フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

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カテゴリ: 箱根駅伝とオリンピック

箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)が来年秋に第100回箱根駅伝予選会の参加資格を従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に拡大すると発表しました。

これで、全国の大学が予選会への参加が可能になり、予選を突破すると2024年1月2、3日に行われる箱根駅伝本戦の出場権を獲得することになります。

予選会の出場資格をどうするのか?現状の10000m34分以内という標準記録を持つランナー10人を集めるのは簡単なだけに、出場校が膨れ上がる気もしますが…。

大学長距離ランナーで34分以上かかるなんて普通はありえないのですが、10人揃えるのが地方大学ではハードルが高くなるのかもしれません。

選考方法は従来通り、一斉スタートのハーフマラソンに各校最大12人が出走し、上位10名の合計タイムで出場権を争います。

昨年11月の全日本大学駅伝で、関東勢以外で最上位の16位となった関学大、17位の皇学館大、18位の立命大、今年の全日本大学駅伝関西地区選考会でトップ通過した大阪経大などが箱根駅伝予選会に挑戦すると見られています。

とはいえ、全日本大学駅伝で出場15校の関東勢が綺麗に上位15位まで占め、その実力差は絶望的です。

過去に関東勢以外の大学としては関西大(1928年=9位・出場10校/31年8位・出場10校、32年8位・出場9校)、1964年に立命大(11位・出場17校)福岡大(13位・出場17校)が特別参加しています。

また、2004年に日本学連選抜がオープン参加、徳山大、京産大、立命大、岡山大、北海道教育大大学院の連合チームが出場。20チーム中6位(オープン参加なので順位はつかず)。

連合チームはさておき、60年代以前の単独大学の健闘からは、来年の予選突破も期待したくなりますが…それは100%ありえません。


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約30年前、私が出場した頃の関東インカレの参加標準は、10000mで1部校がA:29分47秒B:30分45秒。2部校でA:31分55秒B:33分30秒と、1部校との差は歴然としていました。

この頃の箱根駅伝なら地方の強豪、京都産業大学などなら簡単に予選会を突破したでしょう。出場枠が5校増える記念大会なら、東大や慶大も出場することもありましたから、地方の国立大にすらチャンスが広がったはずです。

しかし、この30年で箱根駅伝の垣根は信じられないほど高くなってしまいました。

10000mの標準記録、現在では1部で A:29分15秒B:29分45秒、2部校でA:29分15秒B:29分45秒あろうことかその差が全くありません。これは5000mと800mでも1部と2部が全く同じなのです。

1500mはBが1部で3分55秒、2部で3分57秒とわずかとはいえ2秒の差がありますが、Aは3分51秒50でやはり全く同じ。

さらに、関東に次ぐレベルの関西インカレの10000mは1部がA:30分50秒B:31分50秒で、もはや関東の2部よりもずっとレベルの低い大会に成り下がっているのです。

かつては、トップ選手が争うインカレでのレベル順は、①関東1部、②関西1部、③東海、④関東2部、⑤その他地方インカレ、でしたが、現在(中長距離種目限定)は①関東1部か2部(おそらく2部の方が強い)で、個人で見れば関東でも通用する選手が点在しるものの、層の厚さ、全体のレベルという観点では関東と地方の格差は絶望的な開きがあります。

来年の予選会で関学大などが15位以内に入って本戦出場というのは、まずありえません。昨年の全日本で後塵を拝した関東の15大学だけではなく、全日本に出場していない強豪校が関東にはわんさか控えているのです。

予選会を突破できるのは上位10校。現時点で、ここに食い込める地方大学は1校も存在しません。

エリアだけでなく、留学生も無制限解放などさらなる拡大政策が実施されなければ、惨敗という結果しか考えられないのが現実です

「関学大は10人中9人まで留学生で固めてきました」なら、本戦優勝も視野に入ります。

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「2部校の方が1部校よりも強い」なんてことは本来ありえませんが、そんな狂気の沙汰が現実に起きてるのが関東の大学陸上界です。

正確に言えば、箱根駅伝のメジャー化による関東の大学の長距離種目における劇的・爆発的なレベルアップがもたらした大きな矛盾です。

私たちの時代も、駒澤大学や山梨学院大学などほんの一部の長距離偏重の大学が2部に定着していることがありましたが、そんな大学は数えるほどでした。

現在は青山学院を筆頭に「長距離種目だけなら1部校も粉砕する」2部校の下克上が当たり前に起きているのです。

そんな大学はどいつもこいつも〝長距離バカ〟ですから、短距離や跳躍、投擲種目では超弱小どころか、選手も存在しない場合まであります。トラック&フィールド、陸上競技という全体でみると弱小校だから、2部なのです。

兎にも角にも、関東インカレ、正確には関東2部の長距離種目は世界中、歴史上のどんなスポーツと比べても非常に短い時間で、際立ったレベルアップを遂げています。

跳躍や投擲のように日陰の中で標準記録もほとんど変わらないまま、1部と2部の差もしっかり存在するケジメある種目よりも、世間から注目され理不尽なまでのレベルアップを遂げてゆく方が良いに決まってる、そうは思いますが…。

箱根駅伝のようなメジャーの舞台がある長距離は、マイナーを煮詰めたような種目がほとんどの陸上競技から分離独立して「日本箱根駅伝協会」の管轄下で営利事業を進めるべきなのでしょうか。

全国解放を2024年以降も継続するなら、第二の青学大が地方から誕生するでしょう。

ただ、現在の箱根人気が誰もが弛緩しきってテレビをつけてる正月ムードに乗っかった、内実をともなわないブームであることも明らかです。

「青学が強いんでしょ?」というのはなんとなく知ってても、今年の優勝校を自信を持って記憶している人や、活躍した選手の名前を一人でも挙げられる人がどれだけいるでしょうか?

