フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: Coming Up Soon!

Saturday 15, May 2021
Dignity Health Sports Park , Carson, California, USA

Junior Feather Contest, 12 Rounds


ネリのWBC、フィゲロアのWBAセカンド 、互いのストラップを賭けた団体統一戦。無敗対決です。勝ったほうがWBAスーパー王者になることがWBAから発表されていますが、上位タイトルで二人擁立するというのは反則です。

リング誌やESPNはムロジョン・アフマダリエフとこの試合の勝者、どちらを正統なWBA王者と認定するのでしょうか?

さて、オッズはネリ2/5(1.4倍)、フィゲロア2倍と〝悪童〟がやや有利。

まともなジャブが打てないなど技術的な欠陥が目に付いたバンタム級時代のネリでしたが、エディ・レイノソの教鞭を受けて劇的に改善。

しかし、ジュニアフェザーでは1試合しか戦っていないとはいえ、かつてのパワーは影を潜めています。これがネリの122ポンド版なのか?それとも進化の途中なのか?
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26歳のネリが評価をやや下げているのに対して、24歳のフィゲロアはさらに評価を落としています。これが、オッズにも現れているのでしょう。

21勝16KO無敗1分の星勘定は立派ですが、勝てなかった1試合が2019年11月のフリオ・セハ戦(115-113 /112-116 /114-114=ドロー )。セハ相手にグズグズの試合をしてしまっては評価暴落も仕方がありません。

しかし、この試合はセハが4.5ポンド、2㎏以上も体重超過。フェザー級のリミットもオーバーした相手と戦わなければならなかったのは差し引いて考えなければなりません。

心配された計量はネリがリミットいっぱいの122ポンド、フィゲロアが121.2ポンドでクリア。

とはいえ、フィゲロアもスピードとディフェンスで世界基準にありません。

The Heartbreakerと渾名されるハンサムボーイは身長175㎝/リーチ183㎝の規格外の122パウンダーですが、手数の多い激闘型。ネリとの試合はかみ合うはずです。
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この勝者が9月11日にWBO王者ステファン・フルトンとの決戦に進むことが、3月時点でSHOWTIMEから発表されています。

明日の試合でリングサイドに座るフルトンは「フィゲロアのサイズはネリには苦しい」と、マイルド・アップセットを予想。

個人的にはネリは日本のボクサーに倒されて欲しい願望もあるので、ここでフィゲロアに叩きのめされるのは見たくはありません。しかし、予想となると私もフェイゲロア有利。明白な判定勝ちか、終盤ストップか。

計量ではネリが少し生気が無いように見えました。そしてフィゲロアは稀代のリバウンダー。ネリは悪夢を見るかもしれません。

いいマッチアップです。どちらが勝つにせよ、面白い試合になるはずです。


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▶︎さて、SHOWTIME がお届けするこのイベントのアンダーカードに「ダニエル・ローマンvsリカルド・エスピノサ」「サビエル・マルチネスvsファン・カルロス・ブルゴス」と、日本のリングでもお馴染みのファイターが登場します。

オッズはローマン2/7(1.29倍)、エスピノサ5倍。5月10日に31歳になったローマンの堅実なボクシングは健在。

エスピノサは25勝21KO3敗の強打のメキシカンで、23歳という若さも不気味。2019年4月20日に空位のWBOバンタムのピースをジョンリール・カシメロと争い最終回44秒KO負け。しかし、それまでの採点は6ラウンドにダウンを奪われたものの三者三様のドロー(105-103/103-105/104-104)と大健闘。

オッズはエスピノサ有利でしたが、相手が悪すぎました。このイベントはノンタイトルながらウェルター級のダニー・ガルシアがメイン、FOXが全米生中継するイベントでした。しかし、米国で人気がないバンタム級は世界戦にもかかわらず、悲しいかなノーテレビ。

エスピノサの強打は危険ですが、ローマンが手堅く判定をものにしそうです。



▶︎そして、ブルゴスです。日本で「無敗のKOマシン」と喧伝された無骨なメキシカンも33歳。直近3試合は1勝2敗。KO勝利からはは9年も遠ざかっています。

対するマルチネスは、メイウェザープロモーションが売り出す23歳のジュニアライト級(この試合は132ポンドのキャッチウェイト)。

オッズは秘蔵っ子が1/12(1.08倍)、ブルゴス10/1(11倍)。技術とパワーが欠落した不器用なブルゴスは今回も噛ませ犬です。

しかし、無敗とはいえ、マルチネスは前戦でクラウディオ・マレロに8ラウンドに二度倒されるなど大苦戦。マレロは元WBA暫定フェザー級王者でトリッキーなサウスポーですが、脆弱な一面を晒け出しました。

ブルゴスは世界基準では技術もパワーもありませんが、マイキー・ガルシアやデビン・ハニーに敗れたとはいえ12ラウンド戦い抜く頑丈な肉体を持っています。

噛ませ犬が意地の牙を剥く、番狂わせを予想します。 
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ボクシングなどスポーツの試合が決まると、多くのブックメーカーがオッズを立ち上げます。

ドキュメンタリー(「42 to 1」)にもなったマイク・タイソンvsバスター・ダグラスに代表されるように、大番狂わせの衝撃をわかりやすく伝える増幅装置の役割も果たしてきました。

