
来年、井上尚弥と中谷潤人が日本最強決戦の舞台で雌雄を決します。
欧米での関心が非常に低い階級だけに、マニアの注目度は高いものの、ポテンシャルオッズはほとんど見当たりません。
skybetやpaddy powerは井上尚の勝利が3/10(1.3倍)、中谷13/5(3.6倍)と明白にモンスター有利ですが「中谷に分がある」という見方も多く、実際のオッズが立ち上がればもっと接近した数字になるはずです。
そして、テレンス・クロフォードとオレクサンデル・ウシクの動向にも左右されますが、このビッグファイトの勝者がPFP1位の座をつかむ可能性があるばかりか、2026年のFighter Of The Yearの最有力候補に躍りでるはずです。
2020年代ディケイドのPFPでも勝者が1位は難しいかもしれませんがトップ5には数えられるのではないでしょうか?
というわけで、まだ丸4年を残している2020年代ですが、このディケイドのPFPを独断と偏見で考えてみます。
PFPは何の権威もない妄想のお遊びです。一部のお馬鹿さんたちが唱える「(販売不振と経営難とスキャンダルにまみれた)リング誌のPFPには権威がある」というのは、なんとも矛盾に満ちた非常に面白い言葉です。

Boxing’s Pound-For-Pound list is already a mythical, mercurial concept given to contention and conflict.
その前に…1960年代PFPから2000年代までの5つのディケイドのトップ5を、リング誌90周年特集号(2012年2月号)から振り返ってみましょう(実際には10位まで発表されています)。
◾️1960年代◾️
①エデル・ジョフレ
②モハメド・アリ
③カルロス・オルチス
④エミール・グリフィス
⑤ファイティング・原田
※原田は超軽量級がフライ、バンタム、フェザーの三つしかなかった時代に、史上初の2階級制覇(もちろん、いずれもUndisputed champion)。それだけでもトップ10確実の偉業ですが、原田には「ジョフレに勝った唯一の男」という称号まで加わるのです。
「誰に勝ったのか?」という問いかけの前には、井上尚も中谷も原田に追いつくことは永遠に不可能かもしれません。
◾️1970年代◾️
①ロベルト・デュラン
②カルロス・モンソン
③ホセ・ナポレス
④アレクシス・アルゲリョ
⑤ミゲール・カント
※⑩位に具志堅用高。このディケイドは⑤カント(フライ級)、⑥ウィルフレド・ゴメス(ジュニアフェザー級)、⑦カルロス・サラテ(バンタム級)、そして⑩具志堅(ジュニアフライ級)とジュニアフェザー級以下から5人が雪崩打った「いかにもPFP」な10年間でした。
井上信者の中にはいまだに「PFPは軽量級に厳しい」となんの根拠もなく盲信している人がいそうですが、大間違いですよ。
◾️1980年代◾️
①シュガー・レイ・レナード
②マービン・ハグラー
③サルバドール・サンチェス
④マイケル・スピンクス
⑤トーマス・ハーンズ

※トップ5のうち3人、①レナード、②ハグラー、⑤ハーンズがFOUR KINGS、残る1人のデュランは70年代の①位。液状化するはずの後世でこの高評価ですから、あのラウンドロビン(総当たり戦)がいかにスペクタクルであったか、当時を知らない人にも想像していただけるのでは?
10年後、20年後…いや5年後ですらクロフォードがどんな手の平返しにあっているか、想像するだけで可哀想になってしまいます。
クロフォードのキャリア、マッチアップには小さな小さなスペクタクルしか認識できません…早く、旬の本当に強い相手と戦わなければならないのですが…。
◾️1990年代◾️
①パーネル・ウイテカー
②ロイ・ジョーンズJr.
③ジェームス・トニー
④イベンダー・ホリフィールド
⑤フリオ・セサール・チャベス
※チャベスは80年代でも⑥位にランクイン。ロイも00年代の⑦位と、ディケイドまたぎで活躍したファイターは。この手の評価では不利です。
◾️2000年代◾️
①マニー・パッキャオ
②フロイド・メイウェザー
③バーナード・ホプキンス
④エリック・モラレス
⑤ジョー・カルザゲ

※80年代の偉大なラウンドロビンが軽量級で具現化されたのが、この時代です。①パッキャオ、④モラレス、⑥ファン・マヌエル・マルケス、⑧アントニオ・マルコ・バレラ…なんとトップ10のうち4人が〝パッキャオと愉快な仲間たち〟という狂気の10年間でした。
ちなみに⑩位にポンサクレック・ウォンジョンカムの名前も。
ーーー2010年代はリング誌の販売不振と経営難がさらに深刻化、多くの企画がリストラの憂き目に遭ってしまいます。
そんなわけなので、2010年代は独断と偏見で考えます…!
コメント
コメント一覧 (1)
12月にエルナンデス一掃してオッズが縮まることは誰の目からも明らかでしょう
井上がもしピカソに手を焼いたらオッズ逆転もあり得る
フシ穴の眼
が
しました