かつて、新聞やテレビで大きく取り上げられていたラグビー関東対抗戦リーグと同じように、いつか〝狭い庭でしか通用しない競技〟を見せられていたことに多くの人が気づいてしまうかもしれません。
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箱根駅伝出場20校のうちちょうど半分の10校(駒澤大学、創価大学、青山学院大学、帝京大学、国学院大学、東京国際大学、山梨学院大学、神奈川大学、中央学院大学、駿河台大学)が関東インカレ2部校です。

2部校なのにどうして箱根駅伝だけ滅法強いのか?

この10校は漏れなく、大学から潤沢な予算を割かれる〝特殊部隊〟です。

戦後の優勝校は明治大学、中央大学、早稲田大学、日本大学、順天堂大学、日本体育大学、大東文化大学のわずか7校が1991年までの46年間のタイトルを分け合ってきました。

大東大を除くと、いずれも伝統の1部強豪大学。大東大は長距離種目に軸足を置いた特殊部隊、2部降格も経験しましたが1部校に踏みとどまっていました。

今回出場の2部校10校は、短距離やフィールド種目を完全に切り離した(あるいは存在しない)長距離だけなら1部強豪大学をも凌駕するモンスター部活です。

駅伝はインカレ種目にありません。長距離もトラック種目の一部です。そしてトラック種目はフィールド種目とともに陸上競技を構成している、やはり一部です。

長距離選手も短距離選手も、投擲選手も跳躍選手も、大学の陸上競技選手が追求すべき目標は個人と大学のインカレ優勝です。

しかし、この30年足らずで蔓延した長距離に特化したモンスター部活は、大学のインカレ優勝など目もくれず、それどころか1部昇格すら全く考えずに、関東のローカル大会に過ぎない箱根駅伝での露出だけにひたすら集中するという一元的な特徴を持っています。

様々な種目を擁する陸上競技の中から、長距離と箱根駅伝にだけ特化し、全日本の駅伝を「調整試合」と位置づけ、関東ローカルの箱根駅伝に全てのエネルギーを注ぐ。

恐るべき矛盾、何という倒錯でしょうか。

この歪なムーブメントに、箱根駅伝の統括団体・関東学生連合は「インカレ・ポイント」を予選会に導入するなど「箱根偏重」に歯止めをかけようとしました。

モンスター特殊部活が席巻する箱根駅伝に、陸上競技部として頑張っている大学の出場チャンスを広げようということです。

箱根駅伝が日本のスポーツ界で最強コンテンツの一つになったことで、①矛盾と倒錯が渦巻き、②それを抑えようとする動きが具体化しました。

①大学が知名度向上のために陸上競技から分離した「箱根駅伝部」に予算を集中投下。1部校を駆逐するモンスター部活が箱根を席捲。

②箱根路から追放される真面目に陸上競技に取り組む一部校を救済するために、関東学連がインカレピントを導入。

①の矛盾と倒錯について。あまりにも巨大な存在となった箱根駅伝が関東ローカル大会というのは、もはや書類上だけです。青学の原監督のように「全国に〝昇格させるべき〟」という意見はもっともに聞こえます。

歪んだ「箱根駅伝部」が全国的に生まれるだけ、という批判もありますが、少子化で大学受難の時代です。箱根の全国解放は、地方の無名大学が認知度と好感度を上げるチャンスを与え、地方再生の一翼を担えるかもしれません。

一方で、巨万のマネーを生み出すドル箱・箱根駅伝を関東学連が日本学連に譲る訳がありません。関東学連からすると「こっちが努力して育てた箱根駅伝。全日本が人気ないのはそっちの努力不足」という言い分には一理あります。

「箱根駅伝が生み出すお金はどこへ行った?(関東学生陸上に目に見える形で還元しろ)」(大迫傑)というのは正論です。

②については、人気のない陸上競技種目を救済する必要があるのか?という反論があります。

五輪でも不人気種目は削除されます。

たとえば、男子100m走など人気種目の利益をソフトボール救済に使うなんて、バカげています。人気のない種目は消えるべき。日本だけで人気があるのならロビー活動を強化して、男爵どもの頬を札束で叩いて「ソフトボールは聖域」と思わせることです。

人気種目に金と人を集中するのは当然です。「箱根駅伝部は陸上部じゃない。短距離やフィールドにも投資しろ」なんて、共産主義的な思想です。

スポーツは公平な条件で戦うからスポーツです。

予選会のレースで勝ったのに、インカレポイントで負けた、なんてありえません。その試合に全く関係のない大会の成績が結果を操作するなんて犯罪的です。絶対にあってはいけません。ボクシングのキャッチウェイト以下です。