このブログでも、専門家予想に交えてオッズもご紹介することが多いのですが、今夜はPotential Oddsを並べてみます。
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Potential Oddsは試合実施が決定していない、ファン渇望の注目のマッチアップで立ち上がります。

「マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー」は2015年2月に試合決定しましたが、Potential Oddsはなんと、パックマンが2008年にオスカー・デラホーヤを圧倒した試合直後から多くのブックメーカーで掛け率が発表されていました。

「パックメイ」は約7年間も寝かされて、腐ってしまったマッチアップでした。

ボクシングのレベルは違いますが、2016年にPotential Oddsが立った「アンソニー・ジョシュアvsデオンティ・ワイルダー」も引っ張って寝かせてるうちに2020年にワイルダー、2019年にジョシュアが相次いで惨敗、商品価値は暴落。

今年こそ実現と言われていますが、まだ交渉成立のニュースは聞くことができていません。
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その寝かせすぎたヘビー級のメガファイト「ジョシュアvsワイルダー」から。

ジョシュア勝利は4/7(1.57倍)、ワイルダー5/4(2.75倍)。妥当な数字に見えます。

どちらもヘビー級の強打者で、脆さも併せ持つスリリングなパンチャー。ワイルダーの決め台詞「トイレはもちろん、スマホにも目を落とすな」という、サドンデスな結末もありえます。

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そして、サウジアラビアが1億5000万ドルで招致に手を挙げた「ジョシュアvsタイソン・フューリー」。「今年2試合」という話も持ち上がっていますが、第1戦決定の報もまだ届いていません。

ジョシュア勝利8/5(2.6倍)、フューリー4/7(1.57倍)。盛り上がるヘビー級戦線ですが、フューリーの勝ち上がりが濃厚です。

それでも、ヘビー級はパンチャーズ・パラダイス。何が起きても不思議ではありません。


*****


そして、今、ヘビー級に次いでホットなクラス、ライト級から2試合。

「テオフィモ・ロペスvsワシル・ロマチェンコ」はトップランクのハウスメイドで出来る再戦。

立場は入れ替わりますが、ロペス6/5(2.2倍)に対してロマ11/10(2.1倍)。レイザーシン(カミソリ1枚)の超僅差とはいえ、今回もロマが有利。

まあ、ウクライナのハイテクは6月26日に中谷正義が破壊するので、この再戦は幻に終わります。


そして「テオフィモ・ロペスvsガーボンタ・デービス」の無敗対決。

ロペス4/5(1.8倍)、デービス5/4(2.25倍)。こちらも、体格だけでなくデービスの対戦相手の質があまりにも低いため、テイクオーバーやや有利の予想になるのは仕方がありません。


*****
 

華のウェルター級からは、もちろん「テレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJr.」。

クロフォード8/13(1.16倍)、スペンス5/4(2.25倍)

ウェルター級では弱い相手ばかりと戦っているクロフォードですが、スペンスの交通事故の影響が測りきれていないことからオッズは逆転。

まともなウェルター級を一人も経験していないクロフォードは、このままトップランクの狭い畑の中で朽ち果てていくのでしょうか?


*****

Potential Oddsは人気階級の人気選手の注目試合が対象になるだけに、超軽量級が中心の日本人選手の名前はまず見当たりません。

まともなオッズでも「井上尚弥vsノニト・ドネア」ですら、なかなかオッズが出ず、YouTuber対決のずっとあとになって立ち上がるなど、米国での関心の低さは慢性的・致命的に重症です。

マイク・ダスマリナス戦のオッズは、いつ頃立ち上がるのでしょうか?(MGMのスポーツブックではそろそろ立ち上がってもいい時期ですが)。

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鬱屈した毎日が続いていますが、二つのナックルパートが炸裂しあうボクシングのリングには、鬱も屈もありません!

注目のファイトをリング誌のスケジュールからピックアップ。「No.」はリング誌の階級別順位。


SATURDAY, APRIL 24
Kissimmee, Florida (DAZN)
Emanuel Navarrete (No. 6) vs. Christopher Diaz
12 rounds – featherweights (for Navarrete’s WBO title)

戦うチャンピオン、エマヌエル・ナバレッテの初防衛戦。 

対戦相手は「元」プエルトリコのホープ、クリストファー・ディアス。これまでのキャリアで敗北は伊藤雅雪とシャクール・スティーブンソンに付けられた二つだけで、まだKO負けを知らない不屈のファイター。

前戦の決定戦でWBOフェザー級のピースをピックアップしているナバレッテですが、出来は今一つ。

スタイル的にディアスとは噛み合うはずです。圧倒的なKO防衛が望まれます。

会場はディアスのホーム。オッズはナバレッテ1/9(1.11倍)、5/1(6倍)と大きく開いていますが、下手な判定だと番狂わせもありえます。

このリングで試されるのは、フェザー級のナバレッテです。
 
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このイベントのセミファイナル、スパーミドル級8回戦に登場するのは〝只今温室育成中〟のエドガー・ベルランガ。

