カテゴリ: ドーピング

アム (IP:118.104.136.239)

次戦誰とやるにしてもその前に大麻の問題を片付けるのが先でしょうね。
基準値以下とはいえ明らかに誤飲してしまったとかの量じゃないこと鑑みるに検出経路の特定は必要でしょう。

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▶︎今回の問題もその根っこには「JBCは、井岡一翔が憎い」という背景が見え隠れしますが、それは一旦置いておきます。

こちらのアムさんのご意見については、

①まず、ドーピング検査で大麻の陽性反応が出たら「犯罪」だと勘違いされているかもしれません。覚醒剤と混同されているのかも?

②JBCはどれだけの量を検出したがを発表していません。基準値以下にもかかわらず、それを公表する意味がどこにあるのか?基準値以下の情報公開は個人情報保護法に抵触する可能性もあります。

③これは蛇足ですが、大麻の特性を考えると、格闘技においては逆効果。マイク・タイソンが常用していたように、精神的に脆弱な選手が手を出す薬物です。

④そして、今回は大丈夫か?JBCということです。どこの検査機関に委託したのか?職員が家庭用冷蔵庫で保管してたなんてことは今回はないと思いますが、あの杜撰な組織は何も変わっていないように見えます。


…通勤電車、目的駅に着いたので続きはまた。
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Feb. 18: Pomona, California (DAZN)

Luis Nery vs. Azat Hovhannisyan

12 rounds, WBC junior featherweight title eliminator


来月18日、日本限定の〝悪童〟ルイス・ネリとアバト・ホバニシャンがWBCジュニアフェザー級王座挑戦権を賭けて戦うことが決定しました。

ゴールデンボーイ・プロモーションズとサンフェルの共催。

日本では「山中慎介との2戦で醜態を晒した〝悪童〟」ですが「実力はある」というのが一般的なイメージでしょうか?

個人的には山中戦前から、欠陥が目立つファイターという印象しかありませんでした。まず、ジャブがまともに打てないのに驚きました。

スピードと多彩なパワーパンチは世界基準、勝負度胸もありますが、17階級でなければクラス10には入りません。


それでも、実は勉強熱心なのでしょう。ジュニアフェザー級に上げてからは、真っ直ぐに出せない、引きが遅かったジャブが劇的に改善されていました。スピードにも目立った鈍りは見られません。

「欠陥を抱えていた荒削りな若いファイター」が、懸命に学習して 「バランスの取れたボクサー」に〝まとまる〟。 よくある話です。

しかし、ネリの場合は最大の特長である荒々しい野生が喪失してしまいました。荒れ球の剛球投手が中途半端にコントロールを意識して、悪い意味でまとまってしまった、そんな感じでしょうか。

これは、アジャストの過程、進化の途上ではなく、ネリというボクサーの限界なのだと思います。

「山中の対戦相手で試合前のトラブルが目に余った」「井上尚弥とのビッグファイトの可能性がある」という以外に、ボクサーとしてのネリには全く興味がありません。

ホバニシャンも強打が売りの良いファイターですが、完全に底の見えています。

現在のWBCタイトルホルダーはWBOも保持するスティーブン・フルトン。

「5月内定」と言われている井上とフルトンのタイトル戦で、モンスターが勝てば、初防衛戦でネリとの対戦もありうる状況です。

JBCはネリを永久追放しているから、日本開催は無い…なんてことはありません。

マイク・タイソンなど犯罪歴が問題となって来日できなかったボクサーは珍しくありませんが、ネリのケースはボクシング界がブロックしているだけ。

井上のプロモートに関わる帝拳がネリの来日を許すかどうか。

気の早い話ですが、井上vsネリ。盛り上がるでしょう。

そうなったら、ネリにはドーピングや体重超過は論外にしても、しっかり〝悪童〟ぶりを発揮してもらい、煽りまくって欲しいところです。

試合自体は、すぐに終わって盛り上がらないでしょうから。

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The British Boxing Board of Control(英国ボクシング管理委員会=BBBofC)は、コナー・ベンにドーピング陽性反応が出たため、8日にロンドン・O2アリーナで開催予定だったクリス・ユーバンクJr.との試合の承認を差し止めました。

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薬物検査の結果でベンのサンプルから検出されたのは、クロミフェン(不妊治療薬)の痕跡。

