20代の前半頃までは、それこそいろんな本を乱読しました。今の自分が年に20冊も本を読まくなっているなんて信じられません。
それを言い出すと、映画や現場のボクシングはもっと見なくなってしまいました。
高校時代から強烈な興味をそそられたテーマの一つに、Unsolved Problems In Mathematics(数学上の未解決問題)があります。
ムラムラする数式に「なんか、これ、もしかして、俺が解決できるぞ…」と一瞬体を震わせても、全然ダメダメだったりするアレである。
先月、知り合いのヤブ医者がわざわざ大阪まで遊びに来たのですが、この男が私が初めて会った「私なんかよりもはるかに数学が出来る、数学的感性の鋭いヤツ」で「私以外で高校時代からUnsolved Problems In Mathematics に惹きつけられていた変態」です。
私が「ちょっと前に会ったばかりやないか。まだ(居酒屋など)なんも開拓してへんのに」と言っても、「なかなか時間とれないから、行ける時に行っとこうと思って」と大量の酒と食べものを持って我が家に上がり込むのでした。
こいつには前に飲んだ時に「南極にまだ人類が見たことのない貴金属が眠っている可能性がある。そこに行ってみないか?」と囁いたアホです。
中学時代に「巨大古墳の森の中にサッカーボールみたいなダイアモンドが転がっている」と探検に誘われ、アルジェリア短期赴任で助手の男が「松茸が群生している山脈がある。日本で売ったらとんでもないことになるんじゃないか?」と儲け話を囁かれ、「そんなんあるわけない!行ったらアカン!」と叫んでくれた心の中の〝常識の俺〟が何十年周期かの眠りから覚めて、やはり叫んでくれるのです。
〝常識の俺〟は「こいつは大病院勤務のエリートかもしれんが、精神年齢は4歳くらいで止まってる。そもそも南極に未知の貴金属があったら中国やロシア、アメリカがなんかがとっくの昔に特殊部隊を派遣して採掘しているはず。高いカネ使って南極まで行って『南極の氷で飲むウイスキーは美味いのう』とか言って帰ってくるのがオチだ!」と、私の心の中で理路整然と説得してくれるのでした。

私は、まだ住み慣れぬ社宅で「もしかして南極貴金属探検の話を具体的にしに来たんちゃうやろな?」と戦慄していましたが、話は「兵庫県の阪神エリアあたりに住んでるやつは『どこから来た?』と聞かれてどうして『大阪』と答えるのか?」「横浜に住んでるやつが同じ質問に神奈川ではなく横浜と答えるのは間違っていないが、阪神に住んでいるのに大阪とこたえるのは詐称にあたる」というどうでもいい話、「最も偉い肉、美味い肉は牛肉なんかではなく羊ではないか?!」というくだらない自説、「手術前の患者の家族から贈られる高級なお酒や現金などはどうやって断れば良いのか?あるいはいただいちゃうべきなのか?」という下品な話、「巨乳の女は頭が悪いというのには医学的根拠がある」という公然と口にするとリスキーな話を、個々の体験を交えながら煮詰めていく中で Unsolved Problems In Mathematics の話題にも。
そして、AIがUnsolved Problems In Mathematicsについて完璧に美しい回答を完成させたというニュースから、私の名古屋の悪口に、そして「根尾昂はUnsolved Problems In Mathematicsではないか?」という問題提起に至りました。
「根尾は MathematicsではないがUnsolved Problems かもしれない」というのは、そうかも。
「18歳時点でトップの中のトップの一人であったことは事実」だが、「その時点でプロに通用する実力がないというのもあらかじめわかっていた事実」。
となると、高校生がプロで通用するには「どれだけ上積みできるか」がポイントになります。
プロのドラフトは実力はもちろんですが、清宮幸太郎と村上宗隆のように「高校時代にメディアでどれだけ騒がれたか」も評価の一部、+αです。清宮が村上と同じような結果を出していたなら、村上よりももっと大きな人気を集めていたのは間違いありません。
その意味で、根尾昂は+αの付加価値が非常に大きいな才能だったといえます。もし、彼が1年目から立浪和義のようにレギュラーを獲得していたら、東海地区のトップヒーローになっていたはず。
また、彼が村上レベルの+α、人気付加価値しか持ち合わせていなければ、いまでも東海地区でこれほど多くのファンから心配される存在になっておらず、忘れられていたでしょう。
「いきあたりばったりの中日の育成が悪い」「日ハムなら才能を開花できていたんじゃないか」という声もありますが、根尾は注目されたドラ1で野手としても投手としても、もう十分すぎるほどチャンスが与えられました。それは、他の選手ではあり得ないレベルでした。
そこで明らかになったのは、プロになってからの「上積み」の衝撃的な薄さです。
