昨年は井上尚弥の受賞が濃厚で、ことさら注目していた全米ボクシング記者協会(BWAA)のSugar Ray Robinson Fighter of the Year (年間最高選手賞)でしたが、今年は「ウシクで決まり」と昨日HP上で発表されていました。

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シュガー・レイ・ロビンソン杯は、大型の予想通りにオレクサンデル・ウシク。

ノミネートされていたArtur Beterbiev、Daniel Dubois、Zurdo Ramirez、Jesse “Bam” Rodriguezは落選。
 

寺地拳四朗vsカルロス・カニサレスもノミネートされていた  Muhammad Ali-Joe Frazier Fight of the Year(年間最高試合)はRaymond Ford KO 12 Otabek Kholmatovが受賞。

カジュアルなスポーツファンが普通に認知している、あるいは一般のメディアでも報道される「年間最優秀選手」は、日本ではプロ野球とJリーグのMVP、世界サッカーのバロンドールくらいでしょうか。

ボクシングのシュガー・レイ・ロビンソン杯は、バロンドールに相当しますが、長年のボクシングファンを自称する人でも当たり前に知らないという存在でした。

これは、日本のボクシングファンの多くは「長年」であっても世界(米国)の事情に非常に疎いということです。

もちろん、このプロスポーツがFIFAのような世界統括団体を持たないこと、私利私欲でしか動かないプロモーターやプラットフォーム、怪しいにも程がある認定団体が跳梁跋扈していることと、無縁ではありません。

しかし、世界的統括団体が存在しない、私利私欲に走るプロモーターとデタラメランキングを作成しながらタイトルを増産する認定団体という事実も知らない〝長年のボクシングファン〟が多すぎるのです。

FIFAやIOCがWBAやWBCなど足元にも及ばない〝巨悪〟であることは誰でも知っているでしょうが、FIFAやIOCが認定した大会は真のチャンピオンを決める本物です。

ところが、ボクシングの興行主や認定団体が標榜するチャンピオンはUndisputed champion を除いて、認定団体が私利私欲と我田引水によって作ったデタラメランキングによって生み出された、その認定団体によって認定されたタイトルホルダーです。

Undisputed championにしても、デタラメ団体のWBAと WBC、IBF、WBOのタイトルホルダーを束ねたに過ぎません。

こんな、喜劇的にどうでもいいことが溢れ、わかりにくいボクシング…。

ファンが興行主サイドのわかりやすい煽り文句をそのまま真に受けてしまうのも仕方がないのかもしれません。