先週、開催された「MMA returns(昔の名前で出ています)」のメインイベント。 ロンダ・ラウジーとジーナ・カラノは17秒で終わった試合時間の何十倍もの時間を抱き合い、涙を流して互いを称え合いました。

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MVPの共同創設者、ジェイク・ポールとニキサ・ビダリアンは連名のプレスリリースで「世界中で1240万人以上の視聴者がNetflixでライブ視聴、ラウジー対カラーノ戦では視聴者数が1700万人近くに達し、史上最も視聴されたMMAイベントの一つとなった」と報告しました。

時間がかかる独自選手の育成をガッツリ省略、UFCの契約していない元UFCのスーパースターを札束をばら撒いて集めたNetflixらしいイベントでした。

Netflixがボクシングでも手掛ける茶番劇路線はいまや最も大きな興行になりつつあり、もはやこの競技がスポーツではないという現実を突きつけられているようで少し悲しい気持ちにもなります。

そんなこと言い出しても仕方がありません。



話を戻して、ラウジーとカラノのハグを見て、すぐに思い出したのは、WWEのイヨ・スカイとアスカの抱擁でした。

「あの空間と時間には、男は入り込めない」と慄いたのは、私だけではないでしょう。

ラウジーvsカラノ、イヨとアスカ。そこには「モハメド・アリvsジョー・フレイジャー」の15ラウンド45分間の掛け値なしの死闘とは全く違う「井上尚弥vs中谷潤人」の12ラウンド36分間のパンチ交換(950発=井上474発/中谷476発)とも異なる、彼女たちだけの思いのたけが溢れていました。


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そして、競技レベルこそ違えど共通していたのは、互いの存在証明をナイフのようにして相手の喉元を狙う試合だったということです。

そして、彼女たちは見事に自らのアリバイを証明して見せました。

21世紀も4分の1が過ぎ〝我らの時代〟は〝女だけの世界〟に突入したのかもしれません。