フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: WBSS

HBOがしかけた史上最高のコスパイベント「スーパーフライ」は、ローマン・ゴンザレスと井上尚弥の〝決勝戦〟を期待して立ち上がりました。

しかし、軽量級史上初のPFPキング・ロマゴンが、伏兵シーサケット・ソールンビサイにまさかの連敗。

「東京でロマゴンvsモンスター」のメガファイトは霧散してしまいます。

「HBOのボクシング撤退」は「パックメイ2015」の以前から〝噂のレベル〟を越えた〝時間の問題〟でしたが、米国ボクシングの状況を象徴する事件でした。

「米国ボクシングとイコールで結ばれていたHBO」の忘れ形見が「スーパーフライ=ジュニアバンタム級最強決定トーナメント」です。

「WBSSが引き継ぐ」とも見られていましたが、 HBO以上にボクシングビジネスで焦付きまくってる〝詐欺団体〟にその度量はありません。

腐っても鯛、HBOはスーパーフライ興行に100万ドル前後をかけていました。ただの一度も支払われることのなかった「優勝賞金1000万ドル」のWBSSと一緒にしたら失礼なまともな企業体です。

HBOの忘れ形見、ジュニアバンタム級最強を巡る動きが加速しています。

今日ゴングが鳴らされるリング誌/WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダと、WBA王者ローマン・ゴンザレスの団体統一戦は事実上の階級最強決定戦と見られています。

もちろん「事実上」なんて但し書きが付くのが 4Belt−Era の混沌を証明しています。身近なところでは「井上尚弥vsエマヌエル・ロドリゲス」も〝事実上の…〟でした。
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元々がスタイリッシュなボクサーで格好良かったのですが、今のロマゴンは燻し銀の渋さを纏っています。若い頃よりも、今の方が好きです。年齢と経験と挫折を重ねることの意味を、明日、勉強させてください!

ジュニアバンタムの現状を見渡すと…。

最強候補の一人、シーサケット・ソールンビサイは2019年4月26日にエストラーダに少差判定で敗れてから昨日のクワンタイ・シスモーゼン戦まで3連勝していますが、対戦相手の質が低すぎて、34歳のタイ人の現有戦力は不透明です。

IBFのストラップを持つジェルウィン・アンカハスは1年以上のブランクを空けたまま。シーサケット同様に、29歳のフィリピーノが今なお惑星の一つかどうか?

もう一つのチャンピオン・ピースの持ち主は、ダークホースに見えるかもしれませんが、彼こそが最強トーナメントの本命です。

さて、あと12時間ですか。
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中谷正義がフェリックス・デルベホを逆転ノックアウトした試合は、様々な意味で典型的に「現代的」なドラマでした。

18番目のブリッジャー級が新設され「4belt−18class 」 時代が幕開けようとしている今、もはや世界タイトルそのものの価値は限りなく透明に希釈されてしまいました。

その一方で、散逸した世界タイトルのピースをコンプリートする作業は、歴史上最も困難な時代を迎えています…そのはずです。

そして、この3年間でテレンス・クロフォード、オレクサンダー・ウシクという完全統一王者が生まれました。

薄っぺらい世界王者が量産される時代に、この二人は濃厚に階級最強を証明しました。

しかし、ウェルター級にもかかわらず地味を極めるクロフォードと、WBSS優勝のウシクもまた、完全統一を果たしたがゆえに、現代においてタイトルが大きな意味を持たないことを皮肉にも証明しています。

WBSSは「完全統一王者を決める」という大義名分を掲げ、米国で人気のない階級を狙って羊頭狗肉の賞金を掲げた〝新手のアルファベット承認団体〟でした。

当初ぶち上げた「賞金総額5000万ドル、優勝賞金1000万ドル」は、ついにどの階級でも支払われることなくフェイドアウトしている〝詐欺的蜃気楼〟。それがWBSSの正体です。

もちろん、米国の不人気階級とはいえ、日本では特別なバンタム級で井上尚弥という異才がジャンプしたという意味でWBSSは、日本のファンに素晴らしい機会を与えてくれました(もちろん犯罪的に杜撰な運営は別の話ですが)。

そして、アルファベット団体の恣意によって如何様にも世界タイトルが分配されることを、テオフィモ・ロペスが新たに完全統一王者の仲間入りを果たすことで証明してくれました。

21世紀の完全統一王者は〝人気のない実力者たちの駆け込み寺〟でしたが、そこに駆け込むには高いハードルがいくつもありました。

それでも、人気者ロペスがWBCに「フランチャイズもステイクして欲しい」とリクエストすると、WBCは「フランチャイズが上位タイトル」と二つ返事で了解。WBC王者デビン・ヘイニーは、いきなり「セカンド王者」に落とされてしまうのです。

タイトルの価値が失墜「中谷vsベルデホ」にもWBOインターコンチネンタルという、地域タイトルがステイクされていましたが「日本vsプエルトリコ」で争う地域タイトル…もう悲劇も喜劇も超えてどこまでもシュールです。

中谷の劇的な逆転勝ちに「よっしゃー!WBOインターコンチ王者や!!!」と喜んだファンは、一人でもいるのでしょうか?