スター選手の離脱と、反旗が翻るトップランクに残された最後の希望です。井上尚弥もそろそろ「プロモートする気がないなら契約解消」と意思表示しても良い気がします…。

今回の生贄は、打たれ弱いメリーランド州王者デモンド・ニコルソン。16まで伸ばしている連続1ラウンドKOの更新なるか?が焦点。

温室ホープが次々に息絶えているトップランク。ベルランガが番狂わせに沈む失神KO負けも見たい…意地悪な気持ちも湧いてきますが、鈍重なメリーランド州王者では1ラウンド終了ゴングを聞くことが精一杯でしょう。

*****

 
               SATURDAY, APRIL 24
Osaka, Japan
Kenshiro Teraji (No. 1) vs. Tetsuya Hisada (No. 6)
12 rounds – junior flyweights (for Teraji’s WBC title)

さあ、寺地拳四朗の〝再スタート〟です。

心情的には36歳の久田哲也を応援したい気持ちもありますが…。久田が勝つ展開が思い浮かびません。
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今回のガウンは、コシノジュンコのデザイン。「北斗の拳」をモチーフにした素晴らしいガウンです。



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FRIDAY, APRIL 30
London (ESPN+, BT Sport)
Moruti Mthalane (No. 1) vs. Sunny Edwards
12 rounds – flyweights (for Mthalane’s IBF title) 

2008年、フライ級時代のノニト・ドネアと互角に渡り合い、フィリピーノフラッシュが「ムザラネにとって不運だった。再戦する」と負傷TKOを慮った実力者は、もう38歳。

翌2009年に、ドネアが返上したIBFフライ級のストラップを決定戦で獲得。

あれから12年間も世界のトップ戦線で戦い続けています。さらに恐るべきは、ずっとフライ級の肉体を維持している規律の高さです。

ジョンリール・カシメロや八重樫東の挑戦を退けてきたムザラネは、現代ボクシングで最も過小評価された世界王者でしょう。

迎え撃つのは地域タイトル・コレクターのサニー'Showtime'エドワーズ。

25歳、無敗のロンドンっ子で、今回の舞台も地元にセットされました。ムザラネの判定勝ちはないですね、きっと。

オッズは王者8/11(1.73倍)、挑戦者5/4(2.25倍)。チャンピオンがやや有利です。

もちろん、Babyfaceと渾名される38歳の南アフリカ人に全面的に声援を送ります。



 


SATURDAY, MAY 8
Arlington, Texas (DAZN)
Canelo Alvarez (C, No. 1 P4P) vs. Billy Joe Saunders (No. 4)
12 rounds – super middleweights (for Canelo’s Ring/WBA/WBC and Saunders’ WBO titles)


Elwin Soto (No. 5) vs. Katsunari Takayama
12 rounds – junior flyweights (for Soto’s WBO title)



SATURDAY, MAY 15
Los Angeles (Showtime)
Luis Nery vs. Brandon Figueroa (No. 4)
12 rounds – junior featherweights (for Nery’s WBC title) 




SATURDAY, MAY 22
Las Vegas (ESPN)
Josh Taylor (C, No. 9 P4P) vs. Jose Ramirez (No. 1)
12 rounds – junior welterweights (for Taylor’s Ring/IBF/WBA and Ramirez’s WBC/WBO titles)



SATURDAY, MAY 29
Las Vegas (DAZN)
Devin Haney (No. 3) vs. Jorge Linares (No. 7)
12 rounds – lightweights (for Haney’s WBC title)


Location TBA (Showtime)
Nordine Oubaali (No. 2) vs. Nonito Donaire (No. 1)
12 rounds – bantamweights (for Oubaali’s WBC title)




SATURDAY, JUNE 19
Las Vegas (ESPN)
Naoya Inoue (C, No. 2 P4P) vs. Michael Dasmarinas
12 rounds – bantamweights (for Inoue’s Ring/IBF/WBA titles)



El Paso, Texas (DAZN)
Jaime Munguia (No. 9) vs. TBA
12 rounds – middleweights

Location TBA (Showtime)
Jermall Charlo (No. 2) vs. Juan Macias
12 rounds – middleweights (for Charlo’s WBC title)




SATURDAY, JUNE 26
Location TBA (Showtime)
Mario Barrios (No. 7) vsGervonta Davis (No. 1 jr. lightweight)
12 rounds – junior welterweights




SATURDAY, JULY 17
Location TBA (Showtime) 
Jermell Charlo (C, ) vs. Brian Castano (No. 3)
12 rounds – junior middleweights (for Charlo’s Ring/IBF/WBA/WBC and Castano’s WBO title) 



SATURDAY, AUG. 14
Location TBA (Showtime)
John Riel Casimero (No. 3) vs. Guillermo Rigondeaux (No. 8)
12 rounds – junior lightweights (for Casimero’s WBO title) 



SATURDAY, SEPT. 11
Location TBA (Showtime)
Stephen Fulton (No. 3) vs. TBA
12 rounds – junior featherweights (for Fulton’s WBO title) 
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高山勝成が5月8日、WBOジュニアフライ級王者エルウィン・ソトに挑戦することが決定しました。

ESPNなどがソトを「フライ級」と報じていますが、軽量級に疎い欧米メディアのアルアルです。

このクラスは京口紘人がソトと同じマッチルームと契約、年内にも両者の激突が期待されていますが、高山が24歳のメキシコ人を破って2階級制覇となると日本人対決が実現します。