BBBofCの差し止めにもかかわらず、マッチルームのエディ・ハーンと両選手は試合決行を表明。

日時と会場はそのままに、ルクセンブルク・プロボクシング連盟か、英国・アイルランド・ボクシングオーソリティの統括・承認のもとに公式戦として開催する腹づもりでした。

BBBofCは、WBOバンタム級王者ジョンリール・カシメロvsポール・バトラーの世界戦も「サウナ問題」で中止に追い込んでいます。

ルクセンブルクやアイルランドが承認するという飛び道具は、今回の試合が人気階級の人気選手による注目ファイトだから海外コミッションが受け皿になっているのです。

カシメロのときは、不人気階級のバンタム級。たとえ世界戦でもほとんどウマミがないので、どこも手を出しませんでした。

2012年7月にはドーピング陽性のデレク・チゾラと、デビッド・ヘイの試合がルクセンブルク・プロボクシング連盟承認のもと、ロンドンで決行しています。

まあ、無茶苦茶です。それにしても、なんでもありです。

JBCが統括団体の日本のファンが偉そうに言えることではありませんが。


この試合はご存知の通り、90年代の英国ボクシングシーンを盛り上げたナイジェル・ベンとクリス・ユーバンクの〝息子対決〟。

26歳のベンはウェルター級(147ポンド)、ユーバンクJr.はミドル級(160ポンド)が主戦場でしたが、157ポンドのキャッチウェイトで合意していました。

日本時間の今日になって、ベンをプロモートするハーンと、ユーバンクのカレ・ザウアラントは試合の延期を認めました。

可哀想なのは楽しみにしていたファンと、ピッグイベントのアンダーカードに出場予定だったボクサーたちです。
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Saturday 7, May 2022
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA  
Light Heavy Contest, 12 Rounds
WBA World Light Heavy Title

commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
media:DAZN  
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モハメド・アリの時代、メガファイトといえば勝敗予想が二分するような緊張感が溢れていました。

1987年、実質5年のブランクから電撃的にカムバックしたシュガー・レイ・レナードが大番狂わせでマービン・ハグラーを競り落としてから、人気で上回るファイターがAサイドとして有利な条件を対戦相手に突きつけることが常態化してしまいます。

ビッグファイトの多くが「スターの、スターによる、スターのためのイベント」になり下がるのです。

オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、カネロ…レナード以降のスーパースターは例外なくキャッチウェイトなどAサイドの特典を躊躇なく使ってきました。

アンダードッグの対戦相手は牙を抜かれてリングに上がることになりますが、キャリア最高の報酬と注目度を手に入れる事になりますから、彼らは自ら進んで牙を抜かれるのです。

個人的な浪費などから多額の負債を抱えていたセルゲイ・コバレフはノックアウトされたリング上で、カネロへの感謝を繰り返し叫びました。

ドミトリー・ビボルも3年以上前から 「I willing to drop down to the super middleweight limit of 168 pounds for the chance to face Canelo Alvarez. (カネロと戦えるなら喜んでスーパーミドル級に落とす)」とアピールし続けてきました。

今回は、ビボルの土俵175ポンド。カネロお得意のキャッチウェイト等の〝牙抜き工作〟無しの試合という触れ込みです。

それでも、リング誌の専門家予想で20人中19人がカネロ勝利を支持(残る一人は「わからない」)、オッズも大きくメキシコのスーパースターに偏っています。
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オッズは5-1で推移。大穴はビボルの最終回KO勝ちで、176倍。

ビボルは明白なアンダードッグ、専門家予想では噛ませ犬レベルと見られています。

折しも、母国ロシアのウクライナ侵攻で「ロシア国籍の選手が宝くじの特賞をつかむなんておかしい」という批判に晒され、試合前の国歌斉唱はなし、所属もWBA王者という肩書きだけでのリングインとなります。

意地を見せて欲しいです。

記者会見で「3年以上も対戦アピールして、やっと実現した。カネロはあなたから逃げていたと思うか?」と聞かれたビボルは「そうは思わない。無名の私と対戦することに興味がわかなかっただけだろう」と冷静に分析して見せました。

「カネロはライトヘビー級でも完全統一を目指す、と考えたときに、やっと私のことを思い出したんじゃないか」。

ウクライナ・キーウ市長の元世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコが「ロシア人のビボルがカネロと戦うのを許してはいけない」と発言したことについても「私は戦争反対。スポーツと政治を一緒にしてはならない」と、言葉を濁すことなく誠実に答えていました。

そのボクシングと同様に、実直な人柄が窺えるような受け答えです。

粛々とアンダーカードが消化されて、IBFの北米ウェルター級とジュニアウェルター級の2試合が終われば、いよいよメインカード。

大番狂わせは起きるでしょうか。 
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土曜日に世界戦を控えているというのに、日本時間5日にカネロ・アルバレスは「キャッチウェイトでのオレクサンダー・ウシクとのヘビー級タイトルマッチに興味がある」と発言しました。

ドミトリー・ビボルとの試合、戦前の盛り上がりは今ひとつ。リング誌が行った20人の専門家による勝敗予想でもメインイベンツ社のキャシー・デュバだけが「引き分け」、残り19人は全員がカネロ勝利を支持しています。

