カテゴリ: プロ野球

短期決戦は何が起きるのか、全くわかりません。


2001年アメリカン・リーグ優勝決定戦。

規格外の新人イチローと大魔神・佐々木主浩を擁するシアトル・マリナーズはレギュラーシーズンを116勝という圧倒的な成績でPSへ。

AL優勝決定戦の相手は、レギュラーシーズンを6勝3敗と大きく勝ち越しているニューヨーク・ヤンキース。

それなのに、マリナーズは1勝4敗でワールドシリーズ進出を逃しました。

今年のワールドシリーズはトロントで開幕、敵地で1勝1敗としてロサンゼルスに戻ったドジャースが大谷翔平の神懸かり的な活躍もあって2勝目を挙げ、ますます有利になったと見られていましたが…。王手をかけられた状況で敵地に突き返される事態になりました。


福岡でスタートした日本シリーズも阪神タイガースが1勝1敗で甲子園での3連戦。世界一の熱狂的な応援に後押しされて一気のシリーズ制覇もありえると見られていましたが…まさかの連敗で今日負けたら甲子園で敗退してしまうという緊急事態に。

ドジャースに昨年、世界一になった逞しさは感じられません。

タイガースに昨年、ホークスを横浜ベイスターズの開き直りは見当たりません。


しかし…短期決戦は何が起きるか全くわかりません。

終わってみれば、やはりドジャース、やはりタイガースとなっているのかもしれませんが…ドジャースのリリーフ陣の壊滅と、タイガースの貧打は次の試合で好転するとは思えません…。




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イチローから山本由伸へ。

絶妙のタイミングです。
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大谷翔平が高評価を集めているのは「1+1=2」という単細胞の足し算に行き着きます。

投手と野手を両方やるというTwo way は12歳で投手か野手を選択する米国ではもちろん、分業化が進む日本でも挑戦するプレイヤーが少ないというよりもプロでは存在しなかった、誰もそこに気づかなかったニッチなポジションです。

いわば、コロンブスの卵。あー、そういうこと?そんなんでいいの?ってことです。

競争相手が1人もいないポジションの大谷を絶賛するのは、明らかに間違っています。

絶賛や評価は相対的であるはずなのですから。

また、彼は投手と打者を両立してはいますが、打者ではDHのカラの中に引きこもっています。

投手として出場しない日は野手として出場するのが本当の二刀流ではありませんか?

サイ・ヤング賞と三冠王と守備でもゴールドグラブ賞を獲る、それなら少しはすごいと認めますが。

少なくとも、DHに逃げている時点で大谷は究極の二刀流とは言えません。

さらに見過ごしてはならないのは、大谷が投手としても打者としてもトップではないという厳然たる事実です。

同時代でも大谷よりも優れた投手や打者が存在するというのに「史上最高の野球選手」と呼ぶことには大きな違和感を感じざるを得ません。

しかし、究極の屁理屈「1+1=2」の足し算の詭弁が厚かましく闊歩しているのです。

もちろん、長打力はありますが、よく言われてるような「ものすごい技術」などでは断じてありません。

ものすごい技術の持ち主があんなに三振しますか?

大谷の長打力の裏付けは、ただの馬鹿力です。

大谷はパワーとテクニックを兼ね備えたアーロン・ジャッジとは全く違う、馬鹿力ホームラン王に過ぎません。

「1+1=2」の屁理屈が通るなら、K2がフタコブ山ならエベレストよりも遥かに高いということになってしまいます。

足し算評価がいかに無茶苦茶な詭弁か、よくお分かりでしょう。

いいですか?