「高山vsソト」がセットされたのは、カネロ・アルバレスがビリー・ジョー・サンダースを迎えるメガイベントのアンダーカード。
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舞台はテキサス州ダラスのAT&Tスタジアム、マニー・パッキャオ(vsジョシュア・クロッティ)がボクサーとして初めて登場した8万人収容の巨大スタジアムです。

2019年12月に岩佐亮佑がニューヨークのバークレイズセンターのリングに上がるなど、日本人ボクサーが大会場のリングに上がることは珍しくありませんが、AT&Tスタジアムは米国では究極です。

高山にはなんとしてもソトからタイトルを奪って、京口との団体統一戦に繋げて欲しいところ。

そうなれば、開催地は当然日本。

エディ・ハーンに儲けさせるのは癪に障りますが、日本開催でも「京口vs高山」がそこまで盛り上がるか…。

ハーンに同情しちゃうことにならないか、ちょっと心配になってきました。。。
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長らくHBOがリードしてきた世界のボクシングイベント。

2018年、大巨人HBOがボクシングに見切りをつけて撤退してから3年。

HBOの陰に隠れていたSHOWTIMEやESPN、新規参入のDAZNが本格路線を走り、トリラーがキワモノ路線を全面に打ち出す新しいステージに突入しています。

プロモーターもトップランクとゴールデンボーイ・プロモーションズが凋落、新興のプレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)、英国のマッチルームが〝インベーダー〟として台頭、リング外のボクシングシーンは大きく様変わりしています。
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そして、マニー・パッキャオを筆頭とする、米国市場の中核クラス=ウェルター級のスター選手を掌握したPBCと業務提携するSHOWTIMEが5月から9月にかけてのイベント・スケジュールを発表しました。
★May 15: Nery-Figueroa
★May 29: Oubaali-Donaire
 June 19: Jermall-Montiel
 June 26: Davis-Barrios
 July 3: Colbert-Gamboa
 July 17: Jermell-Castaño
★Aug 14: Rigo-Casimero
 Aug 28: Benavidez-Uzcategui
★Sept 11: Fulton vs. Nery-Fig winner 

米国で最も注目されているのは7月17日に予定されているジュニアミドル級の完全統一を賭けたビッグファイト。WBC/WBA/IBF王者ジャーメル・チャーロが WBO王者ブライアン・カスターニョと激突します。

世界王者の価値が失墜した4団体時代では、完全統一の意義も希薄化。バーナード・ホプキンスやジャーメイン・テイラー、テレンス・クロフォード、アレクサンダー・ウシクの4人だけですが、いずれも地味な実力者が必死で打ち上げたものの〝線香花火〟に終わっています。

ジャーメルとカスターニョ、どちらが勝っても先達の4人に続く〝線香花火〟になりそうです。

それにしても…UNDISPUTED CHAMPION が地味な実力者ばかり、というよりは地味からの脱出を夢見てUNDISPUTED CHAMPIONを目指すというのは、あまりにも悲しい現実です。

まあ、日本のボクシングファンにとっては、ジュニアミドル級で争われる5人目の完全統一王者よりも、奴らが全く関心を払わないジュニアフェザー級以下の超軽量級の世界戦線に興味が傾きます。

まずは、WBCジュニアフェザー級王者ルイス・ネリとブランドン・フィゲロアの対決。このクラス最強とみられているのはIBFとWBAの団体統一王者ムロジョン・アフマダリエフ。

ネリvsフィゲロアの勝者が9月11日にWBO王者スティーブン・フルトンとの統一戦に駒を進めることになっています。

この階級は早ければ来年前半にもUNDISPUTED CHAMPIONが誕生している可能性も十分、バンタム級を完全統一した井上尚弥が乗り込む頃には絶好の舞台が整っているかもしれません。

そして、井上が完全統一を目指すバンタム級では5月29日にWBC王者ノルディーヌ・ウバーリがノニト・ドネアと激突。

WBCは暫定王者レイマート・ガバリョとエマヌエル・ロドリゲスの再戦を命じており、WBCの中でタイトルが一本化されるまで時間がかかりそうな気配です。

そして8月14日はWBO王者ジョンリール・カシメロが老雄ギレルモ・リゴンドーの挑戦を受けます。

6月にIBFの指名挑戦者マイケル・ダスマリナスを撃墜した井上が、今年リングに上がるのはどう多く見積もっても2試合。その2試合がWBCとWBOを吸収する団体統一戦になる公算は非常に低いと思われます。

つまり、年内の完全統一はありません。

〝バンタム級のクロフォード〟になりつつある井上が心配です。。。。。
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ウズベキスタン、タシケントのヒルトンホテルで行われた前日計量。

ウズベキスタンでの注目度の高さが伺える会場の熱気です。

IBF/WBA王者ムロジョン・アフマダリエフは121.2ポンド、岩佐亮佑は121.6ポンドで一発クリア。
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https://www.youtube.com/watch?v=lqX8NBcZfgA&t=2754s

あと1日に迫った決戦のオッズは王者1/6(1.67倍)、岩佐29/4(8.54倍)と開いてきました。

米国の専門サイト、BOXING NEWS 24 の試合予想も「岩佐は体格のアドバンテージを活かせないままアフマダリエフの攻撃に晒され続け、7ラウンドでストップされる」「2015年に強豪とはとても呼べないリー・ハスキンスに6ラウンドで叩きのめされた岩佐は、それ以来進歩がない」。

あと1日です。米国のゴミメディアには好きなだけ言わせておきましょう。

ただ、MJの土俵で戦っては勝ち目はありません。中途半端な判定でも勝ち目はありません。

じっくり戦ってどうにかなる相手ではありません。早い段階で思い切って、仕掛けるべきです。

完全アウエーのリングの上がる31歳の日本人が、26歳のウズベキスタン人を戦半でノックアウトすると予想します。

がんばれ、岩佐!



