フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: News Flash 出来立てホヤホヤ

6月13日(月)第613回ダイナミックグローブ 水道橋後楽園ホール

後楽園ホール、良い雰囲気です。


▶︎フェザー級6回戦

金子虎旦がタイのパシス・ウィセッソを相手にデビュー戦。

第2ラウンド、24歳の金子が ボディで3度倒して、ゲームオーバー。



▶︎バンタム級6回戦 

昨年6月26日、ワシル・ロマチェンコvs中谷正義のアンダーカーでデビューした村田昴のプロ2戦目。

憧れの長谷川穂積がリングサイドで見つめる中、フィリピンのジョン・マーク・ティフを迎えます。

170㎝の長身から長いパンチを操るサウスポーの村田は、接近戦からボディの連打でダウンを奪います。

4ラウンドにはティフの右瞼が裂けて出血。このカットは「偶然のバッティング」と場内アナウンス。 

4ラウンド終了のインタバルでティフ陣営が棄権。



▶︎ジュニアフェザー級8回戦

25歳の福井勝也は1年3ヶ月ぶりのリング。対するジェイソン・ブエナオブラはフィリピンバンタム級5位の23歳。

第3ラウンド、2分40秒過ぎにコーナーに詰めた福井の左フックがカウンターとなってダウンを奪います。

決めきれない場面が続く中、第7ラウンド、福井のラッシュにブエナオブラが防戦一方となったところでレフェリーストップ。



▶︎フェザー級8回戦

「鉄の拳」の異名をとるサウスポー中野幹人が、フィリピンのファ二ト・パレテスを3ラウンド1分36秒でノックアウト。

フィニッシュブローは中野の左ストレートが目に当たったか?痛そうに倒れこんで、立ち上がれないままカウント10まで数えられました。



■日本ウェルター級暫定王者決定戦

元王者の永野祐樹がユース王者・小畑武尊と激突。

勝者が正規王者・小原佳太に3ヶ月以内の挑戦が義務付けられています。

面白い試合になりそうだと思ってましたが…23歳の小畑の手数と精度が試合をコントロール。

32歳の永野は、いつも以上に正面に立ったまま不用意なパンチをもらい過ぎ。

第5ラウンド、小畑の連打で永野が棒立ちになるシーンが続いたところで、田中繊大トレーナーがキャンバスに上がってタオルを振りました。

ダウンシーンも見たい気がありましたが、良い判断です。



◉137ポンド契約10回戦◉

中谷正義vsハルモニト・デラ・トーレ

3年6か月ぶりに日本のリングに帰ってきた中谷。

フィリピンライト級2位のデラ・トーレは、2019年10月に吉野修一郎に1ラウンドでストップされています。

テオフィモ・ロペスを悔し泣きさせ、フェリックス・ベルデホを逆転で斬り落とし、ワシル・ロマチェンコと拳を交えた中谷には「どう勝つのか?」が求められる試合です。

初回、軽快な動きから日本のタフガイが右ストレートでデラ・トーレに膝をつかせます。綺麗な右でした。

立ち上がったフィリピン人をジリジリと追い詰めると、今度は左のボディをめり込ませて2度目のダウンを奪います。

苦しそうに半身を起こしたフィリピン人を、主審の染谷路朗がカウントアウト。

次の試合のジャッジには「『ジョー』のモデルと呼ばれた男」の著者・葛城明彦も座っていました。

中谷は最初のダウンについて「粟生(隆寛)さんと、しっかり打ち下ろしていこうと確認していたパンチ」。フィニッシュのボディも「最初から狙っていく作戦」と思い通りの戦いぶりでした。

見事な復帰戦です。

さあ、デビン・ヘイニーにも地獄を見てもらいましょうか!
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

Friday 10, June 2022
Domo Alcalde, Guadalajara, Jalisco, Mexico  

Jr. Fly Contest, 12 Rounds
Ringmagazine Jr. Fly Title
World Boxing Association Super World Jr. Fly Title

commission:Comision de Box Guadalajara
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
media:DAZN 




予想通りの完勝でした。

タフなベルムデスを血ダルマにしてストップ。

京口は7ラウンドには〝ダウン〟を奪うも後頭部を叩いたと減点1。それでも削りまくったメキシカンを8ラウンド開始早々から猛攻、レフェリーストップを呼び込みました。

これで16戦全勝11KO。リング誌王座も含めて4度も防衛に成功しました。

力量差があったとはいえ、落ち着いてました。公約通りのメキシカンスタイルを、メキシカン相手にメキシコで魅せました!

