フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

      Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。

カテゴリ: プロボクシングが好きなのである。

プロボクシングが大好きなのである。

プロボクシングが好きなチンパンジーもいれば、カナブンもいるでしょう。 

隣の家で夜中にどんちゃん騒がされるわけでもなし、ネット上で自分とは違う意見、理解できないコメントに遭遇しても無視すればいいだけです。

寄ってたかって踏みつけられるカナブンに同情するわけではないし、そもそも匿名のコメントに傷ついたり、傷つけたりするのは、つまらない話です。
 
酩酊したフシ穴が書き殴る、本当にどうでもいい馬鹿話。 

このブログ自体が「史上初」「空前絶後」「前代未聞」「グレート」「レジェンド」「守銭奴」「体重同一時最強」「正気の沙汰じゃない」…など素っ頓狂で大袈裟な言葉を書き連ねる、取るに足らない馬鹿話しかしてません。

一番大切なのは、もちろん毎日の生活。そこにはパックマンもメイウェザーもいません。




▶︎ ななし 2021年02月28日 13:14
スレと関係ない話ですが、韓国の芸能界からバレー界からサッカー界まで飛び火して大騒動になってるスポーツ界においてのイジメ問題対して語ってほしい。(原文ママ)

 
【ソウル発共同】韓国女子バレーボール代表チームの主力で、双子の姉妹の李在英選手(24)と李多英選手(24)が学生時代にチームメートをいじめていたことが判明し、韓国バレーボール協会は15日、2人を東京五輪などに向けた代表選手の選抜対象から無期限除外すると発表した。代表資格の剥奪で、協会は「類似行為の再発防止に向け厳しい対応が必要と判断した」と説明した。

韓国メディアによると、2人は東京五輪の予選でも代表に選ばれ、出場権獲得に貢献。双子選手として注目を集め、テレビ番組にも出演するなど人気だった。

2人は「学生時代に誤ったことをし、おわびする」と謝罪した。 



この短いニュースでは、重要な事実がほとんど見えて来ません。つまり、ここから何かを判断すること、何か断定的コメントを出すことは不可能です。

多くのメディアがこのニュースを報じているのでしょうが、どれも似たり寄ったりで、断定的なコメントを出すに足る材料となる重要な事実など揃いはしないはずです。

断定的なコメントはできないものの、このニュースについて何かを語るとしても、〝加害者〟を攻撃する内容にはなりえません。

〝加害者〟を攻撃する内容にはなりえないのに、その方向に暗愚な狂気が雪崩打ってることが、ひたすら恐ろしい〝事件〟です。

 

①罰せられていない〝犯罪〟には時効はないのか?そして、その〝罪〟に、それを見て見ぬふりをした管理責任者はいなかったのか? 

▶︎学校教師が立場を利用して生徒にワイセツ行為を働くなど、そのときは声をあげられなかった「犯罪」は、時効を適用する必要はないと考えます。

それは明らかな「犯罪」で、犯人は被害者が泣き寝入りするしかないことを知った上での卑劣な行為を犯したのですから、規定通りの時効を適用すべきではありません。

今回の〝犯人たち〟も〝被害者たち〟が泣き寝入りするしかない状況に乗じて卑劣な〝犯罪〟に及んだのかもしれません。しかし、その事実を管理責任者や周囲は全く知らなかったのでしょうか?


 
②罰せられなかった〝犯罪〟が存在し、それを過去に遡ってまで刑罰に処すべき重大問題だと真剣に考えるなら、その憎むべき行為を〝犯罪〟ではなく「犯罪」として罰するために法律を作ってから、その法に則って処罰すべきである。

法整備以前に全く関係のない詳細も知らない匿名の卑怯者が寄ってたかって非難し、そんな卑劣な声に押し切られて勝手な処分を下すことは、私刑、集団リンチでしかない。法治国家として最も唾棄すべき行為である。

▶︎この事件で最も凶悪なことは、法に則って裁かれる前に処罰が執行されたことです。もちろん、この種の問題ではそういうこともあるでしょう。

しかし、法治国家です。リンチの末にネットの声に押されて〝無期懲役〟〝死刑〟を宣告するほどの罪だったのでしょうか。「被害者への誠実な謝罪と慰謝料の支払い」「代表権の剥奪12ヶ月」「240時間の社会奉仕活動」などでは贖罪することのできないほどの重罪だったのでしょうか。

 

③その法律を作るに際して「当該スポーツからの事実上の追放」は正しい判断か?トップアスリートからスポーツを奪うことは死刑。過去の行為を遡って「犯罪」として裁き、宣告されるのが〝死刑〟であるのはあまりにも重すぎないか。

▶︎詳細な事実の把握なくして判断できない事案にもかかわらず、ネットに溢れる中途半端な情報や、無責任な匿名コメントで罪状を固めて集団リンチの末に社会的に抹殺する…。

匿名で有名人の過去を叩きまくることに快感を覚える狂人の意見に押されて、処分を下すことが、どれほど愚劣で恐ろしいことか、処分を下す側は理解してるのでしょうか?

松本サリン事件当時にネットがあれば、夫婦愛を貫いた誠実な夫に卑劣な誹謗中傷がどれほど集まったでしょうか?現実は、ネットのない時代にもかかわらず、彼は悪魔の犯人扱いでした。あのとき、私も「こいつの犯行以外は考えられない」と思い込んでしまいました。

もちろん、今回の件は冤罪ではないでしょう。しかし、暗愚な脳みそが断片的な事実に過剰に反応し「万死に値する罪だ」 と糾弾する狂気は全く同じです。

〝犯人〟を「犯人」にするのは法律だけです。ネット上の匿名掲示板が法廷であって良いわけがありません。罰を決めることができるのは法廷だけです。

匿名掲示板の卑劣で無責任な言葉に押されて、トップアスリートからスポーツを奪うなんて、無法国家です。

さまざまな情報が飛び交ってるニュースを〝法廷〟に見立てて、自らは〝裁判官〟の気分で断定的なコメントを書き込む人間は最低のクズです。 

「あの国はいつもそう」と問題を特定民族への誹謗中傷にすり替える輩も、最低のクズです。

*******

こういう、自分に全く情報のない話を書くと、疑問と一般論しか語れません。

あと、ここまで書いてあれですが、こういう情報も興味も無いような話は、酔っ払っても書くべきではありませんでした。きっと、突っ込みどころ満載ですな。

こういう悪ふざけは、これっきり。



【カナブンへの質問】

①ボクシングをしたことがあるのか?
②日本人ボクサーが特別な存在であることは理解できてるのか?
③海外ボクサーを贔屓してるきっかけは何だ?