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そして、タシケントからさらに西へ舞台を移して…UAEドバイで行われるWBOジュニアライト級タイトルマッチの前日計量。

王者ジャメル・ヘリング129.4ポンド、挑戦者カール・フランプトンが129.9ポンドでクリア。

フランプトンはヘリングからタイトルを奪って、指名挑戦権を持つシャクール・スティーブンソン戦を見据えて「無敗のスター候補。ベルファストでやれば巨大スタジアムに5万人を集めることが出来る」と語りました。

軽量級というだけでなく、米国での人気が今ひとつのスティーブンソンはトップランクの秘蔵っ子で、ノニト・ドネアほど人気がないわけではありませんが、ドネア同様に北アイルランドに引っ張り込まれるパターンです。

ボブ・アラムにとってはフランプトンも契約選手。米国でショボい興行に甘んじるよりも、ベルファストでビッグファイトの方が美味しいに決まってます。

ただ、ここまで無敗(15戦全勝8KO)とはいえ〝Fearless〟スティーブンソンは「誰に勝ったのか?」となると沈黙するしかない、トップランクお得意の過大評価臭漂うスター候補。

ボブ・アラムにとって〝純粋傘下〟で管理している23歳のFearlessと、英国のマネジメントも絡んでいる34歳のThe Jackalでは、資産価値が全く違います。

「フロイド・メイウェザーの再来」はいくらなんでも羊頭狗肉。決定力が致命的に欠落したスティーブンソンとは違い、軽量級時代のフロイドはエキサイティングなパンチャーでした。

ベルファストに行けばスティーブンソンの無敗はストップ、恥をかくために大西洋を往復するだけです。

とはいえ、その前にヘリングです。フランプトン勝利を予想していますが、試合前から「スティーブンソンとベルファストで5万人」と口にしたことは、少し心配になります。

日本人にも手が届くクラスだけに、スター性のあるフランプトンに勝って欲しいのですが…。



さて、中東屈指の富裕都市ドバイで行われるイベントには、ドニー・ニエテスも登場。来月13日に39歳の誕生日を迎えるフィリピン人が3年4ヶ月ぶりにリングに帰ってきます。

井岡一翔も僅差判定で競り落としたAhas(蛇)の名人芸は、長いブランクで錆び付いていないでしょうか? 

対戦相手はパブロ・カリージョ、井岡が2014年に完勝している32歳のコロンビア人。当時はフライ級の世界ランカーでしたが、現在は直近5戦で3勝2敗のキャリア下降期。

ニエテスの現有戦力を測るには相当に物足りない相手ですが、圧倒的な勝ち方を期待します。
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「130ポンド、ジュニアライト級はスーパースターの踏み台」。

とは言っても、それはオスカー・デラホーヤやフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオら「本物のスーパースター」の話です。

〝スーパースター未満〟のファイター、特にフェザー級やジュニアフェザー級から上がってきた選手にとっては130ポンドはキャリア的にも終着駅になるケースもあります。

また、ジュニアライト級を踏み台にして羽ばたくスターの後ろ姿を見送るだけの内山高志や三浦隆司のような、130ポンドで心中するファイターもいます。

このクラスを踏み台にしたスーパースター候補でもエイドリアン・ブローナーやマイキー・ガルシアのように「憧れのウェルター」では何者にもなれないというケースが普通に当たり前です。

フライ級上がりでウェルターを席捲したマニー・パッキャオはいかに変態かが、よくわかります。

しかし「スーパースターの踏み台」という微妙なジュニアライト級を終着駅にするファイターにもドラマがあります。


Saturday 3, April 2021
Caesars Palace Dubai, Dubai, United Arab Emirates  

Junior Light weight Contest, 12 Rounds
World Boxing Organisation World Super Feather Title

ジャメル・ヘリングvsカール・フランプトン 

伊藤雅雪から番狂わせでタイトルを奪った35歳のヘリングは、これが3度目の防衛戦。 

挑戦者のフランプトンは2016年にBWAAとESPN、リング誌の Fighter of the Year  三冠を達成したアイルランド史上最高傑作の一人。

経験値でヘリングを圧倒するフランプトンは、一つ年下の34歳。 

レオ・サンタクルスとの激闘2連戦、ノニト・ドネアをバンタム級へ叩き戻した一戦など軽量級のビッグネームと印象的な試合を繰り広げてきたThe Jackalと、誰に勝ったか?という点では誰にも勝っていないSemper Fi(忠実な兵隊)。

