フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: トレーナー/プロモーター/舞台裏の主役たち

アマゾンは、4月9日の「村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン」が2015年のサービス開始以来、配信初日の視聴者数で歴代最多を記録したと発表しました。

そして、その記録は6月7日の「井上尚弥ぃvsノニト・ドネア」が更新したそうです。

ただ、いずれも具体的な数字は発表せず〝大橋節〟のようなざっくりした数字すら聞こえて来ません。

ざっくり聞こえてきたの数字は、ファイトマネー総額が「村田」 が20億円以上、「井上」が4億円以上。

スクリーンショット 2022-04-04 19.35.35

アマゾンプライムは月極のサブスクリプション、PPVではありません。 

今回の「記録」も配信初日の視聴者数であり、月極500円のアマゾンプライムの新規加入者がどれだけ増えたのかは、もちろん未公表。

実際にビジネスとして採算ベースに乗っていたのか、それとも将来に手応えを感じる赤字だったのか、思い切った先行投資として納得しての大赤字だったのかは、わかりません。

米国ではブローカーが販売した数字も含めた正確な数字が発表されますが、ファイトマネー同様に日本ではPPVの数字も〝黒塗り〟されてしまうのでしょうか?

しかし、日本でもこの手の話で、透明性が高く、誰にでも実感できる例が8年前にありました。

2014年の全米オープンで錦織圭が準優勝、独占中継したWOWOWは9月の新規加入者数が過去最高の15万3273件を記録したと発表しました。

この分かりやすさは、アマゾンプライムからは全く伝わってきません。

錦織フィーバーはテニスファンでなくても、皮膚感覚で響いてきました。発表がなくても、想像ができました。

先日のTHE MATCH2022は純粋なPPVで、単価もWOWOWの月額を上回りながら50万件以上も売り上げたというのですから、とんでもないことです。

ただ、多くの人の感想は「え?そんなに売れたの?」だったんじゃないでしょうか?

この数字が事実なら、その経済的・商業的インパクトはWOWOWの錦織効果の比ではありません。

しかし、コアな格闘技ファンを除いた、多くの生活者に、THE MATCH2022の熱狂や興奮はほとんど伝わっていなかったように感じます。

もちろん、PPVスターのメイウェザーもパッキャオもカネロも米国のカジュアルなスポーツファンにとってメジャーな名前ではありません。

「ボクシングのPFPは〝地下ビジネス〟」と言われる所以です。

そう考えると、翌日のスポーツ紙を例外に一般メディアが完全にスルーしたTHE MATCH2022が、東京ドームに詰めかけた5万6399人とPPV購入者50万人だけによる排他的な〝黒ミサ〟だったという仮説も成り立ちます。

さて、THE MATCH2022に話を戻します。

ABEMAが独占生配信した「那須川天心vs武尊」のPPV販売件数は、ABEMAの親会社サイバーエージェントの藤井琢倫執行委員が「50万以上。私が知る限りでは日本格闘技史上最も多くのみなさまに楽しんでいただけた」と明言しました。

一般チケットの価格が5500円、単純計算で25億円以上となる巨額の売上となったと報道されています。

「50万」という表現が引っかかります。PPVの単位は「件数」「世帯数」です。まさか、藤井氏がそんな基本的なことを知らないわけがありません。

まさか10万件売り上げで、1件で5人が見たとして、50万とかいう荒っぽい計算はしてないと思いますが…。

たとえ、10万件でも革命だと思います。テレンス・クロフォードよりも、ずっと人気があるってことです。

人気だけなら天心&武尊>>>>クロフォード、確定です。人気階級で人気がない…そりゃ、ボブ・アラムも文句の一つも言いたくなります。

世界の最多販売記録「マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザーJr.」は米国内だけで460万件、4億2500万ドルを荒稼ぎしましたが、日本の人口が米国の半分以下であること、まだテスト段階にもかかわらず50万件以上を売り上げたことを考慮すると、日本市場は途轍もない潜在能力を秘めていることになります。

FullSizeRender

そして…没落イメージがすっかり定着したテレビ。

2019年11月の「井上尚弥vsノニト・ドネア1」はフジテレビ系列で生中継、視聴率15.2%でした。

2021年の「井岡一翔vs福永亮次」はTBS系列で生中継、6.2%。

バンタム級トーナメント決勝が、井岡の消化試合の3倍未満という数字は多いのか少ないのか、よくわかりませんが、視聴率15%で1億円の放映権料を払うテレビ局はないでしょう。

7月13日にはTBS系列で「井岡vsドニー・ニエテス」が生中継されます。水曜日、ドネア2に続いて、またしてもウィークデイです。

井岡vsニエテス…ボクヲタにはたまらんカードでも、一般のスポーツファンには「ニエテスって誰?」です。

将棋やチェスのような、ジャッジと視聴者泣かせの試合になりそうです。

6.2%の福永戦は、なんだかんだいっても大晦日でした。

週の真ん中の水曜日、視聴率はどんな数字になるんでしょうか?

