100 Highest-Paid Athletes in the World〜アスリート世界長者番付100傑。

この手のランキングはForbes誌が最も有名ですが、2020年からSporticoも参入。Sporticoのアスリート長者番付100傑は2022年からキックオフ、これが第4回です。

期間はカレンダーイヤーではなく、2023年6月〜2024年5月の1年間。

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まず、取り上げなければならないのは81位に井上尚弥が登場したこと。収入の内訳はSalary/ Winnings(試合報酬)が3500万ドル。ここには単純な試合以外の契約金やオールスターゲーム出場などで支払われた報酬もカウントされます。

井上の特別な点は、世界のボクシング界ではマイナーリーグである軽量級の選手であることです。

そして、それ以上に、長らくブラックボックス化されてきた日本のボクサーの収入を、海外メディアが弾き出したということは多くの人にとって嬉しい予想外だったのではないでしょうか。Sporticoはちょっと怪しいメディアで、井上の収入も大橋秀行のホラをそのまま横流しした感もありますが…。

まだアスリートの報酬がいまほど巨額ではなかった80年代以前なら、白井義男やファイティング原田、具志堅用高らもランキングされていた可能性大ですが、当時はSporticoはもちろんForbesもこの種のランキングは手がけていませんでした。

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50〜60年代に打ちまくったハンク・アーロンの年俸が約20万ドルでした。

1958年に読売に入団した長嶋茂雄の契約金が1800万円。最高年俸は5000万円弱と言われていましたからアーロンと遜色はありませんでした。

長嶋や王の年俸は他選手の要求を抑えるために実際よりも少ない金額を公表していましたから、当時は「日本の超トップが世界最高年俸」だったといえるかもしれません。

いまでは、想像もできませんが。

さて、井上はSalary/ Winningsが3500万ドル、Endorsements(スポンサー収入・競技外収入=副業で稼いだものもカウント)700万ドル、合計4200万ドルを稼いで81位にランクされました。

かつては、1位に輝くことも珍しくなかったボクシングですが、トップ10は2人。

タイソン・フューリー(1億4000万ドル+700万ドル=1億4700万ドル)で第3位。

オレクサンデル・ウシクは7位で1億2200万ドル(1億2000万ドル+200万ドル)。

カネロ・アルバレスは7300万ドル(6500万ドル+800万ドル)で20位、アンソニー・ジョシュアは6000万ドル(5000万ドル+1000万ドル)で30位、ジェイク・ポールは4800万ドル(3800万ドル+1000万ドル)で52位。

ランキング入りした6人のボクサー(一匹変なのが紛れ込んでいますが)のうち半分の3人がヘビー級。井上を除いた最軽量級でもカネロ・アルバレスのスーパーミドル級。

井上はまさに突然変異のように、8階級も下のボクシングではマイナーリーグであるジュニアフェザー級で長者番付に食い込んだのです。

人気階級とは口が裂けても言えないジュニアフェザー級ですが、井上と戦った選手や、複数の軽量級ファイターがこの種のランキングに入ってくるようなら、これは本当に素晴らしいこと。

井上はもちろん、日本のボクシングファンもそんな発展的な未来を夢見ているでしょう。


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それにしても。

サッカーやゴルフからスポーツ大富豪が生まれているのは今に始まったことではありませんが、最近の特徴的な傾向は「サウジアラビア」です。

オイルマネーに靡いたフットボーラーやゴルファーが巨額の報酬を手にしています。

そして、サウジがほとんど興味を示さない女性アスリートは100傑から姿を消してしまいました。