The Unicorn's Breath

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カージナルス戦の先発は1番に中堅トミー・エドマン、DHにはアレックス・コール、大谷翔平は「上腕二頭筋と首への違和感」から欠場しました。

野球の常識を木っ端微塵にしてみせたユニコーンはNPBで5年、MLBで7年目。今回の不振は最も深刻なものに思えます。

「投げた翌日はかなり疲弊している。身体中が硬直してまともな運動ができない。大谷さん見てると疲れてないよう。打者として本塁打を打つ、考えられない」(江川卓)。「僕も投手として野球に全てを捧げてきたつもり。それでも時間が足りなかったのに」(川上憲伸)。「こんなの(二刀流)なんて絶対に無理。打者に専念する」(ベーブ・ルース)。

大谷翔平がやってのけたことは、まともな人間の肉体ならその負荷に耐えられないような神業です。

自分の口座から30億円近い金が盗まれていても気づかない、数えきれないほど制作されたドキュメンタリーや特別番組にもビデオレターで参加したら良い方、優勝後に喜び合う選手の輪の中で妻に「もう帰る」と言い放つサイコパス…間違いなく狂人です。

その次元まで野球だけに集中していないと不可能なことを、彼は12年も継続してきたのです。

NPBでも来年からセ・リーグがDH制を採用。投手が打席に入ることはなくなります。「投手に打たれたらダメですよ」なんて解説も聞けなくなるわけです。

MLBでは2020年に〝大谷ルール〟が定義され、ほぼ全ての球団が育成に挑戦しました。しかし、あれから6年以上経過しても、リアル二刀流出場はもちろん10試合以上登板・10試合以上野手のTwo-Way Player ですら1人も生まれていません。


大谷翔平は偉大なパイオニアにもなれないまま、文字通りユニコーン(唯一無二の存在)として孤独な戦いをこれからも続けていくでしょう。