウマはスタミナだけでなく非常に脆弱な装甲も露呈してしまいました。
英国のボクシングファンや、一部の日本のファンは「一番強いのはオレクサンデル・ウシクではなくイタウマ」と信じてましたが、そもそも21歳の若者には40年前のタイソン以上に不安材料が山積していたのです。
史上最も有名で最も愚かなトレーナー(ケビン・ルーニー)によってバックステップを踏めないという致命的な欠陥を改善できないまま、自分を恐れてくれる相手にだけ圧勝してきたタイソンが、そうではない強豪には一度も勝てないままキャリアを閉じたように、出鱈目なペース配分しかできないばかりか、パワーもスタミナもヘビー級のトップ基準から乖離したイタウマもまた旬の強豪には敗北を重ねていくでしょう。
いや…「強い相手に一度も勝っていない」「凶悪犯罪者」と指摘されたタイソンは「ボクシング界への貢献度は巨大」によって一発殿堂を果たしましたが、イタウマにその未来が訪れることは想像できません。