どこまでも、シューリアルです。前衛芸術のように、常人の理解を超えているのはWBOインターコンチ王座だけではありません。アルファベット団体の世界タイトル自体が、悪夢の中の虚構です。

中谷の勝利に、日本のボクシングファンが巨大な価値を見出しているのは、①ライト級という人気階級で、②ベルデホという名前のあるスター候補を粉砕した、という2点からです。

「人気階級」は競技人口だけからは推し量ることはできませんが、BoxRecによると、今日12月15日現在の競技人口は以下のとおりです。

ストロー267人、ジュニアフライ469人、フライ776人、ジュニアバンタム853人、バンタム1095人、ジュニアフェザー1372人、フェザー1654人、ジュニアライト1767人、ライト2359人、ジュニアウェルター2259人、ウェルター2380人、ジュニアミドル2067人、ミドル1745人、スーパーミドル1512人、ライトヘビー1269人、クルーザー1293人、ヘビー1449人

以前、このブログで取り上げた数字から全体的に伸長している原因は、BoxRecの情報収集能力の向上、つまり試合経験のあるボクサーだけでなく、ライセンス発行されたデビュー前のボクサーまで、各地域のコミッションから吸い上げているからです。
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この種の数字を見て、多くの人が最初に驚くのは「ミドル級が1番層が厚いと思ってた」です。しかし「ミドルが最も層が厚い」というのは幻想ではありません…そういえば書きかけの話がありました、続きを書くときですね。

競技人口は、それぞれの階級レベルを推し量る指標の一つですが、あくまで「指標の一つ」に過ぎません。

例えば、ヘビー級の競技人口は1449人で、フェザー級の1654人を下回りますが、この数字を持って「階級難易度(レベル)でフェザーが上」と考える馬鹿はどこにもいないでしょう。

階級難易度を正確に測るには「競技人口」「報酬」「専業ボクサーの比率」「注目度(人気選手の存在によっても変動します)」など、いくつものフィルターを濾過しなければ、その実態には迫れません。

「競技人口が多い」ことよりも「報酬が高いこと」の方がレベルを引き上げるのは当然です。その結果として「専業ボクサーの比率」にも差が出ます。

例えば、バンタム級の1095人に対してジュニアミドル(2067人)は約2倍ですが、階級難易度も2倍かというと、それはおそらく違います。ウェルターとミドルに挟まれたジュニアミドルの方がもっと上です。

これは、ライト級2359人と、ウェルター級2380人の競技人口トップ2にも当てはまります。今日の競技人口ではほぼ同じの二つの階級、その攻略難易度も同じと考える人はいません。

「中谷はロペスだけでなくライト級の誰にとっても試練」(今日のリング誌)ですが「エロールやテレンスに試練を与える日本人はいるか?出てくるか?」と問い詰められると、目をそらしちゃいますね。

軽量級の世界ランカーや王者は井上尚弥の対戦相手を見るまでもなく、人気階級と比べると同じスポーツとは思えないほどに報酬は劣悪、本職は引っ越し屋さんや銀行員だったり、あるいはボクシングが本業でも副業を持つケースも珍しくありません。

一方で、井上が憧れる「パッキャオの世界」では、本業が引っ越し屋さんとか、銀行員はまずいないのです。

中谷が粉砕したフェリックス・ベルデホも、おそらく引っ越し屋さんとか銀行員が本業ではありません。

こういう風に書くと、勝手に曲解してひねくれちゃう脳足りんちゃんも湧いてくるでしょうが、コメント欄はいくらでも開放しています。

前置きが長くなりましたが、今夜のお題は「タイトル自体の価値が失墜した今、誰に勝つのが大きなトライアンフか?」です。

実現可能性を無視するなら「日本人がタイソン・フューリーをノックアウトする」が最大の勝利でしょうが、じゃあ誰が?となると一人も思い浮かびません。

ある程度はリアルの匂いを残して欲しいですね。

「村田諒太がカネロをKO」「中谷がテオフィモをぶっ倒す」が普通に思い浮かびますが、「ジュニアライトに落としたロマチェンコを圧倒して切り刻んでストップしたシャクールを井上が死闘の末にSD勝利」もいいですね。