WBC王者の寺地拳四朗とのビッグファイト、もう次でもいいんじゃないでしょうか?
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

豪州ビクトリア州メルボルン、ドックランド。マーベルスタジアム。

私の大好きなスタジアム興行です。 

いいですねぇ。だだっ広いアリーナ、聳え立つ観客席。

10年前に2ヶ月ほどブリズベンに短期出張していましたが、オーストラリア英語で随分恥かきました。いい思い出です。

それにしてもThe Undisputed Championを争う無敗対決というのに、階級最強決定戦の匂いが全くしません…。

ジェイソン&アンドリューのマロニー兄弟に、メインはジョージ・カンボソスJr.のライト級完全統一戦。 

WBCシルバー/WBOインターナショナル バンタム級タイトルマッチ10回戦


好戦的なファイター対決、ともに31歳同い年。サバイバルマッチです。

長いジャブで距離を取ろうとするパリクテを追うジェイソン。精度、手数、上下の打ち分け、オージーがフィリピーナを上回ります。

マロニー兄弟をプロモートするボブ・アラムもリングサイドにいます。

第3ラウンド、パリクテがロングの右アッパーを決めますが、マロニーは思いっきり力を込めたパンチで抵抗。井上戦では打てなかった強打です。

そのパリクテのアッパーに、ジェイソンの右ショートがジャストミート。

なんとか立ち上がったパリクテでしたが、ジェイソンに詰められ二度目のダウン。ここでストップ。第3ラウンド2分35秒。



Undisputed Lightweight Title match


ライト級最強決定戦とは誰も考えていないものの、この勝者が全てのベルトをコレクションするUndisputed Rightweight Championです。

オッズはカンボソスが13/10(2.3倍)、ヘイニー4/6(1.67倍) 。

国歌斉唱。米国国歌に続いて、ギリシャ国歌。カンボソスのルーツはギリシャ・スパルタだそうです。

そして、オーストラリア国歌。 

ガラガラだったアリーナがいつの間にかフルハウス。 

カンボソスの報酬が1000万ドル、ヘイニー280万ドルだそうです。ライト級史上最大のメガファイトかもしれません。 報酬とゲート収入ではそうなります。

マイケル・バッファーのアナウンスを聞くとHBOを思い出します。

ヘイニーにとってこの超絶アウェー感は、結構気持ちいいんじゃないでしょうか。

試合の焦点は、ヘイニーの速いジャブとフック、左手をカンボソスがどうさばくか?さばけるのか?

専門家予想はオッズは、カンボソスには捌けないと見られています。 その通りの、オープニングラウンド。

カンボソス、いつも以上に固い。 このホームの大舞台は固くもなります。

カンボソス、手数が出ないのはダメ。

「速い相手に後から動いていては難しい」 (村田諒太)。その通りです。

「ハンドスピードはカンボソスも速い。ヘイニーの方が反応速度が速い」(ジョー小泉)…ハンドスピードも明白にヘイニーが速い。何を見てるんだ?

前半4ラウンド終了。ここがラスベガスなら3者とも36-40です。ただ、ここはメルボルン。オフィシャルはどうなってるでしょうか。

第6ラウンド、カンボソスの攻勢。10−9もあり。 しかし、ヘイニーも慎重。下手くそvsチキンの様相を呈してきました…。

ヘイニーの左が冴え渡ります。

この試合、ヘイニーは倒さなきゃいけません。

しかし、ヘイニーといい、フルトンといい…。面白くない試合します。というか、こいつら面白い試合したことありましたか?


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

尾川堅一、上々の立ち上がりに見えました。

第2ラウンド、ジョー・コルディナの右が王者の顎にクリーンヒット。

電光石火。ワンパンチで試合が終わりました。

主審マイケル・アレキサンダーがカウントアウト。

こんなに早い決着になるとは。まさかの展開です。


“We were working on [that shot] the whole camp and then lights out.” キャンプを通して練習してきたパンチ、そいつをお見舞いしたんだ。

狙ったパンチでしたか…。 


ホットな階級で生き残る、ビッグファイトまで辿り着く、その難しさを、また思い知らされてしまいました。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

   
Saturday 14, May 2022
 
Dignity Health Sports Park , Carson, California
 
Ring magazine Jr.Middle
World Boxing Council  Jr.Middle
World Boxing Association Jr.Middle
International Boxing Federation Jr.Middle
World Boxing Organisation Jr.Middle

