Saturday, 29 August 2026 - O2 Arena
Greenwich, London, United Kingdom
commission:British Boxing Board of Control
promoter:Frank Warren (Queensberry Promotions)
matchmaker:Lee Eaton (Queensberry Promotions),
Daniel Francis (Vote Boxing)
view on DAZN PPV
vacant IBF World Heavy(空位のIBFヘビー級王座)を地元の強打者モーゼス・イタウマと、クロアチアのEl Animal(野獣)フィリップ・フルゴビッチが争いました。
ウィリアム・ヒルの見立ては21歳のイタウマが1/6(1.67倍)、34歳のクロアチア人が4/1(5倍)でアンダードッグでしたが、番狂せの結果に。
21世紀になってから、米国ボクシングの覇権は完全に崩壊。ビタリ&ウラジミルとオレクサンデル・ウシクによる〝ウクライナの軛〟はあったものの、大きな興行に欠かせないスターの座はレノックス・ルイス、アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーと英国が輩出してきました。
ジョシュアは36歳、フューリーは37歳とヘビー級ではもう一花咲かせることのできる年齢で、この二人の激突にはまだ大きな商業的価値はあるものの、二人ともウシクに2連敗するなど傷モノです。
イタウマはヘビー級としてはかなり若い21歳で無敗(14戦全勝12KO)ですが、スターの座に就くのに早すぎることはありません。ジョシュアvsフューリーの勝者とのトーチのリレー、ウシクをキャリア初の敗北に追い込んでウクライナの軛を断ち切ることができたなら、英国にとって最高の物語となります。
ベストコンディションのフルコビッチは嫌な相手ですが、ここで頓挫するようなら、最高の物語は最初の1ページ目をめくられることもなく、別の物語を用意しなければなりません。
ーーーと前回、書きました。
もともと、雑魚専キャリアのイタウマ、私もその実力評価は後ろ倒ししてきましたが、今回の結果はストップ負けは予想の範囲内、フィニッシュされた9ラウンドまでの内容は第2ラウンドにダウンを奪うなど合格点。
ただ、フルコビッチが精神的にはもちろん、肉体的にもタフであったことを差し引いても、イタウマのパワーはまともなヘビー級相手なら決して決定的なものではないことまでも曝け出してしまいました。
イタウマは雑魚専キャリアで豪快なKOを量産してきた点でよく比較されるタイソンと類似していたものの、スタミナが全く試されていない点ではタイソンとは少し違いました。
タイソンも試合が長引くとパターンを読まれて、雑魚相手でも判定までもつれ込んでいましたが、イタウマが経験した最長ラウンドはプロ3戦目と4回戦のかませ犬に粘られた6R判定勝ち。
対戦相手の質で大きく上回り、ねちっこく戦うフルコビッチに序盤で大きなダメージを与えなければ、Bプランを持たないタイソン型のイタウマがスタミナ切れでTKO負けを喫したのは、リング誌などが報じたようなhuge upset ではなく想定内でした。

「ウシクに勝てる」と鼻息が荒かった英国のファンは「あのスタミナと決定力の無さでは、ウシクには惨敗しか思い浮かばない」「ダニエル・デュボアには序盤でKOされそう」と早くも手のひら返し。
「魔法のガウンを剥ぎ取られた」という常套句を使うには、わずか15戦というキャリアは質量共にあまりにも貧弱。正確に表現するなら「魔法のガウンを羽織る前にKOされた」ということでした。
イタウマはアマ・プロ通じて初めての敗北。アマキャリアは無敗といってもジュニア大会での成績がメインというプロ同様にハリボテ。
コーナーのタオル投入は良いタイミングでした。
ウィリアム・ヒルの見立ては21歳のイタウマが1/6(1.67倍)、34歳のクロアチア人が4/1(5倍)でアンダードッグでしたが、番狂せの結果に。
21世紀になってから、米国ボクシングの覇権は完全に崩壊。ビタリ&ウラジミルとオレクサンデル・ウシクによる〝ウクライナの軛〟はあったものの、大きな興行に欠かせないスターの座はレノックス・ルイス、アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーと英国が輩出してきました。
ジョシュアは36歳、フューリーは37歳とヘビー級ではもう一花咲かせることのできる年齢で、この二人の激突にはまだ大きな商業的価値はあるものの、二人ともウシクに2連敗するなど傷モノです。
イタウマはヘビー級としてはかなり若い21歳で無敗(14戦全勝12KO)ですが、スターの座に就くのに早すぎることはありません。ジョシュアvsフューリーの勝者とのトーチのリレー、ウシクをキャリア初の敗北に追い込んでウクライナの軛を断ち切ることができたなら、英国にとって最高の物語となります。
ベストコンディションのフルコビッチは嫌な相手ですが、ここで頓挫するようなら、最高の物語は最初の1ページ目をめくられることもなく、別の物語を用意しなければなりません。
ーーーと前回、書きました。
もともと、雑魚専キャリアのイタウマ、私もその実力評価は後ろ倒ししてきましたが、今回の結果はストップ負けは予想の範囲内、フィニッシュされた9ラウンドまでの内容は第2ラウンドにダウンを奪うなど合格点。
ただ、フルコビッチが精神的にはもちろん、肉体的にもタフであったことを差し引いても、イタウマのパワーはまともなヘビー級相手なら決して決定的なものではないことまでも曝け出してしまいました。
イタウマは雑魚専キャリアで豪快なKOを量産してきた点でよく比較されるタイソンと類似していたものの、スタミナが全く試されていない点ではタイソンとは少し違いました。
タイソンも試合が長引くとパターンを読まれて、雑魚相手でも判定までもつれ込んでいましたが、イタウマが経験した最長ラウンドはプロ3戦目と4回戦のかませ犬に粘られた6R判定勝ち。
対戦相手の質で大きく上回り、ねちっこく戦うフルコビッチに序盤で大きなダメージを与えなければ、Bプランを持たないタイソン型のイタウマがスタミナ切れでTKO負けを喫したのは、リング誌などが報じたようなhuge upset ではなく想定内でした。

「ウシクに勝てる」と鼻息が荒かった英国のファンは「あのスタミナと決定力の無さでは、ウシクには惨敗しか思い浮かばない」「ダニエル・デュボアには序盤でKOされそう」と早くも手のひら返し。
「魔法のガウンを剥ぎ取られた」という常套句を使うには、わずか15戦というキャリアは質量共にあまりにも貧弱。正確に表現するなら「魔法のガウンを羽織る前にKOされた」ということでした。
イタウマはアマ・プロ通じて初めての敗北。アマキャリアは無敗といってもジュニア大会での成績がメインというプロ同様にハリボテ。
コーナーのタオル投入は良いタイミングでした。