それにしても、中谷が初回に痛烈に倒されたときは「最悪のパターン」と、早い結末を覚悟しましたが、ボクシングは頭の固いフシ穴の浅はかな予感を鮮やかにひっくり返してくれるから面白い、感動します。
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人気階級に殴り込んだ中谷正義。

そのトライアンフを祝して、新シリーズです。…そして、書きかけのものがどんどん増えてゆくのですが、どのお話も必ず続きます。

誰も口にしないことを書くのがこのブログのテーマです。「軽量級賛歌」はその重要な柱ですから「ウェルターが高貴で、フライバンタムは下卑 」なんて無知蒙昧な欧米目線とは一線を画します。

日本のファンにとっては「フライバンタムが花」で「ウェルターなんて知らねぇよ」です。
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それはいつ生まれたのか、誰も知らない。一つの細胞がやがて3つに分かれ、さらに8つに分かれ、さらに、そしてさらに、またまたさらに17まで増殖したのであった…。というわけでボクシングは妖怪の巣食う世界になってゆくのでした。

おさらいですが、ボクシングに限らずあらゆる格闘技はもちろん、水泳だってきっと最初は無差別級(自由形)から始まったはずです。

ボクシングのケースは、無差別級時代に王者になれなかった小さな才能の記録が、多く残されています。彼らは現代ならPFPキングでした。

無差別級しかなかった19世紀後半までの「ワイルド1」の時代から、ミドルとライトが生まれることでヘビーも名付けられた「プレミア3」、そして混沌の超軽量級がフライ・バンタム・フェザーと細分化されることで完成した「オリジナル8(8クラシック)」。

ヘビー級が今も特別であり続けている理由は誰にでも理解できるでしょう。

しかし、ヘビー級以外のクラスで、欧米における軽量級の存在感が文字通りの「存在が耐えられない軽さ」になってしまったのは、80年代からです。

井上尚弥についてもESPNが「コアなマニアのアイコン」と書くのはまだしも「ボクシングファンでも誰も名前も知らない」とまで切り捨てることに、日本のボクシングファンは憤りよりも先に戸惑いを覚えているかもしれません。

「PFP2位だぞ!」「黄金のバンタムだぞ!」「WBSS優勝だぞ!」と。

このブログの読者の方なら、お察しでしょうが「PFP」「黄金のバンタム」「WBSS」…この全ては米国での〝不人気キーワード〟です。

〝翻訳〟すると「日陰階級の救済措置」「掃き溜めに鶴」「(欧州が仕掛けた米国で人気の無い)空気階級トーナメント」です。

すでに、別のお話で支流的にいくつも書いてきたテーマですが、THE BUBBLEを弾けんばかりに揺るがした中谷正義の勇気のおかげで、ついに合流する時がやってきました。  
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リング誌/WBA/IBFジュニアウェウター級王者ジョシュ・テイラーがロンドンの東、ヨークホールに設営された完全防疫・無観客会場でアピヌン・コーンソーンを初回2分41秒でノックアウト。2団体統一タイトルの初防衛に成功しました。 
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"I pressed in against him, he threw a right, and I hit him with a left and I felt it sinking in.

プレスをかけて彼が右を出すタイミングで左ボディを打ったんだ。しっかり突き刺さった感覚があったよ。


ジャーメル・チャーロの「左ジャブ」ほどではないにしても、素晴らしいボディショット一発で試合を終わらせた29歳の〝タータン・トルネード〟は17戦全勝13KOと戦績を伸ばしました。

残る2つのアルファベットタイトルWBCとWBOのストラップを持つホセ・カルロス・ラミレス(26戦全勝17KO)との、無敗王者同士の完全統一戦が待たれます。

6000マイルの旅路を経て敵地に乗り込んだアジアのスラッガーは、苦悶にのたうちカウントアウトされたあともしばらく立ち上がることができず、一気に3つのベルトを奪う夢は3分も経たずに霧散。無敗のレコードもストップされてしまいました。戦績は16勝13KO1敗。


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そういえば、まだ決勝が終わってなかったWBSSクルーザー級トーナメント決勝。

ドイツ・ミュンヘンのプラザメディア放送センターの特設リングで行われた、マイリス・ブレイディスvsユニエル・ドルティコス。

34歳のキューバ人(24勝22KO1敗)が放つ右強打を警戒しながら、35歳のラトビア人(26勝19KO1敗)がリングを目一杯使ってジャブから右をつないで迎撃する展開。