まさか深夜の通販番組みたいな数字を叩き出すなんてことはないでしょうが、怖いですねぇ…。

かくいう私も見れるかどうか、録画は絶対しますが…。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

アンソニー ・ジョシュアがオレクサンダー・ウシクとの雪辱戦に、トレーナーを代えて挑みます。

image
ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストから2013年にプロ転向、それ以来ずっとコンビを組んできたロバート・マクラケンと袂を分かち、ロベルト・ガルシアを迎え入れました。

日本ではジムとトレーナーと選手は一連托生、引退するまで添い遂げる、そんなイメージが強いのですが、欧米ではカネと成功失敗とに密接に結びついたドライな関係です。

ジョシュアのケースはカネではなく、ウシクに為す術もなく敗れた失敗によるトレーナー交代です。

カネの切れ目が縁の切れ目、は世間と同じくボクシングの世界では当たり前に見られます。

最近では、一連托生と思われていたゲンナジー・ゴロフキンとアベル・サンチェスの決別は、カネが原因でした。

カネロ・アルバレスとの第三戦を見越したDAZNと3年6試合の大型契約を結んだGGGがトレーナー料のパーセンテージ減を求めたのが発端です。

通常、ファイトマネーの10〜15%とされるトレーナーの取り分は1試合1000万ドル以上を稼ぐボクサーだと莫大な金額になります。

一時期、多くのスター選手が群がったフレディ・ローチは「パッキャオよりも金持ち」と皮肉られたものでした。

そのパッキャオも一時的とはいえ、ローチとの関係をやはりカネが原因で切りました。

モハメド・アリとシュガー・レイ・レナードはアンジェロ・ダンディと一連托生でしたが、この2人はアマチュア時代から「スーパースター」、ブロデビューに際しても契約関係はのちにもつれないように慎重に交わされていました。

また、ワシル・ロマチェンコらはもちろん、フロイド・メイウェザーらにも一貫している「肉親の絆」も不朽です。

世界王者になる前から絶大な人気とAサイドの地位を獲得していたカネロは、アマエリートではないのに〝スーパースター〟家族同然のレイノソは〝肉親〟と、トレーナーとの関係が長続きする下地がありました。

IMG_1301

全く無名の少年が世界一のスーパースターにノシ上がったにもかかわらず、鋼鉄の絆を生涯貫いた…しかも白人と黒人。そんな例外中の例外が、マービン・ハグラーとペトロネリ兄弟の絆です。

どんなに巨額のカネが目の前で吹き荒れても、彼らの関係は微動だにしない強固なものでした。しかし、そんなサンプルはボクシング150年の歴史でこの一件限り、まさに超常現象です。

カネの切れ目が縁の切れ目、というのは分かりやすいトレーナー交代ですが、興味深いのは戦術、スタイルの転換を図ってのトレーナー交代です。

オスカー・デラホーヤはエマヌエル・スチュワードや、フロイド・メイウェザーSr.、フレディ・ローチ、ナチョ・ベリスタイン、アンジェロ・ダンディらに師事、Too many cooks spoil the broth.(船頭多くして船山に上る)とも皮肉られましたが、それほど勝利を希求したということです。

そして、どんな指導・スタイルも受け入れることができる器用さを持ち合わせていたという証拠でもあります。

レノックス・ルイスとウラジミール・クリチコは、エマヌエル・スチュワードの薫陶を受けて最強のヘビー級に成長しました。

ジョシュアが新たにメイントレーナーに迎えたロベルト・ガルシアは実弟のマイキーに、ノニト・ドネア、アントニオ・マルガリート、ブランドン・リオス、アブネル・マレス、マルコス・マイダナらを指導、迷えるジョシュアが、迷いのない攻撃型ファイター像を目指そうとしているのが窺える選択です。

トレーナー交代、このテーマは名匠が優れた戦術で行き詰まった才能を復活させる再生のドラマというのも定番ですが、ボクサーの聡明と勇気が際立ったのがタイソン・フューリーです。
SugarHill-Steward1-770x1027
デオンティ・ワイルダー との初戦で不利予想を覆す大健闘、ドローに持ち込みましたが、フューリーはトレーナーのベン・ダビソンと別れ、シュガーヒル・スチュワードと組みます。