それぞれの質問に50字以内で答えてくれ。それ以上は要らん。

質問の意味がわからなかったら聞け。

【例】
①高校時代の部活。総体予選は中国大会で2回戦が最高成績。
②村田や井上も貧困国のボクサーのように叩き上げのキャリアを踏まないと不公平だ。
③WOWOWを見て海外のボクサーの方がレベルが高いと思った。
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お酒は好きですが、大勢で飲むことはあまり好きではありません。

思春期の中高で引きこもりだったので、そりゃそうな話ですが、大学でも体育会だったので否が応でも大人数で飲むのは当たり前、今の若い人には信じられないかもしれませんが、だだっ広い居酒屋に超蜜に何十人、ときには100人を優に超える飲み会も珍しくありませんでした。

最初は「ビール200本!」とかわけのわからない注文から始まる修羅場でした。朝起きたら、他の大学の寮で寝てたとか、そんなに話してない他の大学の先輩の部屋にお世話になったりとか…。

それも、東京の「ホーム」だけでなく、関西や地方の大学との試合など「アウエー」でも同じ破茶滅茶ぶりでした。

この低俗ブログですら書けないとんでもないことも、20世紀末の私の身の周りでは当たり前に展開されていました。 

世に恐ろしきもの、それは時代じゃのう。

しかし、まさか、そんな話はできるわけもありません。※「今なら犯罪」なんてことはしてません。
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コイツには〝ツバメ返し〟は無理じゃのう。

このブログを書いてる状況は①通勤などの移動中②家族と食事したあと酒飲んで酔っ払ってやることのなくなった夜中③ボクシングのビッグファイトなどがあるときーーーの3パターンです。

今は②です。なので、話は無茶苦茶です。

勉強することから学問すること、研究することへと案内してくれる人がたくさんいたことと同様に、私みたいな引きこもりでもスポーツで活躍する場を与えてくれたことは、本当に幸運でした。

陸上競技と野球は、一応「卒業」まで出来ましたが、ボクシングはまともな公式戦にも出ず中途半端のまま終わってしまいました。

高校時代、図書室で読み耽ったいろんな本、その中でも海外から届く雑誌は私にとっては最高の贈り物でした。茶色く分厚い包装紙を十字に結んだ硬い青いテープをハサミで切って、包装紙を開くとタイムやニューズウィークなどに混じってスポーツイラストレイテッドやリングが現れるわけです。

スポイラとリング誌が語りかけてくれるボクシングの世界は、おとぎ話のようでした。「具志堅用高」以外のボクシングがそこにありました。

もちろん、スポイラには大ファンだった「阪神タイガース」以外の野球もありましたが、私の脳髄を刺激したのはボクシングでした。

すでに野球と陸上に足を突っ込んでいたことから、ボクシングの実践には気持ちや時間を大きく割くことはできませんでした。

格好よくいうと、私にとってボクシングは「Unfinished Business」のままなんです。きっと永遠にそうです。

2015年の「パックメイ」に幻滅して、かさばるリング誌やボクシングマガジンなどの雑誌を全部処分しようとして出来なかったのも、そういうことなんだと思います。

このブログを始めたのも、そういう思いを整理しようとしての、過去のリング誌を振り返ったりする、まさに自分だけの日記感覚でした。

だったらSNSの形とったり、コメントに対してフルオープンにする必要はないはずなのですが、そこまで考えていませんでした。

今、飲んでるのは「トリスクラシック」というウイスキーですが、個性は全く無いですが普通に美味しいです。700円は安いわ。

なにが言いたいかというと、今みたく酔っ払ってたり、通勤や移動中に書いたりするのは貴重な暇つぶしで、コメントを見るのも楽しいものなんです、結構。

野球や陸上の「ビール200本」の死ぬまで友達なのも素晴らしいし、ありがたいし、少しだけウザいけど、こういう野球や陸上、仕事仲間はほとんど知らない「パックアニア」な私を晒せるのは、ここだけです。

野球や陸上、映画なんかの趣味は普通にオープンなんですが、マイナースポーツということもあってボクシングはクローズドな趣味になっています。

名前も年齢もどこに住んでるかも知らないけど、興味のあるスポーツが同じで、好き勝手なことを言い合えるっていうのは悪いことじゃありません。

酔っ払ってると「何言っとんじゃボケ!」となることもありますが…それはシラフのときの方が多いか…。

何を書きたかったか忘れてしまいそうですが、コメントを寄せてもらって気づくことが単なる「間違いの指摘」はもちろん、ボクシング経験者の方や、私なんかよりずっと以前からボクシングを見ている方、さらには「蜂の家カレー」の本場・佐世保に住んでる人や、「紙媒体への思い入れ」について紙のお仕事に就いてる人などからもいただけるのは、ありがたいものです。