少子化と帰宅部増加で、中高生のスポーツ人口は大きく減少しています。人気スポーツとは到底呼べない陸上競技、その中でもフィールド種目は、いずれ誰もやらなくなるかもしれません。

私たちの時代、国立競技場で開催されていた関東インカレ。まず「サッカーのフィールドを損傷する」という理由からフィールド種目が郊外の競技場に追放されました。

体育倉庫に10年以上も眠ったままの砲丸や槍、ハンマー、ポールなどが老朽化で廃棄されてしまうことも何度か耳にしました。
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新国立競技場の陸上トラックも五輪後、撤去される予定でした。

近い未来「陸上競技」は死語になるかもしれません。

他のスポーツ選手も教えを請う、日本史上で最高アスリートの一人、室伏広治の後継者が現れることも永遠になくなるでしょう。

諸行無常の資本主義の国で、こんなことを書き連ねても野暮なだけです。

競技場からトラックが消え、陸上競技が死語となり、箱根駅伝だけが一年一度盛り上がる。

少し前まで、関東ローカルの箱根駅伝は、世界を目指すランナー育成の障害物の一つと考えられてきました。

しかし、視聴率だけならダントツで日本最高のスポーツになった箱根駅伝のレベルアップは想像を絶する領域にまで達しています。

世界のトラックレースで勝負できる、三浦龍司のような才能も生み出しました。箱根路で燃え尽きるのではなく、五輪やダイアモンドリーグを口にする選手が増えてきたのも、素晴らしいことです。

箱根と世界の距離は間違いなく縮まっています。

陸上競技が死語になったトラックも水濠もない近未来。瀬古利彦ですら「通用しない」と諦めたトラックレースの舞台で、世界をねじ伏せる箱根ランナーが躍動しているかもしれません。
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10代・20代の頃の憧憬は、どんなに年を取っても色褪せません。

私にとって箱根駅伝も、そんな甘酸っぱい記憶の一つです。
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昨日、購入した「Number1042」を読みました。

それにしても。

私たちの時代はアイルトン・セナやマーベラス・マービン・ハグラーやマイク・タイソン、アイルトン・セナ、長嶋茂雄や落合博満…問答無用のメジャーが表紙を飾り、特集していたNumber誌です。

箱根駅伝を完全選手名鑑を付録に付けるまで奉納してくれる時代が来るなんて、当時は考えられませんでした。

90年代初頭まで、大学スポーツの花形は圧倒的にラグビー対抗戦グループでした。Number誌も繰り返し特集していた記憶があります。

六大学を中核とした野球が続き、そこから大きく引き離されて箱根駅伝は3番手(グループ)に埋もれていました。

「対抗戦」「六大学」「箱根駅伝」、この三つの大学スポーツの大会に共通しているのは「関東ローカル」ということです。つまり、大学の中でも地域タイトルを争う大会に過ぎないのです。

「対抗戦」「六大学」に至っては、他の関東リーグに蹴散らされることも珍しくない、関東ローカルのOne of themという局地的な大会です。

ボクシングで例えると、Undisputed Champion(完全統一王者)よりもWBOアジア・パシフィックの方が圧倒的・絶対的に人気がある状況です。いや、それ以下です。

かつてのラグビーがそうであったように、レベルの低いステージが注目されるスポーツは発展しません。世界に通用しません。

箱根駅伝が世界へのジャンピングボードの役割を果たしているかどうかは疑問ですが、以前と比較すると「日本代表」には多くの人材を送り込むようになりました。

ラグビーの「対抗戦」は関東でも一つのピースに過ぎませんでしたが、「箱根」は関東だけならUndisputed 、大学という特性からも日本全国から才能が集まるタレントタンクになりました。

私が大学の門をくぐった80年代末、当時の箱根駅伝は「出場校は15校、今よりも狭き門でした」(大八木弘明・駒澤大学監督)。

この名伯楽の言葉は「15」という数字だけを根拠にした、全くの大嘘です。 

本戦出場の難易度は「20」までエキスパンションされている現代の方が、大袈裟ではなく100倍狭き門です。 

私が現役ランナーの頃は、箱根駅伝を見ていても「こいつ、俺より遅いくせに」という選手を何人も数えることができました。

私は酒は飲むは、練習はしないわ、月間走行距離が300㎞に達したこともない腑抜けランナーでしたが、予選会は100位前後で「俺が10人いたら軽く本戦出場」でした。

これは、いつもの自慢ではなく、それほどレベルが低かったのです。

当時は5000mを15分で走る、大学生としては決して速くない選手が10人いれば予選突破は100%可能でした。今年の青山学院は「26人が13分台で走る」(原晋・監督)そうですから、もはや異世界です。