ワイルダー相手に打撃戦を仕掛ける、シュガーヒルの目の付け所も変態ですが、それを見事に遂行するフューリーのボクシングIQと勇気も変態すぎます。

一方で、ワイルダー も2戦目でタオルを投げたマーク・ブリーランドを解雇し、マリク・スコットと契約します。


◼️ボクサーの明日を預かるセコンドの心が投げた黄色いタオル◼️ …千里馬哲虎の歌です。

大和心トレーナーが投げた黄色いタオル。ブリーランドが投げた(確か)白いタオル。

戦ってる選手にとって、試合を止められるなんて最悪です。

コーナーからタオルが投げられると「どうして俺を信じてくれないんだ」と怒りとやるせなさに打ちひしがれてしまうのも、よくわかります。

山中慎介の「なんでや?」という悲しげな表情、ワイルダー の「絶対納得できない」という怒りの表情…。

タオルを投げてくれなかったトレーナーを試合後に解雇するボクサーもいますが、死ぬ気でリングに上がっているボクサーもいます。

ワイルダー と山中のケースはいずれもトレーナーの判断が全く正しかったと思いますが、それでも選手は100%スッキリはしないでしょう。

また、選手はタオルを投げられて納得してはいけません、そんな風にも思います。

そうは言いつつ、自分がトレーナーなら、正直、山中やワイルダー のコーナーには付きたくありません。

皮肉でもなんでもなく、トレーナーならエマヌエル・ロドリゲスのコーナーが良いです。家族や友人知人なら、オマール・ナルバエスが良いです。

ワイルダー や山中、ラファエル・マルケス、イスラエル・バスケスなんかは大嫌いです。




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

オスカー・デラホーヤはアマチュアとプロで頂点に立ち、プロモーターとしても大成功を収めた稀有なグレートです。

モハメド・アリもシュガー・レイ・レナードも五輪金メダルとプロでスーパースターの座を掴むまで、でした。

フロイド・メイウェザーはプロとプロモーターで大きな爪痕を残していますが、五輪は銅メダル、プロモーターとしても頂点に立ったとは言えません。
Screen-Shot-2020-05-07-at-6.17.19-PM
デラホーヤがゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)を設立したのは2002年。

選手を〝搾取〟するトップランクのやり方に我慢ができずに、選手ファーストの理念を掲げ、こっぴどいKO負けを食らったバーナード・ホプキンスらを幹部に迎え入れました。

旧態依然の〝背広属〟のライバルプロモーターからは「経営感覚も学識もないボクサーに興行を仕切れるわけがない」と冷ややかな目で見られた船出でしたが、スーパースターの自分がまだ現役だったことをフル活用、メディアとテレビにはスムーズに受け入れられました。

一方で、トップランクは〝搾取〟した資金を投入して若い才能を育成するノウハウに長けていましたが、GBPは2010年のアブネル・マレスのWBCバンタム級王座獲得まで「生え抜きの世界王者は生まれない」というジンクスに悩まされました。

マルコ・アントニオ・バレラ、ホルヘ・リナレスらが絡め取られた「大型契約を結んだスターは直後の試合で番狂わせを喰らう」という「GBPの呪い」も、成熟したスター選手との相思相愛の裏返しでした。

マネジメント料を抑えてスター選手に還元する、のはスター選手にとっては結構な話ですが、報酬の低い新人にとっては厳しいシステムです。

GBPの選手ファーストは、自前の選手が育たないという影も持ち合わせていました。

2007年にGBP傘下の子会社が経営難に苦しむリング誌を買収した頃が、GBPの夏でした。

「プロモーターに買われてしまうなんてリング誌もいよいよ終わり」と揶揄されましたが、デラホーヤは「編集には一切口を出さない。GBPの選手を優遇して報道することは絶対にない」と断言しました。

実際に私が読んだ限りGBP寄りだと感じたことは一度もありません。

「今、生きているボクサーのPFP」でも、デラホーヤは圏外。GBPを冷遇してる印象すら受けました。

しかし、リング誌の経営状況は好転しないまま、今度はGBPがアル・ヘイモンやエディ・ハーンとの競争に敗れて経営難に陥り、リング誌はまたまたオーナーが変わります。



まだ49歳のデラホーヤが「買い手はいくらでもいる」と言うのは嘘ではないでしょう。

ゴールデンボーイ・プロモーションズの名前も少なくとも、当面は残るはずです。

とはいえ、厳しい世界です。

40年以上も先頭集団を走っているトップランクも完全に黄昏を迎え、かつてのライバル、ドン・キングは第二集団に埋没してしまいました。

それでも、デラホーヤの脱・背広属、選手ファーストの思想はメイウェザー・プロモーションズやMPプロモーションズに脈々と受け継がれています。



カネと栄光の亡者マニー・パッキャオがGBPとトップランクを弄ぶように二股契約、トップランクからGBPへの移籍を画策・失敗したノニト・ドネア、契約締結当初から横暴が目立ったカネロ・アルバレス…。