中盤になるとブレイディスがペースを掴み、右アッパーを再三ヒット。両者とも完全に主導権を握ることが出来ないまま、12ラウンドが消化されました。

オフィシャルは二人が117-111 、残る一人が 114-114のマジョリティでラトビア人の手が挙がりました。。微妙なラウンドはありましたが、リング誌は「引き分けは無い」とドローをつけたジャッジ、ホルク・メルケを批判しています。
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ブレイディスは前回WBSS準決勝でオレクサンダー・ウシクにマジョリティデジションで惜敗。そのとき逃したアリ・トロフィーをついに手に入れました。

ドルティコスも前回でWBSS準決勝でムラト・ガシエフの強打に最終回ストップ負けしていましたが、再チャレンジも実らず。

ブレイディスはWBAとIBFのアルファベットのピースとリング誌ベルトも獲得。

元々はラトビアの首都リガで開催予定だったこのカードは、パンデミックのために延期を繰り返した挙げ句にドイツ開催に落ち着きました。

リガアリーナで予定されていたチケットはソールドアウトだったと言いますから、バルト海には日本では想像できないクルーザー級人気がしっかり存在しているようです。

WBSSはこれからどうなるんでしょうか?クルーザー級専門トーナメントとして毎年開催?
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2年前。

DAZNは「ボクシング界のビジネスモデルを変える」と宣言、米国ボクシングに〝参戦〟しました。

高額のPPVを購入して一部のマニアがメガファイトを観る時代は終わった。これからは月額わずか9.99ドルでこのスポーツを楽しむことができる時代になる。

しかし、DAZNが投資したボクシングの米国での立ち位置は正真正銘のニッチスポーツ。

カネロ・アルバレスとの11戦3億6500万ドル契約も馬鹿げて見えましたが、ゲンナディ・ゴロフキンと3年6試合を推定1億ドルで契約したことは「全試合カネロならまだしも、GGGの価値はカネロ以外の相手だと100万ドルがせいぜい。それほど人気がない」(HBO)というのが常識的な見方でした。

DAZNがこのビジネスに乗り出したのは2016年。「フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ」のビジネス面での余熱は十分すぎるほど残っていた時期です。「人気だけならメイパック以上」というカネロとの契約を急いだのは無理もなかったかもしれませんが…。
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さらに、実質経営破綻していたWBSSに投資したのもビジネスとしては大失敗でした。米国のテレビ局が揃って無視した、不人気階級で行われた超不人気トーナメントWBSSは発足当初から〝詐欺的手法〟で出資者を募り、選手を欺いてきました。

もちろん、ご存知の通りWBSSの「バンタム級」は「日本だけ」とはいえ例外的・局地的な大成功を収めましたが、それはDAZNの経営手腕が優れていたからではありません。DAZNはほとんど恩恵を受けることが出来ませんでした。
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そして、新型コロナのパンデミックで、DAZNが手がけるスポーツ界の試合は中止・延期に追い込まれてしまい、世界9カ国で視聴料の支払いは一時停止となります。

しかし、皮肉なことにこの状況がDAZNの短期的ながら収支決算を好転させます。

シンコデマヨに予定されていたカネロの試合、赤毛のメキシカンだけで4000万ドルの報酬を支払う契約を、とりあえずは履行する義務がなくなったのです。「カネロ戦は全てが赤字」と見られている中で、4000万ドル以上の支出を抑えることができたのです。

一方で 、2020年の年初で米国で約80万人とされた視聴者のほとんどがこの数ヶ月で契約解除したと見られています。DAZNは今年上半期の視聴者数の発表を見送っているので実数は不明ですが、公にできないレベルの数字ということでしょう。

DAZNが米国ビジネスをゼロから立て直さなければならない苦境に陥っているのは、100%間違いありません。 

ましてや、コロナ前ですら赤字コンテンツだったボクシング部門をどうするのかも注目です。

昨年、機関投資家のゴールドマン・サックス証券が5億ドルを出資するなど、DAZNがすぐに倒産する状況ではないとはいえ、ここまで失敗を重ねているボクシングビジネスへの取り組みに大きな決断を下す可能性はあります。

5億ドル。大金ですが、カネロと3億6500万ドル契約を結んだことが、いかに馬鹿げていたかもよく分かる数字です。

DAZN再生には、米国で思い通りに伸びなかった視聴者数を同じやり方で再獲得すののでは、また失敗を繰り返すだけです。

従来のリースナブルな月額と年額視聴料でなく、特別なイベントはPPVでの配信に集約する方針とも囁かれています。

2019年の「英語圏」でのDAZNの配信時間はサッカー、野球、モータースポーツ、アメフトでボクシングはサッカーの1割にも満たない5番手。

ボクシングにおいては、WBSSで唯一無二の成功である「11月7日のさいたまスーパーアリーナ」が世界中の視聴者のほぼ全てが集中した日本市場で独占放映権を獲得できず、日本以外では極端に関心が低かったため、全くその恩恵にあずかれませんでした。