青学では13分台で走っても関東インカレに出場できないランナーが、23人もいることになります。ありえません。

そして、間違いなく世界最強の長距離大学である青山学院が、関東インカレでは2部校という錯乱の事態が箱根駅伝の暗部の一つです。

甘酸っぱい記憶の箱根駅伝をここまでメジャーにしてくれたのは〝青学的な箱根超偏重主義〟のおかげです。

しかし、それでも、東海や早稲田、順天堂、明治。中央、日体大、法政、専修、国士舘の陸上競技1部校を応援したくなるのは、私が陸上競技部の人間だという意識が、今でもやっぱり、はっきりあるからかもしれません。
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昨日は、仕事を終えてめったにやらない、キャンプ。仕事先の近くにキャンプ場があるからという、短絡的な発想です。

先週、大阪の焼肉屋さんで牛テールの話になり「良かったら送りますよ」と言われたような記憶があるのですが、酔っ払ってたのではっきり覚えてませんでした。

クール便が届いて「あ!」と思い出した次第。
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巨大な肉塊です。よく見ると、引き込まれるほど美しい。

キャンプに誘われ、態度を保留してたのを思い出して、これを振舞ってやろうと参加しました。

レシピが動画で送られてきたテールスープに挑戦。

大量の長ネギと生姜、ニンニク、肉と骨髄から染み出した旨味だけで、塩や醤油は要りません。コトコト煮込む時間がないキャンプでは、圧力鍋が必須です。

午前中は仕事で見れなかった箱根駅伝予選会が行われました。ネットニュースで結果だけチェックしてましたが、キャンプに行った仕事仲間にも見てる人が結構いました。

そんなに人気があるのか、とあらためて驚きです。

30年前は本戦ですら大きな注目を集めることはなく、大学スポーツではラグビー、野球に続く3番手グループ。

当時の大学ラグビー人気は関東の1リーグに過ぎない対抗戦グループに偏ったもので、世界に通用するラガーマンを育てるという視点が欠落した、ラグビー人気ではなく「対抗戦グループ人気」が実態で、対抗戦や大学日本一でお腹一杯になる、薄っぺらいものでした。

それは、今の箱根人気も変わりません。関東ローカルの大会でありながら、全国的な人気を集め、箱根優勝で完結する…非常に酷似したムーブメントです。

ただし、現在の箱根と当時のラグビーの大きな違いは、箱根には予選会があるということです。対抗戦は六大学野球のように固定メンバーですが、箱根は9位以内に入ると来年の出場権を得られますが、再来年の保証は何もありません。本戦9位に入れなかった大学は、予選会に回って出場権を争わなければなりません。

予選会は各校から12人が出走、上位10人の合計タイムを争うシステムです。走る距離は、従来の20㎞から、2018年にハーフマラソン=21.0975kmに変更。

距離が違うので、私たちの時代と単純比較は出来ませんが、関東の大学長距離のレベルは飛躍的に上がっています。

私たちの時代は上位10人の合計タイムが11時間を切ると、本戦出場がほぼ確実のレベルでした。1位通過の大学でも10時間40分前後だったと記憶しています。

1位通過で一人当たり1時間4分、本戦出場で1時間6分。5大会ごとのキレの良い大会では出場枠が拡大され、そのときは11時間10分、1人1時間7分で走れば本戦が約束されていました。

私たちの時代は20㎞ですから、ハーフマラソンよりも約1100メートル短い距離です。

この1100メートル分を3分40秒として加算すると、私たちの時代なら1位通過で11時間16分40秒(1人1時間7分40秒)、本戦出場は11時間51分40秒(1時間11分40秒)で許された計算です。

昨日トップ通過の明治大学が10時間33分22秒(1時間3分20秒)。10位ギリギリで出場権を獲得した国士舘大学10時間45分41秒(1時間4分34秒)。

隔世の感があります。

昨日、涙を飲んだ11位以下の下記24校は、私たちの時代なら余裕で本戦出場できていたわけです。赤文字の大学ならトップ通過もありえました。

(11)拓大 10時間46分36秒
(12)大東文化大 10時間48分8秒
(13)筑波大 10時間48分14秒
(14)上武大 10時間49分29秒
(15)城西大 10時間49分32秒
(16)立大 10時間53分7秒
(17)流通経大 10時間53分21秒
(18)東農大 10時間53分27秒
(19)慶大 10時間54分30秒
(20)東京経大 10時間54分36秒
(21)日大 10時間57分50秒
(22)亜大 11時間38秒
(23)日本薬科大 11時間1分13秒
(24)武蔵野学院大 11時間4分59秒
(25)芝浦工大 11時間5分36秒
(26)育英大 11時間5分48秒
(27)関東学院大 11時間8分11秒
(28)麗澤大 11時間8分38秒
(29)桜美林大 11時間9分33秒
(30)明治学院大 11時間22分4秒
(31)立正大 11時間25分9秒
(32)平成国際大 11時間30分51秒
(33)湘南工科大 11時間40分14秒
(34)東大 11時間46分23秒

時代とともに技術は洗練され、何よりも注目度が劇的に上がれば、レベルが飛躍的に向上するのは当然です。

来年の本戦は第98回。再来年が第100回の記念大会です。かつては東大や慶応は記念大会を狙ってしっかり予選通過していましたが、5年に一度の大会に向けた断続的・短絡的な戦略ではどうしようもないレベルになっている気がします。