試合前オッズはジャーメル・チャーロ4/9(1.44倍)、カスターニョ7/4(2.75倍)。

カリフォルニア州カーソン、ディグニティ・ヘルス・スポーツパーク、テニス場に特設されたリングが主役の登場を待っています。

しかし、メインを前に席を離れている人も多いのでしょうが、お客さんの入りが寂しいです。 

この階級でUndisputed Championが誕生すると、1975年1月にWBA王者オスカー・アルバラードを競り落とした輪島功一以来、47年ぶり。この年5月7日にWBCが初代王者決定戦「マイケル・オリベイラvsホセ・デュラン」を行いオリベイラが勝利、そのときからタイトルは分裂したままです。

初戦、12ラウンド36分間を戦い抜き手の内を知り尽くした両者。

オープニングから32歳のアルゼンティーナが、31歳のアイアンマンにプレッシャーを掛ける展開。 

接近戦を嫌がるジャーメルはクリンチでしのぎます。

第4ラウンドからはラウンドごとにヒートアップする激しい打ち合いに突入。攻勢でカスターニョ、精度でジャーメル。

迎えた第10ラウンド。揉み合いの中からジャーメルの左フックをこめかみにもらったカスターニョが膝から崩れ落ちるようにダウン。 なんとか立ち上がるも、完全に効いてます。

再開、ジャーメルが一気にラッシュ、2度目のダウンを奪ったところでゲームセット。タイムは10ラウンド2分33秒。

BoxingScene.comのスコアは6ラウンドまでで57-57のイーブンでしたが、7ラウンドからはチャーロが下がりながらも的確に応戦。
PUNCHESCHARLOCASTANO
Total landed173194
Total thrown559610
Percent31%32%
Jabs landed3119
Jabs thrown256199
Percent12%10%
Power landed142175
Power thrown303411
Percent47%43%

カスターニョ陣営もポイントで劣勢とみたのか、第10ラウンドは武骨なアルゼンチン人が攻撃を強めた矢先でした。
e8bc42f6-831d-4a73-93ce-b7d71982e16d

9ラウンドまでのオフィシャルは89-82/88-83/87-84で3者ともジャーメルがリード。

輪島功一以来のUndisputed Championとなったジャーメルは35勝19KO1敗1分。 WBOタイトルを奪われたカスターニョは17勝12KO1敗1分。

素晴らしい試合でした。 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IBFウェルター級挑戦者決定戦


オッズはエニス1/20(1.05倍)、クレイトン9倍。 

24歳のエニスと、34歳のクレイトン、無敗同士の激突ですが、オッズも予想もエニス勝利に大きく傾いています。

第1ラウンド、スイッチヒッターのエニスは右構えでスタート。左ジャブでクレイトンの力量を測り終えると、サウスポーに。34歳のカナダ人はスピードとパワーに押されて、後退するばかり。

第2ラウンド。クレイトンは流れを変えようと前に出ますが、頭を下げたところにエニスの右スイングが後頭部左に直撃されてダウン。

なんとか立ち上がるも、足元がおぼつかず。2分49秒、レイ・コロナ主審が試合を止めました。

データ上は身長差3㎝(エニス178/クレイトン175) ですが、体の厚みも含めてもっと差があるように見えました。エニスは相当リバウンドしてリングに上がったのかもしれません。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

Saturday 26, February 2022
Cosmopolitan of Las Vegas, Las Vegas, Nevada, USA  

Jr.Light Contest, 12 Rounds


全勝同士の激突とはいえ、戦前の予想はガルシア勝利に12倍のオッズが付くなど、スーパースター候補の〝Primetime〟コルバートに偏っていました。

ドミニカ人のガルシアは、ほぼ無名の30歳。リオデジャネイロ2016にバンタム級(56㎏)で出場したオリンピアンですが、1回戦敗退。

ガルシアはアマチュアで300戦を超えるキャリアがあり、25歳のコルバートもアマ103勝3敗のエリート。

しかし、コルバートはハンドスピードは見るべきものがあるものの、防御には穴が多く、ジェスレル・コラレスも仕留められない非力な130パウンダー。

カラフルに染めた髪と、オーナーを務める「プライムタイムチキン」の広告をあしらったド派手なトランクスで、キャラ先行の過大評価という辛口は当たっていました。

それでも、コルバートが判定をものにすると予想していましたが、〝エイドリアン・ブローナー2世〟と揶揄される通りの脆さを晒け出してしまいます。

7ラウンドにダウンを奪われるなど全く良いところなく、3−0(119-108/118-109*2)の大差判定で敗れた〝Primetime〟。

「パワーがないのに正面から打ち合うべきじゃない」という解説陣の見方も虚しく、12ラウンドがいたずらに過ぎて行きました。劣勢を挽回するBプランを見せることもできなかったコルバートは、見かけ通りにボクシングIQも相当低そうです。性格は良い奴っぽいんですが。

