高校野球、盛り上がってます。その温度はやはり、地元である近畿圏の方が高いように感じられます。

なぜか野球がない高校総体の陸上競技も面白かった。

競技レベルに関係なく楽しめるのはスポーツの持つ大きな魅力でしょう。MLBや五輪の超人パフォーマンスに驚くだけでなく、若さ剥き出しで緊張に飲み込まれそうになる高校生の姿に感情移入してしまうのは、それなりに年齢を重ねたおかげかもしれません。

高校時代の私は、同年代の選手が活躍する眩しさを直視するにはあまりにも幼稚でひねくれていました。





青森山田、野球をよく知っています。見事な逃げ切りでした。

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さて、宮城県の高野連で「補殺」「刺す」「犠打」といった〝物騒な〟野球用語を見直す検討委員会を設置したそうです。


「くだらなすぎて何も言えない。そんなことよりどうやって野球人口を増やすかとか、もっと他に考えるべきことがあるでしょう」(江本孟紀)というのが多数意見です。

一方で、海の向こうのNFLではロングパスを指すBomb(爆弾)や、クォーターバックを急襲するBlitz(電撃戦)といった戦争を連想させるMilitary metaphor=ミリタリー・メタファー(比喩表現)を自粛。

戦闘を仮想するeスポーツ(対戦型ゲーム)の大会でもkill(殺害)という言葉を排除する流れが決定的になっているそうです。

宮城県高野連では、日常的に「殺」や「死」「刺」という過激な言葉を繰り返し使うことで、子供たちの意識のハードルが下がってしまうという心理的なリスクを配慮したということですが、これはどうなんでしょうか?

さらに「DeadやSacrificeなど表音文字の英語に比べて、死球や犠牲という言葉は、表意文字である漢字は生々しさが突出している」ということですが、正気か?です。

Deadなんて「死」そのもので、Sacrificeに至っては「生贄」の意味も多分に含んでいます。「生贄バント」という表現なら微妙ですが、「犠打」は全く問題ないでしょう。

とはいえ…ここまで世知辛い世の中になってしまいました。

私のように「死球」「盗塁死」という言葉から、子どもたちの「死」や「盗」への意識が軽くなってしまうなんて、そんなバカなことがあるかッ!ボケッが!!なんて口にしてしまうと、言葉狩り、魔女狩りの格好の標的にされそうです。

そのうち、選手が死球や盗塁死、刺殺なんて言葉を使おうもんなら、その高校は1年間の公式戦出場停止とかになるかもしれません。高校球児は気をつけろ!…球児だけじゃないな、全体責任とか言い出しそうだからその高校の生徒たち、関係者も注意徹底しなければなりません。


サッカーでも延長Sudden Death(サドンデス)方式がVゴール、ゴールデンゴールに差し替えられたことがありました。

言葉狩り、実に面白いなあ。こんなことを真剣に考えてるんだもんなあ。


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翻って、我らがボクシングです!!!

選手の渾名で、バーナード・ホプキンスらのExecutioner(死刑執行人)や、より具体的なマニー・パッキャオのMexecutioner(メキシコ人死刑執行人)にDestroyer(ぶっ壊し屋)、ガーボンタ・デービスらのTank(戦車)、Bomber(爆撃戦闘機)はジョー・ルイスのBrown Bomberにデオンティ・ワイルダーのBronze Bomberなどなど、大きな爆発力を持つTNT火薬も定番中の定番です。

ジャック・デンプシーのManassa Mauler(マナッサの人殺し)のMauler、ヘンリー・アームストロングのHomicide Hank(殺人ハンク)のHomicide なんかもよく見る言葉です。

虐殺を意味するSlaughterやMassacre、Annihilate(殲滅)、Demolish(粉砕)、Destroy(破壊)なんて言葉も一方的な試合の記事で、当たり前に目にする基礎単語。

物騒な言葉や、ミリタリー・メタファーのオンパレードです!

そして、インタバルになるとなぜかリングに腰を振って現れる露出度満点のセクシーなラウンドガール…。

ボクシングなんかを見たり読んだりしていると、殺人や残虐な暴力、戦争に対する意識の防波堤が完全に決壊、殺人鬼や強盗犯を大量生産してしまうんです、きっと。マイナースポーツで幸いでしたわ。



プロボクシングに世界的な統括団体が無くて本当に良かった、マイナースポーツで良かったなんて感じることはまずありませんが、メジャースポーツがどんどん世知辛くなっていくのを目の当たりにすると、そんな思いにも駆られてしまいます。

プロボクシングの統括団体が宮城県高野連でなくて本当に良かった!

ヘンリー・アームストロングはHomicide Hank(殺人ハンク)ではなく、Playful Hank(わんぱくハンク)とかに書き換えられるとこでした。



女子高生たちも直射日光にあたって火傷するほど熱くなった管楽器なんて捨てて、もっと涼しい格好で、ジュリアナ扇子でもヒラヒラさせて応援するのもありですな…なんて、春先に会社の酒席で酔っ払ってると「それ、公式の場では絶対に言わないでくださいね、冗談抜きで」と思いっきりクギを刺されたのでした…。それくらいエエやろ、許容範囲やろ、普通?