大谷翔平は史上最高の野球選手では断じてありません。

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川上憲伸「ぼくも野球に全身全霊かけてたつもりですが、投手の練習だけでも時間が足りませんでした。先発で投げた翌日?そんなの体がバキバキで、打席に立つなんてとんでもない。どうしてあんなことができるのか、わかりません」。



福留孝介「自分たちが想像もしていなかった、信じられないモノを解説するって、そんなこと出来ないと思うんです。だから、ぼくにはわかりません」。



松井秀喜「自分ではこれ以上できないってくらいに追い込んでいたつもりでしたが、ぼくには(ストイックさが)足りなかったのかもしれないですね」。



落合博満「俺とどっちが上かって?そりゃ、彼の方が数段上ですよ」。



王貞治「彼は我々が見上げていたものを見下ろしているんじゃないか、ほんとに、そこまで感じますね」。


フレディ・フリーマン「彼にはパワーが足りないね…」。



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将棋には「今日の良手は明日の悪手」という格言があります。

斬新な攻め手が有効なのは、対戦相手の研究と対策が確立されるまでの短い時間だけ…。

この格言は、スポーツにおいても顕著に当てはまります。

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ボクシングの世界でも一時、史上最強の呼び声もあったマイク・タイソンはバックステップはもちろんサイドステップも踏めない、得意のヘッドスリップにもナンバリンステムの弊害である明らかな癖があり、バスター・ダグラス戦を境に〝魔法のガウン〟を剥ぎ取られてしまいました。

「下がらされたらジ・エンド」。それがタイソンの正体でした。

もちろん、タイソンを下がらせるのは至難の業ですが、精神的な脆弱さもあり、一旦決壊した堤防を修復して逆襲する勝負根性もBプランも持っていませんでした。

猪突猛進しかできないアイアン・マイクは、変幻自在のステップを駆使するオレキサンデル・ウシクとは全く別のファイターです。

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野球でも、ここ2年ほどMLBを席巻した魔球スイーパーは、多くの打者が見極めるようになりました。

いまや、スイーパーを魔球と呼ぶ人はどこにもいません。



ただし…あらゆる事象に存在するのが、例外です。


ボクシングで〝メイウェザーの血族〟らが操るショルダーロールや、野球のナックルは時代を超えて研究しても対応策が見出せないままの魔術、魔球であり続けています。

そして、ショルダーロールやナックルは容易に模倣できない、習得する練習方法が明確に示すことが出来ないことでも広く知られています。

エイドリアン・ブローナーやマーロン・タパレスが「マスターした」と勘違いしていたのは魔法陣のショルダーロールではなく、中途半端なショルダーブロックに過ぎませんでした。

危険極まりない猛毒を飲んでしまったタパレスはムロジョン・アフマダリエフが馴化すると金魚すくいの薄弱な皮膜のように破られ、ブローナーに至ってはマニー・パッキャオに早々と薄皮を突破されてしまいました。

また、ナックルボールは投げる動作がわかりやすく、打者はあらかじめ待ち構えることが出来る点でも他の変化球ではあり得ません。

ナックルを除く全ての変化球は、直球を投げるときとほとんど変わらないフォームで投げることが絶対の鉄則ですが、ナックルにはこの絶対の鉄則が当てはまりまらないのです。

さて、佐々木朗希のスプリット(フォーク)です。

その特徴は160kmを優に越えるストレートとの差が大きな、140kmという〝遅さ〟。

打者にとってはチェンジアップです。

そして…140kmという〝速さ〟では考えられない回転数の少なさが、このボールを単なるチェンジアップでない魔球に仕立てているのです。

無回転に近いボールが不規則に動いて落ちるのはサッカーでも同じ、野球ではそれがナックルです。

ただ、回転数を少なくするとするほど、球速は落ちます。それなのに朗希のナックルは140kmもあるのです。

140kmでゆらゆら落ちる〝ナックルフォーク〟。捕球するキャッチャーが戸惑い、取れないこともあるのですから、打者が打とうだなんておこがましいにもほどがあります。

ストレートの球速、ナックル・フォーク、そして制球力…どれもこれもまだまだ私たちの知っている朗希ではありません。


ユニコーンにMVP、獲られてる場合じゃないぞ!