しかし、シュガー・レイ・ロビンソン杯まで獲得したフランプトンにとって、ヘリングはモチベーションを燃やしにくい相手です。

そして、元海兵隊のサウスポーはハートが強く、やりにくい相手です。

試合の焦点は「身長・リーチともに165㎝のフランプトンが、178㎝/183㎝のヘリングとの距離を潰せるか?」。

フランプトン有利で立ちあがったオッズは徐々に接近、試合二日前の現在は両者とも19/20(1.95倍)と完全に並びました。
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すぐにどちらかにブレるでしょうが、予想が難しい試合です。

個人的にはフランプトンの手数とフットワークにヘリングが終盤で崩れると予想します。

このイベントはアラブ首長国連邦のドバイの高級リゾート&カジノ、シーザース・パレス・ドバイで行われます。
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映画なんかでもよく登場するカジノです。お洒落です。

6月実施で交渉が進んでいるという「マニー・パッキャオvsテレンス・クロフォード」の会場候補にも挙げられています。



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いろんな国でリングが設営されるのもボクシングの面白さの一つですが、日本のボクシングファンにとって週末はこの試合こそがマスト・シー!です。
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なんとウズベキスタンのタシケントです。Humo Arena、めっちゃ格好良いです。

2019年3月竣工とのことですから、まだ新しいドーム。普段はスケートやホッケーで使われる「アイスアリーナ」。キャパ1万2500席ですが明後日の夜はフルハウスでしょう。

それにしてもタシケント!です。世界史マニアとしては堪らない名前、音です。サマルカンドもウズベキスタンなんです。死ぬまでに行ってみたいなあ。



Saturday 3, April 2021
Humo Arena, Tashkent, Uzbekistan  

Super Bantam Contest, 12 Rounds
World Boxing Association Super World Super Bantam Title
International Boxing Federation World Super Bantam Title


大勝負です。

欧米ではコアなマニアしか興味のないジュニアフェザー級以下の超軽量級ですが、そんなコアなマニアが最も高く評価しているボクサーの一人が、ウズベクのMJです。
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オッズは26歳のMJ勝利が1/6(1.67倍)、31歳の岩佐4倍。明白にアンダードッグです。

海外メディアは「ウズベキスタンで開催される初の世界タイトルマッチ。国民的英雄のMJの勝利濃厚」という論調です。

いいですねえ、番狂わせの衝撃を大きくしてくれる舞台演出をしっかり整えてくれています。

ボクシング人気が高いウズベキスタン、これまでにルスラン・チャガエフ(元WBA世界ヘビー級王者)や、WBOライト級を17度も防衛したアルトゥール・グレゴリアン、シドニー五輪1回戦でミゲール・コットを下して金メダルを獲得したムハンマド・アブデュラエフら、スタイリッシュなボクサーを数多く輩出してきました。

アフマダリエフも、その系譜をしっかり受け継いだテクニシャンです。

“Iwasa is a very experienced former world champion – a tall, strong, aggressive lefty,” said Akhmadaliev. “I think he is a real samurai. He always comes forward and aims for a big fight. I respect him and his mentality. I expect a very good, exciting fight.”

岩佐は経験豊かな元チャンピオン、長身で攻撃的なサウスポー。彼は本物のサムライだ。常に前に出て打撃戦を厭わない彼の根性を尊敬する。素晴らしい試合になるだろう。


岩佐は身長171㎝、リーチ182㎝。アフマダリエフは166㎝、173㎝。

このリーチ差を生かした試合が出来ると思っちゃいけませんし、岩佐もそうは思ってないでしょう。簡単な相手ではありません。
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さて、会場のフマ・アリーナ。フマは、古代遺跡でも御馴染みのペルシア神話に登場する〝フェニックス〟。

「その影が落ちた者が王になる」という伝説があります。

きっとフマは、最初にリングに登場する岩佐に影を落とすはずです! 間違いありません!

地元の大観衆を前に硬くなった王者を岩佐が猛攻、前半でストップ勝ちを予想します。 
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今世紀最も注目すべき軽量級のビッグファイトが明日に迫りました。

このフェイス・オフは、睨み合いじゃないです。2人とも柔らかく、微笑んでいました。

2人の表情は8年8カ月も会っていなかった、古い懐かしい友達と再会したようでした。
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当然、こうなります。

そして、リングに上がれば8年8ヶ月の思いを拳に込めて戦うのです。

 

戦前予想もずらりと出揃いましたが、ここではESPNとリング誌から。
 

まずはESPN。4人の専門家の勝敗は2勝2敗。完全にがっぷり四つです。

フレディ・ローチの見立てをサラッとご紹介。

▶︎エストラーダ勝利のカギ「ロマゴンの攻勢を捌き、ロープを背負わずリング中央で戦うこと」。

▶︎ロマゴン勝利のカギ「前に出るロマゴンは最強。エストラーダをロープやコーナーに追い詰めること」。

▶︎X-ファクター(勝負の分かれ目)「コンディショニング!長く厳しい戦いになるのは間違いない。より万全のコンディションに仕上げたほうの手が挙がるだろう」。

▶︎予想「ロマゴンが判定をモノにする」。



次にリング誌。こちらは21人の予想で、13勝4KO9敗0KOでエストラーダ。

紹介するのは、2人と2試合ずつ戦ったシーサケット・ソールンビサイの予想です。

▶︎「2人とも伝説的なPFPファイター、接戦になるのは間違いない。勝敗を分けるのは当日のコンディション。どちらが勝つかなんて、今はわからない。どうしても予想しろというなら、チョコラティトの判定勝ちかな」。


