Sunday 4, May 2025
  
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada
commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Bob Arum (Top Rank)
matchmaker:Brad Goodman
 USA ESPN, USA ESPN+

◾️Undisputed Junior Feather -weight ◾️



◾️WBO  Feather -weight ◾️


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井上尚弥のラスベガス再上陸。舞台はMGMグループのラスベガス最高会場、T−モバイル・アリーナ。

米国では関心の低い軽量級ではPPVイベントになるわけもなく、チケットの売れ行きも不調。早々に上階席の一部が封鎖されることも発表されました。

一次価格の設定は強気ですが、実勢価格はどんどん下がっています。

イベント的には間違いなく赤字でしょう。

景気の良い話をしているのは大橋秀行だけ、それを信じるバカだけです。

軽量級に理解のあるザ・フォーラムなどで開催、The Super Fly的なイベントにした方が本当の盛り上がりに期待できたと感じます。

もちろん、これが、ライアン・ガルシアやタンク・デービス相手ならPPVにもなっていたかもしれませんが、井上以上に対戦相手のラモン・カルデナスも全くの無名。

このイベントには、かつて西岡利晃がやってしまった「ラスベガスへの飽くなき憧憬」が根っこにあります。

メジャースポーツの野球やサッカーと同じように、ボクシング軽量級にも華やかな欧米の本場があるはず、いやあって欲しい、いやいやあらねばならない!というは往生際の悪い妄想です。

もちろん、人気階級でカネロ・アルバレスやオレクサンデル・ウシクをド派手に撃破するなら、米国のボクシングファンからも大きな注目を集めるでしょう。ただ、一般のスポーツファンは興味を示さないでしょうが。

今日の会見で、大橋秀行が「ファイトマネーは二桁(10億円)いくか?」という質問に「言うと(報道陣の)動画で撮られていますから(証拠が残るから言いません)」と苦笑い、「これからどんどん、どんどん上に行くと思います。もうそういう時期に入ってますよね」と話すにとどまりました。

これまで、さんざん嘘を重ねているだけに、カメラの前での動画(証拠)で大風呂敷を広げるのは憚られたようです。

いくらなんでも、もうそろそろ、きちんと発表しないと井上が可哀想です。

この興行は井上尚弥が主役でゲストという点では、これまで非メインだった海外遠征とは色合いが異なります。

日本時間5月4日(日)午前9:00開始ゴング予定で、アマゾン・プライムビデオで無料生配信されます(米国ではESPNが放送)。

日本側はESPNに放映権料を売りつけられる形になるわけです。日本開催の井上の試合は二束三文で買ってた(ほとんど無料?)ESPNですが、無茶苦茶な金額を突きつけたのは確実。

試合まで1ヶ月を切ったというのにESPNの報道がほとんどないのも、日本のファンにとっては不快でしかないはずですが、多くのファンの反応がそうでもないのが気になります。

米国の大手一般メディアまで巻き込んで大注目された大谷翔平や大坂なおみのように、井上が米国で大騒ぎされて受け取められるとは、到底考えられません。



それでも、一つだけ重要なことはこの試合は絶対に落とせないということです。

来年に予定されている中谷潤人戦を見込んだことではありません。

万一、この試合で不細工なパフォーマンスをしてしまうと、井上を支持しているコアなマニアも幻滅してしまうでしょう。

世界のボクシング地図は米国の〝中央集権〟が崩壊。重量級が英国に、オーストラリアも大きな磁力を発揮して〝地方の時代〟が進行しています。

いまや、ラスベガスやESPNに憧憬れ料を支払うようなご時勢ではありません。

日本やアジアで大黒字のメガイベントをぶち上げて、没落する一方の米国ボクシングが逆に憧れるような
舞台を作るべきです。

そして、繰り返しますが、こんな歪なイベントだからこそ、絶対に負けられません。