カテゴリ: 箱根駅伝とオリンピック

大昔、3000m障害を走ったことがありました。

筑波大学での2日間の記録会。

今でもよく覚えてるのは、1500、5000、1万も走った、一人運動会、お祭りみたいな挑戦だったからだけではありません。

3000mSCは9分30秒をどこまで切れ込めるか、と走りましたが…10分近くかかるい苦しいレースになりました。

不整地を走るのが得意でしたが、全く違う、学校には水濠などなく実践練習ができなかったなんて言い訳で、予想をはるかに上回るに難しい種目でした。

ーーー話がぶれぶれですが、三浦龍司は悔しかったでしょう。



しかし、自国の世界選手権の何と面白いこと。

女子100mHも夢を見てましたが、なんというか、夢を見せてくれないのも面白い。

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朝も早よから、元気やのう。

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あらためて、日本人はマラソン、大好きなんや。

この人たちは何時に起きたんだ?



秋の冠婚葬祭ラッシュも一段落。



馴染みのお店から「すぐ来い、いま来い、すごい秋刀魚が入った」と連絡を受けたので、ちょっと行ってみますか。

「すごい秋刀魚」って何やねん…。

しかし、秋刀魚はいまや高級魚、蛸も烏賊ももはや安くはない、うーん、旬の安い魚で酒を飲むのが楽しいのに、なんだかなぁ。




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曇天の空をヘリコプターが飛び、銀座の大通りはマラソンランナーの通過を待って鈴なり。

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またまた冠婚葬祭な1日ですが、午後からの移動時間で世界陸上とボクシングを見ます。

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男子3000m障害 三浦龍司が8分03秒43の日本新記録 !!

ダイアモンドリーグ・モナコ大会で、自身の記録を6秒以上更新する快走で2着。

スフィアン・エルバッカリに競り負けましたが、この舞台・あの展開で勝ってたたらさらにとんでもないこと。

3000障害はトラックレースの中でも最もレベルが高い、あるいは金メダルを獲るのが難しい種目かもしれません。

順大時代、あえて箱根駅伝にも出場した三浦龍司、さすがです、あっぱれです。


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沿道からのヤジに「他の選手が『気にしないで』と…」立教大監督を解任→現役復帰の39歳・上野裕一郎ーーー正月のニューイヤー駅伝での出来事でした。




そして、きょう。

都道府県対抗男子駅伝で上野は7人抜きの力走を見せました。



芸能界でもスポーツ界でもこういうこと(どーでも良いことで社会的に抹殺されるレベルの重大な処分が課せられる)が多すぎます。

家族関係や、友人関係、会社、自分の身近なところで「不倫した人は1人も知らない」なんて人は皆無でしょう。

離婚の最大の原因である浮気・不倫はどこにでもあります。

もちろん、いわゆる同意のない性被害などとは一線を引くべきですが。



上野のケースも「大学の指導者の立場で学生と」という問題は考えなければなりませんが、これが「社会人の指導者で社会人選手と」であればまた違います。

いずれにしても、走る舞台を奪われなかった上野は幸運でしたし、ひらまつ病院、なんだか無条件で応援してしまいます。



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宮内庁は、秋篠宮家の長男・悠仁さまが筑波大学に推薦入試で合格し、4月に入学されると発表しました。

筑波大学…私にとっては超強豪の一流体育大学の印象だけが強烈です。

都心からはアホほど遠いけど、個人的には立派な400mの全天候トラックがあって、記録会や練習会が開催されていました。

同じような記録会は日体大や東海大、法政大、中央大などでも行われていましたが、行くとなると泊まりがけとなる筑波大での記録会や練習会が好きでした。

アスリートにあるまじき旅行気分もありましたが、他の大学の選手と競技の話をするのは新鮮で楽しかった思い出があります。

確か、キャンパス内に居酒屋チェーン店まであったはず…はずなんて言いながらよく知ってたりするのですが…。

そういう〝大学生活に必須のインフラ〟がなければならないほど、だだっ広いキャンパスでした。校舎やエリアはバスで結ばれていました。

学生結婚も多く(学生結婚を否定しているわけではありません)、そのほかにも多くの非常に内向的な問題も抱えているようでしたが…。

そしてトラックや野球場など体育施設が集結したエリアに宿泊所が隣接。トレーニング設備は、当時のプロ野球チームでもまず備えていないようなびっくりするほどの充実ぶりでした。

それぞれの部屋にはセンス良く五輪の開催地の名前が付けられて、質素でしたが雰囲気のある宿泊所でした。

まだ、あるのかなあ?

