井上尚弥の言葉。
「パッキャオの見た風景が見たい」。
そして、そのためには「最低でもフェザー」「メキシカンのライバルが必要」。
「最低でも」と口にしてるので、常識的に考えれば見据えているのはその先だとわかります。
ただし「今年、一つベルトを増やして2022年に完全統一。それからジュニアフェザーへ」というデザインを描いているようですから「最低でもフェザー」と「その先」はまだまだ未来のお話です。
「メキシカンのライバル」。下克上のドラマです。
このワードもパッキャオから影響を受けた部分が大きなワードですが、こちらも二つの意味で非常に難しい状況です。
一つ目は、現在のバンタム、ジュニアフェザーでビッグネームと呼べるメキシカンが1人もいないという現実です。
そして、二つ目は報酬が低い軽量級にあって井上の報酬はすでに破格で、下克上のダイナミズムが希釈されてしまうということです。
パッキャオのレガシーのハイライトはアントニオ・マルコ・バレラとエリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケスの一発殿堂・包囲網をかいくぐったことですが、クライマックスはやはり一発殿堂オスカー・デラホーヤ戦でした。
こんなことがあるのか?というぐらいに、見事にメキシコ(系)です。しかも揃いも揃って全員が文句無しの一発殿堂。しかし、これはパッキャオが単純に幸運なだけです。
そして、井上は単純に不運です。
4団体統一を目指すバンタム級の標的はWBOのジョンリール・カシメロとWBCのノルディーヌ・ウバーリ。どちらも、井上とは雲泥の差の貧困王者で非メキシカン。
ジュニアフェザーにメキシカンやビッグネームを探すと、無敗の元WBC王者レイ・バルガスが昨年は一度もリングに上がらず。
アル・ヘイモン傘下、バルガスの後釜に座ったルイス・ネリとの対戦に障害はないものの、井上の言う「メキシカン」としては物足りません。
そして、やはり無敗のネリ。こちらも決して人気が高いファイターではありませんが、日本開催なら「メキシカン」というキーワードは関係なしに、とんでもないメガファイトになるのは確実です。
日本でボクシングを統括するJBCから事実上の永久追放処分を科せられていますが、ビジネスを考えたら〝恩赦〟を与えるべきでしょう。
「日本でメガファイト」という点では、然るべき状況が整わない限り井上が拒否しそうですが亀田和毅戦も、実現したらメガファイトです。
WBOのストラップを持つ26歳のアンジェロ・レオと、24歳のブランドン・フィゲロアもやはり無敗。ニューメキシコ・アルバカーキとテキサス生まれの二人、井上にとってはオーダーメイドに見えます。
人気と迫力で小ぶりなIBF/WBA王者ムロジョン・アフマダリエフも無敗。ダニエル・ローマン戦を見る限り期待はずれな匂いが漂っていますが、やりにくい相手でしょう。
今月23日にレオに挑戦するステファン・フルトンもまた無敗。この試合はどちらが勝つかわからない50-50の激突ですが、どうなりますやら。
ただ、こうしてバンタムとジュニアフェザーを見渡すと、明らかにジュニアフェザーの方が豊穣です。
完全統一へのこだわりが無ければ、すぐにでも上げて欲しいところですが…。
バンタムを完全統一すると、殿堂入りも近づきます。オマケでリング誌かESPNでのPFP1位もあるかもしれません。
しかし、考えてみるとジュニアフェザーで強豪を倒しても殿堂入り、PFP1位は視野に入りますね。カネロやクロフォードが負けないとすると、彼らを競り落とすことを考えるとジュニアフェザー上げの方がインパクトがあるはずです。
「パッキャオの見た風景が見たい」。
そして、そのためには「最低でもフェザー」「メキシカンのライバルが必要」。
「最低でも」と口にしてるので、常識的に考えれば見据えているのはその先だとわかります。
ただし「今年、一つベルトを増やして2022年に完全統一。それからジュニアフェザーへ」というデザインを描いているようですから「最低でもフェザー」と「その先」はまだまだ未来のお話です。
フレームに大差ない?
「メキシカンのライバル」。下克上のドラマです。
このワードもパッキャオから影響を受けた部分が大きなワードですが、こちらも二つの意味で非常に難しい状況です。
一つ目は、現在のバンタム、ジュニアフェザーでビッグネームと呼べるメキシカンが1人もいないという現実です。
そして、二つ目は報酬が低い軽量級にあって井上の報酬はすでに破格で、下克上のダイナミズムが希釈されてしまうということです。
パッキャオのレガシーのハイライトはアントニオ・マルコ・バレラとエリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケスの一発殿堂・包囲網をかいくぐったことですが、クライマックスはやはり一発殿堂オスカー・デラホーヤ戦でした。
こんなことがあるのか?というぐらいに、見事にメキシコ(系)です。しかも揃いも揃って全員が文句無しの一発殿堂。しかし、これはパッキャオが単純に幸運なだけです。
そして、井上は単純に不運です。
4団体統一を目指すバンタム級の標的はWBOのジョンリール・カシメロとWBCのノルディーヌ・ウバーリ。どちらも、井上とは雲泥の差の貧困王者で非メキシカン。
ジュニアフェザーにメキシカンやビッグネームを探すと、無敗の元WBC王者レイ・バルガスが昨年は一度もリングに上がらず。
アル・ヘイモン傘下、バルガスの後釜に座ったルイス・ネリとの対戦に障害はないものの、井上の言う「メキシカン」としては物足りません。
そして、やはり無敗のネリ。こちらも決して人気が高いファイターではありませんが、日本開催なら「メキシカン」というキーワードは関係なしに、とんでもないメガファイトになるのは確実です。
日本でボクシングを統括するJBCから事実上の永久追放処分を科せられていますが、ビジネスを考えたら〝恩赦〟を与えるべきでしょう。
「日本でメガファイト」という点では、然るべき状況が整わない限り井上が拒否しそうですが亀田和毅戦も、実現したらメガファイトです。
WBOのストラップを持つ26歳のアンジェロ・レオと、24歳のブランドン・フィゲロアもやはり無敗。ニューメキシコ・アルバカーキとテキサス生まれの二人、井上にとってはオーダーメイドに見えます。
人気と迫力で小ぶりなIBF/WBA王者ムロジョン・アフマダリエフも無敗。ダニエル・ローマン戦を見る限り期待はずれな匂いが漂っていますが、やりにくい相手でしょう。
今月23日にレオに挑戦するステファン・フルトンもまた無敗。この試合はどちらが勝つかわからない50-50の激突ですが、どうなりますやら。
ただ、こうしてバンタムとジュニアフェザーを見渡すと、明らかにジュニアフェザーの方が豊穣です。
完全統一へのこだわりが無ければ、すぐにでも上げて欲しいところですが…。
バンタムを完全統一すると、殿堂入りも近づきます。オマケでリング誌かESPNでのPFP1位もあるかもしれません。
しかし、考えてみるとジュニアフェザーで強豪を倒しても殿堂入り、PFP1位は視野に入りますね。カネロやクロフォードが負けないとすると、彼らを競り落とすことを考えるとジュニアフェザー上げの方がインパクトがあるはずです。