いよいよ明日早朝、に迫りました。

世界中のボクシングマニアが注目する今年一番の大勝負。

最近流行りの「勝負論」という言葉を使うなら、これほど勝負論がある試合は滅多にお目に書かれません。

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リヤド・シーズンがご用意してくれたUNDISPUTEDベルト、前から思ってましたが、これ、ダサいです。おカネはあるんだから、ちゃんと作りましょう。


両者のスタイルのコントラストが強烈です。

超攻撃型、20戦全勝オールノックアウト、左右の拳が一打必倒のアルツール・ベテルビエフと、カネロ・アルバレスをあっさりと攻略してみせた現役ボクサーで最もパンチが当たらないドミトリー・ビボルがあいまみえるのです。

PFPファイターの中でビボルはも最もリードパンチの比率が高く(65.5%)、着弾率もトップ(53%)。そして、被弾率は22.6%と2位。被弾率1位は、かわすことしか考えていないシャクール〝チキン〟スティーブンソンですので、事実上の1位です。

一方のベテルビエフは、PFPファイターというグループの中では目立った数値を持っていません。しかし、あの「ゴツン…」というジャブ一発で試合の趨勢を簡単に引き寄せる強打はデオンティ・ワイルダーや井上尚弥らとは全く違う種類の拳です。

スタッツの数値上は非常にわかりやすいビボルと、数値ではわからないベテルビエフの強さ。

そして、実際の試合ではそのわかりやすさは綺麗に逆転。リング誌でカネロ戦で誰ひとりビボルの勝利を予想しなかったように、そのボクシングに決定的な何かは感じることはできません。

一方のベテルビエフは、見ればわかる。見れば、あの拳がどれほどヤバいのか、誰の目にもわかります。そして「当て勘」などという曖昧な言葉が当てはまらない、はっきりとしたヒッティングスキルの持ち主です。えげつない強打者なのに、巧いのです。

オッズは接近する方向で、細かく変動しています。現在はビボル4/5(1.8倍)、ベテルビエフ11/10(2.1倍)。

50−50の試合ですが、リング誌の20人予想は15人がビボルを支持するなど、専門家予想はビボルに偏っています。

今回も故障明けのベテルビエフには大舞台、大勝負の経験でもビボルに軍配。そして何よりも、攻撃型と防御型の対決は後者が有利というのが常識。

リング誌の予想でビボルの勝利予想15人は全員が判定決着ですが、ベテルビエフはもちろん、ビボルのKO勝ちも十分ありえると思います。