また、人口13億4000万人を抱えるインドでは、デオンティ・ワイルダーvsタイソン・フューリーが、まさかの2000件の販売数にとどまりました。

カネロについては最低保障で4000万ドルをゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)に、GBPがそのうちの3500万ドルをカネロに支払う流れになっていました。

GBPは残りの500万ドルとゲート収入から、対戦相手とアンダーカードの選手報酬、プロモーション費用を捻出するのですから、手元にはほとんど残らないでしょう。

カラム・スミスに提示した「500万ドル」は、この状況下でもDAZNが4000万ドルを支払うことを前提とした「これ以上譲歩できない」ギリギリの金額だったのです。 

しかし話しは逸れますが「アリ法」は素晴らしいですね。こういう金額も公表しなければならなくなりました。

さらに、ゲート収入がほとんど期待できないコロナ下で、GBPのエリック・ゴメスは「DAZNが支払いの大幅な減額を要求してきているのは一見、理解できる。しかし、現実にはコロナとは関係なしに非常に厳しい経営環境にあるのだろう。自分たちの経営失敗をコロナのせいにして大幅減額するなら話し合いの場は法廷になる」と冷めきっています。

GBPは、DAZNが米国で人気どころか認知もされていないWBSSに投資する際にも「米国の事情が全くわかっていない。WBSSの階級は米国で人気がないのが理解できていない。必ず失敗する」と警告していましたが…。

9月12日と日程だけが発表されているカネロの次戦ですが、7月26日現在でも対戦相手のアナウンスはありません。

景気の悪い話ですが、続きます。 
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ハッタリの賞金、選手の不満と告発、そしてスケジュール遅延が当たり前の運営、ビッグネーム不在の不人気階級で実施されたこともあり米国での関心が低く低空飛行が続いたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)。

波乱満載のセカンドシーズンも、クルーザー級のWBO王者マイリス・ブリエディスvsIBF王者ユニエル・ドルティコス(3月21日:ラトビア リガ)でなんとか「ゴール」を迎えます。

ファーストシーズンは「クルーザー級」「スーパーミドル」、セカンドシーズンで「クルーザー」「ジュニアウェルター」「バンタム」の全5階級で展開。

「The Undisputed  Champion を決定するトーナメント」を標榜していましたが、完全統一王者はクルーザー級のオレクサンダー・ウシクだけしか生み出すことが出来ませんでした。

興行的にもファーストシーズンから空席が目立つ会場が多く、その傾向はセカンドでも加速してしまいます。

それでもサウジアラビアやDAZNが手を差し伸べたことで、破綻寸前の資金繰りを立て直しました。

「不人気階級」「スター選手は参加しない」という最初から両翼をもがれた形でキックオフしたにもかかわらず、「高額賞金トーナメント」を謳い、公言していた賞金総額5000万ドル、優勝賞金1000万ドルは一度も支払われることがありませんでした。

しかし、WBSSが仕掛けた5階級のうち1階級でUndisputed  Champion を決定させ、3階級で2団体統一王者を生み出した事実は十分評価できます。

そして「バンタムが不人気階級でない」経済大国の日本で「村田諒太に次ぐマネーパワーを持つ」井上尚弥の立場から見たWBSSは、両翼がもがれたトーナメントなどではなく、世界のボクシングマニアに名前を轟かせる飛躍の舞台になりました。

実際に「WBSSは日本で開催された2試合については画期的な大盛況、大成功」(リング誌)でした。

もちろん、「井上vsノニト・ドネア が名勝負になったのは結果論で、そもそもドネア(WBSS運営に関わるリチャード・シェーファーがマネジメント)が階級最強トーナメントへの参加資格を与えられるのが狂ってる」という批判は、まともなスポーツなら正鵠を射ています。

※その後、シェーファーは金銭面のトラブルから運営サイドから追放されています。

ドネアはジュニアフェザーとフェザーを迷走しながら直近3試合を1勝2敗。カール・フランプトンに完敗した時点で「ここで引退するのがベスト」と多くのメディアに書かれた当時36歳。