優秀な高校生ランナーを「スカウト」して、しっかり「育てる」ことが必須。大前提として、大学側は優秀な高校生ランナーが行きたいと思う「環境と大学としてのステイタス」を作り上げなければなりません。

一切のセレクションをしなかった東大や、かつての慶応のやり方では予選会突破は不可能です。


さて、こんな時間にキャンプ地から帰宅したのはゆっくりジュニアライト級の世界戦を見るためです。

シャクール・スティーブンソンがスターになれるかどうかのリトマス紙は、今でも怪しい色彩を帯びていますが、これから出されるのはレッドカードか?それとも?
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ホテルに宿泊すると、朝刊が届けられます。

全国紙とは限りません。だいたい、一紙だけです。せいぜい一般紙+スポーツ紙とか。

北海道なら「北海道新聞」、沖縄なら「沖縄タイムス」など地方紙が届くほうが嬉しいものです。

今、泊まってるホテルでは、たぶん私の会社から「この人、難しいオッさんだけど活字読ませてたら静かにしてるから」とでも助言したのでしょうか。

ドア前に可愛いワゴンに全国紙とスポーツ紙が乗せられています。

大谷フィーバーに沸く「岩手日報」など地方紙も面白いのですが、今夜は読売新聞から。
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「インカレ」と聞いてピンと来れば、大学スポーツに関心のある向きだろう。

という書き出しで始まる夕刊コラム。

私なんかは「インカレ」と聞いてピンと来ない人など超少数派な世界で生きてきたので、軽く驚きました。

日曜日に終わった陸上競技の関東インカレは、私の仲間内では最も関心の高い年間行事の一つですが、世間の人は「何それ?」なんでしょう。

でも、そうだよなあ、普通。

このブログでも「パッキャオは生きる伝説」なんて平気で書いてますが、パッキャオを純粋想起で知っていたら、ある程度海外ボクシングを楽しんでいる人でしょう。

ましてや「ジュニアバンタム級のビッグネーム、ファン・フランシスコ・エストラーダ」なんて、認知率は1パーセントないでしょう。

関東インカレ。今年で第100回。リング誌よりも先輩です。

つまり「ボクシング暦」では、紀元前から綿々と続く大会なのです。

インカレはインターカレッジの略で、米国でも大学対抗のスポーツ大会で使われるのは知ってましたが、インターハイ(高校総体)が「インターカレッジに模して作られた和製英語」というのも、この記事で初めて知りました。

私たちの時代は国立競技場で行われていた関東インカレ。

しかし、忌々しい球蹴りがもてはやされる時代になると「芝生を痛める」投てき競技がまず別競技場に追いやられ、さらにフィールド競技もトラック競技も国立競技場を追われてしまいました。

私が出場してたのは関東インカレ2部の5000mや10000m、20㎞ロードレース。

ロードレースは国立競技場発着、神宮外苑周回コースでした。

現在、20㎞ロードレース(1部校は30㎞)は1部・2部ともハーフマラソンになりました。

そして、私たちの頃のロードレースは参加標準記録が甘く「トラックの落ちこぼれ」がインカレの舞台を踏めるという種目で、少し複雑な感覚でとらえられていましたが、箱根駅伝のステイタスが沸騰した今は堂々の〝メジャー種目〟になりました。 

私は三流大学というメリットからトラックとロードに出場できましたが、本当に強い選手はそんなことはしません。トラックに集中します。

私も周囲から「トラックとロード両方出るのは良いことじゃない。どっちかに絞れ」とよく助言されました。特に、ロードはトラックよりレベルがガクッと下がるので「入賞もある」と薦められましたが、やっぱりトラックも捨てがたいのです。

ロードシューズも好きでしたが、スパイクは愛してました。ピンまで愛おしかった。ピンやピン回しなどはミルキーの缶に入れてました。高校時代の先輩から譲ってもらったものでした。

そして、ロードレースが好きだったのは、他大学の友人知人が声援を送ってくれるからです。

競技場の中では自分の大学以外の選手に大声で声援は送りにくい、という事情・雰囲気があったのかもしれませんが、なんだかすごく力になるのです。

なんて言ったら、自分の大学の応援に失礼ですが。 




ペロッと書こうと思ってましたが、陸上競技の話は尽きません。
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ちょっと休みでも取って北海道にでも行ってみようかと思ったら、どうやらそんな雰囲気ではない状況です。

まー、でも自宅に引きこもりでも、溜め込んだビデオや本やらを鑑賞しようと思ってましたが、まさかまさか仕事が落ち着きません。

ありがたい話とはいえ、正直、毎晩こんなに遅くまで仕事とかは御免です。

話がガラリと変わりますが、自民党の二階俊博幹事長が東京五輪について「中止もありうる」と発言しました。

単なるハズミで口に出た言葉なのか、中止の方向で具体的な何かが動き出しているのかはわかりませんが、軽はずみでも、すでに動き出してる何かへ伏線を張ったのだとしても、どちらにしても暗愚な発言です。
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東京駅のドーム「大正建築の平成のレプリカ」と揶揄されることがあっても荘厳です。

話はコロコロ変わって、職場近くの銀座界隈に並ぶ高級ブティックって、私には理解不可能な商品が売ってたりします。
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これなんかもそうです。↑