WBAライトヘビー級王者ビボルは、穴王者ではありません。それなのに…。

ビボルは身長・リーチともに183㎝、2019年11月2日のライトヘビー級初挑戦で11ラウンドKOに沈めたセルゲイ・コバレフ(身長183㎝/リーチ184㎝)と同じサイズですが、今回はコバレフを干からびさせた当日のリバウンド制限などは一切なしの生粋のライトヘビー級戦。

サイズだけなら、ロッキー・フィールディング(185㎝/191㎝)、カラム・スミス(191㎝/198㎝)の英国人スーパーミドル級はビボルを上回りますが、衆目一致の階級最弱王者フィールディングは論外にしても、スミスまで難なく攻め落としたカネロは、体格差を苦にするタイプではありません。

同じ体重で、接近戦になればリーチが短いのは圧倒的有利に働きます。今回もカネロが圧倒的有利と見られているのは「ビボルのジャブは浅いラウンドは効果を上げても、突破されるのは時間の問題」と見られているからです。 

もはや、ビボル戦を楽勝、9月17日のゲンナジー・ゴロフキンとの試合も残酷な決着戦にしかならないと見られています。

「カネロの試合で勝敗に興味が払われるのはヘビー級」と言われていますが、スミスと全く同じオレククサンダー・ウシクのフレーム(191㎝/198㎝)はいささか心細く映ります。

しかも、ウシク戦はクルーザー級リミットを1ポンドだけ上回るキャッチウェイトで行われることが確実。ウシクはアンソニー・ジョシュア戦の221ポンド1/4から20ポンド以上の減量が必要になりますが、ウシクは「カネロと戦えるならクルーザー級でも落とす」と以前から公言しており、前代未聞の「キャッチウェイトのヘビー級タイトルマッチ」に前向きです。
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史上初めて、その他階級の王者がヘビー級を制したのは、ミドル級のボブ・フィッツモンズ。1897年にジェームス・J・コーベットを14ラウンドでノックアウトしました。

その88年後の1985年、ライトヘビー級のマイケル・スピンクスがラリー・ホームズを競り落としてリング誌/Lineal/IBF王座を獲得、「ライトヘビー級王者はヘビー級王者になれない」というジンクスを打ち砕きました。

1990年にはクルーザー級から満を持してヘビー級に進出したイベンダー・ホリフィールドがジェームズ・ダグラスをノックアウト、完全統一王者として2階級制覇に成功しました。

ここまで書いて、1994年にホリフィールドの第二次政権を終幕させたマイケル・モーラーを失念していたことに気づきます。WBOライトヘビー級という日陰な出自からWBA/IBF王座をつかんだモーラーは「サウスポーはヘビー級王者になれない」というジンクスを破りました。

そして2003年にはフィッツモンズ以来、史上二人目の元ミドル級王者としてロイ・ジョーンズJr.がジョン・ルイスを封じ込めてWBAのストラップを拾います。

2009年にWBA王者ニコライ・ワルーエフをMDで下したデビッド・ヘイはクルーザー級3団体統一王者。

そして、昨年のウシクがヘビー級王者に就いた7人目の〝侵略者〟になります。

侵略者の出自はフィッツモンズとロイのミドル級が最軽量でしたが、カネロがウシクに勝つとジュのアミドル級に更新されます。

これまでの「侵略者vsヘビー級王者」は、ヘイとワルーエフの99ポンド!を筆頭に、体重格差の戦いの歴史でもありました。

しかし「カネロvsウシク」で私たちは〝他の16階級でもあるまいし〟な「両者とも201ポンド」という奇妙に一致した計量シーンを目撃することになります。

「侵略者vsヘビー級」に限らず、ヘビー級の試合で体重が一致するなんてことは滅多にお目にかかれる光景ではありません。

「2023年前半にも」(ハーン)セットされるかもしれない、奇妙奇天烈な世界ヘビー級タイトルマッチ。そんな話題が持ち上がっていることを、ビボルはどんな気持ちで聞いているのでしょうか。

カネロが大嫌いなボクシングファンも含めて、ビボルが負けるを決めてかかっています。

勝たなければなりません。絶対に、勝たなければなりません。
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カネロ・アルバレスが引退後3年の一発殿堂に輝くことに疑いようはありません。

多くのメディアが独自にランキングしているPFPは、世界評価の目安の一つ。

1年間はもちろん1ヶ月、1週間単位でシャッフルされることも珍しくないネコの目ランキングで、記憶に残りにくい、表彰制度もありません。そしてメディアを超えてランキングが一致することはまずありえません。

それどころか、1位が異なるケースも当たり前です。

オリジナル8の時代にはPFPなど誰も関心を示しませんでしたが、同じ階級ですら誰が一番強いのかがわからない現代、妄想で作るPFPはファンの自慰的お遊びとして楽しまれています。

