世界戦の地上波生中継が激減、スター選手(といっても村田諒太と井上尚弥のトップ2)がネット配信で〝実験〟を進める中で、WBOジュニアバンタム級王者・井岡一翔の5度目の防衛戦が13日(水)午後9時からTBS系列で全国生中継されます。
地上波生中継よりもネット配信の方が選手報酬がより多くなる、というのは決定的に正しい方向ですが、それが事実なのかは疑問です。
最近の村田と井上の試合を配信したアマゾンprimeの収支の詳細は闇の中、まだまだ赤字を織り込んだ実験段階です。
さらに、アマゾンがその実験台に選んだのはトップ2で、その他世界王者は完全に置き去りにされた格好です。
実験が成功、ビジネスモデルが確立できたら、その他世界王者の試合も手がけていく方針でしょうが、たとえそうなったとしても、既存のファン、マニアをターゲットにしたネット配信やPPVの行く末は全体市場のシュリンクと相場が決まっています。
60年代からクローズドサーキットが定着、90年代からPPVが成長している米国は、新規のファンを開拓出来ないまま「ボクシングは一部の高齢男性」が好むマイナースポーツとして先細りを続けています。
それでも「80年代までは五輪が全米予選からテレビで観戦できたから、若いファンの興味をつなぐことができていたが、今では完全にマニアのスポーツに成り果てた」(バーナード・ホプキンス)。
そんな米国でも、PPVはほんの一握りのスーパースターのメガファイト限定。PPVファイター手前のスター選手は、HBOのボクシング番組という活躍の場がありましたが、2018年で撤退。
ショウタイムやESPNは引き続きボクシングイベントを放送していますが、凋落傾向に歯止めはかかっていません。
7月13日にドニー・ニエテスへのリベンジマッチに〝挑む〟井岡ですが、ウィークデイの午後9時に合わせた試合、どこまで視聴率を稼げるか注目です。 時間帯を考えると、10%は欲しいです。
ボクシングファンでない人がチャンネルを合わせたときに、面白い試合が展開されている…そうなって欲しいのですが、何しろ井岡とニエテスのマッチアップです。
両者が完全なコンディションでリングに上がると、ジャッジ泣かせのチェスゲームが繰り返される可能性大。
本来は、こんなこと考えもしませんが、ニエテスの劣化が一気に進行して、井岡が多彩なテクニックを披露する見本市のような試合になるのが理想かもしれません。
地上波生中継よりもネット配信の方が選手報酬がより多くなる、というのは決定的に正しい方向ですが、それが事実なのかは疑問です。
最近の村田と井上の試合を配信したアマゾンprimeの収支の詳細は闇の中、まだまだ赤字を織り込んだ実験段階です。
さらに、アマゾンがその実験台に選んだのはトップ2で、その他世界王者は完全に置き去りにされた格好です。
実験が成功、ビジネスモデルが確立できたら、その他世界王者の試合も手がけていく方針でしょうが、たとえそうなったとしても、既存のファン、マニアをターゲットにしたネット配信やPPVの行く末は全体市場のシュリンクと相場が決まっています。
60年代からクローズドサーキットが定着、90年代からPPVが成長している米国は、新規のファンを開拓出来ないまま「ボクシングは一部の高齢男性」が好むマイナースポーツとして先細りを続けています。
それでも「80年代までは五輪が全米予選からテレビで観戦できたから、若いファンの興味をつなぐことができていたが、今では完全にマニアのスポーツに成り果てた」(バーナード・ホプキンス)。
そんな米国でも、PPVはほんの一握りのスーパースターのメガファイト限定。PPVファイター手前のスター選手は、HBOのボクシング番組という活躍の場がありましたが、2018年で撤退。
ショウタイムやESPNは引き続きボクシングイベントを放送していますが、凋落傾向に歯止めはかかっていません。
7月13日にドニー・ニエテスへのリベンジマッチに〝挑む〟井岡ですが、ウィークデイの午後9時に合わせた試合、どこまで視聴率を稼げるか注目です。 時間帯を考えると、10%は欲しいです。
ボクシングファンでない人がチャンネルを合わせたときに、面白い試合が展開されている…そうなって欲しいのですが、何しろ井岡とニエテスのマッチアップです。
両者が完全なコンディションでリングに上がると、ジャッジ泣かせのチェスゲームが繰り返される可能性大。
本来は、こんなこと考えもしませんが、ニエテスの劣化が一気に進行して、井岡が多彩なテクニックを披露する見本市のような試合になるのが理想かもしれません。