それにしても、GBP、まだ20年でしたか。私のアイドル、パッキャオも深く関わった思い入れの強いプロモーターでしたが、寂しいです。

デラホーヤは経営者から外れても、顔役とし残るかもしれません。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

日本では米国型のPPVビジネスは、まだまだ手探りの状況です。

ボクシングや格闘技に限定しても、個人的には定着することはないと思います。

そもそも、米国ボクシングでもPPVはレギュラーではなく、完全にハレの舞台装置です。

ボクサーの格付けでも、大きく区切ると「クラブファイター→テレビファイター→PPVファイター」のピラミッド。トップストーンの毎試合PPVのファイターは5人もいません。
93bd430850eb9a4fb70f8d66fe29dc63

さて、日本です。

Amazonにとって「村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン」「井上尚弥vsノニト・ドネア2」は、赤字織り込み済みの先行投資。

ここ数年、PPVの実験が続いているのは①決定的なテレビ不況、②コロナ禍でゲート収入が期待できない、という劇的な社会変化が原因です。

テレビの存在感は、ネットストリームの隆盛相対的に、スポンサーの撤退・CM料金の下落で絶対的に縮小しています。

月額500円でサービスをマルっと受けることができるAmazon-primeは正確にはPPVではありません。

米国ではテレビ全盛期の1960年代に、より大きなカネを生み出すクローズド・サーキットが普及しました。
IMG_0595
クローズド・サーキットは、モハメド・アリやシュガー・レイ・レナードらの桁外れの報酬の源泉になる一方で、ファンを囲い込んでマニア化、潜在的なファンに対して高い垣根を築いてしまいます。

米国でのボクシングのイメージは「マイナースポーツ」であるだけでなく「高齢男性が支える衰退産業」です。

ボブ・アラムは「若い白人が興味を持つ、そんな時代を取り戻したい」と、スタジアム興行や、ESPNでの手軽なテレビ観戦を提供してきましたが、反応してくれる若者は既存のヒスパニックだけ。市場全体の活性化という大きな課題には、何の結果をあげることが出来ていません。

映画を見るように会場に足を運ぶ必要のあるクローズ・ドサーキットに対して、より身近に自宅で観戦出来るようになったのがPPVです。

そして、1人1枚チケット購入するクローズドサーキットよりも、世帯単位で購入するPPVは価格設定が高額になりました。ボクシングファンのマニア化は一層深まり、マイナースポーツとして坂道を転げ落ちています。

それでも、PPVは報酬でアリやレナードを凌駕するマネーやマニーを生み出すのです。

スクリーンショット 2022-03-03 20.39.42

しかし、現状のAmazonスタイルは、前述のように美味しい商売だからボクシングビジネスに乗り出したわけではありません。

彼らは、大きな赤字を分かった上で実験しているのです。そして、実験を重ねる中で美味しい商売でないことが判明すると、撤退するのは当然です。

もう一つ大きな問題は、村田諒太や井上尚弥の他にも存在する世界王者やボクサーが行き場を失っていることです。

アマゾンは、誰の試合でも実験してくれるわけではありません。

一方で、いち早くPPVに取り組んできたRIZINは実験段階を終えています。

ボクシングを含めた日本の格闘技は、地上波テレビに代わるプラットフォームに着地することが出来るのか?

まだまだまだまだ、続きます。


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

辰吉丈一郎は実際にラスベガスで大きなイベントを開催したにもかかわらず「ラスベガスでメガファイト」を夢見ることはありませんでした。

大きなイベントといっても、大阪城ホールでやる方がはるかに大きな商売になるのに、渋々海外で戦わざるを得なかったのは網膜裂孔によってライセンスが発行されなかったことも原因でした。
1280px-20140119-1130_Mirage_Volcano
辰吉がメインでリングに上がったミラージュ。

ところが、21世紀になると長谷川穂積や西岡利晃、井上尚弥らは「ラスベガスでビッグファイト」と、ありもしない幻覚を語るようになります。

彼らは、野球で野茂英雄やイチロー、松坂大輔ら、サッカーでは中田英寿ら国内で傑出した才能が続々と本場に舞台を移して、日本にいては考えられない高額の報酬を得て、日本では集めることのできなかった種類の注目と尊敬に浴するのを見て「よし、ボクシングだって!」と、浅はかで虚しい野望を抱いてしまったのです。

残念ながら、バンタム級やジュニアフェザー級に、そんな舞台は、ありません。

井上は「(MGMグランドガーデン・アリーナでメインを張るには)最低でもフェザー、フェザーまで行けば風景が変わる」と夢見ました。

しかし、現実にはフェザーでも莫大なオイルマネーのサポートや、メキシコのスーパースターとの絡みなど、いくつもの奇跡が重ならないと、あり得ません。

それでも、ボクシングファンがため息をつくウェルター級やミドル級、ヘビー級など人気階級で繰り広げられるメガファイトとは比べようもない規模の興行です。

2019年11月、ノニト・ドネアに勝利してトップランクと契約した井上は、ラスベガスに進出しますがそこで悲しい現実を知ることになります。

思い通りの鮮やかな勝利を重ねながらも、米国メディアの取り上げ方は小さく、トップランクと堅固な提携関係にあるESPNからは「井上は無名」と揶揄される始末。

日本史上最大の戦いとなった、ミドル級の「村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン」も、日本開催だからあそこまでの興行になりました。