PFPは、mysicl ranking(根拠のない妄想)とはいえ、あらゆるメディアが1位に推す、投票制で1位満票を獲得する、となるとそれは所詮は妄想であっても、誰もが同じ幻覚を見ていることになります。

マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーの全盛期は、どのメディアもどの投票者からも1位と支持されていました。

では、現状のカネロは、その域に達しているのでしょうか?
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「カネロがその気ならクルーザー級に落とす」(オレクサンダー・ウシク)。アンチも多いカネロですが、周辺階級のボクサーからは圧倒的な人気を集めています。

Canelo has told Hearn that he believes that he can beat Usyk for the heavyweight straps - if the bout was made at a catch-weight of 201-pounds - which is one pound beyond the cruiserweight limit. カネロはエディー・ハーンに「201ポンドのキャッチウェイトならウシクに勝てる」と語った。

ヘビー級のキャッチウェイト …。本気で言ってるなら脳みそ腐っています。

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全米ボクシング記者協会(BWAA)、 Transnational Boxing Rankings Board(TBRB)、リング誌、英国ボクシングニューズ誌、boxingscene.com のPFPはいずれもカネロが1位。

4月27日に更新されたESPNのPFPは16名の投票。カネロを1位にしなかったのは、ベルナルド・ピラッティ記者ら5名でいずれもテレンス・クロフォードをトップにしています。

▶︎First place(1位票): Alvarez (11), Crawford (5)

▶︎Second place(2位票): Crawford (5), Alvarez (4), Spence (3), Fury (2), Usyk (2)

▶︎Pilatti(ピラッティのランキング)::1. Crawford, 2. Spence, 3. Inoue, 4. Alvarez, 5. Fury, 6. Lomachenko, 7. Estrada, 8. Usyk, 9. Davis, 10. Taylor


「カネロは1位ではない」と見る専門家が三分の一程度も存在、ピラッティのように2位ですらない4位という見方もあります。

ジュニアミドル(154)級から ライトヘビー(175)級までの25ポンドレンジで4階級制覇を達成、スーパーミドル(169)級でUndisputed(完全統一) championとなったカネロのレガシーは現役ボクサーの中では傑出しています。

パッキャオやメイウェザーのように満票文句無しのPFPキングではないとはいえ、その考え方は納得できるでしょう。 

ただ、後世にはロイ・ジョーンズと並べられる、過大評価のサンプルに堕ちている気がします。
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日本時間5月1日
 
ニューヨーク:マディソン・スクエア・ガーデン
 
Undisputed Lightweight Championship 

©ケイティー・テイラーvsアマンダ・セラノ

MSGのHulu Theaterで行われた前日計量はテイラー135.6ポンド、セラノは1.4ポンドアンダーの133.6ポンド。

女子ボクサーのスターはリカルド・ロペスらを前座に回していたクリスティー・マーティン以来、間歇的に登場していますが、140年の歴史を誇る〝聖地〟MSGのアリーナでメインイベントを張るのは史上初。

セミファイナルにジェシー・バルガスvsリーアム・スミスの米英100万ドルファイター対決をセット。
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ラスベガス:MGMグランドガーデンアリーナ

Ring Magazine Jr. Lightweight Championship 

WBO級王者シャクール・スティーブンソンvsWBC王者オスカル・バルデス

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24歳のスティーブンソンはリミットいっぱい130ポンド、31歳のバルデスは129.6ポンド。

減量苦が伝えられるWBO王者は全裸で秤に乗りました。

この試合はスティーブンソンのトラッシュトークが目立っています。

「フェザー級時代から俺との対戦を避けていた」「ドーピングの卑怯者」。

バルデスの検体は、前戦(vsロブソン・コンセイサン)でVADAが禁止物質にリストアップしているフェンテルミンに陽性反応。無敗のメキシカンはその評判を一気に落としてしまいました。

今回はスティーブンソン陣営がより厳しい検査を求め、バルデス陣営もそれを受け入れています。

「検査員は4回来た。バルデスへの検査はもっと多いんじゃないか?何しろ前科があるヤツだから」とここでも口撃を緩めません。

バルデスは木曜日の記者会見でも「フェンテルミンが禁止薬物だと知らなかったのは私の落ち度」と認めながらも「(VADAよりも厳格で遥かに権威がある)WADAではフェンテルミンは禁止されていないから、当然VADAでもそうだと思い込んでしまった」という以前からの弁明を繰り返しました。