ただ、ここは仮想空間です。

私はアラフィフのおっさんではなくて女子高生かもしれませんし、陸上もボクシングもやったことがない運動嫌いかもしれません。本好きも映画好きもデマカセかもしれません。

だから、コメントも自由自在に何を書いてくれても良いのです。

ただ、差別的なものとか、浅はかな陰謀論みたいなのだけは正直、お断りです。

「スポーツには貴賎がある」「ボクシングにも階級にも貴賎がある」「ナルバエスはチキン」「WBSSは詐欺」「西岡や井上の100万ドルは〝ウソ〟」なんてほざいてる奴が何を言うかッ!と思ってる人には、何も伝わらないかもしれませんが…。


▶︎ ななし 2021年02月28日 13:14
スレと関係ない話ですが、韓国の芸能界からバレー界からサッカー界まで飛び火して大騒動になってるスポーツ界においてのイジメ問題対して語ってほしい。

「スレと関係ない話ですが」がなければ、いつもの「カナブン」の〝発作〟です。ただ、昆虫とは思えない学習能力です。向上速度はカネロ並みです。

さらにはこのブログでは「犯罪ではないスキャンダルは不問」です。

大沢親分の「誰かいいピッチャーいねぇか?いたら泥棒でも使うぜ」に全面的に大賛成な私です…「泥棒は犯罪でしょ?」なんて細かいことは抜きじゃ。


泥棒は認めませんが、不倫とかなんたらはくだらんこと言うな!でおしまいです。完全に家庭の問題です。ボクシングファンには全く関係が無いことです。

犯罪以外なら、リングの外で何があろうがそんなの関係ねぇ!!!!

もちろん、自分の愛車が壊されたり、自分の親族が傷つけられたら、それは話は別です。

アリもレナードもデラーホーヤもパッキャオも、当たり前にあったことです。

ボクシングファンにとってくだらないことでギャアギャア騒ぐな、ボケ。女性自身(?)とか文春とか会社の待合室用に定期購買してますが、明日バックナンバーもろとも焼いたろか!

…と、ここまでは「スポーツ界においてのイジメ問題対して語ってほしい」ということに対して全く関係のないことを長々と書き連ねた、ツバメ返しならぬ〝ななし返し〟でした。

。。。。。。。。もう1時やん。また、続きます。 
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4-Belt Eraは、4団体*17階級=68王者時代というだけでなく、上位タイトルや下位(セカンド)タイトルなどが混在する同一団体同一階級複数王者時代です。

JBCや日本のメディアはWBAのセカンドタイトルを認めてしまってるので、ボクシング界の混沌を後押ししてると見られても仕方がありません。

3-Belt Era までは団体の数だけ王者がひしめく最低限の〝節度〟があり、複数階級制覇が今ほどお手軽ではなかったために決定戦が行われる頻度も低く、穴王者が量産されることはありませんでした。

1団体8階級の時代から、団体が4倍、階級が2倍強と単純に肥満・膨張しただけの話ではありません。

3-Belt Era まで、多くの場合で王者はその階級のベスト3と認められましたが、4-Belt Era ではベスト4とは言い切れない闇が広がっています。
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暫定王者に休養王者、フランチャイズ、ゴールド、シルバー、スーパー、レギュラー、ダイアモンド…名誉王者はどこへ行った?…王者の新語が続々と世に放たれているのに対して、死語になった言葉もあります。

 Uncrowned Champion、「無冠の帝王」はその代表です。

サム・ラングフォードやジョー・メデルだけではありません。

21世紀になって完全に絶滅した無冠の帝王たちの物語です。
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「なぞかけ」状態のままの気まぐれ企画。

「謎解き」はいつか必ずやりますが、先走って今夜は「ボクシング大国比較」。

データは1月15日のBoxRec からですが、今日17日と大きな差異はありません。ボクシング大国と聞いて、すぐに思い浮かぶのは米国、メキシコ、日本、英国です。
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プロボクシングの競技者人口(有効ライセンス取得者)は全世界で2万5499人。

4大国では、21世紀に入って米国を抜き去ったメキシコが4303人、世界シェアは16.8%。

米国が3717人で続き、日本と英国は1000人台。現在のボクシング界がメキシコ時代を迎えていることがよくわかります。

そして、日本贔屓にバンタム級とフェザー級に絞ってみると…。
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やはり、メキシコの人口が図抜けています。2位に付けているバンタムの日本、フェザーの米国をダブルスコアで圧倒。

そして、英国が圧倒的最下位に沈んでいますが、このクラスでもしっかり世界王者を輩出していることから〝効率〟の高さが伺えます。

特に、英国フェザー級人口は日本の3分の1に過ぎません。

世界タイトルを「富裕国の〝たらい回し〟」にしたい承認団体の思惑も大きく影響しているとはいえ、フェザー級に日本の拳をめり込ませたいです…。
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そして、ウェルターに目を向けると、さすがに米国が499人、世界シェア30%でトップ。それでも2位は英国ではなくメキシコです。

このトップ2から大きく引き離されて149人の英国、その英国の半分以下の70人が日本。

この数字を見ると、米国の牙城ウェルター級をメキシコが打ち砕く足音が聞こえてきそうです。

そして、日本がこの人気クラスに風穴を空けることが厳しいこともよく理解できます。

次に、ようやくユニオンジャックがはためくであろう、メドル級とスーパーミドル級。を見てみましょう。
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なんと、ここでもメキシコは米国には離されているものの、英国をダブルスコアで抑えて2位。

かつて、軽量級に軸足が乗っていたメキシコのマトリクスは急速にフルライン化が進行しています。

もっと正確にいうと、メキシカンが目指す米国リングで興味が持たれない軽量級から人気クラスの中量級・重量級へと大きくシフトしているのです。

この階級で多くの強豪を抱える英国は意外にも3位ですが、やはり効率の良さ、少数精鋭のシルエットが浮かび上がります。

一方で日本は厳しい。事実上のナショナルランキングが存在しないスーパーミドルは仕方がないとはいえ、ウェルターやミドルは英国の半分程度の人口を擁しています。

地政学的に英国のウェルターからスーパーミドル級の選手が試合はもちろん、練習相手にも恵まれています。

しかし、それ以外にも表層的な競技人口からは見えてこない日本独特の傾向もあります…。

しかし、それにしても…。村田諒太を例外として、このゾーンで日本人の世界王者はいつになったら目撃できるのでしょうか?
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Saturday 19, December 2020
Mohegan Sun Casino, Uncasville, Connecticut
Bantam Contest, 12 Rounds
interim World Boxing Council World Bantam Title 
referee:Arthur Mercante Jr
scorecard
113 John McKaie 115
118 David Sutherland 110
112 Don Trella 116