ドネアがバンタム級最強トーナメントに名前を連ねるのは誰が考えても違和感しかなく、実際に優勝オッズは参加選手中最低の50倍でした。

優勝候補の一角ライアン・バーネットに勝利しても最低オッズは変わらず、ゾラニ・テテとの準決勝でも圧倒的不利予想が立てられてしまいます。

テテの代役ステフォン・ヤング戦でやっと有利のオッズが出ますが、それも小差。無名の30歳を一発で倒したものの、完全にスピード負けしていた嫌な展開でした。

半年後の井上戦も悲惨な結果しか予想されませんでしたが…。

しかし、これがボクシングです。ドネアがトーナメントに組み込まれたことも含めて、他のスポーツではありえないことが普通に起きるのがボクシングです。

そして、もう一度繰り返しますが、WBSSは詐欺的トーナメントのダークサイド一色ではありませんでした。

特に、井上と日本のボクシングファンにとっては、間延びしまくりの杜撰なスケジュール以外は、十分に楽しめる実りあるトーナメントでした(最初に思い描いた報酬とはまったく違ったほとんどの選手は可哀想でしたが)。

これは、欧米では不人気の軽量級でも、日本や経済発展著しいアジアでは活路があるということです。

欧米目線では不人気のバンタム級でも、日本では堂々のビッグファイトなのです。

「今頃気づくな」という話ですが、バンタム級がメインで2万人以上の有料観戦者が埋まったさいたまスーパーアリーナの景観は欧米のボクシングファンはもちろん、メディアの度肝を抜きました。
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リング誌2月号でもWBSSを「総括」。見開きページはフルハウスの「たまアリ」。リング誌は「全てが順調というわけではなかったが、WBSSの理念〝世界王者は1人でなければならない〟には全面的に賛同する」と評価。

そして、カレ・ザワーランドは〝 I'll be looking at two weights 〟(とりあえずは2つの階級で考えている)と「サードシーズン」にも意欲を見せています。

「フライ級(112lb)とジュニアバンタム級(115lb)。それも今までとは趣向を変えてキャッチウェイトでの実施も考えている」というのです。

目に付けどころが良いですね。全試合を日本で開催したいでしょうね。ただ、そうなるとWBSSに主導・主催させて金儲けさせてあげる必要はないとも思えますが…。

「フライ+ジュニアバンタム・キャッチウェイト構想」の詳細は明らかではありませんが、例えば114lbのキャッチウェイトでフライ級とジュニアバンタム級のトップ選手を集めてモハメド・アリ杯を争うということでしょうか。

階級の異なる王者同士の戦いとなると、どちらのタイトルを賭けるのか複雑ですが、レナード式でどっちも賭けてもらいたいですね…。

もし、フライとジュニアバンタムの4団体王者が参加すると、優勝者は8つのアルファベットのベルトをコレクション、二つの階級で Undisputed  Champion の座に就くことになります。

ザワーランドはサードシーズンについて「フライ+ジュニアバンタムの他にも、ミドル級とヘビー級でも企画している」と言っちゃってますが、これはいつもの嘘ですね。言わなきゃいいのに…。
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WBSSは優勝者にモハメド・アリ杯を贈りますが、何故かWBCも「WBSS優勝ベルト」を売りつけてきました。

11月7日のさいたまスーパーアリーナでは、このベルトが見当たらず、皆様からもいろいろな情報をいただきました。ありがとうございます!
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▶︎拒否というか、それは拓真のベルトだから違うよって感じだったんじゃなかったでしたっけ?=ナジーム

▶︎最後はリングの外にいる関係者が持ってる様に見えますね。明らかにいらないって意思表示してるし。=またファン

▶︎試合後にザワーランドが尚弥に渡そうにしたけど、尚弥が受取りを拒否し、大橋ジム関係者が受け取っていた様に見えた=おやじーたん 

▶︎リング上で渡されそうになったけどイラネって拒否してたじゃん=うバーリ  

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WOWOWではわかりませんが、フジテレビでは井上尚弥が「これ拓真の」と口にしてるのをマイクがはっきり拾っています。あれは確かに暫定王者だった拓真のベルトです。

この画像も鮮明ではありませんが、国旗が縁取られた円内で「WBC」の位置が「WBSSベルト」なら中央部にあるはずなのに、尚弥が受け取らなかったものは明らかに下部にあります。

あれは拓真のベルトをWBSSのスタッフが間違えて尚弥に渡そうとしたのが真相です。本来ならリングに上げるベルトではないはずですが、何かの手違いでしょう。

となると、WBSSベルトの行方が気になるところですが、尚弥がリング上でアリ杯を受け取り腰にIBF、右肩にWBAセカンドとリング誌、左肩にWBAスーパーのベルトをかけたシーンでも見当たりません。

商魂たくましいWBCが作るのを忘れた、ということはないでしょうから、井上陣営が拒否したのでしょうか?

だとしたら英断です。無償ならまだしも、何の意味もないベルトです。

WBCが法外な金額をふっかけて、井上が拒否したなら痛快な話です。 
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WBSSの優勝者にはWBCからも特別ベルト「WBSS優勝ベルト」が贈呈されるはずなのですが、井上尚弥はそれを腰に巻いたのでしょうか?

