マニー・パッキャオが資格発生、即殿堂入り。

パッキャオの一発殿堂に異議を唱える人はいません。

パッキャオのキャリアは「人気」という視点から二つの時代に分けることができます。

その分岐点は2008年12月6日。

この日を境に、アジアの奇跡はボクシングのFully Mainstream(完全な主役)に躍り出ました。

スターダムの頂点に立っていたオスカー・デラホーヤに大番狂せの快勝、軽量級から人気階級へ一気に乗り込んだのです。

パッキャオは「2008年12月5日以前」に①フライ級(チャチャイ・ダッチボーイジム)でLineal/WBC、②ジュニアフェザー級(リーロ・レジャバ)でIBF、③フェザー級(マルコ・アントニオ・バレラ)でLIneal/リング誌、④ジュニアライト級(ファン・マヌエル・マルケス)でLineal/リング誌/WBC、⑤ライト級(デビッド・ディアス)でWBC、合わせて6階級のタイトルを獲得。

ライト級のディアスの他はいずれも階級最強と目されるチャンピオンから、番狂せでタイトルを奪いました。

一方で「2008年12月6日以降」では、タイトルという点ではウエルター級(ミゲール・コット/キース・サーマン)でLineal/WBO/WBA、ジュニアミドル級(アントニオ・マルガリート)でWBCと、タイトル獲得の階級は二つにとどまりました。

③のバレラを破壊した時点で殿堂入りのレガシーは完成、エリック・モラレスやマルケスを突破した④時点で一発殿堂も間違いなしのステイタスまで登り詰めました。

価値のある勝利を積み上げたレガシーという点では「2008年12月5日以前」の後塵を拝する「2008年12月6日以降」ですが、多くのメディアで「2008年12月6日以降」単体で見ても一発殿堂というのが共通認識です。

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「8階級制覇」「ウエルター級王座に4度返り咲き」「5階級でLineal champion」ーーーパッキャオだけが持つ唯一無二の記録です。

では、パッキャオには欠点がなかったのでしょうか?