スポーツには貴賎があります。

そして、それはスポーツに限らず、あらゆることで、実は同じです。

この世界に本当の意味での公明正大など、どこにも存在しません。ボクシング界では、その不条理が大手を振って歩いているだけです。

(元?)ボクシング大国、プエルトリコで将来を嘱望されていた〝マニー〟。

リング誌の「プエルトリコのホープ10人〜プエルトリコのホープはフェリックス・ベルデホだけではない」で堂々のラインナップ。

鋭いリードと右の強打が持ち味で、ポール・バルターを大差判定で下しIBFバンタム級王座に就いたときは、井上尚弥に立ち塞がる最強の敵と見られました。

初回に2度ダウンを与えながら、凡庸な英国人を仕留められなかったことも「馴化されやすいスタイル」「決定力・殺傷本能が欠けている」という批判よりも「早々にダウンを奪うと判定までも連れ込むことはよくある」「世界初挑戦で大事に戦ったから」と好意的に受け止める声の方がよく聞かれました。

しかし、初防衛でジェイソン・マロニー 相手に見せた尻すぼみと弱気、井上尚弥との大一番でセコンドの声に首を振って曝け出した弱気、井上戦同様に〝完全格上〟のルイス・ネリとの一戦を体重超過を受け入れずに拒否した弱気…。

そして、今回のレイマート・ガバリョ戦でチャンスにも仕留めに行けない弱気…。

ロドリゲスの評価は、マロニーとの初防衛戦から下落の一方を辿りました。

判定も勝利のオプションであるボクシングがまともなスポーツであるなら、ロドリゲスの戦い方は非難されるべきではありません。

ましてや、重大なルール違反を犯したネリとの対戦を受け入れるなど、ボクシングが まともなスポーツならあってはいけないことです。そもそも、試合を受け入れるかどうかをロドリゲス陣営に委ねること自体が狂っています。

ネバダ州アスレティック・コミッションが試合中止を命じて、ネリに罰金と相当期間のライセンス停止処分を科せばいいだけです。

そう…。ボクシングがまともなスポーツであるなら。現実は、ボクシングはまともなスポーツではありません。

ロブショットで相手の裏をかくテニスプレイヤーは「上手い!」と 賞賛されます。

試合終了までのロスタイムをボール回しで時間稼ぎしてきっり勝利するサッカーチームは敵からブーイングを浴びても、その戦術を批判されることはありません。

強打者やピンチを迎えてストライクの入らない投手はヤジられますが、名誉挽回のチャンスをモノにすれば帳消しです。チキンやクイッターの烙印を押されることはありません。

球技をはじめ、多くのプロスポーツの売り物は「技術」です。プロボクシングの売り場にも「技術」は並んでいますが、それは「勇気」とセットでなければ高くは売れません。



体重超過は階級制への冒涜という〝重罪〟です、本当なら。

しかし、統括団体や承認団体が試合中止を宣告することは珍しく、選手間で試合を実施するかどうかを決めます(米国の一部州などは例外)。

それが大一番なら、たとえ自分がAサイドでも相手に報酬差し出し等のペナルティを課して試合を行なうことがほとんどです。最近の例では「オスカル・バルデスvsスコット・クイッグ」のWBOフェザー級世界タイトルマッチなどは典型的な〝犯罪〟です。

かつて、キャッチウェイトは階級の離れた選手同士が戦う妥協点でしたが、今ではスター選手の相手公認のパワハラ、ある意味で公認の〝階級制への冒涜〟です。

それがまかり通っているのが、ボクシングです。 

さて、ロドリゲスです。

彼の行動は、スポーツマンとしては何ら間違っていません。

ネリについては、山中慎介のケースも試合を受けたことは間違いだとは言い切れません。あのときはネリが王者で、山中が挑戦者でした。もし、あれが初戦ならネリなんてメキシコに叩き返すべきでしたが。

ロドリゲスは「ルール違反を犯した相手と試合なんてできない」というスポーツマンシップを貫きました。

ただ、このスポーツ(と呼べるなら)にはAサイドとBサイドが存在します。誤解を恐れずに言うなら、スポーツマンシップを持ち出すような緩い世界じゃありません。

魑魅魍魎の魔界でノシ上がる気概が本気であるなら、スポーツマンシップなんて寝言を吐いてる場合じゃないのです。

「リングの上であれだけのチキンだからスポーツマンシップで試合を拒否したわけじゃない」という辛辣なファンのコメントは少し可哀想ですが。

さて、ガバリョ戦です。12ラウンド終了ゴングを聞いて、私もロドリゲス勝利を確信していました。

結果はロドリゲスから見て118−110/116−112/115−113。
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見慣れているネバダ州アスレティック協会の採点基準(単なる突進は評価しないばかりかマイナス=ただしカネロは除く)ではありませんが、それにしてもガバリョが8ラウンド、7ラウンド取ったと見たジャッジ二人は「単なる突進」や「空振り」を評価したとしか思えません。

一方で、両者とも「強いのは俺の方だ!」と明白なラウンドアピールが出来きませんでした。そして、そのアピールのチャンスはロドリゲスに何度かありました。

WOWOWの解説陣から思わず口に出た「表情が…」というコメントも、意訳すると「負け顔」。言っちゃいけません、そういう顔なんですから。

この試合を迎える前、私はロドリゲスの「贖罪のチャンス」と書きました。しかし、ロドリゲスが大方の印象通りに判定勝ちを収めていたとしても、この内容では彼は贖罪したとは思いません。