「エリートコースを走り続けた選手は、潜在能力が枯れているケースが多い」…そういうこともあるでしょう。
しかし、小学校時代からゆったりとしたスケジュールでリトルリーグで土日の練習と試合が待ち遠しくてワクワクしていた大谷翔平は別次元にしても、野球一辺倒ではなく東京大学野球部のスカウトが注目するほどの文武両道でした。
「東大・京大出身のプロ野球選手は大成しない。『俺には野球しかない』という覚悟がないから。いろんな物事を科学的・論理的に考えることに秀で過ぎていることは、ときに剥き出しの野生が求められるプロスポーツでは邪魔にしかならない。科学的・論理的に考えることが求められるのは野球についてだけ」…そういうこともあるでしょう。
受験勉強の知能と野球IQが別物であるのは当然ですが、東大・京大のプロ選手が大成しないように見えるのは、サンプルが少なすぎるからでもあります。
いずれにしても、甲子園であれほど輝いた根尾がプロで大きな壁と格闘しているのは、プロ入り後の「上積み」がほとんどないからに尽きます。
精神的な構えはより高く、練習環境も格段に良いはずなのに「上積み」が薄いのは致命的にも思えてきます。
2年目の村上をどんなに打てなくても、どんなに三振しても1年間使い続けたスワローズのようなことは、ビッグクラブ(もはや微妙ですが、ファンベースが固いのはビッグクラブ)のドラゴンズには難しい上に、根尾には村上の長打力のように「使い続けたくなる」目に見える傑出した才能は見当たりません。
ヤブ医者は断言します。「そこだ、そこ!。上積みが薄いというのは見た目だけで、才能と幅広い頭脳を持つまだ26歳の若者だよ。7年間でいつか爆発する時限爆弾のような上積みを温めているかもしれないじゃないか。落合が三冠王獲ったの30歳?(ほんとは28歳)まだ4年もある。山本昌なんて45歳くらいでノーヒットノーランしたよな?(ほんとは41歳)まだ15年もある。可能性しかない」。
確かに、スポーツにおける実力の「上積み」など、数学のように式にして目に見えるものではありません。そして、その潜在能力などUnsolved Problems In Mathematicsほどに文字通り計り知れないものです。
昨日、根尾昂が一軍登録を抹消されました。
がんばれ!!!


これ食って、徹夜で野球の試合に行くのだが(もちろん選手としてではない)、全く眠くないし、めっちゃ元気(な気がする)…大丈夫か?俺?
それを言い出すと、映画や現場のボクシングはもっと見なくなってしまいました。
高校時代から強烈な興味をそそられたテーマの一つに、Unsolved Problems In Mathematics(数学上の未解決問題)があります。
ムラムラする数式に「なんか、これ、もしかして、俺が解決できるぞ…」と一瞬体を震わせても、全然ダメダメだったりするアレである。
先月、知り合いのヤブ医者がわざわざ大阪まで遊びに来たのですが、この男が私が初めて会った「私なんかよりもはるかに数学が出来る、数学的感性の鋭いヤツ」で「私以外で高校時代からUnsolved Problems In Mathematics に惹きつけられていた変態」です。
私が「ちょっと前に会ったばかりやないか。まだ(居酒屋など)なんも開拓してへんのに」と言っても、「なかなか時間とれないから、行ける時に行っとこうと思って」と大量の酒と食べものを持って我が家に上がり込むのでした。
こいつには前に飲んだ時に「南極にまだ人類が見たことのない貴金属が眠っている可能性がある。そこに行ってみないか?」と囁いたアホです。
中学時代に「巨大古墳の森の中にサッカーボールみたいなダイアモンドが転がっている」と探検に誘われ、アルジェリア短期赴任で助手の男が「松茸が群生している山脈がある。日本で売ったらとんでもないことになるんじゃないか?」と儲け話を囁かれ、「そんなんあるわけない!行ったらアカン!」と叫んでくれた心の中の〝常識の俺〟が何十年周期かの眠りから覚めて、やはり叫んでくれるのです。
〝常識の俺〟は「こいつは大病院勤務のエリートかもしれんが、精神年齢は4歳くらいで止まってる。そもそも南極に未知の貴金属があったら中国やロシア、アメリカがなんかがとっくの昔に特殊部隊を派遣して採掘しているはず。高いカネ使って南極まで行って『南極の氷で飲むウイスキーは美味いのう』とか言って帰ってくるのがオチだ!」と、私の心の中で理路整然と説得してくれるのでした。