もちろん、非はバルデスにありますが、VADAはその名の通りの任意の検査。

五輪選手が従う総元締めのWADAのような強制力もなければ、検査費用は選手の持ち出しです。

山中慎介との初戦でルイス・ネリのドーピングが発覚したのも帝拳が費用を負担して、事前に採取していた検体がジルパテロールに陽性反応を示したからでした。
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WBCが収入源の一つとして期待したVADAと提携したクリーン・ボクシング・プログラムは無償サービスであるはずもなく、検査レベルによって1万8,000ドル〜2万5000ドルがかかります。

2017年に帝拳がネリへの検査を依頼した時の費用は約150万円、下手したら選手報酬をも上回ってしまいます。

「検査費用はとにかく高額。WBCは毎月1万ドル、年間12万ドルをVADAに支払っているが、こんなはした金で何ができるというのか?」(プロモーターのルウ・ディベラ)。

VADAの最高レベルの検査プログラム「五輪式365日24時間ランダム検査」を受け入れていたマニー・パッキャオは「フィリピンにVADAの検査員が来たことは一度もない。米国でも真夜中はもちろん、キャンプ中にも来ない」とその実態を批判していました。

VADAの資金力を考えると、伊達公子が激怒したような就寝中に叩き起こされて尿を採取されるなんてことはやろうと思ってもできません。

それでも「WADAの365日24時間ランダムは実質的には無理にしても、やらないよりはマシ」「365日24時間を掲げるだけでも多少の抑止効果がある」という意見は間違いではありません。

そして、今回のスティーブンソンとバルデスのように実費を支払って検査を実行させることも出来ます。

しかし、ほとんどのボクサーは経済的にそれが出来ません。つまり、ほとんどの選手は統括団体の各国・各州のコミッションが実施する(実施しているとしたら)検査しか受けていないのです。

潤沢な資金を持つネバダ州アスレティック・コミッション(NSAC)のドーピング検査が世界で最も厳格と言われていますが、それでも試合前後の採尿だけです。

NSACが、VADAも出来ない州境や国境を越えて検査に乗り出すわけがありませんし、そんな義務もありません。

また、テレビ局やダゾーンなどが、他のスポーツでは負担していないのに、ボクシングだけドーピング費用を提供するなんてこともありえません。

「小さなショー、例えば、ホープ発掘のShoBox で標準的な薬物検査をすることはできない。そんなことをしたら選手はノーギャラになってしまうどころか検査料を支払って大赤字。ファイターはWBCのプログラムに無料登録はしても、ほとんどの選手は実際に検査を申請することはない。とにかく費用がかかりすぎるからだ」(ディベラ)。

ローカルな統括団体が試合を管轄しているプロボクシングでドーピングが野放し状態なのは、世界的な統括団体が存在していないからです。

善人面しているWBCのマウリシオ・スライマンは、自らが掲げたクリーンプログラムに抵触したバルデスの世界戦を認めました。

このことが、ボクシング界の闇を象徴しています。

もちろん、マウリシオのロジックに矛盾はありません。VADAの検査はあくまでも任意。ルール違反かどうかは統括団体が決めることです。

その意味でVADAにはNSACのドーピング検査よりも実効能力はありません。というか、実効能力がないのです。

ただ、まともに機能していないボクシング・クリーン・プログラムは廃止すべきでしょう。

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そんな杜撰な世界よりもさらに杜撰なのがJBCです。

破産して、ますます杜撰になっているのは間違いありません。

ネリの件もそうでしたが、6月7日のノニト・ドネアも厳格に検査すべきです。もしかしたら、すでに手は打っているかもしれません。

それでも、ドネア陣営の「WADAの五輪式検査が相手でも簡単に隠すことができる」と豪語するビクター・コンテが相手では意味はないかもしれませんが…。
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【NHK】国際スケート連盟(ISU)は、フィギュアスケートについて、五輪などのシニアの大会に出場できる年齢の制限を、現在の15歳から17歳に引き上げるよう、6月に行われる総会に提案する方針を示しました。

北京五輪で15歳のカミラ・ワリエワ選手から、去年12月のドーピング検査で禁止物質の陽性反応が出ましたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は16歳未満の「要保護者」にあたることなどを考慮して、残りの種目に出場することを認めました。
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 スポーツは、体格や年齢による〝先鋭化〟が進んでいます。

フィギュアスケートや高難度のジャンプが求められる採点競技は、成長途中で体が軽く柔らかい選手が有利とされています。

特に女子フィギュアの場合は、その傾向が顕著です。

例えば、様々な運動能力が高い次元で結集された大谷翔平でも、フィギュアやスノーボードでは大成しなかった可能性が高いと思われます。 

多くのスポーツで有利に働く大きな肉体と体重は、体操系のアクロバットには向きません。

野球における長距離打者や、バスケットボール、ラグビー、アメフト、ヘビー級のボクサー、相撲力士…大きな体格が有利になるスポーツでは、身体を作るそれなりの歳月も必要です。