どうして、ロドリゲスが人気がないのか、どうして格安の報酬しか用意されないのか、それがあらためてよくわかった試合でした。彼にはファンが求める「勇気」が欠落しているのです。

そして、この試合でもう一つはっきりわかったことは、ロドリゲスが贖罪を果たす日は永遠に巡ってこない 、ということです。
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■さとうれいこ■
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フシ穴さんの大好きなザ・アンサーが「凶暴フィニッシュで完全復活」とトップランク社のコメントを訳してます  いくらなんでもちょっとひどい誤訳です  ボクシングも英語も知らない人が翻訳サイトで訳してるのかもしれません


⬇︎これですね。

試合を主催したトップランク社も「凶暴なフィニッシュで完全復活」と動画付きで速報している。 

「オー・マイッ!!! マサヨシ・ナカタニが9ラウンドの凶暴なフィニッシュで完全カムバック」←ちょっと何言ってるかわかんない…ですよね。



私は⬇︎こう訳しました。

OH MY!!!  Masayoshi Nakatani comes allll the way back with two knockdowns and a vicious finish in Round 9. 

なんてこった!!!中谷正義が2度のダウンから見事に大逆転、最後は残酷なフィニッシュで試合を9ラウンドで終わらせた。 


 
THE ANSWER!

受験問題の模範回答、つまり「構文を理解してますよ」と採点者にしっかりメッセージを送るなら、答えは⬇︎です。

「オーマイ(ゴッド)!!!中谷正義は二つのダウンを一気にはね返し、9ラウンドで残酷に試合を締めくくった」。

基本は「どうしようもない単語以外は日本語に訳す」「前から順番を守って訳す」ことです。つまらんことですが、採点者に「わかってるで!」と伝えるには一番手っ取り早いから仕方がありません。

げ…よくよく見直すと私の訳文も〝受験模範回答〟だったか!これは真面目に反省せねば。

THE ANSWER訳も間違いではありませんが、さとうれいこさんや、おそらく多くのボクシングファンに違和感を覚えさせた原因は comes allll the way back with two knockdowns から with two knockdownsを切り離して訳してしまったことに起因します。

確かに、試合を見ていない、中谷もベルデホも今日初めて知った人が訳したのでしょう。

「凶暴フィニッシュで完全復活」
は、翻訳サイトに突っ込んで出てきたのをそのまま、みたいな臭い満載です。

「凶暴フィニッシュで完全復活」では何を伝えたいのかが、全くわかりません。本文の「完全カムバック」に至っては、もう完全にわかってません。

「間違いじゃない」と書いてしまいましたが、間違いですね、これでは。

私もこのブログはもちろん、仕事や私生活でも誤字脱字、文脈めちゃくちゃな酔っ払い人生を送っていますが、THE ANSWERのこの記事を書いた人はシラフでもきっとダメです、間違いなく。

これは、ケアレスミスじゃない。

センスも英語力も文章力もマルッと欠落しているのはまだしも、ボクシングへの思い入れが全く伝わらないのが残念です。

まさか、そんなことはないと思いますが、さとうさんが言うように翻訳サイトの垂れ流しにも見えます。
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エロール・スペンスJr.がダニー・ガルシアから危なげなく勝利を収めました。

二日遅れで録画を見ました。「想定内の展開・結果」ですね。
 
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↑パワーパンチのヒット数は奇しくも103発で一致。勝敗を分けたのは「84ヒット−14ヒット、20%−4% 」という無残なまでのジャブの差でした。
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それにしても、ウェルター級ランキングではスペンスが上。PFPではクロフォードが上。二人は同じウェルター級…。4団体時代になって、この種のネジレは珍しくなくなりました。

さて、「スペvsガル」であらためて明らかになった5つのファクターを振り返ります。


①スペンスのパフォーマンスに、昨年10月に起こした大事故の影響は見られなかった。

この試合から〝後遺症〟は感じられませんでした。

スペンスが立ち上がりから見せた体格差を活かしたリードブローとパワーは、中盤以降のストップも予感させましたが、決定的な場面を作ることなく12ラウンド36分間が過ぎました。

しかし、これはガルシアのハートとタフネスを誉めるべきでしょう。スペンスにとってガルシアはショーン・ポーターに並ぶ最強の相手でした。

〝ミクロ〟の話をすると、あのクラッシュの影響はあるはずです。しかし、懸念された〝後遺症〟はほとんど見られませんでした。


② ウェルター級で、スペンスとテレンス・クロフォードを脅かす敵は、互いを除いて存在しない。

米国で最もグラマラスな階級で、スペンスとクロフォードが二つの巨大惑星であることがあらためて証明されました。

彼らよりも眩い輝きを放つ太陽、マニー・パッキャオでもこの二人と対峙すると不利予想は免れません。

理想的な台本は「スペvsクロ」の勝者がパッキャオに〝挑戦〟する「王位簒奪の儀式」か、それとも「スペンスvsパック」or「クロvsパック」が先のトーナメントか…?

