Sanctioning Bodies

♬どうしてベルトを売るのかな?
World Boxing Council(WBC)。
日本語で「世界ボクシング評議会」と訳されるこの認定団体を知ったボクシングファンは少し不思議な感覚にとらわれたに違いありません。
World Boxing Association(世界ボクシング協会)、International Boxing Federation(国際ボクシング連盟)、World Boxing Organization(世界ボクシング機構 )…協会や連盟、機構は理解できても「評議会」ってなんなの?という違和感です。
1963年にWBAとEBU(ヨーロッパボクシング連合)、BBBofC(英国ボクシング管理委員会)、LAPBU(ラテンアメリカプロボクシング連合)、OBF(東洋ボクシング連盟)が対等の立場で議論する評議会として設立されたのがWBCです。
わかりやすくいうと、WBA内部の不満分子が地域の統括認定団体を抱き込む形で分離独立を謀ったのです。
そもそも、WBAの内部で膨張していた不満の正体は「ボクシング大国メキシコのボクサーが、実力通りに世界タイトルに挑戦できずに不遇に追いやられている現状を打ち破るため」。
「評議会」という名で反乱の機会を窺っていた不満分子は、1966年8月27日のWBC総会で、独自ルールと、初のWBC世界ランキングを発表、WBAから完全に分裂しました。
https://fushiananome.blog.jp/archives/22675529.html
https://fushiananome.blog.jp/archives/22689655.html
1966年から、2025年の現在まで世界王者の数は増殖し続けています。
10年後の1976年、2団体並立がすっかり定着していましたが、そのランキングは非常に興味深いものでした。
WBAは12階級、WBCは13階級。かつて地球上に8人しか存在しなかった世界チャンピオンは25人までに肥満(ヘビー級のモハメド・アリとミドル級のカルロス・モンソンはUndispited champion だったので実際は23人)。
そして、ランキングの〝中身〟も今では考えられないほどすっきりしたもので「これなら団体分裂の弊害は最小限だったのでは?」と思えるほどでした。

