一方のガルシアは、頑丈で強い。尾川堅一とも噛み合いそうです。

3週間前に急遽代役出場が決まったガルシアは、トレーナーのイスマエル・サラスがロベイシ・ラミレスの試合のため渡英していましたが「プロフェッサー(サラス)から『ラッキーだ。コルバートなら楽に勝てる』と自信を与えてもらった」という予言通りに圧勝しました。

「いきなり無敗のサウスポーとの対戦で、対応しきれなかったのでは?」と聞かれたコルバートは「言い訳はしない。彼の方も急なオファーだった。今夜は彼が強かった」と潔く敗北を認めました。

この辺りは、言い訳しかしないブローナーとは全く違い好印象ですが、あのパワーのなさは致命的。

ノックアウトしかない状況で最終回に総攻撃を仕掛けたものの、簡単に跳ね返されてしまう姿からは、世界トップでは生き残れない脆弱さしか見出せませんでした。

ガルシアは無敗の戦績を14勝10KOに伸ばし、コルバートはプロ初黒星で16勝6KO1敗。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

Saturday 26, February 2022
 
Cosmopolitan of Las Vegas, Las Vegas, Nevada, USA  

International Boxing Federation World Jr.Bantam Title 

ジェルウィン・アンカハスvsフェルナンド・マルチネス

次の試合で、WBO王者・井岡一翔との団体統一戦を予定しているIBF王者アンカハスにとっては負けられない一戦。

日本のボクシングファンにとっても、アンカハスには負けて欲しくなかったのですが…。

30歳、同い年の対戦ですが両者のキャリア、対戦相手の質には大きな差があり、戦前のオッズはアンカハスが1/5=1.2倍、マルチネスが50/11=5.55倍。王者の防衛が固いと見られていました。

しかし、試合が始まると激しい打撃戦を挑戦者が制する形で最終回のゴング。

王者のボディと挑戦者の顔面へのパンチ、どちらが見映えするかは明らかで、オフィシャルは117-111, 118-110, 118-110のユナニマス。

2012年3月以来、10年ぶりの黒星を喫したアンカハスは今春にも日本のドル箱スター井岡一翔との団体統一戦が内定呈していましたが、これでご破算。 

全勝のレコードを14(8KO)にまで伸ばしたフェルナンド〝Pumita(軽石)〟マルチネスは、今回の試合が米国デビュー。

アンカハスをプロモートするTGB Promotionsが再戦条項を盛り込んでいるかどうかは不明ですが、アルゼンチンのPumitaは初防衛戦を「井岡と日本で」となれば大喜びでサインするはず。

井岡陣営に取ってもアンカハスほどの報酬を積む必要はないでしょう。

そして、今日の試合を見る限りは馬力はあるものの、アンカハス以上に井岡にとってオーダーメイドのスタイルに思えます。

実績のあるアンカハスの敗北は残念ですが、マルチネスとの団体統一戦、早急に交渉して欲しいところです。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

WBCフェザー級王者ゲイリー・ラッセルJr.が、番狂わせのマジョリティデジションでマーク・マグサヨに敗れる波乱。

予兆はいくつもありました。

王者の2年のブランク。故障による延期。父親が糖尿病による片足切断。

そして、前日計量1回目に失敗。

一方の26歳のフィリピン人のモチベーションは「憧れのマニー・パキャオと同じ世界王者になる日が来た」と最高潮でした。

とはいえ、現役最長7年間の王朝を築き、敗れたのはワシル・ロマチェンコだけというラッセルに対して、マグサヨは無敗とはいえ危なかしい試合を繰り返してきた不安定なスラッガー。

「フィリピンでも私の評価は高くないけど、おかげでみんなを見返してやると燃えることができた。誰に何を言われようが関係ない。戦うのは私」。

パッキャオからは木曜日の夜に「幸運を祈る。神への感謝を忘れるな」と声をかけられ「試合に向けてアイドルが励ましてくれた。もう絶対に勝てると確信した」。

試合は右手を痛めていたラッセルがマグサヨの攻勢を凌ぐ展開。

前王者になったラッセルは「私はマグサヨにボクシングのレッスンをした。再戦を要求する」と判定への不満をぶちまけました。

ただ、応戦しないで下がるシーンも多く「レッスンした」という余裕は全く感じられませんでした

PUNCHESRUSSELLMAGSAYO
Total landed69150
Total thrown323543
Percent21%28%
Jabs landed1110
Jabs thrown64203
Percent17%5%
Power landed58140
Power thrown259340
Percent22%41%
-- Courtesy of CompuBox
オフィシャルは114-114, 115-113*2。マグサヨを支持した二人も1ラウンドの10-9がひっくり返っていたら三者一致のドローでした。