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日本では過保護と批判されるほど大切に扱われた佐々木朗希。

それは「世界最高峰の舞台に送り込むまで、日本で壊すようなことがあってはいけない」という思いからでした。

そして、世界最高峰のMLBは朗希を本来の先発よりも出力が上がるリリーフで起用。その実力を確信すると最も出力があがる、つまり負担が大きいクローザーに。

さらに、故障明けにも関わらず回跨ぎ、しかも3イニングも投げさせました。

MLBよりも上の舞台があるのなら、ドジャースの首脳陣は日本と同じように佐々木朗希を恐る恐る大切に過保護に扱ったでしょう。

「ここでつぶすわけにはいかない」と。

しかし、MLBよりも上はありません。

佐々木朗希はついに、自分を畏れない、つまり大切にされない舞台、終着点に辿り着きました。

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まだまだ、本調子ではありませんが、ポストシーズン4試合(計5回1/3、計17人と対戦)で、被安打1、5奪三振、四死球ゼロ、失点ゼロ。

それでも、投球回数の方が三振の数より多いなんて本来の姿ではありません。

四死球ゼロも表面的な数字に過ぎず、抑えの効いたコントロールはまだ戻っていません。

それでも、回転数が極端に少ない揺れて落ちるスプリットを取り戻しつつあります。

ワールドシリーズの〝胴上げ投手〟は誰になるのか?

まだブックメーカーのオッズを調べていませんが、トップドッグは間違いなく23歳の日本人でしょう。






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3回パーフェクト?

全員三振取れ。
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同点、サヨナラのランナーがたまってから朗希をマウンドに送るとはロバーツ監督は酔狂なことをしますね。

それにしても、朗希のボールはまだまだ本調子から遠い、遠い。

それでも、少しずつ成功を積み重ねたら自信も付くでしょう!

それにしてもこの地球上で、彼が世界最高の投手であることを最も疑ってるのは、おそらく彼自身。

次はもっと圧巻のクロージングを見せるはずです。

メジャーの強打者たちの挑戦が、虚しい終末に近づいています。


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レギュラーシーズンで最高の結果を残した者こそが、本物のチャンピオンです。

陸上競技ならダイヤモンドリーグの年間王者こそがチャンピオン。彼や彼女が4年に一度の短期決戦でしかないオリンピックで敗れたからといって、それがなにか?

メジャーリーグなら160試合以上の長丁場で残した成績こそが本物です。そのときの勢いで左右されるラッキーボーイやシリーズ男が活躍するポストシーズンなど、選手の能力を正確に測るにはあまりにも頼りなく、短すぎます。


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米国でも野球はまだまだメジャースポーツだが、人気は低落しているーーーしかし、LAでは人気は低落しているとは到底言えません、No. 1スポーツと言っても誰も反論できないかもしれません。そして、それはニューヨークでより顕著です。ニューヨークヤンキースは地球上で最も特別なクラブです。



ただ、願わくば、本物のチャンピオンが短期決戦でも活躍して欲しい。。。
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大船渡高校の監督は、夏の甲子園出場をかけた岩手県大会決勝でエース佐々木朗希の登板を「故障予防のため」と回避しました。

「故障のため」ではありません。「故障予防のため」です。


朗希を手に入れた千葉ロッテマリーンズの首脳陣も、大船渡と同じように「故障が怖い」と2試合連続完全試合を達成したであろうマウンドから下ろしたように、腫れ物に触るような扱いを続けました。

「故障」ではありません。「故障が怖い」のです。


大船渡と千葉ロッテに通底していた強烈な思いは「この才能をここで壊すことは絶対に避けなければならない」という、ある意味恐怖でした。

それほどの才能など見たことも聞いたこともありません。


その才能を目の当たりにした大船渡と千葉ロッテは、甲子園や連続パーフェクトを犠牲にしました。ある意味で「その才能を確信し、全福の信頼を寄せているからこそ、無理はさせない」ということです。

彼らに共通していた悲痛なまでの思いは「史上最高の至宝を健康なままでメジャーに送り出す」ということでした。


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そして、日本があれほど恐々と扱ってきた朗希を、メジャーはその才能を確信し、全福の信頼を寄せているからこそ、一番大事な場面で躊躇なく彼をマウンドに送みました。

日本時代と比較すると球速は物足りなく、コントロールは不安定、スプリットの落ちも揺れも早いーーーそれは変わりませんが、それでもメジャーの強打者をフォーシームで押し込み、変化球で空を切らせました。

私たちが知っている佐々木朗希まであと少しですが、現時点でも威風堂々です。


完全体の朗希に、メジャーがどこまで通用するでしょうか?私の予想はどこまでも悲観的です。




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