もちろん、世界的に人気の高いミドル級でゴロフキンはけして人気があるとはいえず、その商品価値は「カネロ・アルバレスのライバル」という一点で支えられています。

もし、村田が五輪金メダリストの恩恵を受けずに、ミドル級の強豪を撃破して、カネロ戦となれば、おそらく舞台はラスベガスのT-Mobileアリーナか、テキサス州の巨大スタジアムになっていたでしょう。

米国で需要の低いバンタム級の井上の場合は、どんな僥倖が重なっても、そんなことは起きません。

具体的に名前は出さなかったものの、井岡一翔との対戦を希望したり、那須川天心vs武尊の東京ドーム興行に羨望したのは、憧れていたビッグファイトがラスベガスには存在せず、日本に可能性があることに気づいたからでしょう。

プラットフォームをネット配信に絞っているのは残念ですが、向かおうとしているベクトルは正しいと思います。

米国ではPPV興行は論外、大会場のメインを張ることも一度もなかったドネアですが、日本では2万人を超える箱が用意されるのです。

もし、井上vsドネアをラスベガスでやったらMGMグランドのボールルームが適正会場でしょう。チケット価格も格安になります。

しかも、トップランクにマネジメント料、ESPNに放映権料を取られ、まさにこれぞカモネギ。

馬鹿みたいにラスベガスに憧れるのは、そろそろやめましょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ESPNのインタビューから。 Andre Ward Calls For 'Overhaul' Of Sanctioning Bodies.Structure As A Whole, I Don't Agree With It、don’t like them.「腐りきった承認団体は解体して作り直すべきだ」(アンドレ・ウォード)。

多くのメディアでPFP1位評価を受け、一発殿堂も決めたアンドレ・ウォードはスーパーミドル級とライトヘビー級で2階級制覇、5つのタイトルをコレクションしました。

“I don’t like them,”。「承認団体はどこも同じ、腐りきっているから嫌いだ」とウォードは吐き捨てます。

「承認料という名目でファイトマネーの3%が当たり前のように徴収されるんだ。私は五輪で金メダルを獲得したが、あれは無償。IOCは承認料なんて要求しない。タイトルやメダル、ベルトは勝者に無償で贈られるものであって、買うものじゃない」。

「ボクシングファンでもそれを知らない人がいる。プロボクシングではタイトルやベルトは買わなければならないんだ」。

「複数の団体でタイトルホルダーになると、複数の団体に承認料を支払うことになる。4団体ならファイトマネーの12%も盗まれてしまう。とにかく1団体3%なんだ。団体が増え続けて34団体になると承認料は102%になるから赤字になる。喜劇だろ?」。

※現在、IBFとWBOは統一王者の承認料については2%に割り引いています。先日の「ジャーメルvsカスターニョ」では3団体王者ジャーメルが11%、1団体王者カスターニョが12%と承認料の差が出たのは、ジャーメルがIBFの〝統一王者割引〟を受けたからです。

「彼らは試合を監督、タイトルを承認していると主張しているが、そんなものコミッションの仕事だ。WBOやら何やらのワッペンをつけたオフィシャルなんて必要ないんだ」。

※コミッションとはネバダ州アスレティック・コミッションやJBCなどの統括団体のこと。プロボクシングでは世界的な統括団体は存在しません。よく勘違いされていますがWBAなどは統括団体ではなく、承認団体で英検とか漢検みたいなもん、いやそれ以下です。

「承認団体も階級も何もかもが多すぎる。だから、誰も見向きもしないスポーツになってしまったんだ。意味があるのは無償のリング誌とLineal champion(正統王者)だけ」。
rsz_1img_9023-1-770x513

「私も若い頃はアルファベト団体のベルトが欲しかった。しかし、よくよく考えると、承認団体はおかしなことだらけ。アルファベット団体のタイトルマッチは、その団体の都合によって仕組まれる。だから実力のない雑魚挑戦者や、王者の価値のない穴王者があちこちに生まれているんだ」。

「That belt’s not real. Those aren’t real diamonds. It’s not real gold. アルファベットのタイトルは偽物。本物のダイアモンドでも、本物の黄金でもない」。

「ベルトは記者会見で用意されることもあるが、多くの場合は世界戦に勝ってしばらくすると玄関に箱に入って届けられる。他の荷物と一緒に届けられて、何のありがたみもないけど、買ってしまったんだから受け取っていたよ」。

