ゲレーロJr.の涙を見て、こっちも泣けてきました。

「大谷まで回せ!」と日本のファンが祈っていたロハスに、トロントの守護神ジェフ・ホフマンがまさかの同点ホームランを浴びてしまいました。

ブルーはやるべきことをやって敗れました。ドジャースは山本由伸を火消しに起用するスクランブル。

ゲレーロJr.を筆頭に、主軸がしっかり仕事をしたトロント。一方のLAは大谷翔平の火力は相変わらずムラっけが目立ち、ベッツとフリーマンのバットは湿ったまま。

普段通りの野球が出来ていたのは、誰が見てもトロント。決戦のGame sevenでも悲劇の間際まで、ブルーが主導権を握っていました。


2025 World Series: Game 7 win cements Dodgers’ dynasty

ESPNは「ドジャースがワールドシリーズ・ゲーム7を制して王朝を確立した」と報じましたが…。

ーーーいやいや、そこまで強くなかったです。最後の最後までヨレヨレだったじゃないですか!



In a World Series finale for the ages, Dodgers cement their dynasty in win over Blue Jays

ロスアンゼルスタイムズも「歴史的な激闘を制してブルージェイズを倒したドジャースは絶対王朝を確実なものにした」。

ーーー救援陣が壊滅、勝利の方程式を最後まで見つけることのできなかったチームが「王朝」なんてありえません。ドジャースは不完全なチームでしたが、非常に運が良かった。



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【左の画像】まさかの敗北に父親にしがみついて泣きじゃくる少年(トロント・スターから)


トロントがニューヨークを粉砕し、ロスアンゼルスまで打ち倒していたら…。米国の東西に君臨する悪の帝国二つをねじ伏せ、永遠に語り継がれるカナダのスポーツ史上最高の物語が完成するはずだったのに…。


Blue Jays' World Series run ends in heartbreak

The Toronto Blue Jays lost to the Los Angeles Dodgers in Game 7 of the World Series, ending their magical season.



カナダで最大の発行部数を誇る日刊紙トロント・スターは「ブルージェイズの快進撃は悲劇的な幕切れで終わってしまった。最終決戦のゲーム・セブンでドジャースに惜敗、トロントの魔法が解けてしまった」。

ーーーヤンキースとドジャースを撃破して世界一。現在のMLBで、いや、現在のスポーツシーンでこれ以上の物語はあり得ません。

最高の物語を完成させるのに必要なアウトは、あと2つだけだったのに…。


Blue Jays World Series recap, highlights: Toronto’s magical season ends with heartbreaking extra-innings loss to Dodgers

国営放送Canadian Broadcasting Corporation(CBC)は「ワールドシリーズの総括とハイライト:ドジャースに延長戦でまさかの敗北。トロントの魔法の季節が終わってしまった」。

ーーートロント・スターもCBSもMagical Season(魔法がかかったシーズン)と表現した、今年のブルー。

昨年、ア・リーグ東地区でヤンキースに20ゲーム差をつけられ最下位に沈んだトロントが、カナダ中に大旋風を巻き起こし、そのヤンキースを飲み込み、ドジャースを崖っぷちまで追い詰めたのですから「魔法」と呼んでも全く大袈裟ではありません。



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多くの日本人選手が出場して例年以上に注目して観戦した今年のポストシーズン、いやあ面白かった!!!



最後に…「永遠に語り継がれるカナダのスポーツ史上最高の物語が完成するはずでした」なんて書いてしまいましたが、二つ訂正させてください。

まず、敗れたとはいえ、トロントのマジカル・シーズン2025は永遠に語り継がれます。彼らはとにかく、素晴らしかった!

そして、26歳のゲレーロJr.たちが主人公の物語は、まだまだ終わっていません。