世界中のボクシングファンを驚かせ、多くの欧米メディアから疑惑の目線を送られながらも立ち上げられてから7年。
World Boxing Super Sereies(WBSS)を総括するには、今が最高のタイミングかもしれません。

ヘビー級やミドル級、ウェルター級という人気階級を外して、クルーザー級とスーパーミドル級という欧州では一定の人気のあるクラスで2017年にファーストシーズンがキックオフ。
そして、ジュニアウェルター級とバンタム級でセカンドシーズンが幕開け。
優勝賞金1000万ドル、賞金総額5000万ドルという人気階級のスーパースター並みの報酬が大きな話題を呼びましたが、その金額が提供されたことは一度もなく、主催者の1人カレ・ザウアーラントは来日した際に、ふざけるにも程がある態度で
「バンタム級の優勝賞金が400万?ドルか円かはわからない」と言い放ちました。
モハメド・アリ・トロフィーという副賞からして、欺瞞の腐臭を放っていたWBSS。
「高額で買い取る」という話で、優勝ベルトを製作したWBCも、全く実入りのない不毛なトーナメントに幻滅、バンタム級などではベルトを用意しませんでした。
人気階級のミドル級で戦いながらも、華と実力が欠落していた米国のロブ・ブラントは「行くときは無視されたのに、負けて帰ったら恥晒しと書かれた」と苛立った、米国では全く無視されたWBSS。
日本のにわかボクシングファンからは「ヘビー級やウェルター級でもWBSSを開催したらいいのに」という声も聞かれましたが、とんでもないことです。
スター選手には手が出せないから、高額報酬をチラつかせた詐欺的契約で不人気階級のボクサーを騙したWBSS。
本当に潤沢な資金があれば報酬支払いの大幅な遅延が相次いだり、試合スケジュールが未定のまま、主催者と連絡が取れなくなったりはしません。
サード・シーズンは「ジュニアフライ級と女子で展開したい」と発表したとき、もはやこの詐欺集団を信じる人はいなくなっていました。
本当に金があれば、人気階級で牽制しあっているスター選手を根こそぎ招聘して超弩級のイベントを開いて見せるはずです。
そう、サウジアラビアのように。
虚偽の高額報酬を騙ったWBSSと、 MGMグループが戦意喪失するほどの報酬を支払いながら、それをベールに包むサウジ。
どっちも根っこは同じ気もしますが、ファイターを騙してはいけません。
米国での尊敬されない扱いに慣れていたノニト・ドネアですら、スケジュールが全く発表されないことに苛立ち「しばらく(主催者)と連絡が取れない。こんなにバカにされたことはない。離脱する」と激怒しました。
セカンドシーズンで沈没寸前のWBSSを救ったのは日本と、そしてサウジでした。
World Boxing Super Sereies(WBSS)を総括するには、今が最高のタイミングかもしれません。

ヘビー級やミドル級、ウェルター級という人気階級を外して、クルーザー級とスーパーミドル級という欧州では一定の人気のあるクラスで2017年にファーストシーズンがキックオフ。
そして、ジュニアウェルター級とバンタム級でセカンドシーズンが幕開け。
優勝賞金1000万ドル、賞金総額5000万ドルという人気階級のスーパースター並みの報酬が大きな話題を呼びましたが、その金額が提供されたことは一度もなく、主催者の1人カレ・ザウアーラントは来日した際に、ふざけるにも程がある態度で
「バンタム級の優勝賞金が400万?ドルか円かはわからない」と言い放ちました。
モハメド・アリ・トロフィーという副賞からして、欺瞞の腐臭を放っていたWBSS。
「高額で買い取る」という話で、優勝ベルトを製作したWBCも、全く実入りのない不毛なトーナメントに幻滅、バンタム級などではベルトを用意しませんでした。
人気階級のミドル級で戦いながらも、華と実力が欠落していた米国のロブ・ブラントは「行くときは無視されたのに、負けて帰ったら恥晒しと書かれた」と苛立った、米国では全く無視されたWBSS。
日本のにわかボクシングファンからは「ヘビー級やウェルター級でもWBSSを開催したらいいのに」という声も聞かれましたが、とんでもないことです。
スター選手には手が出せないから、高額報酬をチラつかせた詐欺的契約で不人気階級のボクサーを騙したWBSS。
本当に潤沢な資金があれば報酬支払いの大幅な遅延が相次いだり、試合スケジュールが未定のまま、主催者と連絡が取れなくなったりはしません。
サード・シーズンは「ジュニアフライ級と女子で展開したい」と発表したとき、もはやこの詐欺集団を信じる人はいなくなっていました。
本当に金があれば、人気階級で牽制しあっているスター選手を根こそぎ招聘して超弩級のイベントを開いて見せるはずです。
そう、サウジアラビアのように。
虚偽の高額報酬を騙ったWBSSと、 MGMグループが戦意喪失するほどの報酬を支払いながら、それをベールに包むサウジ。
どっちも根っこは同じ気もしますが、ファイターを騙してはいけません。
米国での尊敬されない扱いに慣れていたノニト・ドネアですら、スケジュールが全く発表されないことに苛立ち「しばらく(主催者)と連絡が取れない。こんなにバカにされたことはない。離脱する」と激怒しました。
セカンドシーズンで沈没寸前のWBSSを救ったのは日本と、そしてサウジでした。