「こんなガラクタをどれだけ買わされてきたか、タイトルマッチのたびにどれほどの金額を盗まれていたか、計算すると腹が立ってくる。こんなの、絶対に間違っている。正しい方向に向かわないといけない」。

※ウォードは統括するコミッションが世界王者を認定するのがベターと考えているのかもしれませんが、そうなると米国には州の数だけタイトルが出来てしまいます…ニューヨーク州とネバダ州の世界王者というのも、NBA以前に逆戻りです。

現状は受け入れるしかない、です。雑魚挑戦者や穴王者が当たり前に生まれるのは承認団体が対立しているからですが、全てを統一してUndisputed Championになることには意味があります。

Undisputed Championには穴王者はいません。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

「ライオンに襲われそうになった野ウサギが逃げる時、肉離れをするのか? (そんなうさぎはいないが、いたら)準備が足りないからだ」(2003年、選手の負傷について)

「残念なことだが、選手には休みを与える。ただ、忘れてほしくないのは、休みから学ぶものは全く無いという点だ。選手は練習と試合から学んでいくものだ」(03年、中断期間について聞かれ)

「お前たちはアマチュアなのか。プロフェッショナルの私は死ぬ気でこの試合に臨んだのに、お前たちにそういう気持ちがあったのか」(07年7月、アジア杯初戦・カタール戦後)

イビチャ・オシムほど、特別な日本代表監督がいたでしょうか?

非難を浴びるのが仕事というような過酷な職業で、あれほど多くのサポーターを納得させた代表監督はいません。

ただ、言ってることは単純なことです。

「走り過ぎても死なない」「死ぬまで練習しろ。練習のし過ぎで死んだ奴はいない。死んだら俺が責任を取る」。



エディ・ジョーンズがラグビー日本代表に生命を吹き込んだとき、すぐにオシムを思い出しました。

ジョーンズは、選手たちが陰で「こんなこと知ってたら死ぬ」と不平を漏らすほどの「朝5時からのヘッドスタートとネーミングしたフィジカル・トレーニングから始まる長時間練習」を課しました。



落合博満は中日の監督に就任したとき「スランプなんてない。それは全部練習不足」と、過酷な練習で選手を絞り上げました。

最近でも阪神の藤浪晋太郎の〝イップス〟や、佐藤輝明の昨シーズン後半の失速について「スランプとか研究されたからじゃない、練習不足。体力不足。それだけ」と一刀両断しました。



イチローは「全ての失敗は技術の問題」と断言していました。「例えば、風にボールが流されたり、照明が目に入ってイージーフライを捕球できなかったのは運が悪かったのではなく、突風や照明が目に入ることを想定した練習をしてこなかったことに起因する技術の問題に過ぎない」のです。



ボクシングでもフレディ・ローチは「才能だけならマイク・タイソンはAクラスだったけど、もっと考えろ、もっと練習しろと言わなければならなかった。ちょっとボクシングのことは忘れてみようか、と提案したくなるようなファイターがリングの中では一番強い」。


見る前に跳べ!



何事につけ、これは真理です。



そういえば、浮浪雲も笑っていました。

「地震の最中に虚しいなんて言ってる奴はいないぜ」。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

世界で最も有名なジムは?

世界で最も有名なファイトスタイルは?

…またまた答えなどない問いかけですが、「クロンクジム」と「デトロイトスタイル」は模範回答でしょう。
1-dynamic_4-near-belt-690x600


この2週間で、私たちはそのメソッドがリングの上でいかに有効で魅力的なのかを、まざまざと見せつけられました。

まずは、まだ記憶に新しい4月9日のさいたまスーパーアリーナ。ゲンナジー・ゴロフキンのコーナーを守っていたのは、ジョナサン・バンクス。

2012年、バンクスはまだ現役ヘビー級ボクサーだったにもかかわらず、エマヌエル・スチュワードは「あとは頼んだ」と最期の言葉を託しました。

稀代の名伯楽が、バンクスをそこまで見込んでいたということです。

そして、23日(日本時間昨日未明)のウェンブリースタジアム。タイソン・フューリーを筋書き通りに操縦してみせたシュガーヒル・スチュワード。

シュガーヒルは、エマヌエルと義理の親子関係を結んだ、その名を継ぐ者です。

Steward Loved Aggressive Fighters

彼らの流儀はとにかく攻撃的であること。

「大勝負に弱い」と言われたのは、今や遠い昔。

これほどの〝暖簾分け〟(ネットワーク)を築いたトレーナーは、歴史上存在しません。

ボクヲタの勝手な妄想ですが、恵まれた体格を持つ160パウンダーの村田諒太がクロンクの薫陶を受けていたなら…?

