彼女は北海道中川郡幕別町で1994年5月22日に生まれた。

私の娘と全く同じ誕生日なので、彼女の誕生日も忘れることはない。





きょう長野市エムウェーブで行われた全日本距離別選手権最終日。

彼女は1500メートルで10年連続10度目の優勝を果たした。


あと100日に迫ったミラノ・コルティナ五輪へ向けて、彼女は両足のブレードを研いでいる。


それにしても。

どうして、彼女は挑戦するんだろう、挑戦し続けるのだろう?

彼女が氷の上に残した忘れ物など何もないはずだというのに。

いまさら、何を証明しようとしているのか?

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不吉なことを言うつもりはないが、彼女はイタリアで失望の涙を流す。



「一筋縄ではいかないんだろうなという感じがある。めげずに向き合っていきたい」という彼女の言葉は、世界で戦うパフォーマンスが出せない現状を自覚しての本音だろう。

「1500mの金メダル」ではない。

また「死に場所を探している」というのでもない。



高木美帆はロベルト・デュランやマニー・パッキャオのような純度100%のファイターなのだ。


往生際の悪いファイターほど面倒なアスリートはいない。

ハッピーエンドではない最後が待ち構えているのをわかっていながら、私たちは応援し続けるしかないのだから。