パックマニアとしては、前者の物語を熱く激しく希望します。
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③Swiftは、まだ最前線に踏みとどまっている。

アンダードッグの通りに敗れたSwiftですが、ウェルター級の最前線で戦う実力があることを十分に示しました。

〝PBC〟ウェルター級ウォーズの〝敗者復活戦〟でキース・サーマンやショーン・ポーターとの「ビッグ・リマッチ」や、新星との激突など、再浮上につながる舞台が用意されるはずです。

もちろん「次」は、ウェルター級の大勝負で3戦全敗のガルシアにとって、厳しいサバイバルマッチになります。
 

④Spence, Porter, Thurman Kinda All On Same Level

試合後、ガルシアは珍しく敗北を認めました。

「キース・サーマン、ショーン・ポーター、そしてスペンスは同じリーグのプレーヤー、スペンスが頭一つだけ抜けている」というガルシアの見立ては3人と戦った体験談だけに説得力があります。

この〝PBC〟リーグを〝メジャー〟とすると、ウェルター級の実力者が乏しいトップランクのクロフォードが戦ってるリングは〝独立リーグ〟。

クロフォードにシャープ&クリアな勝利が目立つ最大の理由が、リーグの〝レベル=対戦相手の質〟によることは明らかです。

ウェルター級のクロフォード、その実力が〝メジャー〟レベルなのか、それともそれ以上なのか?

トップランクとの契約を更新すると、それはわからないままです…おそらくトップランクを出ると思いますが…。



⑤ウェルター級ウォーズのキープレイヤーは42歳のフィリピン人である。
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リング誌11月号「マニー・パッキャオ特別号」から〜OLD GLORY(年齢は単なる数字に過ぎない)。

Spence Responds To Pacquiao After Beating Danny Garcia

クロフォードもスペンスも「次に誰と戦いたいか?」と聞かれて、開口一番声にしたのは「パッキャオ」でした。

彼ら自身も最強決戦は「スペvsクロ」とわかっているでしょうが、「パッキャオの首を取りたい」という思いは当たり前ですが、強烈です。 

米国で最も注目されるウェルター級で、17日で42歳になる異邦人の存在感と人気が最も大きいというのは、本当に驚くべきことです。

そういえば「パッキャオvsガルシア」は何度か交渉のテーブルに乗って、オッズもアバウト2−1でパッキャオ有利と出ていました。

Spence, Porter, Thurman Kinda All On Same Level というガルシアの言葉を借りると、生きる伝説がいまなおトップリーグに戸籍を持っているのは明らかです。

スペンスに「ウェルカム バック(おかえり!)」と祝福メッセージを送ったパックマン。

「カウボーイスタジアムで戦ったボクサーは私が初めてじゃないか?またあそこに戻りたい、相手はもちろんスペンスだ。大きな事故に遭った彼とダイレクトで戦うのは前向きじゃなかった、だって勝っても以前のスペンスじゃなかったって言われるだろうから」。

「スペンスvsマイキー」 では生観戦、試合後はリングに上がってスペンスに「やろうじゃないか」と声をかけたパックマン。

もう20年以上も愛し続けたマニー・パッキャオが、どこでグローブを吊るすのか。もはや、勝敗や展開を超えて、ただひたすらに楽しみです。
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今年はマニー・パッキャオがついに一度もリングに上がらず、カネロ・アルバレスもドタバタのカラム・スミス戦と、パンデミックの影響をまともに食らった一年になってしまいました。

来年は「東京2020」が無事に開催され、ボクシングでもメガファイトが普通に見れる一年になりますように。

…まだ、11月だというのに、完全に忘年会モードです。


さて、来年見たいカード、Potential Odds としてブックメーカーも期待するカードから独断と偏見で10試合を取り上げてみました。

個人的には「井岡一翔vs田中恒成」と「ローマン・ゴンザレスvsファン・フランシスコ・エストラーダ」の勝者が激突、延期の末に一旦白紙の「井上尚弥vsジョンリール・カシメロ」ですが、残念ながらジュニアバンタムとバンタムは欧米での関心・人気が極端に低い階級だけにPotential Oddsが出ることは、まずありません。

ちなみにPotential Oddsは参考賭け率、実際に試合実現すると仕切り直し、大きく変動した数字が叩い上がることも珍しくありません。


▶︎まずは茶番劇から行っちゃいましょうか。


【①】マニー・パッキャオvsコナー・マクレガー
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オッズはパッキャオ1/7(1.14倍)に対して、マクレガー9/2(5.5倍)。

この試合は両陣営が交渉のテーブルについており、来年実現する可能性は十分です。

揉めるとしたら体重でしょう。マクレガーとしてはフロイド・メイウェザー戦のジュニアミドル級=154ポンドが理想のラインですが、パッキャオはウェルター級147ポンドを要求するはずです。

来月42歳を迎えるパッキャオは、ウェルター級最強と目されるテレンス・クロフォードが開口一番に名前を挙げる〝ライバルから最も人気のあるボクサー〟。

伝説の物語を終わらせる役目を「俺に任せろ」と誰もが、渇望しています。

万一、マクレガーに負けて引退となるとファン以上に残念至極な感情に蹂躙されるのはウェルター級のトップ選手たちでしょう。

〝勝ち逃げ〟は許されません。



 
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▶︎そして、フォーブス誌のThe World's Highest-Paid Athletes100傑に三人も送り込んだヘビー級の最強決定へのラウンドロビンからも目が離せません。

 
【②】アンソニー・ジョシュアvsタイソン・フューリー
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自宅前の銀杏並木から拾ってきた銀杏をむいて焼いて酒のつまみにしてると家族から「臭い!」と厳しく叱られてしまいました…。↑↑↑大ぶりで美味しいのに…。


「マイナースポーツ」「ゴルフやテニスのようにギアを購入する広い競技人口が富裕国に存在しない」「敗北イメージで失うものが多い」…などの理由からスポンサーがつきにくいボクシング。

その常識を覆したのが、ジョシュアです。The World's Highest-Paid Athletesでは19位、選手報酬3600万ドルにエンドースメントは1100万ドル、合わせて4700万ドルを獲得しました。エンドースメント比率は23.4%。

このランキングの常連フロイド・メイウェザーはHUBLOTが大スポンサーに名乗りをあげるまでは、エンドースメント0(ゼロ)が長らくデフォルトだったのは極端にしても、ボクサーとして考えられない数字です。