私が目にした乏しい情報では見当たらなかったもので。

WBCベルトは日本人の世界チャンピオンベルトで50万円前後、ダイアモンドだと500万円で購入するのですが「WBSSベルト」もダイアモンド級と言われてました。

ダイアモンドベルトはパッキャオvsコットが始まりでしたが、試合前にパッキャオが「5万ドルもするなら買わない」と拒否。結局、WBCが無償で差し出したというその出自からして卑しいベルトです。
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WBSS優勝ベルト。モハメド・アリとホセ・スライマンの肖像を並べるこの醜悪なセンスには反吐が出ます。

そんな意味のない高額ベルトなんて要らん!と拒否したのか、WBSSの財政難でそれどころじゃなかったのか。

いずれにしても、あの軽量級史上に残るビッグイベントは井上もドネアも100万ドルの報酬では足りません、それほどの商業的成果を彼らはあげました。

日本も公表しましょう。おそらく、世界戦のリングに上がる多くの日本人選手よりも、穴王者や雑魚挑戦者のファイトマネーがびっくりするほど安すぎることから公表するのに逡巡してるんでしょうが、もはやそんな時代ではありません。
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◉井上自身はインタビューの中で『1ラウンドの出だしはよかった』、『2回に左フックでドネアをぐらつかせた段階で、早い決着になると感じていた』と管理人さんとまったく逆のコメントをしています 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-00000501-sanspo-fight 
管理人さん的にはこの井上のコメントにどれだけの信憑性があると思いますか? 
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前半6ラウンドは三者一致が一つもなく、後半6ラウンドは完全一致。ドネアは前半6ラウンド*3人=18の判定で15も失ったことが敗北に直結しました。


▶︎ボクサーはよく嘘をつきます。それは企業が粉飾決算するのに似ています。粉飾決算は重大な犯罪で、ボクサーの言葉はファンがいろいろ想像を巡らせる楽しみの一つですが。

しかし、井上の言葉は本音でしょう。

ただ、ボクサーの本音は時間とともに変質するものでもあります。

過去18戦の相手と何かが違うことは、相当早い段階で気づいていたはずです。体重を乗せた強打を見せつけることで、相手の警戒レベルをマックスまで引き上げてきた井上の常套手段が、ドネアには通用しない、と。

最初の力比べで少なくともリードでは負けてることは思い知ったはずです。

当たり前ですが最も効くのは強いパンチではありません。出所が見えないパンチです。「降りてきた」井上のワンツーに沈んだパヤノは出処どころか全て見えていませんでした。

木曜日の井上は11ラウンドにボディで36歳のフィリピーノを悶絶させましたが、あのパンチもフェイントからの一撃で「降りてきた」ものでも「見えない」パンチでもありません。

ドネアから見ると、井上のパンチは全て見えていたのです。そしてあの夜、井上には何も降りてきませんでした。



◉『その後にもらった左フックですべてが壊れた』、『ドネアが2人いるような状態が最終ラウンドまで続いてしまったので、やむを得ずに左を使ったポイントアウトという作戦に切り替えるしかなかった』と。 

どうやらこの時に眼窩底骨折をしていたようですね。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-11090893-nksports-fight 

もし、この時に不用意に左フックをもらわずに骨折していなければ早い段階での井上勝利がありえたと思いますか? 

▶︎2ラウンド2分過ぎにもらった左フック。「不用意」「一瞬の油断」という表現もありましたが「左フックだけはもらわないように」 というのが唯一のドネア対策だったはずです。

それが、開始たった5分で破綻したのです。

かつて、長谷川穂積は「拍子木の音をゴングと勘違いした」と言い訳しました。 

井上も長谷川もそんな油断や勘違いは一度もしたことがないでしょう。ましてや序盤で。油断や勘違いではありません。二人は、モンティエルとドネアに追い込まれていたのです。 

あのとき、顎ではなく右目周辺にヒットしたのは、むしろ幸運だったのかもしれません。

とはいえ、試合後に傷を診たリングドクターは「筋肉まで達していても不思議じゃなかった。そうだったらもっと出血して診断で筋肉が見えた時点でストップ」と証言しています。

もちろん、一度もチェックが入らなかったことに、ドネアのロングカウント。おあいこです。
 

◉確かに「今」の井上は全盛期のドネアには及ばないと思います  ですが井上のピークが今であるとは限らないとも言えるのではないでしょうか 

個人的には、井上が「ここまで」のボクサーではなく、「ここから」のボクサーであってほしいという期待があるのですが、この期待がかなう可能性はどれくらいでしょうか?
2019-11-09 21:34:21 返信編集