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箱根駅伝2025(第101回東京箱根間往復大学駅伝競走)の予選会(10月19日)のエントリーが締め切られ、出場43校が決まりました。

私が出場していた80年代から、舞台は大井埠頭から国営昭和記念公園へ。

当時と今でも「各校10名〜12名まで出場枠が与えられ、上位10人の合計タイムで予選突破を争う」のは変わりません。

変わったのは20kmからハーフマラソン(21.0975km)に走る距離が伸びたこと、標準記録(1万mで34分00秒)が設けられたこと、そして、箱根駅伝に出場できる関東学連管轄の大学で正気の沙汰ではない次元で競技レベルがアップしているのです。

距離が1kmあまり伸びたことは、何の影響もありません。これが30kmになる、フルマラソンになるということなら練習方法から抜本的に変えなければなりませんが。

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視界、エントリー出来る選手に、これまで存在しなかった標準記録(参加資格記録)が設定されたことは「参加することに意義がある」的なアプローチで予選会に臨んでいた大学にとっては大きな影響があります。

1万mで34分00秒というのは、大学の体育会陸上部で長距離を専門にしているランナーなら全く大したことがない記録です。

ただし、短距離はもちろん、800や1500mを専門にしている中距離ランナーにとってもかなり重荷になるタイムです。

つまり、長距離ランナーだけで予選会当日に怪我せずにスタートラインに立てる10人が最低必要となります。

「人数さえいたら」というここですが、人気競技とはいえない体育会陸上競技部にとって長距離選手10人をキープするのは、はそこそこ高いハードルかもしれません。

70年代は箱根駅伝予選会では、短距離や跳躍ブロックからも人数合わせ出場する大学も珍しくなかったと聞いていますが、標準記録がある現在、専門外で34分を切るのはかなりマルチな才能です。

そして、さらに重くのしかかるのが、正気の沙汰ではないレベルアップ。

関東インカレ1万mの標準記録はAが29分05秒、Bが29分35秒(同じ大学から出場出来るのは3名まで/Aを1人切ればBでもう1人出場可/Bしか切れないと1人しか出場出来ません)で、あろうことか1部校も2部校も800mから1万mまで標準記録が共通なのです。

1部校と2部校の標準記録が同じ。そんなことは常識的にはあり得ませんが、箱根駅伝のレベルアップの原動力となった陸上競技ではなく長距離専門クラブに大きな資金を注入した大学が2部校にひしめいた結果です。

参考までに関西インカレの1万mの標準記録は1部のAが30分50秒、Bが31分50秒。2部のAが31分50秒、Bが32分30秒と明白な差が設けられています。

35年ほど前までは、本大会出場が難しい大学でも、出場枠が拡大される5年に一度の記念大会に向けて強化を図り予選突破を狙う東京大学や慶応大学のようなチームもありました。しかし、もうそんな〝気まぐれ〟では出場などおぼつかない時代に突入しています。

予選会には東京大学だけでなく東京大学院も出場。さらに、今年8月に誕生したばかりの東京科学大学も頑張ってます。彼らに予選突破の可能性は1%もありませんが。




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平林清澄が「初マラソン」と「学生」で日本人新記録。

2時間06分18秒。

お見事です。素晴らしいです。

新聞、メディアとも〝日本記録〟更新にスポットを集めて報道しましたが、このビッグレースで優勝したことこそ、意味があると思います。

世界と戦うことを期待されている五輪種目で、「日本人1位」を語るのは、あまりにも卑屈で内向きで、選手たちの競技能力に大きな足枷をかけるような行為です。

勝手なことを言うと、2時間06分18秒では世界と戦うなんて「寝言は寝て言え」です。

それでも、これが初マラソン。

五輪や世界選手権では早い段階で勝負を放棄してしまい、勝負して落ちてくる選手を喰うことで入賞を狙う…そんなスカベンジャー・レースしかできなかった日本代表でしたが、ロスアンゼルス2028ではそうではない展開が見られそうです。
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大本命の駒澤大学が青学大に惨敗した原因に、昨年11月のトラックレース、八王子ロングディスタンスを指摘する声が多くあがっています。

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このトラックレースで、駒澤の3選手が27分40秒を切る脅威の記録を叩き出したことも「箱根盤石」の予想をコンクリートさせたましたが、それを今になって「八王子ディスタンス(トラックレース)にエネルギーを使い過ぎた」というのは結果論です。

もちろん、トラック1万メートルの持ちタイムが、アスファルトの上を20キロ超も走る箱根駅伝の結果にそのまま映し出されるとは限りませんが、解説で語られてたような「全く関係ない」なんてことはありません。

3区の衝撃的な〝下剋上〟を目の当たりにして噴き出した言葉でしょう。

それでも、逆の立場、つまり大番狂せを起こした青学大から見ると箱根駅伝に傾注した戦略が成功したのは間違いありません。

出雲全日本大学選抜駅伝競走)、全日本大学駅伝対校選手権大会とグレードが上の〝全国駅伝〟で敗北した青学大ですが、関東ローカルの箱根駅伝で往路復路の完全優勝を果たしたことで、世間一般からは勝者と認められるのでしょうが、到底納得できません。

青学大が箱根に全てを箱根駅伝について否定的な考えも持っている原晋監督にしても「(箱根の番狂せは)ピーキングの差」という言動からも箱根に照準を合わせていたのは明らかです。