いくらするのかわかりませんし、興味もないので店員さんに聞く気もありませんが、ナイキの厚底シューズより遥かに高そうです。

厚底の一番高いやつが5、6足は買えそうです。

「明日からこれを履け」と言われたら、私にとっては罰ゲーム以外の何物でもありません。

フェラーリに乗りたい気持ちはわかりますが、ヴィトンの派手なスニーカーは履きたくありません。

高級ブランドは興味もないし買う金もありませんが、海外からのお土産でもらったロンズデールのカーディガンと、エバーラストのパーカーはお気に入りです。

同じ人からの頂き物ではなく、しかも2人とも私がボクヲタなことは知る由もないのに、包み紙を取って箱にロンズデールやエバーラストのロゴが目に入ると「ボクシング好きなの知ってるのか?」と、すこしドキッとしました。

「これ、何のブランド?」とカマかけると2人の答えはおなじで「知らないスポーツブランドだけど似合いそうと思って」と、ボクシングファンにとってはこれ以上ないお言葉をいただきました。

1人は英国、1人は米国から昨年日本に急遽戻されてしまったときのお土産で、2人は別会社、知り合いではありません。

別々にお会いしたとき、ほとんど同じ時期にいただいたので、ちょっとびっくりしました。

「初めて見るブランドだけど好みやなあ」と、ちょっと後ろめたい嘘を吐いた私に、2人はやっぱり同じことを言いました。

「御礼は要りませんから、今度2人で飲みに行きましょう」と、これまたありがたいお話。

人と飲むのはあまり好きではなく、大概お断りするのですが、このお二人は数少ない例外です。

何で、こんな話を書き出したのかなと思い返すと、月曜日の仕事で「タバコのつぎは間違いなくお酒」と、アルコールが欧米先進国で急速に「駆逐すべき悪」になりつつあるということが、一つのテーマとして挙げられたからです。

ソーバーキュリアスという言葉は知っていましたが、若者の間で世界的に広がっている傾向だとあらためて知らされました。

お酒をご一緒したことはないものの、私がお酒に詳しいことをご存知の方も多く「この仕事、三島さん(私のことです、もちろん仮名)に頼むのおかしくないか?って大笑いしたんですよ」と、大笑いする面々に「大笑いしたじゃなくて今、爆笑してますよ。大きな声で笑うのはタブーでふからね、今」と私。

パーテーションでテーブルを区切った会議室でお昼はお弁当。ちゃっかりビールも用意されていました。 
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「こういうこと言うとちょっとあれなんですけど、厚底に変えたのが大きいかなと思います」。

先月28日に開催されたのびわこ毎日マラソンで2時間7分27秒を記録、自己ベストを8年ぶりに47秒更新した川内優輝の言葉です。

それまで薄底シューズにこだわってきた川内でしたが、周囲が厚底で続々と好記録をマークするのを見て、今回はスポンサーのアシックス製の厚底を履いて走ったのです。

先発のナイキと同様にアシックスの厚底もカーボンプレート(ブレード)をソールに内蔵しています。
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カーボンプレートがしなって反発するために必要なスペースを確保するには、厚底しかありません。それが厚底の正体です。厚底が優れているのではありません、しなって高反発を生み出すカーボンプレートが優れているのです。

分厚いソールが走りに有利に働くことはありません。ソールに仕込まれたプレートがしなって反発する推進力が、とんでもないアドバンテージをもたらすのです。


「薄底で過去の自分を超える、とか悠長なこと言ってられなくなった」。

川内の焦りが、あのシューズの威力を如実に物語っています。

最後の大会となったびわこ毎日は絶好の気象条件に恵まれ、有力選手も集まったことから好記録が期待されていました。

日本人初の4分台(2時間4分56秒)に斬り込んだ鈴木健吾の優勝は、1人の個体が才能を爆発させたと考えると、全く驚くべきことではありません。

しかし、日本勢4人が6分台、9人が7分台、サブ10に至っては40人と、一部の選手だけが好記録をマークしたのではありません。

世界的にも空前絶後のハイレベルな大会になったことには、驚くしかありません。

気象条件の他にも何かの理由があるはずだ、と思ってしまいます。 

そこまで劣悪な条件ではなかった前回大会の優勝はケニアのエバンス・チェベトで、7分台。サブ10の日本人は1人もいなかったという現実を顧みても、今回の〝空前絶後〟を気象条件や有力選手が絶好調で臨んだ、という〝たまたま〟で理由付けするのは無理がありすぎます。

川内の言葉を借りるまでもなく、もはや、履かなきゃ損、という次元の話になっているのです。

厚底が、内蔵されたプレートによって、従来のシューズでは全く期待出来ない強力な推進力を得ることにあることは明らかです。
バッド
本当の天才はスパイクなんて履かないのだ。これでいいのだ。

陸上競技ではスパイクはもちろん、タータントラックや、棒高跳びのグラスファイバー製やカーボンファイバー製ポールなど、さまざまな革命が記録を劇的に向上させてきました。