一方で、特に女子フィギュア選手は肉体だけでなく、精神も成長途中のまま、国家やIOC、スポンサー企業の思惑が錯綜する世界に放り投げられてきました。

少女たちはドーピングは論外までも、過酷な食事制限などから引き起こされる拒食症や、燃え尽き症候群などの精神不安定…多くの危険にあまりにも無防備です。

「成人未満の身体的特徴が優位」ということは「成人してしまうと不利」ということに他なりません。

その競技の奥深さに感応して、懸命に努力しても成長途中に当たり前だったパフォーマンスが出来ない…。

これは、スポーツの世界では最大の悲劇だと思います。

平昌2018に、やはり15歳で出場し、金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワも引退宣言こそしていませんが、2019年12月に活動休止を発表、第一線から退いています。

ザギトワがカムバック、2026年のミラノ・コルティナ五輪で感動的な女王復帰を果たす…多くの人にとってそれが不可能に思えるのは、やはりこの競技の特性でしょう。

23歳のザギトワは、15歳のザギトワではないのです。



この「17歳引き上げ」は、ほとんど決定事項といわれています。もし、そうであるなら本当に強い「17歳未満」の才能が五輪に出場できないという新たな不条理が生み出されることになります。

とはいえ、浅田真央が「五輪前年の6月30日までに15歳」という年齢制限に87日足りずに、トリノ五輪出場を阻まれたように、現状の「15歳」でも同じ問題が横たわってきました。

今回は、16歳以下の protected person(保護対象者)は厄介な問題が発生しやすいから「保護の必要の無い17歳に引き上げちゃえ」ということでしょうが、いかにも狡い大人が考えそうなことで、あまりにも短絡的すぎます。


本当にスポーツなら、本当に世界一を決める舞台なら、年齢制限も保護対象者も撤廃すべきなのです。

そして、そのことを全てのアスリートがわきまえて自己責任のもとで世界最強を決める場所に集うべきなのです。

それが、スポーツの原理原則です。

しかし、この問題の根源は「成長途中の身体が軽く柔らかい選手が有利」という性格を、女子フィギュアが宿命的に内包しているという一点に行き着きます。

「成長途中の身体が軽く柔らかい選手が有利」。そんな刹那のスポーツに、五輪などの大舞台が必要でしょうか?

もちろん、あらゆるスポーツは〝刹那〟であり、だからこそ見る人を感動させる。それも、また真実です。


「成長途中の身体が軽く柔らかい少女」は本来ならば、保護すべき対象です。

しかし、彼女たちを締め出すと、五輪や世界選手権は世界最強決定戦ではなくなる…あまりにも悩ましい問題で、答えは見つかりません。

ただ、一つ確かなことは「成長途中の少女」が、大人の都合で傷つけられるようなことは、絶対にあってはいけないということです。
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▶︎日本時間1月26日、2022年度のアメリカ野球殿堂入り投票結果が発表され、レッドソックスを3度のワールドシリーズ制覇に導いた強打者デービッド・オルティスが殿堂入りを果たしました。

有資格初年度での殿堂入り(一発殿堂)は史上58人目。

一方、有資格最終年を迎えていたバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリング、サミー・ソーサの4人は今回も得票率75%の当選ラインに届かず、記者投票による殿堂入りの可能性が消滅。

Veterans Committee(時代委員会)※による選考に望みを託すことになった。

※現役を引退してから20年以内=資格を取得してから15年以内=にThe Baseball Writers' Association of America(BBWAA)によってアメリカ野球殿堂入り選手に選ばれなかった選手の殿堂入り審査を行う団体)。
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スポーツ界に激震を走らせた「バルコスキャンダル」。その首領ビクター・コンテは司法取引で刑期を短縮、再び活動を広げています。シャバに出てきたコンテに真っ先に駆け寄ったアスリートの一人がノニト・ドネアでした。

日本のボクシングファン、特に井上信者ちゃんは、厳しい疑惑の目を向ける方向がデタラメです。カシメロなんて可愛い正直者です。



このニュースを聞いて、あらためて思ったこと…。

①ドーピングが野放しだった時代、つまりドーピングが〝犯罪〟ではなかった時代にまで遡って罰するべきなのか?

②遡っても〝犯罪〟であるなら、その記録は抹消すべきではないのか?

③「記録は有効」でも「殿堂入りは認めない」というのはどこか矛盾していないか?