私は、まだ住み慣れぬ社宅で「もしかして南極貴金属探検の話を具体的にしに来たんちゃうやろな?」と戦慄していましたが、話は「兵庫県の阪神エリアあたりに住んでるやつは『どこから来た?』と聞かれてどうして『大阪』と答えるのか?」「横浜に住んでるやつが同じ質問に神奈川ではなく横浜と答えるのは間違っていないが、阪神に住んでいるのに大阪とこたえるのは詐称にあたる」というどうでもいい話、「最も偉い肉、美味い肉は牛肉なんかではなく羊ではないか?!」というくだらない自説、「手術前の患者の家族から贈られる高級なお酒や現金などはどうやって断れば良いのか?あるいはいただいちゃうべきなのか?」という下品な話、「巨乳の女は頭が悪いというのには医学的根拠がある」という公然と口にするとリスキーな話を、個々の体験を交えながら煮詰めていく中で Unsolved Problems In Mathematics の話題にも。
そして、AIがUnsolved Problems In Mathematicsについて完璧に美しい回答を完成させたというニュースから、私の名古屋の悪口に、そして「根尾昂はUnsolved Problems In Mathematicsではないか?」という問題提起に至りました。
「根尾は MathematicsではないがUnsolved Problems かもしれない」というのは、そうかも。
「18歳時点でトップの中のトップの一人であったことは事実」だが、「その時点でプロに通用する実力がないというのもあらかじめわかっていた事実」。
となると、高校生がプロで通用するには「どれだけ上積みできるか」がポイントになります。
プロのドラフトは実力はもちろんですが、清宮幸太郎と村上宗隆のように「高校時代にメディアでどれだけ騒がれたか」も評価の一部、+αです。清宮が村上と同じような結果を出していたなら、村上よりももっと大きな人気を集めていたのは間違いありません。
その意味で、根尾昂は+αの付加価値が非常に大きいな才能だったといえます。もし、彼が1年目から立浪和義のようにレギュラーを獲得していたら、東海地区のトップヒーローになっていたはず。
また、彼が村上レベルの+α、人気付加価値しか持ち合わせていなければ、いまでも東海地区でこれほど多くのファンから心配される存在になっておらず、忘れられていたでしょう。
「いきあたりばったりの中日の育成が悪い」「日ハムなら才能を開花できていたんじゃないか」という声もありますが、根尾は注目されたドラ1で野手としても投手としても、もう十分すぎるほどチャンスが与えられました。それは、他の選手ではあり得ないレベルでした。
そこで明らかになったのは、プロになってからの「上積み」の衝撃的な薄さです。
「エリートコースを走り続けた選手は、潜在能力が枯れているケースが多い」…そういうこともあるでしょう。
しかし、小学校時代からゆったりとしたスケジュールでリトルリーグで土日の練習と試合が待ち遠しくてワクワクしていた大谷翔平は別次元にしても、野球一辺倒ではなく東京大学野球部のスカウトが注目するほどの文武両道でした。
「東大・京大出身のプロ野球選手は大成しない。『俺には野球しかない』という覚悟がないから。いろんな物事を科学的・論理的に考えることに秀で過ぎていることは、ときに剥き出しの野生が求められるプロスポーツでは邪魔にしかならない。科学的・論理的に考えることが求められるのは野球についてだけ」…そういうこともあるでしょう。
受験勉強の知能と野球IQが別物であるのは当然ですが、東大・京大のプロ選手が大成しないように見えるのは、サンプルが少なすぎるからでもあります。
いずれにしても、甲子園であれほど輝いた根尾がプロで大きな壁と格闘しているのは、プロ入り後の「上積み」がほとんどないからに尽きます。
精神的な構えはより高く、練習環境も格段に良いはずなのに「上積み」が薄いのは致命的にも思えてきます。
2年目の村上をどんなに打てなくても、どんなに三振しても1年間使い続けたスワローズのようなことは、ビッグクラブ(もはや微妙ですが、ファンベースが固いのはビッグクラブ)のドラゴンズには難しい上に、根尾には村上の長打力のように「使い続けたくなる」目に見える傑出した才能は見当たりません。
ヤブ医者は断言します。「そこだ、そこ!。上積みが薄いというのは見た目だけで、才能と幅広い頭脳を持つまだ26歳の若者だよ。7年間でいつか爆発する時限爆弾のような上積みを温めているかもしれないじゃないか。落合が三冠王獲ったの30歳?(ほんとは28歳)まだ4年もある。山本昌なんて45歳くらいでノーヒットノーランしたよな?(ほんとは41歳)まだ15年もある。可能性しかない」。
確かに、スポーツにおける実力の「上積み」など、数学のように式にして目に見えるものではありません。そして、その潜在能力などUnsolved Problems In Mathematicsほどに文字通り計り知れないものです。
昨日、根尾昂が一軍登録を抹消されました。
がんばれ!!!


これ食って、徹夜で野球の試合に行くのだが(もちろん選手としてではない)、全く眠くないし、めっちゃ元気(な気がする)…大丈夫か?俺?