他のスポーツでも選手の肉体能力以外の問題で、記録が飛躍的に向上することは珍しいことではありません。

野球における金属バットや圧縮バット、飛ぶボールやラッキーゾーン(ホームランテラス)も従来の記録を大きく塗り替える革命でした。

英国SPEEDO社が開発した、魚のような流線型に人体を締め上げる水泳のレーザーレーサーも革命的なギアでした。

まあ禁止になったのもわかります。フンドシで泳げとは言いませんが、一般のスイマーが買えない、一人で着ることができない水着って、やっぱりおかしいです。

サッカーで精度の高いキックが増えているのは、単なる技術向上だけではありません。ボールがよりコントロールしやすいように、日進月歩の進化を続けていることも大きな理由です。
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ボールを包むパネル数が少なくなり、手縫いから熱融着で完全防水、コントロールしやすくなるとともに、雨や湿度などでボールの重さが変わることもなくなりました。

スポーツファンは、アスリートの肉体以外の側面から一気に進化が進むことに、どうしても抵抗を覚えがちです。

カーボンプレートという強力なバネを内蔵したシューズは行き過ぎ感を覚えるものの、タータントラックや、グラスファイバーの棒高跳びポール、スピードスケートのスラップスケートなどがもたらした大革命と大差ありません。

ゴルフのクラブやボールの進化に比べると可愛いもんです。 



しかし、もし。このカーボンプレートの反発を助力とする特殊なシューズをナイキではなく、アシックスやミズノが開発していたなら?

国際陸連は採用したでしょうか?

ブレードが着脱するスラップスケートはオランダのメーカーが開発しましたが、それが日本や韓国のメーカーだったとしたら?

果たして世界は「画期的な発明」と受け入れたでしょうか?


日本メーカーは「それが採用されるなら我々も研究・開発してたけど…」と、複雑な気持ちかもしれません。

日本メーカーが開発しても「ブレードが着脱するスケート靴なんて認可できるか!」「厚底に仕込んでるプレートってあからさまな助力ですね?却下します」というやり取りしか想像できないのは、ひねくれ者の被害妄想でしょうか…?


陸上競技などの記録はファンを惹きつけるわかりやすい魅力です。

原始人が走ったり投げたり跳んだり、泳いだりしているわけではありません。

時代とともに、ギアが注目され、アスリートがモーターレースのドライバーのような立場・色彩を濃くしてゆくとしたら、それは人類の進歩と同調することでもたらされる喜ぶべき発展です。

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しかし…。

「こういうこと言うとちょっとあれなんですけど」…個人的にはやっぱり厚底、納得できません。

後輩が「履こうかどうか迷ってる」と相談に来たら絶対に「試してみろ」と言いますが…。

自分が現役ではない、無責任なロマンを追いかけることが出来るからですが、全く歓迎できません、厚底。見た目も格好悪いし。


こんな近未来が、待ってるかもしれません。
 

「7枚プレート解禁で世界記録は1時間50分斬り、日本人も大挙して2時間を切る!国際陸連は来年を目処に10枚プレートを承認する見通し!」なんて時代が到来…。

スタートラインに並んだ選手の足元を見た解説陣が「厚底が最初に出てきた時はソールの厚さにビックリしたものですが、昔の厚底は今じゃペラペラの薄底ですよ!」「まー、7枚もプレート仕込んだらそりゃ高下駄みたいになりますよね〜」。
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ローマのアッピア街道を裸足でひたひた走るアベベ・ビキラ。

タータントラックをスパイも履かずに疾走したゾーラ・バッド。

彼らに厚底を履かせたら、どれほど速かったでしょうか?

あるいは、厚底の高速ランナーが裸足でアッピアの石畳や、スパイクを脱いでタータントラックを走ることなんて出来るでしょうか?
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札幌から横浜に居を移して、なぜだか近所付き合いが濃密になっている日々…。

子供と遊ぶのは嫌いじゃないですが、近所付き合いは苦手です。

今日も、勉強会の後、親御さんたちと簡単にお話し。
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そして、箱根駅伝の話題に。

そこで、あからさまに創価大学推しのお母さんがいて、創価学会の話もポロポロ。

結構何でもあけすけと聞く方ですが「創価学会の方ですか?」とは聞けませんでした。子供達もいたからかな。

個人的に創価学会(等)とは距離を置いているのですが、そんなことはなかなか口にできません。

実は、仕事関係で宗教や政治団体からの依頼もあって受けることもあって、それは100%が宗教や政治関係の内容じゃないのですが、それでも必ず前契約で「仕事を離れた宗教・政治への協力は現在も今後も一切しません」という書類を交わしています。

ただ、普段お付き合いしてる方々にそういう関係の方がいるかどうかは、わかりませんし、宗教や政治団体の方でも勧誘をしなければ別に普通にお付き合いするつもりです。

うーん、創価学会の方って世の中にどれくらいいるんだろうか。きっと、創価学会が発表している数字はだいぶ盛ってるんでしょうが、結構いそうです。



ああ、もちろん、こんなことは悔しい結果となった創価大学のランナー達とも関係ありません。

「目標は大きく3位」ということだったそうですから、往路優勝で2位というのはあの展開じゃなければ万々歳でした。

アンカーの選手を責める人は誰もいないでしょうが、選手は辛い、申し訳ない気持ちでつぶされそうになったはずです。

まあ、でも、とにかく大、大、大健闘でした。
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井上尚弥話と違って、全く食いつきの悪い「野球部バカ中学生と受験」の話です。

