1980年代から完全マイナースポーツに没落してしまったプロボクシング。

具志堅用高を最後に、もう40年以上も国民的英雄と呼ぶに相応しいプロボクサーは現れていません。

1984年に始まった流行語大賞にプロボクシング関連が選ばれたことは一度もなく、ノミネートすら稀有という国民的関心事から完全に欠落してしまってから、長い長い歳月が流れてしまいました。

国民的英雄の出現などもはや期待すらもされなくなったボクシングですが、もし1980年代以降もメジャーであり続けていたら、多くの人の関心を集めて流行語大賞にも割り込んでいたはずです。

流行語大賞がスタートした1984年から、2024年現在までの40年間。もし、ボクシングがメジャーなら、野球のように毎年複数がノミネートされるどころか、毎年のように大賞までかっさらっていたはずです。

そんな、アナザーワールドの40年を挟み撃ちで妄想してみます。




1985

「Spinks Jinx

ライトヘビー級のUndisputed champion マイケル・スピンクスがヘビー級のLineal /リング誌/IBF王者ラリー・ホームズとの無敗対決に勝利、ヘビー級を制した史上初のライトヘビー級王者になりました。

「スピンクス・ジンクス」「ジンクス」が日本中の流行語に。

ちなみに1985年の世界タイトルホルダーは、WBCジュニアバンタム級の渡辺二郎だけでした。




2023



「シュガー・レイ・ロビンソン(賞)」

井上尚弥がボクシング界の年間最高選手賞、シュガー・レイ・ロビンソン賞の有力候補に(翌年に受賞決定)なったことから、日本では広く知られていなかったオールタイムPFPが全国区に。