まだ31歳。ヘビー級というクラスを考えるとあと10年トップ戦線で戦い続けても不思議ではありません。

そして、5700万ドルを稼いでボクサー最高の11位にランクされたのがジプシーキング。このうち、エンドースメントは700万ドル、12.3%。ジョシュアには劣るものの、ボクサーで10%超えるなんてありえません。

英国でもボクシングはメジャーとは言い切れませんが、全階級がマイナー競技の米国と違うのは「ヘビー級王者はサッカーのトップ選手と並ぶ人気」という点でしょう。

オッズはWBA/WBO/IBF王者ジョシュア17/11(2.55倍)、WBC王者フューリー4/7(1.57倍)。Potential Odds とはいえ、生々しい妥当な賭け率です。



【③】アンソニー・ジョシュアvsデオンティ・ワイルダー

世界中のボクシングファンが待望した、無敗の巨人対決でした…寝かしてるうちに二人ともキズものになっちゃって商業価値は目減りしたものの、超弩級のメガファイトになるのは間違いありません。

このワイルダーも「Forbes Fighter」で、4650万ドルを稼ぎ出し19位ジョシュアに次ぐ20位。

しかし、エンドースメントは50万ドルにとどまり1.1%、途端に普通のボクサーの割合になりました。

「ヘビー級なら米国ではなく英国」と思い知らされる事実です。もちろん、米国人のワイルダーが英国を主戦場にしてもエンドースメントは伸びないでしょうが。

それにしても、ジョシュアとワイルダー。まばたき厳禁、KO決着が濃厚すぎるコテコテのマッチメイクです。

ジョシュア13/18(1.72倍)、ワイルダー5/4(2.25倍)。オッズはジョシュアですが、完全に50:50の試合です。
 


【④】タイソン・フューリーvsデオンティ・ワイルダー

フューリーの1勝1分けで迎える決着戦。

オッズはジプシーキング2/7(1.29倍)、ワイルダー11/4(3.75倍)。

2試合で痛烈なダウンを応酬した両者ですが、賭け率は英国人に傾いています。

今年2月の再戦でボクシングIQの差を見せつけたフューリー有利という見立てへの反論は、ほとんどないでしょう。

決着の第3戦で、フューリーがセコンドに選ぶのはシュガー・ヒルか?それともベン・ダビソンの戻すのか?あるいは再三の男か?

そして、ワイルダーはまたしても被り物をして入場してくるのか、それともおとなしくガウン一枚羽織ってくるのか?

プロモーショナルツアーでのフューリーの大暴れも含めて、試合前から楽しめそうです。

 

【⑥】アンソニー・ジョシュアvsオレクサンダー・ウシク
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英国首相ボリス・ジョンソン一家とも親交のあるジョシュア。日本では「赤ちゃん体型の肥満メキシコ人に足元すくわれたヤツ」ですが、英国ではスポーツセレブのトップです。そりゃエンドースメントも集まりますわ。
 
これも、指名試合でいつ成立してもおかしくないマッチアップです。

ジョシュア1/2(1.5倍)、ウシク6/4(2.5倍)という賭け率は、かなりウクライナ人に好意的に映ります。

〝ヘビー級の完全体〟ジョシュアの巨軀を〝クルーザー級あがり〟から抜け出せないウシクが、どうさばくというのか?

ヘビー級での2試合の内容からは、ウシクが勝つ展開が想像できません。



【⑦】テレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJr.
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ヘビー級の夢を諦めた米国ボクシングファンが最も求めるカードです。

オッズはWBO王者クロフォードが18/11(2.64倍)、IBF/WBC王者スペンス5/4(2.25倍)。いわゆる、レイザーシン・オッズ、カミソリ一枚の僅差です。

確かに、ウェルター級での対戦相手の質は2団体王者に軍配が上がります。

しかし、来月のダニーガルシア戦でスペンスがもたつくようなことがあると、このオッズは大きくひっくり返るでしょう。

これは「MUST!=義務」がつきまとう試合です。

とにかく、この試合は、やらなければなりません。

リングサイドにはもちろん、パッキャオを呼びつけなければなりません。

そして、パッキャオは、スーパースターの継承権を得た勝者の〝挑戦〟を受けなければなりません。

この試合の勝者vsパッキャオ。

究極のバトル・オブ・エイジで、生きる伝説は久しぶりのアンダードッグでリングに上がるのは確実です。

アンダードッグが、やはり久しぶりにパックマンに昇華すると予想します。スーパースターのトーチはスペンスやクロフォードには、ちと荷が重すぎます。



【⑧】ジョシュ・テイラーvsホセ・カルロス・ラミレス

地味だけど激戦区のジュニアウェルター級の頂上決戦。

もし、実現ならテイラーがIBF/WBA、ラミレスがWBC/WBOと4つの領地をがっぷり分け合った形で激突する無敗王者同士の完全統一戦になります。

WBSSが企画できたように「ジュニアウェルター級はレベルは高いが人気クラスではない」(リング誌)のが現状です。

もし、完全統一王者が誕生しても「第二のクロフォード」になるだけという揶揄も聞こえてきますが、この試合はまさに Style Make Fights が当てはまりそうで、予想が全くつきません。

オッズはテイラー13/18(1.72倍)、ラミレス6/5(2.54倍)。テイラーの高度なスキルが、ラミレスの暴風を封じ込めると見られていますが…。

なんとしても実現してほしい、マニア垂涎のカードです。
 
 
▶︎ここからは、一般的なボクシングファンの関心が下がるライト級以下の「軽量級」。
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「右肩が痛くて動かなくて試合どころじゃなかった。怪我がなければ、もっと明白に試合を支配できたのに」。
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「ワシかて右足に重傷負って試合しとったんじゃ!全然足に力入らんかったんじゃ!言い訳でも負けへんぞ!オラァ!」。