さっきまで一緒に勉強してた場に、大手予備校の講師の方も顔を出していて、今年の大学受験についていろいろお話しされました。

ときどき勉強を見てる野球部のお兄さんが大学受験で、その予備校に通っていて、そこの模試やテキストなどの問題について何度か質問を受けてました。

英語の問題で「この模範解答は間違い」と指摘したことで、お礼と球拾いでもなんでも野球の練習を手伝わせて欲しいとなったのです。

今年からセンター試験に代わって実施される「共通テスト」についても「非常事態宣言が発令されても実施はされるし、そうでなきゃいけない」というお話と、記述式問題の採点がいかに手間がかかって難しいか、採点ミスや模範解答でミスが起きやすいかということ(言い訳ですな)を滔々と語られました。

常識的に考えて60万人の一斉テストで記述式を導入するというのは、相当なノウハウが求められます。

共通テストの目玉は、これまでセンター試験で試されることのなかった記述式問題の導入でしたが「採点者が実施数か月前まで確定しない=採点基準の徹底が難しい」「採点ミスのリスク」「自己採点との不一致率の高さ」の3点を主な理由に見送られてしまいましたが「それ3つとも、最初からわかってたよね?」って話です。

「受験生はそれまで記述式対策をしていて予備校や塾もそれに向けた準備を進めていたのに、それが全部無駄になる」。

勉強という大きな立場からは無駄なんてないのですが、ぶっちゃけ受験生は志望校合格だけを目指してるわけですから、徒労感は相当だったと思います。

さらに、共通テストは近所の学校施設などで実施するにしても、二次試験はどうなるのか?というのは不透明なままです。

そのお兄さんは大阪の大学を第一志望にあげているのですが、二次試験は当然大阪に行かなければなりません。地方から東京に来るケースはもっと多いでしょう。
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10代の受験生が振り回されるというのは本当にかわいそうです。

文部科学省のお役人もみんな元受験生で、誰よりも繊細で心配な気持ちを理解出来るはずなんですが、国家公務員ってのはどうしようもありません。

子供が学校の先生をやってるので、批判しにくいですが、公立の先生は能力も意識も非常に低い人が多いです。もちろん、優秀な方もいるのでしょうが。

その予備校の講師の方は「公立の先生は卒業した大学のレベルが低いから能力が低いのは仕方ない」と言いますが、先生なんて意識が高けりゃやって行けるんです。生徒より賢い必要もありません。ただし、能力も意識も低いともう、どうしようもありませんが。
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今しがた終わった、箱根駅伝予選会。

遙か太古の大昔、当時はハーフマラソンではなく20㎞競走でした。

そういえば、給水ポイントも事実上ありませんでした。

大学スポーツではラグビーが図抜けて圧倒的に人気で、メディアの取り扱いも別格でした。

そのラグビーからだいぶ引き離されて六大学野球、さらに引き離されて箱根駅伝、というのが30年前の大学スポーツ人気ベスト3でした。

箱根駅伝は「人気」と呼ぶにはちょっと憚られる感じでした。ましてや予選会なんて真夜中にCSで録画放送される程度でした。

それが、今やかつてのラグビーも凌ぐ、視聴率だけなら全スポーツ最強のコンテンツになったのですから隔世の感があります。
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最近の日本経済新聞「NEXTストーリー厚底革命」から私見を交えて…。

箱根駅伝のオフィシャルスポンサー(一業種一社)のスポーツ用品企業枠はミズノが契約しています。

当然、各大学へ優先的にアプローチする機会が何らかの形で与えられるはずです。

長年、アシックスが〝帝国〟を築いていた箱根の足、というよりも陸上競技の足を支えてきました。

しかし、「脱・野球」を掲げ「箱根スポンサー」を勝ち獲ったミズノは、一時5割以上の選手が箱根路で同社のシューズを履いたそうです。

しかし、2017年からナイキの「厚底革命」が巻き起こり、シェアは半減。昨年はついに10%も割り込んでしまいました。

「打倒ナイキ」の切り札は、野球やゴルフで培った技術の蓄積がある高反発素材。

高校時代まで握っていた金属バットの中でも「ミズノはよく飛ぶ」というのはほとんどの選手が実感していました。

金属バットに革命をもたらした「ビヨンドマックス」の〝シューズ版〟を作る、というのがミズノの狙いです。

「高反発の素材は脆い」という当然の摂理をどう乗り越えるか?

「暴れ馬のような素材」を手なずける悪戦苦闘の日々が続きました。

そして、完成した「ミズノ エナジーコア」。今年の箱根駅伝では7人のランナーがこのプロトタイプを履き、何もデザインされていない真っ白いシューズが「あれはどこのシューズだ?」と話題になりました。

そして、今年7月に「ウェーブドュエルネオ」としてついに公式通販サイトで市販されます。

2万5300円という高価格にもかかわらず、わずか1時間半で売り切れと言いますが、何足売れたのかは不明です。

競争が激しくなるのは悪いことじゃありません。
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