わたし、酒に関しては〝原理主義者〟です。

大吟醸、吟醸にはこだわりませんが、純米酒であることには、ちょっとこだわります。

少し前に山田さんからいただいたコメントが、どこか気になってました。


1. 山田 2025年06月09日 18:41

純米酒や吟醸酒も美味しいですが、蔵人が自分で晩酌する為に作る普通酒は真に蔵の味です。是非楽しんで下さい。
  

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「清酒 八海山」…「いい酒をより多くの人に」をかたちにした、八海醸造の真髄のお酒です。普通酒でありながら原料米を60%まで精米し、低温発酵でゆっくりと丁寧に造っています。淡麗なすっきりとした飲み口で、料理のじゃまをしません。公式HPから


「原料米を60%まで精米し」とはいえ、アル添です。「アル添」とは、自然な醸造を人工的に早めるため醸造用アルコールを添加した酒のこと。

アル添は、戦後の米不足を背景に濫造された三増酒の名残りとされていました。

三増酒は米を原料に造られた原酒に、通常の2倍の量の醸造アルコール、糖類、酸味料などを加えて酒の量を3倍にかさ増しした「醸清酒」の略称。

アル添にアルファベット団体、「アル」が付くのはロクなもんじゃありません。

私の愛する大阪の秋鹿酒造や埼玉の神亀酒造が純米酒だけを頑なに作り続けていることも「日本酒は純米酒に限る」という信仰につながっていました。

アル添の多くが〝かさ増し〟目的ですが、そうではない日本酒も存在します。

ワインでも有名なシェリーやマデイラ、ポートワインはアル添、いわゆる酒精強化ワインです。

というわけで、有名な八海山の普通酒「清酒 八海山」です。立ち食いそばの「よもだそば」で提供されてるのもまちがいなく、コイツです。

まあ、普通に美味い。ですが…。そしてコスパが抜群というのも素晴らしいですが。




このブログでソフトクリームPFPを展開していた頃に山田さんから「(新潟の)佐渡乳業のソフトクリームが一番美味い」という意味の、コメントをいただきました。

「新潟のソフトクリームなんて聞いたことない、新潟はコメだけ作っときゃええねん」と、北海道勤務が長い(といっても6年間)私は「新潟が乳業を語るのは1兆年早い」と思っていました。

その後、有楽町にある新潟のアンテナショップで販売されたバターやソフトクリームが「半端なく美味い」と会社で人気があることもあって、「コメだけじゃない酒もある」(結局コメなんだが)新潟への畏敬の念が膨れ上がっていたのでした。


とはいえ、やはり純米酒が美味しいと思ってしまいます。「アル添=悪」が染み付いているのでしょう。

では…よもだそばに「純米大吟醸 八海山 金剛心 浩和蔵仕込」があれば、頼むか?となると頼みません。美味しさはシチュエーションによります。

誰と飲むか、いつ飲むか、どこで飲むか。

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国立競技場脇のアスリートの敵…いやいや憧れの一杯、ホープ軒。

酒飲んだ後のホープ軒、こんなマッチアップはあかん…井上尚弥vsファイティング原田、オレクサンデル・ウシクvsモハメド・アリです。