2月24日(月:天皇誕生日の振替休日)
東京都江東区 有明アリーナ
東京都江東区 有明アリーナ
コミッション:日本ボクシングコミッション
プロモーター:本田明彦(帝拳プロモーションズ)
メディア:アマゾン・プライムビデオ
メディア:アマゾン・プライムビデオ
■WBCバンタム級12回戦
中谷1/7(1.14倍) クエジャル9/2(5.5倍)
有明のリングに上がる6人の118パウンダーの中で、天心の次に素質があるのはクエジャルかもしれません。
直近の試合はジュニアフェザー級ですが、レイノソ一門の薫陶を受けたのですから体重超過はないでしょう…。ライアンやらネリはカネロに惹かれて気まぐれ入門しただけと信じましょう。
素材は確かですが、まだまだ未完の匂いしかしないクエジャルは今回が初の12回戦で、世界基準の相手との手合わせはありません。それがいきなりPFPファイター相手に世界戦です。
1−7のオッズは、23歳のメキシカンにかなり好意的に映ります。
あってはいけないことですが、もしもクエジャルが途轍もないポテンシャルを秘めていて、それをこの試合で爆発させるようなことがあると…。1−7のオッズは、23歳のメキシカンにかなり好意的に映ります。
それはないでしょう。
1日前に行われているアルツール・ベテルビエフvsドミトリー・ビボルの再戦が明白な形で決着すると敗者がPFPランキングを急降下、中谷のランクが繰り上がっているはずです。
ESPNやリング誌、そして最も公正と考えられているTransnational Boxing Rankings Boardで1位に評価されているオレクサンデル・ウシクが噂されている引退となると、ここでも一つ繰り上げ。
9月に予定されているカネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォードの勝敗がどう出ようとも、やはり繰り上がる可能性大。
来年の今頃は多くのPFPでトップ3を井上尚弥、バム・ロドリゲス、中谷の超軽量級ファイターが独占、オスカー・コラーゾや寺地拳四朗らもランクイン、ジュニアフェザー級以下のファイターが過半を占めているかもしれません。
■バンタム級10回戦
天心2/5(1.4倍) モロニー19/10(2.9倍)
オッズが示す通り、モロニーにとって非常に難しい試合です。
サウスポーの武居由樹のスピードに翻弄された34歳のオージーが、天心の速さに順応できるとは到底考えられません。
世界戦2勝3敗。その2つの勝利もクロスゲーム。元・王者というのは不正確な表現で、正確には元・穴王者です。
モロニーが開き直って、第1ラウンドから超ホープに向かっていけるか?立ち上がりに不安があり、迷ってしまいがちないつものジェイソンだとそれも出来そうになく、厳しい展開しか予想できません。
逆目でいうと、この元・穴王者に苦戦するようなら、天心のチャンピオンロードの雲行きと評価は一気に怪しくなります。帝拳セレクションに抜かりはないとは思いますが…。
そして、モロニーは自分がどんな役回りで日本に呼ばれたのかを理解しているはずです。天心の噛ませ犬になる気はさらさらないでしょう。
母国でAサイドで戦い続け、晩年はホープの踏み台に。
スピード、パワー、テクニック…モロニーが世界基準の武器を何一つ持たないことは、その世界戦の内容を見れば誰の目にも明らか。しかし、頑健な肉体と根性があることも、その試合内容から明らかです。
もちろん、天心を応援しますが、モロニーにも天心の良薬になるような意地を見せて欲しい、そんな気持ちにもなってきます。
■WBAバンタム級12回戦
©︎ 堤聖也vs比嘉大吾
堤2/5(1.4倍) 比嘉19/10(2.9倍)←天心vsモロニーと同じ掛け率です。
日本が好き勝手できる軽量級の本領発揮の一戦。日本最強決定戦ですらない〝世界タイトルマッチ〟って一体何なのか?あまりにもシュールです。
もちろん、堤にも比嘉にも一片の瑕疵もありません。
ファンにとっては〝ボクシング純情〟が正面衝突する、楽しみな試合です。このイベントで最も感動する試合の予想、最右翼でもあります。。
「とにかく勝利を優先させる」なんて口にしても、そんな小手先の器用さをこの2人が持ち合わせているはずがありません。
魂の拳がぶつかったとき、2人のファイターはどれほどの痛みを感じるのか、私たちの鼓膜をどこまで振動させるのか、そして私たちの心をどんなふうに揺さぶるのか、じっくり味合わせてもらいます。



