こういう〝おことわり〟はなるべくしたくはないのですが、個人的にはバロンドールよりもシュガー・レイ・ロビンソン杯の方が100倍興味があります。

しかし「PFP1位はバロンドールと同じくらいの価値がある」なんていう戯言を聞くと、本当にバカじゃないのか?と思ってしまいます。

こちとら「バロンドール?シュガー・レイ・ロビンソン杯よりちょっと下くらいの価値は認めてあげてええかな?」って、見立てですわ。

まあ、これほどどうでも良い議論は他になく、PFP同様に「それで?」という話です。だから、酔っ払いにとっては最高のツマミになるのです。

というわけで、最高のツマミと酒を提供する【暴論サロン】にようこそ。


世界的にボクシングが競技人口も人気も低いマイナースポーツであることは誰もが理解していますが、メキシコとフィリピンではメジャースポーツです。

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カネロ・アルバレスやマニー・パッキャオは、大統領もよく口にする「スーパースター」という表現では言い尽くせない国家的存在です(パッキャオの場合は大統領選挙を争った〝仲〟ですから当然ですが)。



さて、このブログでも「正確に測るのは無理」と匙を曲げて投げてるユリ・ゲラーな〝スポーツ世界人気ランキング〟。

まず、サッカーの1位は絶対確定ですが、統計の取り方によってはバレーボールやバスケットボール、卓球、クリケットがサッカーを上回るランキングもあります。

「バレーボールが世界競技人口1位」というのはさておき、北米とヨーロッパでメジャーなバスケットボール、中国というとんでもない大国が主導する卓球と、ついに人口で中国を抜いたクリケットが競技人口が多い、というのは理解できます。

クリケットについては、全く馴染みのない日本から見ると奇異に感じほど、英連邦圏や米国でも観戦スポーツとして高い人気を誇っています。

クリケットと同じようにラグビーも、英国(イングランド/スコットランド/ウェールズ)、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アルゼンチンといった強豪国では完全メジャースポーツ。日本でも、W杯への関心は以前とは比較にならないほど高まっており、リーグ戦の人気も小さくありません。

「ラグビーは世界的にマイナー」という意見も寄せていただきましたが、ラグビーがマイナーであるわけがありません。ましてや、ボクシングよりもマイナーなんて。

クリケットやラグビーのW杯が米国でどれほどのボリュームで報道されているかを目の当たりにすると、多くの日本人はビックリするはずです。野球のWBCとは次元が違う注目度です(野球WBCがダルビッシュ有が吐き捨てたように「MLB選手ですら興味がない(だからこそ頑張らないといけない)」。というレベルなんですが)。

やはり、競技人口と人気で世界ランキングの上位に入ってくるテニスとゴルフ、競技人口は極端に少ないものの注目度は高いカーレースは、富裕国で趣味として浸透していたり、巨大企業が威信を賭けて参戦していることが背景になるので、サッカーや野球などとは同列に語りにくい側面があります。

その野球はメジャーである国は少ないものの、日本や韓国、台湾では国技クラスの人気を集め、米国でも4大スポーツのハシクレ、競技人口でもトップ10に数えられるランキングが珍しくありません。

米国MLBを目指す〝ハングリー〟リーグが存在するドミニカやベネズエラ、プエルトリコ、メキシコなどでも野球はメジャー競技、キューバでは国技です。

メジャーかどうかは国によって違います。

昨日、日本の北口榛花がシーズンベストでダイアモンドリーグで優勝したニュースは日本でも報道されはしましたが、陸上競技がメジャーで北口が拠点とするチェコでの報道の方が大きいということもあります。

さて、ボクシングに目を移すと残念ながら競技人口の面では上位のスポーツとは全くケタが違います。

英国圏や日本でも学生スポーツとしてもメジャーなラグビーの競技人口は2000万人。5万人もいないボクシングは比較対象ではありません。

人気面でもラグビーとボクシングでは天地の差。ラグビーも剥き出しの頭部をさらす、脳震盪リスクが高い〝格闘技〟なんですが。

もちろん、ボクシングが東南アジアやアフリカ、南米の貧困国、つまりスポーツに目を向ける余裕のない国で一定の人気があり、ラグビーが先進国の大学スポーツとしても定着しているという真逆の事情が、世界的人気の印象に大きなバイアスをかけているのは否めません。

とはいえ、競技人口だけでなく、ボクシングとラグビーが世界的にどちらが人気があるか?という〝勝負論〟は成立しません。

やはり、一見すると真逆に見えるカーレースの方がボクシングに近似しているかもしれません。どちらも「面白そうだからやってみようかな」と、親にボールを買ってもらって気軽に始めることのできるスポーツではありません。

「ストリート(ファイト)との違いはグローブをはめることくらい。簡単に始めることのできるスポーツはボクシングしかなかったんだ」(マニー・パッキャオ)なんて人は特別です。

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話が脇道に逸れました。

サムライブルーです。

それにしても、過去最高がベスト16どまり、死のグループに入らなくとも一次リーグで敗退しても大きな驚きはない、そんな弱小チームが選手だけでなく監督、協会までもが優勝を口にして決戦の舞台に挑もうとしています。

優勝?

最新のFIFAランキングでも15位。同じアルファベット団体でも、WBAやらWBCのデタラメランキングとは違う、ちゃんとしたランキングです。いや、これでもかなり日本贔屓か。

今回も「よくてベスト16」どまりです。ベスト8なら大健闘です。

それが優勝?

絶対に無理です。

優勝?

ベスト16で泣かされてきた国が、この特別なスポーツの最高舞台で頂点に立つなんて、よくも言えたもんです。笑わせてくれるじゃありませんか。

大谷翔平は「絶対に無理」と決めつけられたことをやってのけましたが、あれは所詮は1人でやった奇跡。しかも、当事者が、あの大谷翔平です。

フシ穴の私でも、彼がMLBで大成功するのはわかってました。

W杯優勝なんて、11人が、いや登録選手26人(前回と同様なら・まだ未発表)全員が同時に奇跡を演出しなければ、不可能です。そこには〝大谷翔平〟はたったの1人もいません。

それどころか、監督、コーチ、チームを支えるスタッフ全員が奇跡を起こしても、サポーターが魂込めて応援しても、ベスト8が限界かもしれません。

絶対に無理です。

日本代表がサッカーW杯で優勝?

10年足らずで弱小チームから急成長、ベスト8まで登ったブレイブ・ブロッサムズがライバル国が限定されるラグビーW杯優勝を目指すのはよく分かりますが、J発足から30年以上も経ったというのにベスト16が壁のサムライブルーが優勝なんて…。

ボクシングみたいに階級制ならジュニアフェザー級のサッカーW杯で優勝とか十分可能ですが、そうではありません。





それでも、サムライブルーはズタズタになりながら、ボロボロになりながら、あのヘンテコリンなトロフィーを、必ず日本に持ち帰って来ます。

必ず。