時は、2015年5月2日。

所は、ネバダ州ラスベガス、MGMグランドガーデンアリーナ。

普段はボクシングなんて一切無視する米国の一般メディアが「ボクシングが少なくとも一晩限りでもメジャースポーツとして復活するかもしれない」と持ち上げたあと、「ボクシングは死んだ、いや死んでいたことがあらためて確認できた」と、手のひらを返した、あの日、あの場所。

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フォーブス誌も「ラスベガスのホテル、近郊のモーテルは予約でパンク、プライベートジェット用の着陸スペースももう一機も残されていない。カジュアルなスポーツファンは知らない、ボクシングファンは誰もが知っているメイウェザーとパッキャオが、もしかしたらボクシングを再びメジャーにするかもしれない。少なくとも5月2日の経済的インパクトは、間違いなくメジャースポーツ」。

ーーーあれから、10年。

いまさら、ボクシングがメジャーに返り咲けるかなんて、誰も期待していません。

状況は「ボクシングのステイタスは地に堕ちた」と言われた、あの当時よりもさらに深い底なし沼にハマり続けています。

茶番劇としか表現できないマッチアップが大きな興行となるのは当たり前になってしまいました。

日本のリアル・ファイター井上尚弥も〝興行事故〟を起こしてラスベガスを迷走(あれが本当に「過去最高の報酬」の大成功興行ならまたラスベガスでやるはずですが、もう無理です、2度とやらないでしょう。ゲート収入のほとんどをかぶる大赤字興行でした)。

もう、開き直って、何がメガファイトになるのか?を考えてみましょう。

まず、ジェイク・ポールがらみでは今月行われるフリオ・セサール・チャベスJr.戦が、とんでもなく大きな興行になるのは間違いありません。

専門家予想とオッズのままにYouTuberが勝利すると、カネロ・アルバレスとのさらなるメガファイトも現実味を帯びて来そうです。

あるいは、2分1ラウンド制の公式戦で「ジェイクvsライアン・ガルシア」。これは、パックメイを超えるボクシング史上最大の興行になるかもしれません。

他にもありそうです、とんでもないメガファイト…。