メジャーは選手会のパワーが強く(これは本来なら素晴らしいことなのですが)、マイナーの方がドーピング検査が厳しいという本末転倒な時代もありました。

ボンズらは何を言っても弁解にしかとらえてもらえないでしょうから、多くを語らないのは仕方がありません。

個人的にはクレメンスやシリング、これぞパワーピッチャーという選手が大好きでした。

残念。その言葉しか、ありません。ドーピングなんかしなくたって、絶対すごい選手だったのに。
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そして、ボクシングの世界のドーピングへの甘さをあらためて痛感しました。

濃厚疑惑レベルのイベンダー・ホリフィールドやロイ・ジョーンズどころか、ドーピングを認めたシェーン・モズリーでも一発殿堂。

精神薄弱からドラッグを常用していたマイク・タイソンの殿堂入りに反対する意見の骨子は、ドーピングや凶悪犯罪歴よりも「強い奴に勝ってない」でした。

ボクシング界は狂っています。

世界の統括団体が存在しないため、管轄コミッションの国や州単位でしかペナルティが科せないというジレンマはあるものの、ドーピングしてもライセンス停止6ヶ月なんて狂気の沙汰です。
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カネロ・アルバレスはペナルティ期間をこれ幸いと有効活用。痛めていた右膝をしっかり手術、すっきり健康になりましたとさ…って、ふざけとんかいッ!!!

こいつ、全く罪の意識がありません。

村田、こいつをシバいたってくれ!!!
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プロボクシングには世界的な統括団体がありませんから、ドーピング検査はローカルの統括団体の裁量と、選手間の契約に委ねられています。

大きな試合をいくつも手がけ資産も潤沢なネバダ州アスレティック・コミッションでは試合前後の検査を義務付けていますが、JBCのような貧困団体では試合の規模によって検査を行わないこともあります。

日本で有名な「山中慎介vsルイス・ネリ」のように、選手間の契約でVADAに検査を依頼するケースもあります。このとき、約150万円の検査費用を負担したのは帝拳、JBCにはその財力がありません。

ただ、いずれも試合が決定してから行われる検査です。

自身の潔白を積極的に証明したいと考えるスター選手は、WBCのクリーンプログラムなど、VADAの年間検査に登録しています。
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先日のオスカル・バルデスも、カネロ・アルバレスもWBCのクリーン・ボクシング・プログラムに登録・参加していながら陽性反応を起こしました。

「メキシコ・WBC・VADA」の近親関係を考えると、ありえないことが起きています。

第三者から見ると「義務でもないWBCのプログラムにどうして登録するのか?」「登録しながらVADAのザル検査にどうして引っかかるのか?」という純粋な疑問が湧いてきます。

杜撰なドーピングをしているのなら、WBCのクリーンプログラムに登録する意図がわかりません。

チーム・カネロの肩を持つ気は毛頭ありませんが、ロシアの五輪チームのような組織ぐるみのドーピングはしていないと思います。

カネロが本気でやったら、VADAの検査なんて簡単にすり抜けることが出来るはずです。

ただ、チーム・カネロに限らず、ボクシング界の禁止薬物への認識が異常に低いのは明らかです。

世界的な統括団体が存在しない、承認団体とプロモーターとテレビ局が私利私欲で興行に関わっていることの弊害です。

「バルデス」のケースも禁止物質に陽性反応を示した時点で、WBCが特別委員会を設置して試合の実施やライセンス剥奪について検討したといいますが、統括するアリゾナ州のパスクワ・ヤキ族・アスレティック・コミッションは早々に「試合決行」を発表。

この動きにトップランクもWBCも従いますが、どう考えてもこの3者はグルです。

世界的な統括団体・世界共通のルールブックが存在するスポーツなら、こんな強引な〝豪雨決行〟はありえません。
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Oscar Valdez's trainer, Eddy Reynoso, distances himself from doping talk, says 'not responsible' for nutrition

エディ・レイノソが「ドーピングなんてしていない、私は栄養管理については一切指導していない」と発言しました。

今月初めに行われたロブソン・コンセイサン戦で、禁止薬物フェンテルミンの陽性反応が出て、厳しい目を向けられたのはオスカー・バルデスだけではありません。

エディ・レイノソもデビン・ヘイニーやケイレブ・プラント、サニー・エドワーズといったチャンピオンたちからSNSを通して「組織ぐるみでドーピングしているのではないか」と疑惑の矛先が向けられました。

IBFスーパーミドル級王者プラントは、11月6日にカリフォルニア州ビバリーヒルズで行われたカネロ・アルバレス(アマチュア時代からレイノソの指導を受けている)との完全統一タイトルを賭けたのプロモーションの記者会見で「チーム・カネロは全員が疑わしい」と書き込んでいます。

44歳のレイノソは、先週、通訳を介してスペイン語でESPNに「今後どのボクサーをトレーニングするかを見直す」とし「私は彼らの栄養士ではなく、医学的なアドバイスもしない」という宣誓書に署名させることも検討していると語りました。

「私はトレーナーであり、技術を教えるだけです」。

「私は20年間ボクサーを教えて来て、15人の世界チャンピオンを育てた。プラントのような人たちは、私のキャリアや業績、ファイターたちとの役割を何も知らない。彼らは何も知らないくせに、根拠もなく私の名誉を汚そうとしているだけだ」。