またたび
114.157.221.149


▶︎経年劣化で喪失する「反射」「タイミング」「動体視力(動体視力トレーニングの数値は意味がありません)」「スピード」「パワー」、ドネアは最後に残るパワーを除く全てをとっくの昔に失っています。

「井上との対戦にモチベーションマックスで、ヤング戦から猛練習して全盛期に戻った」と本気で考えてる人はいないでしょう。ドネアの夏はとうの昔に終わっています。

そんな末期劣化ドネアに井上が明白に勝っていたのは、スピードだけです。 打たれ強いプレッシャーファイターのドネアと、まっすぐ下がることしかできない井上。相性も最悪でした。

全盛期のドネアと井上が対決したら…井上はドネアのガウンにも飲み込まれて簡単に粉砕されるのではないでしょうか。 

ドネアもそうですが、強打を食らって重傷を負った経験がその後のキャリアの糧になる、というのは甚だ疑問です。

ボクシングの練習で絶対やらないのはテンプルや耳の後ろ、顎をボディを鍛えるように強く叩かないことです。当たり前です。劣化を進める自殺行為です。

井上は勝ちました。その才能と26歳という年齢を考えると「ここまで」とは考えられません。

ただし、今回の「世代の決闘」。誰もが「ドネアにとって遅すぎた」と確信していましたが「井上にとって早すぎた」と言わざるをえません。さらに劣化が進んだバージョンのドネアに「パワー」と「プレッシャー」「接近戦」の授業をソフトに受けることができるのが、きっとベストでした。

井上のピークは「これから」かどうかはわかりません。「いろんなピークを持つ」パックメイやホプキンスのような妖怪は別にして、ボクサーのプライムタイム、頂点で戦える時間は非常に短いものです。

そして、残念ながら井上は妖怪ではありません。100%断言できます。彼は、才能のある日本人のボクサーの一人です。

10年後、井上尚弥の最高傑作を振り返ったとき1位がパヤノ戦、2位はナルバエス戦、3位がロドリゲス戦…と振り返ることがないよう願うばかりです。

バンタムにとどまる井上の「これから」に注目しましょう。
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How Inoue survived Round 9 and how Donaire survived Round 11 is anybody’s guess. They are true warriors.

リング誌:井上は9ラウンド、ドネアは11ラウンドの大ピンチを耐えて乗り越えて見せた。彼らは真の戦士だ。

フジテレビの解説陣は「ものすごい技術戦」と語っていましたが、意地と意地のぶつかり合いでした。

とにかく、間違いなくいい試合でした。


Naoya Inoue tops Nonito Donaire, signs with Top Rank

ESPN:ドネア戦の勝利が条件だったトップランクとの複数年契約を結んだ。2020年に米国でESPNが生中継する2試合を戦い、そのあと日本に戻る。

ボブ・アラムは「井上は日本ではスーパースターで、世界的にも史上最高選手の一人。米国にも日本のサポーターが押し寄せるはずだ」。

…?結局ジャパンマネー目当てかよ?


 
井上に批判的な記事も目につく米国ボクシングニューズ24は、117−109で井上勝利を支持してますが「井上は多くの欠陥を曝け出した」。「井上は打たれ弱い」とも指摘していますが、それは厳しすぎます。9ラウンドの大ピンチはよく生き延びたと思います。


英国ボクシングニューズ誌は、すぐ速報をだしてくれますが、さすがです。 軽量級の試合は井上vsドネアでもまだアップされていません。頭の中はジョシュアとアンディのことで一杯なんでしょう。

結構、興奮してるのに意外と報道が少なくて肩透かしですが、リング誌はこれからフルレポートが上がるようです。
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負けたわけではありませんが、ここから「ムーンショット」を目指せるのか?それとも…?

「オーバアリと統一戦」を表明しましたね。いきなり次戦はないでしょうが、あのフレンチもやりにくいと思いますが…。ジュニアフェザー進出はやめるべきでしょうから、バンタムでUndisputed Championを目指して欲しいです。

PFPランキングはどうなんですかね?

変わらない気もしますし、直下のオレクサンダー・ウシクは簡単にWBSSを制覇(それも完全統一王者)してますし、井上のランクが落ちなければ、ウシクのファンからしたら「はあ?」って感じですよね、多分。 

それにしても、面白い試合でした。ドネアはもちろん、井上もぶん回して、倒すことしか考えてない。世代対決、若者が出血、終盤にはボディが試合の大きなアクセントになる…伝説vs若き才能、 パッキャオvsサーマンの裏返しのような対決でしたが、内容は今夜の方が遥かに面白かったです。
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