【⑨】ワシル・ロマチェンコvsガーボンタ・デービス

このあたりのマッチアップは、テオフィモ・ロペスも絡めて多く出ていますが、あえてこのマッチアップで。

オッズはロマチェンコの4/6(1.67倍)、タンク10/11(1.91倍)。このPotential Oddsは、おそらく「ロマvsロペ」前に出たままです。

今なら、タンク・デービスに予想は傾いているでしょう。

と、考えたところで、レオ・サンタクルスを攻めあぐむ時間もあったタンクにロマチェンコを攻め落とすことができるかどうか、疑問です。思い直しました。

さらに、タンクの相手はまともな相手が少なすぎて、鮮やかなKO勝利が素直に受け入れられないのも事実です。

「ロマvsタンク」が実現したら…ロマがどんなコンディションでリングに上がるのかが、焦点になりそうです。



【⑩】WBOジュニアライト級王者ジャメル・ヘリングvsカール・フランプトン

ヘリング4/5(1.8倍)、フランプトン1/1(1倍)。

王者がアンダードッグですが、現実に試合決定なら逆転するはずです。 それでも、オッズや予想は僅差になってしまうでしょうが…。 

ファンの目を惹くPotential Oddsが出るのは、せいぜいライト級までですが「ヘリングvsフランプトン」は、ジュニアライト級。

実際に対戦交渉が進んでいる生々しさに加えて、アイルランドの人気者、フランプトンの磁力がPotential Oddsも引きつけた格好です。

ジュニアライトは日本人にも馴染みとコネクションも強い階級ですから、彼らの戦いに絡んでいってほしいものです。 
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ファン・ドミンゴ・ロルダン

世界のボクシングファンは、このミドル級のアルゼンティーナの名前を忘れることはありません。

生涯戦績67勝47KO5敗2分。

酒樽のような分厚い胸板と、タフで無骨な戦闘スタイル。そして、リング上での戦いっぷりとは反対の、ハンサムな容姿。

1978年プロデビュー、88年引退。そのキャリアは11年。もう少し長くしぶとくリングで暴れていたと思い込んでしまう、生粋のプライズファイターでした。

しかしながら、当時、南米最強のミドルとはいえ、世界王者には届かず。

本来なら余程のマニアでも、30年前のコンテンダーの名前を記憶に刻むことはなかったでしょう。

本来なら…。

完全統一王者マービン・ハグラーに挑んだ一戦は10ラウンドTKOに散りますが、初回に左フックで史上最強のミドル級王者から生涯唯一のダウンを奪いました。

ハグラーから唯一のダウンを奪った男。そんな、ファイターを誰が忘れますか?!

試合後に、いつも冷静沈着なハグラーが「あれはスリップだ。全く効いていなかった」と激しく抗議する姿に、「あのハグラーが効かされたんだ」と確信、アルゼンチンの〝Hammer〟の威力に戦慄したものでした。

ロルダンはハグラー戦の後、13連勝8KO。アルゼンチンの鋼鉄ハンマーが、再び大旋回します。

そして、トーマス・ハーンズが史上初の4階級制覇を達成した相手もロルダン。

あのロルダンを4ラウンドで仕留めたデトロイトのヒットマンは、シュガー・レイ・レナードとハグラーに喫した二つの敗北を〝贖罪〟することができませんでした。

しかし、4-キングスの大戦が不規則なラウンドロビンソン=総当たりではなく、本当の実力が浮き上がるリーグ戦ならハーンズが〝優勝〟していたかもしれません。

ロルダンも世界タイトルに挑戦したのはハグラーとハーンズという、対戦したことだけで栄光な二人。

1988年11月4日にIBFミドル級王者マイケル・ナンに8ラウンドKO負け、グローブを吊るしました。
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それにしても、ファン・ドミンゴ・ロルダン。彼もまたUndefeated、敗れざる者でした。

しかし、まだ63歳。さよならを言うには早すぎます。

…出先なので、また補足していきますね。
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朝8時からずーーーっとボクシング見てました。

最後はフジテレビの「RIZIN 」まで。

なかなかRIZINは見る機会がないのですが、日曜日夜8時から2時間枠で放送、普通にボクシングの世界戦より世間の関心が高いということです。

人気ドラマの裏ということで視聴率は厳しいかもしれませんが、女子格闘技あり、元・貴ノ富士のデビュー戦もあり、スポーツとしては「どのステージの試合なのか」がよくわからないものの、十分楽しめました。

継続的に見て、競技の全体像まで俯瞰したいとまでは思えませんが…というかそういう深い「像」 は持たないのでしょう。

解説者が「キックボクシングは日本発祥」という言葉がありましたが、それだけにもっと大切に業界もファンも愛さなければいけません。

競技団体がいくつも乱立と分断を繰り返す中で、過去のグレートを尊敬する風土など生まれる訳がないのかもしれませんが、もったいない、残念な思いはあります。 
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このブログでも「もしあのとき国民栄誉賞があれば?」という話で、沢村忠を推してくれた方がいましたが「キックの鬼」なんて私の時代は再放送でもみんな知ってました。 



あとは、那須川天心のボクシング転向。どうなるんでしょうか?

何はともあれ。

彼の夢を打ち砕く資格があるのは、彼の才能だけです。無意味な旧習が、彼の夢を阻むようなことはあってはいけません。

ボクシング三昧から、最後はRIZINまで。 

やはり印象的だったのはカシメロの野生と、ジャーメルのジャブボディでの痙攣KO勝ち。

カシメロは間違いなく、面白いです。チャーロ兄弟のPPVイベントも、バンタム&ジュニアフェザーの好カードが詰まったアンダーカードを堪能できて日本のボクシングファンは大満足だったんじゃないでしょうか。

PPVの売り上げは期待の数字には程遠いという情報も流れていますが…15万件なら合格でしょう!…私のハードルも徐々に下がってきてる気がしますが、良いイベントでした、面白かったです。
 
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