現在のオッズはエストラーダ1.63倍、ロマゴン2.4倍。専門家予想はオッズよりも拮抗していると見ています。
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勝敗予想のポイントは、ローチとシーサケットが一致して挙げた「当日のコンディション」だけでなく、現在のロマゴンをピークの過ぎた劣化版と見るか、それともヴィンテージ版と見るか、です。



なにしろ、8年8ヶ月もの長い歳月が横たわる再戦です。

過去を振り返ると…。

未来のレジェンド、若い2人が激突、長い歳月を経て正真正銘のレジェンドとなってから再戦したケースは〝賞味期限切れ〟というのが定番でした。

◉シュガー・レイ・レナードvsトーマス・ハーンズ(初戦1981年9月16日:ウェルター級→再戦1989年6月12日:スーパーミドル級=7年9カ月)。

初戦はボクシングの未来に光をかざすボクシング史上最高の試合でしたが、再戦は衰えたビッグネームがカネと意地のために戦う見世物でした。


◉バーナード・ホプキンスvsロイ・ジョーンズJr.(1993年5月22日:ミドル級→2010年4月3日:ライトヘビー級=16年11カ月)。

17年近い歳月は、階級とボクシングに真摯に向き合った若者を狡猾なエイリアンに、階級を弄んでいたつもりの天才を隙だらけの愚鈍なファイターに、それぞれ変容させるのに十分すぎる時間でした。


◉ノニト・ドネアvsビック・ダルチニアン(2007年7月7日:フライ級→2013年11月9日:フェザー級:6年4カ月)。

両者の能力がピークに達していたジュニアバンタム級での激突はついに叶わず、再戦は二人とも階級の壁に打ちのめされた末のフェザー級。私たちが見てしまったのは厳しい表現になりますが「負け犬の傷の舐め合い」でした。


 

素晴らしい初戦から長い歳月を経ての再戦。

多くのボクサーにとって、時間は熟成ではなく腐敗に費やされてしまうのは悲しい現実です。

初戦の鮮烈の残り香すらしない再戦は、勝敗への興味が薄らぎ、exhibitionの空気まで漂わせることまであります。



そして、ロマゴンvsエストラーダの8年8カ月も、1人のボクサーが偉大な業績を積み上げ、全盛期を謳歌し、そして黄昏の季節を迎える、気の遠くなるような長い、長い歳月です。

しかし、この試合を「賞味期限切れ」と揶揄するメディアやファンは見当たりません。

「エストラーダvsロマゴン」は、初戦以上に注目され、階級最強決定戦の色合いも濃厚、「8年8カ月ぶり」という常識を破壊した再戦になります。

現在30歳、PFPファイターにリザーブ席を用意されているエストラーダは「初戦は22歳で初めての世界戦だった。あのときとは何もかもが違う」。

33歳になったロマゴンはアルファベットタイトルこそ取り戻しましたが、PFPランキングから名前が消えて4年が経ちます。


心情的にはロマゴンを応援したいのですが、近い将来、井岡一翔が倒して欲しい相手は、まだ底を見せていないエストラーダです。

ロマゴンには申し訳ない思いですが、エストラーダの圧勝が理想です。


しかし…勝敗予想となると、経験と技術で上回るロマゴン有利と見ます。

つまり、今のロマゴンを熟練のヴィンテージ版と考えます。

ローチの言うように「長く厳しい戦いになる」のは間違いありませんが、シーソーゲームを押し切るのは33歳のニカラグア人。

後半、総攻撃に転じるエストラーダを迎撃、判定勝ち。終盤ストップも。
 
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京口紘人の米国デビュー、vsアクセル・アラゴン・ベガもこのイベントに組まれています!

オッズは京口1.15倍、ベラ7倍。大番狂わせは許しません!

この試合は圧倒して勝たねばなりません。エディ・ハーンはジュニアフライ級の統一トーナメントを手がける腹づもりです。 
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Saturday 27, February 2021
Hard Rock Stadium, Miami, Florida, USA  

Super Middle Contest, 12 Rounds
Ring magazine World Super Middle Title
World Boxing Council World Super Middle Title
World Boxing Association Super World Super Middle Title


前日計量は両者とも167.6ポンド、リミットを0.4ポンド下回る体重で一発クリア。

1/50(1.02倍)と14/1(15倍)。数日前から動きません。

オッズと専門家予想では勝敗は全く興味の外、完全なミスマッチです。

それでもカネロ陣営や共同プロモートしたエディ・ハーンに批判が集まらないのは「今年は4試合する」と30歳のスーパースターが明言しているからです。

ファンもメディアも「4試合するなら、前菜を食べても構わない」ということです。

もっとわかりやすく言えば、ミスター・ロボットは、カネロが無傷に近い状態で残りの試合をこなせるように用意されたサンドバッグです。
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https://www.youtube.com/watch?v=V2GVQTtMvL8&feature=emb_logo