ESPNとリング誌のPFPでNo.1評価を受けるカネロは、2018年のゲンナジー・ゴロフキンとの再戦前に、禁止薬物であるクレンブテロールに陽性反応を示し、6カ月の出場停止処分を受け、試合を延期しています。

彼は、この陽性反応は彼の出身地であるメキシコのグアダラハラで食べた汚染された牛肉に含まれていたものだと弁明。

その主張は、五輪選手から見るとお笑い種で、受け入れられるわけがありません。しかし、北米には別のルールが存在します。

NFLのドゥエイン・ブラウンは2015年にクレンブテロールの陽性反応が出ましたが、メキシコで食べた牛肉に由来する物質であることを証明し、10試合の出場停止処分が覆されました。

この事件を契機にNFLは選手たちに、メキシコや中国で肉を食べ過ぎると禁止薬物の陽性反応が出る可能性があると警告、次からはペナルティが科せられる可能性を選手に伝えています。

「故意でなければセーフ」。わけのわからないルールが米国のメジャースポーツでも通用することがあるのですから、マイナーのボクシングでは大手を振って歩く理屈になっています。

今回のバルデスも、陽性反応の原因をハーブティーにフェンテルミンが含まれていたためで「故意ではない」と主張。

レイノソは「私はトレーナー。技術を教え、選手が戦えるように準備するのが私の役割。残念なことに、メディアの中には私を陥れようとする人たちがいて、私に責任のないことで私を攻撃している」と、傘下の選手が禁止物質の陽性反応が相次いでいることと自身は関係がないと強調しました。

ESPNの2020年トレーナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したレイノソは、アルバレスのサンディエゴのジムで、元ヘビー級チャンピオンのアンディ・ルイスJr.、ライアン・ガルシア、ヘビー級の新星フランク・サンチェス、WBCフライ級王者のフリオ・セサール・マルティネスも指導しています。

マルティネスは2019年に微量のクレンブテロールの陽性反応が出たとき、メキシコで食べた牛肉のせいだと主張、WBCはその弁明を受け入れました。

レイノソはトレーナー・オブ・ザ・イヤーの2年連続受賞を狙うポジションにいます。

スーパーミドル級のカネロは、2月にアヴニ・イルディリムを3ラウンドでKOし、5月にはIBF王者ビリー・ジョー・サンダースをTKOで下してタイトルを統一、完全統一に王手をかけています。

ガルシアは、1月にオリンピック金メダリストのルーク・キャンベルをKO、キャリア最高のパフォーマンスを披露。

そして、マルティネスは6月にジョエル・コルドバにストップ勝ちしてタイトルを守り、バルデスは2月にミゲル・ベルチェルトを倒して130ポンドのタイトルを獲得。

参加の選手が鮮やかな成果を挙げ続けているレイノソは の2年連続トレーナー・オブ・ザ・イヤーに向けて見晴らし良好でしたが…。

この陽性反応にもかかわらず、バルデスの試合が決強行されたことも、非難の声をさらに大きくした原因です。

レイノソは、バルデスの試合を許可すべきだと思うかという質問に対して「コミッションとWBCが試合を認定するなら、トレーナーである私は試合を進めるだけ。管轄したり承認するのは私の仕事ではない」と答えています。

ボクシング界のドーピングに、バルコスキャンダルのような巨悪の背景は存在していないでしょう。バルコの首謀者ビクター・コンテと長期契約を結び、堂々と「李下に冠を正している」ノニト・ドネアらは非常に怪しいと思いますが。

今回のバルデスのケースもWBCのクリーンボクシングプログラムに登録していなければ、何の問題もありませんでした。もっと言うと、統括団体のパスクワ・ヤキ族・アスレティック・コミッションのルールブックに抵触していないのなら、試合決行は当然です。

バルデスは「試合とは全く関係のないVADAが独自に決めた禁止物質が陽性反応を示した」のです。

VADA のマーガレット・グッドマンの言葉が全てです。

「私たちは検査機関。独自のやり方と禁止物質リストに基づいて検査誌、その結果を報告・発表をするだけの機関。試合を中止したり、選手からライセンスを剥奪するのは私たちの仕事ではないし、そんな権限もない」。

世界的な統括団体、ルールが存在しないということは、こういうことです。 

犯罪は、犯罪を定義する法律と、それを取り締まる警察があって初めて存在します。法律がなければ犯罪はありえません。  

バルデスのケースもパスクワ・ヤキ族・アスレティック・コミッションにその〝法律〟がなければ、何のお咎めもなくて当然です。

WBCクリーン・ボクシング・プログラムに入ってるから、話がややこしくなるのです。
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