CompuBoxの数字はあくまで参考ですが、手数も精度も26歳のフィリピン人がワシントンD.C.出身の33歳を圧倒、特にパワーパンチではラッセルの58発に対して140発を着弾させました。

現実の試合はクロスゲーム、3人のジャッジはgood job。

 パッキャオが引退、ノニト・ドネアも40歳に迫り、新たなヒーローが待たれるフィリピンにとって、マグサヨは救世主になれるのか?

二人のグレートが初めて世界王者に就いた番狂わせは、衝撃的なノックアウトでしたが、今日のマグサヨは…。

MPプロモーションズによると6月か7月に防衛戦をこなし、指名挑戦者の元WBCJr.フェザー級王者レイ・バルガスとの試合も見据えているとのこと。

バルガスとは、間違いなく噛み合います。バルガスを豪快に倒すようなら、ニューヒーロー誕生です。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ネバダ州ラスベガス パークシアター


ジュニアフェザー級のストラップは、すでにWBAとIBFを掌握しているムロジョン・アフマダリエフと、この試合の勝者が激突すると完全統一王者=Undisputed Champion誕生、そこでは当然リング誌タイトルもステイクされます。

急速に完全統一への磁力が強まっている122ポンド。井上尚弥がこのクラスに進出すると、世界挑戦は完全統一王座を賭けた大一番になる公算が出てきました。

軽量級という小さな世界でライバルに恵まれなかったモンスターにとって、ジュニアフェザー級は最も輝ける場所になるかもしれません。

オッズはフルトン3/10(1.3倍)、フェイゲロア5/2(3.5倍)。大方の予想はフルトンの判定逃げ切りですが、果たして?

まずはアンダーカード。

ゲイリー・アントニオ・ラッセルvsアレクサンドロ・サンティアゴ。ノンタイトルのバンタム級10回戦。

序盤は、サンティアゴの攻勢にアントニオがやりにくそう。決定的なシーンはなし。

第5ラウンドからアクションが増えますが、どちらにでも振れる内容。アントニオはロープに詰まるシーンが増える。

最終10ラウンド、アントニオの左ショートでサンティエゴがグラつきますが、詰めきれません。試合終了。

番狂わせです…。いや、違いました。

MD2-0でアントニオ。うーん…。


レイース・アリームvsエドゥアルド・バエス。NABO北米ジュニアフェザー級タイトルマッチ10回戦。

アリームはよくまとまったボクサーファイターですが、今日は硬い。

この試合もMD。98-92/96-94/95-95。アリームが苦戦の末に順当勝ち。


ニューヨークのテオフィモ戦待ちだったのでしょうか。やっとメインイベント。



WBC王者 Brandon Figueroa vs WBO王者 Stephen Fulton 

さあ、The Heartbreaker(和訳すると「色男」…そんなニックネームもあり?)がソンブレノをかぶって先に入場。Cool Boy Stephもなぜかソンブレノ、ガウンもメキシコカラー。

メキシコの時代ですなぁ。

予想通りの立ち上がり。フィゲロアのゴリ押しをフルトンが向か打つ展開。場内はフィゲロアへの「メヒコ・コール」。

フルトンがクロスレンジでの打撃戦、フィゲロアの土俵で戦っています。

「私はルイス・ネリとは違う」(フルトン)。その通りに根性見せてますが、ボディをもらい過ぎ。第5ラウンドで、フィゲロアがペースを掌握。

「フルトンは足を使わないといけない」(ジョー小泉)。その通りですが、それをさせない、色男の執拗な突貫です。

削り合いの試合は、フィゲロアのシナリオです。

第7ラウンド、後半戦に突入。フルトンも頑張ってますが、スタミナが持つか?

両者のフィジカル差が、徐々に明らかに。 

フルトンがKO宣言していた第9ラウンド。 この回は精度でフルトンですが…消耗してます。

チャンピオンシップラウンド。フルトンの足腰が怪しい。足を使ってリングを丸く使って、見栄えはフルトン。

クロスゲームです。

激戦の12ラウンド。どっちの転んだか???

また2−0のMD。フルトンが薄氷の勝利。116-112*2/114-114。

boxingscene.comは114−114のドロー。

しかし、3試合続けてのMD。大激戦。とはいえ、なんだか疲れたのは、山場のない混戦ばかりだったからでしょうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