左後方にはリング誌、WBC、WBAの大型ベルトが並び、広告塔はヘネシー、テカテビール。

ハードロックスタジアムのフィールドにカネロのために作られた特設リングの上で、29歳のトルコ人は不撓不屈の精神でカネロに立ち向かうでしょう。根性は見せるはずです。

多くの戦前予想が溢れていますが、トルコ人の勝利を推すものは見当たりません。

2017年5月にイルディリムと対戦(12ラウンド判定負け)したアントニオ・マルコ・ペリバンの予想が最も的確に聞こえます。

「フィジカルが強くブルドーザーのように前進してくるイルディリムは、カネロにとって難しいパズルではない。序盤はあしらって、徐々に削っていく展開だろう。単調で防御技術も拙いイルディリムは、カネロのボディと角度をつけたアッパーから逃れる術を持たない。試合が7ラウンドを越えるとは思えない」。

肉体は頑健でもパンチは軽い、ボクシング技術は世界基準にない、手も足も遅い…ミスター・ロボットに組み込まれた戦力のどこをどう探しても、カネロに対抗できる部品は一つも見当たりません。 

カネロが偵察に使う時間は1ラウンドで十分でしょう。カネロがアクセルを踏み込めば、そこで試合が終わりそうです。4ラウンドでストップを予想します。
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疑惑の議論する余地の無い王者(Undisputed Champion)テオフィモ・ロペスの初防衛戦が競争入札になったのは既報の通り。

トップランク、マッチルーム、トリラーの3社による競札は約600万ドルを提示したトリラーが落札。

マッチルームの約350万ドル、トップランクの230万ドルを異業種からの〝侵略者〟が圧倒した形でした。

テオフィモは「トップランクとESPNが戦ってくれると思ってたのに」とショックを隠せませんが、約600万ドルの65%、390万ドルとキャリアハイの報酬を受け取ることになったのですから「トリラーには感謝しかない。トップランクには不信感しかない」というのも同情できます。

プロモーターとの感情的なシコリが増大したテオフィモに対して、一方的にタナボタ的に210万ドルもの報酬を受け取ることになった幸運な男がジョージ・カンボソスJr.、19戦全勝10KOのオージーです。

これまで地元オーストラリアをベースに米国で3試合、英国とシンガポールで1試合ずつと〝それなりに〟国際経験のあるカンボソスですが10万ドルを超えるファイトマネーは一度しか手にしたことがありません。

それが、やはり競札になった直近試合(vsリー・セルビー:2020年10月31日)。
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IBF指名挑戦権を賭けたこの一戦は、27万777ドルを提示したマッチルームがルウ・ディベラ・エンタテインメントの26万ドルを僅差でかわす「これぞ競札」というシビレる数字で決着。

IBFランキングで上位のカンボソスが60%の16万6666ドル、セルビーが40%の11万1110ドルを分け合いました。 このときの約1760万円が、唯一の10万ドルオーバー。

「信じられない金額にめまいがした」というカンボソスのモチベーションは跳ね上がり、英国ウィンブリーアリーナでの決戦を敵地ながら2-1のスプリットで、マッチルームの刺客を競り落としました。 

今度は、そのキャリアハイの報酬を13倍も更新するのです。



カンボソスの貧弱なキャリアで最強の相手はセルビーですが、実はとんでもない伝説と何ラウンドも戦った経験を持っています。

ルーカス・マティセ戦に臨むパッキャオのスパーリングパートナーに大抜擢されたことがあるのです
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「とにかくパンチの出所が見えない」というパッキャオとのスパーリングを体験したカンボソス。

 Ferocious(獰猛)と渾名されるカンボソスは「パッキャオのパートナーに呼ばれて二つ返事で承諾したのは高額の手当てだけが目当てじゃない。『バケモノの練習台なんて、ライト級のお前じゃ潰されるぞ』と忠告する人もいたけど、とにかく強くなりたかったんだ。良いところも見せられたし、たくさんアドバイスをしてくれた」と語っていました。

あれから3年近くの歳月が流れました。

「私はパッキャオのように敵地で元世界王者を倒してきた。そして、パッキャオのように今度は大物を倒す」。

「ライオネル・ローズ(ファイティング原田)やジェフ・フェネックへの尊敬は変わらないが、テオフィモに勝てばオーストラリア史上最大の勝利だ」(パッキャオに〝勝った〟ジェフ・ホーンはこの偉大なリストには入ってない模様です)。

42歳の伝説は今なおリングの主役であり続け、カンボソスはついに世界挑戦のチャンスをもぎ取りました。

しかも相手はテオフィモ・ロペス。これ以上ない最高のご馳走です。
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さすが注目のカード。まだいつどこでやるのかも決まってないのにオッズが出ています。

テオフィモ1.13倍、カンボソス5.5倍。「カネロ・アルバレスvsアブニ・イルディリム」の後ではインパクトが薄いとはいえ〝疑惑の完全統一王者〟が明白に有利と見られています。

パックマニアのハシクレとしてはカンボソスにも思い入れはありますが、テオフィモの馘を獲るのは中谷正義が先約済みです。

申しわけありませんが、ここはテオフィモが豪快に27歳のオージーを倒してもらいましょう。

中谷はESPNのイベントでテオフィモみたいな緩いやり方じゃなく、文句なしにウクライナのハイテクを破壊します。

そのライト級決戦も競争入札になってトリラーが落札してくれたら最高です!
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