さらに破壊的なビッグパンチャーになって、世界を戦慄させていたかもしれません。



永遠のクロンク。

また終わりのない、お話に突入です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

プロボクシングの階級呼称は世界的に統一されています。

といってもそれは純粋階級、オリジナル8に限定され、それ以外のいわゆる〝水増し階級〟の呼び方はまちまち。

シャカセツですが、オリジナル8はフライ、バンタム、フェザー、ライト、ウェルター、ミドル、ライトヘビー、ヘビー。この8階級の呼称は国・地域や組織、メディアによって変わることはありません。

水増し階級は、日本国内でミニマム、ライトフライ、スーパーフライ、スーパーバンタム、スーパーフェザー、スーパーライト、スーパーウェルター、スーパーミドル、クルーザーと呼ばれる9階級。

このうち英国で定着しているストーン単位でちょうど12ストーン(168ポンド)のスーパーミドル級は「ジュニアライトヘビー級」では収まりが悪いせいか、スーパーミドルで統一されています。

さて、このブログではリング誌やESPNに倣ってジュニア表記、200ポンドはクルーザー級、105ポンドはストロー級としています。

元々、水増し階級はジュニア表記が基本で、輪島功一はジュニアミドル、具志堅用高はジュニアフライ、浜田剛史はジュニアウェルターでした。
sanctioning-bodies-770x433
WBAとWBCがスーパー呼称に変更した主な理由は「ジュニアでは聞こえが悪い」ということでしたが、どの口で言ってるんだ?って話です。

輪島をスーパーウェルター、浜田をスーパーライトと言われても違和感しか覚えません。

承認団体では、WBAの呼称はスーパー表記が基本で、JBCと同じ。

WBCはミニマムをストローと呼んでいること、ヘビー級とクルーザー級の間にプリッジャー級(224ポンド)を新設している他はJBCと変わりません。

ちなみにブリッジャー級のリミット224ポンドは16ストーン、この辺りからもWBCのあざとさが透けて見えます。

IBFはジュニア表記が基本。105ポンドは日本でも最初に呼称していたミニフライ。

WBOもジュニアが基本で、105ポンドはミニフライ。特徴的なのは、クルーザーをジュニアヘビーと呼んでいることです。

クルーザーは元々がジュニアヘビー呼称でした。

一番わかりやすいのは「105ポンド級」という表記に統一することですが、これだけとなると味気ない。

ボクシング界の腐敗を是正するという大義名分で設立されたTransnational Boxing Rankings Board(TBRB)も、リング誌やESPNと同じジュニア表記です。

英国などでは「ライトウェルター級」などライト表記もよく見られますが、英国ボクシングニューズ(BN)誌は各種ランキングについてTBRBと提携、階級呼称もライトを基本廃止、ジュニアに統一しました。

ボクシング界の腐敗に原理主義的にメスを入れるTBRBや、米国で最も存在感のあるリング誌、世界最大のスポーツメディアESPN、世界最古の歴史を誇るBN誌がジュニア表記で一致している現状で、新生JBCもそれに倣って旗を見せるべきでしょう。

今のJBCには、そこまで余裕がなく、呼称を元に戻すとだけいうと「他にやるべきことがあるだろう!とお叱りを受けそうですが、改革の一つとして打ち出すのはアリです。

もちろん、それよりも大切なことは山積みです。
IMG_0840
世界で最も失敗したコミッション、JBCが学び、目指すべきは、世界で最も成功しているネバダ州アスレティック・コミッション(NSAC)であり、英国ボクシング管理員会(BBBofC)です。

https://www.amazon.co.uk/Lonsdales-Belt-Story-Boxings-Greatest/dp/0860518469

JBCは変わらなければなりません。

いいえ、変わる、じゃ済まないです。

全く別の組織に生まれ変わらなければなりません。  
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やはり起きれなかった…。

録画でみました「タイソン・フューリーvsディリアン・ホワイト」。

それにしても、ウェンブリースタジアム。ものすごい大観衆、ものすごい演出。

1994年のアステカスタジアムで「フリオ・セサール・チャベスvsグレグ・ホーゲン」に13万2000人以上が詰めかけたのがボクシングの観客動員世界記録ですが、9万4000人はあらゆるスポーツで欧州史上最多だそうです。

五輪並みの豪華な演出を加味すると、史上最大のボクシングイベントかもしれません。

現代、メガファイトのメッカはラスベガスではないことをあらためて思い知らされました。

今年のイベント・オブ・ザ・イヤーは、これで決定です。

とはいえ「フューリーvsアンソニー・ジョシュア」が実現すると、軽く更新されるでしょうから英国ボクシングのポテンシャルはデカすぎます。
i
IMG_7098 (1)

英国ロンドン開催のメガファイトの興行権を勝ち獲ったのはフューリー陣営(クイーンズベリー・プロモーションとトップランクの連合軍)。

史上最高の4102万5000ドルを叩いて、3222万2222ドルを提示したホワイト陣営(マッチルーム)をねじ伏せました。

入札金額のうちジプシーキングが手にするのは3364万500ドル、ホワイトが残りの738万4500ドル。いずれも最低保障で、ここにPPVやゲート収入などの歩合が加算されます。

この興行規模を考えるとホワイトも、来年のフォーブス誌アスリート長者番付に登場するかもしれません。

ホワイトでもこの興行規模になるのですから、ジョシュアとの究極の英国対決になると、どうなっちゃうんでしょうか?