八王子ディスタンスで27分28秒50を出した佐藤圭汰は、青学大の誰よりも世界にチャージしたという事実はもっと多くの人に知ってほしいです。

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明らかな助力になるプレートを仕込んだ厚底シューズがトラックレースでは禁止されていることにも、嫌悪感しか覚えません。

母校の「厚底がフィットしない」という長距離選手には「残りの現役時間が長いと思うなら、お前が厚底にフィットしろ」と、ほとんど強制的に厚底を薦めてきましたが、本心は「これはチート(ズル)の公認」だと思ってます。

もちろん「公認されていた時期のレーザーレーサーはズルではない」ように、ズルでも公認されるとズルではなくなる、のですが。

唯一の救いは駒澤大学の藤田淳史監督の「(トラックで標準記録を破らないと五輪や世界選手権の選考対象にならないことから)タイムを出さないと次のチャレンジができない」「我々は世界を目指しながら箱根も、という考えでやっている。今後もブレずにやっていく」という言葉です。

箱根駅伝が世界最高峰のレースであるわけもなく、五輪や世界選手権のような「次のチャレンジ」が存在するのであれば、箱根駅伝は「通過点」であるべきです。

もちろん、本戦に出場する選手だけで200人(記念大会の今年は230人)が走る箱根駅伝は、卒業してからも競技を続ける学生と、就職する学生、競技レベル・競技への意識の乖離が大きい大会です。つまり、「通過点」ではなく「ゴール」の学生も多く存在しています。

しかし、未完成の才能が激突する若いステージでは、高校野球の甲子園を見るように「こいつはプロで通用しそう」と「次のチャレンジ」、「二刀流なんて絶対無理」なんて否定論も含めて、大きな舞台での活躍に期待を膨らませることの一つです。

「次のチャレンジ」「より大きな大会」への視界を閉ざし、知名度向上の資金投入先を探す私立大学のニーズも汲み取りながら、「関東ローカル」の閉塞した空間で完結する〝感動の宇宙〟を創造した読売グループと、関東学連の才覚と努力はビジネス、マーケティングの観点からは素晴らしいとしか言いようがありません。嫌味でも皮肉でもなく、見事なイリュージョンです。

やはり、同じ歪な構造にあった、かつての関東ラグビー対抗戦リーグという閉塞した空間の〝感動の宇宙〟が、世界に目を塞いだファンたちによって自然発生的に起きていたのに対して、箱根駅伝には「タネ」も「仕掛け」もありました。

ただ、スポーツの観点からは100年以上の長い歴史の中で五輪メダリストを一人も生み出せていないことからも、大きな欠陥を抱えているのは間違いありません。欠陥というよりも、病巣、それもどんどん大きくなっている癌細胞と表現した方が正しいかもしれません。

箱根駅伝が〝歪な化け物〟に変容する前の80年代まで、今と比べると全く注目されていませんでした。福岡国際マラソンの方がはるかに注目され、何よりもはるかに尊敬されていたのです。

ファンの視線は「箱根」の向こうの「福岡国際」、そしてその先にあるモスクワ五輪やロス五輪のセンターポールに日の丸が揚がる光景を見据えていました。

同列に並べるのは誤解を生むかもしれませんが、茶番劇のボクシングが井上尚弥の世界戦よりも遥かに大きな注目と報酬を生み出しているのと同じ構図です。「箱根」の場合は、日本列島限定なだけにまだタチが良いと言えますが…。


よりレベルが高い舞台に注目が集まる。ラグビーのように、そんな正常に回帰する日は、いつか再びやって来るのでしょうか?
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スポーツを楽しむ最大の前提は、平和、平穏です。

平和ボケ、万歳、です。

そうはいっても、世の中は悲しい出来事に溢れているんですが。


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昨日の箱根駅伝往路、なかなか見ることが出来ない大番狂せでした。

ボクシングとマラソン・長距離走は、本当の意味での大番狂せが少ないスポーツです。

多くの〝大番狂せ〟はラッキーパンチや、不測のブレーキ、アクシデントによってもたらされます。

アクシデントがなければ、大番狂せは起きません。

至極、当たり前のことですが、アクシデントがなければ、大番狂せは起きません…そのはずです。

その意味ではアクシデントがなかった大番狂せは、大番狂せと呼ぶべきではありません。

何度も大番狂せを起こしたマニー〝パックマン〟パッキャオも、本当は一度も番狂せなど起こしていないのです。



そして、昨日。圧倒的優勝候補だった駒澤大に明らかなアクシデントがなかったにもかかわらず、下馬評を引っくり返した青学大は勝つべくして勝ったのです。

勝負事、しかも駅伝で油断は起きにくいはずですで、駒澤大も最悪のケースを想定し、追いかける展開も覚悟していたはずです。

しかし「後手に回ったとき、選手に動揺が走った」(藤田敦史監督)というのは、学生三大駅伝5連勝中の王者のプライドが裏目に出たのかもしれません。


正月から全身全霊を捧げて走る舞台がある、幸せな大学生を見ていると、こっちも幸せをお裾分けいただいた気分になります。

がんばれ。
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