仕事関係の大先輩と久しぶりに会って、18時過ぎから酒を飲み、あっという間の4時間。
仕事の話はほどほどに、昔むかしの銀座やら有楽町、新宿、渋谷、池袋がどんな町だったかを教えてくれる楽しいお酒でした。
こういった貴重な大先輩と飲むときに昔の渋谷の話が出て来たら「リキパレスって見たことありますか?」と聞くことがあります。
ところが、この夜は大先輩の方からリキパレスの話をしてくれました。
そんな齢80を超える方のお話に触発されて、新シリーズ、Beat USA!!!リキパレスからどんな星が見えましたか…?の始まり、はじまり。

「日本人は戦争に負けて、自分よりも大きな進駐軍の米兵を見てビクビクしている」。
ーーー映画「力道山」の中で主人公が語る台詞です。
ダグラス・マッカーサーと昭和天皇が並んだ全身のツーショットに、日本人はアメリカに確かに負けたのだと痛切に思い知らされました。
それでも。
戦前から野球が盛んに行われるなど、米国への強烈な憧れを募らせていたのが日本人でした。
そんなアメリカに戦争を仕掛けて、本土まで蹂躙される無惨な敗戦。
敗戦後80年が経っても、アメリカとはいまだに隷属的な関係を強いられる屈辱。
この仕組みをひっくり返す方法は、ただ一つだけ。
「敗戦後」を「戦勝後」にするしかありません。
もう一回戦争して、今度は勝って立場を逆転させるのですーーーもちろん、そんなことなど出来るわけもありませんし、絶対にやってはいけません。
やはり、Beat USA!!!は永遠に叶わぬ夢なのでしょうか?
打倒アメリカ。
誰がアメリカを倒すのか?
日本がアメリカの国力を超える日は、永遠に訪れることはないでしょう。
アメリカに勝つ。それはトランジスタラジオやウォークマンで一泡吹かすだけでは全く物足りません。
日本人が夢見たのは、アメリカには作ることが出来ない巨大なロケットを作って、アメリカでは行けない遠い惑星まで飛んでゆく、奴らが見上げる光景を見せつけることでのみ完結する勝利です。
そんなの、絶対、無理。
しかし、もし、それが出来るとしたら、スポーツの世界でしょうか。
戦争にも例えられることもある、その世界で… アメリカには作ることが出来ない巨大なロケットを作って、アメリカでは行けない遠い惑星まで飛んでゆく、奴らが見上げる光景を見せつける…。
そんな「絶対、無理」に挑んだ大馬鹿者たちのお話です。

◾️Cace①力道山
当時の日本では馴染みのなかったプロレスリングというアメリカの格闘技を日本に持ち込み、いきなり〝巨大ロケット〟の夢を見せてくれたのが、力道山でした。
もちろん…それはプロレスです。
力道山はアメリカ人の大男を空手チョップでなぎ倒しましたが、それはあくまでプロレスというショーの中での出来事でした。
そうはいっても、NHKまでもがリアルファイトとしてプロレスを中継していた頃、街頭テレビに群がった数えきれない人々の目には、力道山が打ち上げた本物の〝巨大ロケット〟が確かに見えていたはずです。
さらに、木村政彦が後世、再評価されたことも、力道山という格闘家が持つ深い奥行きを見せてくれています。

リング誌がプロレスも扱っていた頃。力道山が私の愛したこの雑誌に扱われていたとすると、白井義男以来2人目。この画像は映画「力道山」からですが、リング誌に力道山が取り上げられたのかどうかは、不明です。
その出自も含めて、虚構の世界に躍動した力道山は、リアルの格闘技の代表であるボクシングで世界ヘビー級チャンピオンを育てる夢にまで手を伸ばしたのでした。
ーーーリアルを突き詰めた東京オリンピックが、力道山の死んだ翌年に開催されたのは、鮮やかな補色が交錯した美しいバトンリレーにも思えてきます。
仕事の話はほどほどに、昔むかしの銀座やら有楽町、新宿、渋谷、池袋がどんな町だったかを教えてくれる楽しいお酒でした。
こういった貴重な大先輩と飲むときに昔の渋谷の話が出て来たら「リキパレスって見たことありますか?」と聞くことがあります。
ところが、この夜は大先輩の方からリキパレスの話をしてくれました。
そんな齢80を超える方のお話に触発されて、新シリーズ、Beat USA!!!リキパレスからどんな星が見えましたか…?の始まり、はじまり。

「日本人は戦争に負けて、自分よりも大きな進駐軍の米兵を見てビクビクしている」。
ーーー映画「力道山」の中で主人公が語る台詞です。
ダグラス・マッカーサーと昭和天皇が並んだ全身のツーショットに、日本人はアメリカに確かに負けたのだと痛切に思い知らされました。
それでも。
戦前から野球が盛んに行われるなど、米国への強烈な憧れを募らせていたのが日本人でした。
そんなアメリカに戦争を仕掛けて、本土まで蹂躙される無惨な敗戦。
敗戦後80年が経っても、アメリカとはいまだに隷属的な関係を強いられる屈辱。
この仕組みをひっくり返す方法は、ただ一つだけ。
「敗戦後」を「戦勝後」にするしかありません。
もう一回戦争して、今度は勝って立場を逆転させるのですーーーもちろん、そんなことなど出来るわけもありませんし、絶対にやってはいけません。
やはり、Beat USA!!!は永遠に叶わぬ夢なのでしょうか?
打倒アメリカ。
誰がアメリカを倒すのか?
日本がアメリカの国力を超える日は、永遠に訪れることはないでしょう。
アメリカに勝つ。それはトランジスタラジオやウォークマンで一泡吹かすだけでは全く物足りません。
日本人が夢見たのは、アメリカには作ることが出来ない巨大なロケットを作って、アメリカでは行けない遠い惑星まで飛んでゆく、奴らが見上げる光景を見せつけることでのみ完結する勝利です。
そんなの、絶対、無理。
しかし、もし、それが出来るとしたら、スポーツの世界でしょうか。
戦争にも例えられることもある、その世界で… アメリカには作ることが出来ない巨大なロケットを作って、アメリカでは行けない遠い惑星まで飛んでゆく、奴らが見上げる光景を見せつける…。
そんな「絶対、無理」に挑んだ大馬鹿者たちのお話です。

◾️Cace①力道山
当時の日本では馴染みのなかったプロレスリングというアメリカの格闘技を日本に持ち込み、いきなり〝巨大ロケット〟の夢を見せてくれたのが、力道山でした。
もちろん…それはプロレスです。
力道山はアメリカ人の大男を空手チョップでなぎ倒しましたが、それはあくまでプロレスというショーの中での出来事でした。
そうはいっても、NHKまでもがリアルファイトとしてプロレスを中継していた頃、街頭テレビに群がった数えきれない人々の目には、力道山が打ち上げた本物の〝巨大ロケット〟が確かに見えていたはずです。
さらに、木村政彦が後世、再評価されたことも、力道山という格闘家が持つ深い奥行きを見せてくれています。

リング誌がプロレスも扱っていた頃。力道山が私の愛したこの雑誌に扱われていたとすると、白井義男以来2人目。この画像は映画「力道山」からですが、リング誌に力道山が取り上げられたのかどうかは、不明です。
その出自も含めて、虚構の世界に躍動した力道山は、リアルの格闘技の代表であるボクシングで世界ヘビー級チャンピオンを育てる夢にまで手を伸ばしたのでした。
ーーーリアルを突き詰めた東京オリンピックが、力道山の死んだ翌年に開催されたのは、鮮やかな補色が交錯した美しいバトンリレーにも思えてきます。