「メイウェザーvsパッキャオ」があっさり更新されるのは間違いありません。



さて、試合はホワイトが左構えで撹乱して第1ラウンドがスタート。

フューリーが軽めに仕上げたのは「フットワークを使って、簡単に接近戦に持ち込まれないようにするため」(シュガーヒル・スチュワード)。

ホワイトは懸命に距離を潰しますが 、すぐに突き返され、クロスレンジでパンチを交換する展開には持ち込めません。

第4ラウンド、ラフファイトに両者がエキサイト、レフリーが二度注意を与える場面も。

インタバルで、第4ラウンドの揉み合いは「ホワイトを直線的な攻撃に目付けする作戦から外れた展開」と、リングに上がったシュガーヒルが腰掛けたフューリーの目の前で「細かく動いてワンツー」と、自らが動きを示しながらアドバイス。

第5ラウンドは、その通りに修正したフューリーが軽快に動いて、作戦通りの筋書きに戻します。

そして迎えた第6ラウンド。

長いワンツーに目が慣らされたホワイトを、小さなモーションの右アッパーが襲います。

顎から左頬を擦り上げるように打ち上げられたアッパーから、両手でプッシュされたホワイトは背中から叩きつけられるようにダウン。

これはエマヌエル・スチュワード直伝の、大型ヘビー級に有効な動きです。

ホワイトは何とか立ち上がってファイティングポーズを取るものの、マーク・レイソン主審の「前に歩け」という指示にロープまでヨロいたところでストップ

  Punch Stats

PUNCHESFURYWHYTE
Total landed7629
Total thrown243171
Percent31%17%
Jabs landed298
Jabs thrown14372
Percent20%11%
Power landed4721
Power thrown10099
Percent47%21%
-- Courtesy of CompuBox
“ I’m one of the greatest heavyweight champions of all time. Lennox Lewis would have been proud of that right uppercut tonight.”

「私は歴代最強のヘビー級王者の一人。あの右アッパーはレノックス・ルイスだって絶賛してくれるだろう」(フューリー)。

フューリーは「史上最高のトレーナー、シュガー・ヒルが私を偉大なファイターにしてくれた」と感謝。

クロンクの血統を受け継ぐシュガーヒルの傑出した手腕が、フューリーのスタイルを完成させたのは間違いありません。

ウラジミール・クリチコもしかりで、クロンクが大型ヘビー級にとって最強のメソッドであることがまた証明された格好です。

シュガー・ヒルの「長いワンツーで直線的な軌道に目付けさせ、アッパーの死角を作る作戦」が見事に的中、実にわかりやすい教科書通りの戦略です。

ただ、どんな優れた作戦も実行するのはボクサーです。

第4ラウンドで作戦がブレかけると、次のラウンドで簡単に元に戻して見せたフューリーがボクシング能力の高さをまざまざと見せつけた一戦でした。

「この試合で引退」と宣言していたフューリーは、リングインタビューでも、あらためて引退を強調。

「愛する妻パリスのためにデオンティ・ワイルダーとの第3戦で引退する予定だったが、母国のウィンブリー・スタジアムで大きな試合を用意してくれた。これでファンのみんなにも恩返しできた。心置きなく引退できる」。 

気まぐれなジプシーキングがまたリングに戻ってくると見る専門家も少なくありません。

また、フューリーは、リングに上がって祝福したUFCヘビー級王者ビッグ・フランシス・ガヌーとの対戦についても「ボクシングでもMMAルールでも可能性はある」。 

さらに、かつて出場したこともあるWWEプロレスへの再参戦に対しても「ビンス・マクマホン会長が興味深い提案をいくつもしてくれている」と前向きな姿勢も見せています。 

フロイド・メイウェザーの例を出して「楽にカネを稼ぐと非難する人もいるが、そうじゃない。人々が求めるエンターテインメントを提供するのは、エンターテイナーの義務だ」という言葉からも、プロレスやexhibitionでのリング復帰の可能性は大。

まだ33歳ですが、波乱万丈の人生を送ってきたジプシーキング。これからも人生を好きなように楽しんでくれることでしょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