漫画やん…。

いや、漫画にもならん。

スポーツ選手を礼賛する形容は数え切れませんが「漫画やん…」「漫画にもならん」というのは、その中でも最上級でしょう。

そんなのは、まずいません。

例えば、井上尚弥をそう語る人もいるかもしれませんが(いるわけないか?)漫画雑誌の編集会議を想像してみましょうか。

◾️漫画家「ジュニアフライ級からフライ級をスキップしてジュニアフェザー級まで4階級制覇、PFPトップ争いをする無敵の日本人ファイターが主人公です!」

✖︎編集部「せっかくの漫画なのに、どうしてジュニアフライ級とかジュニアフェザー級なの?あまりにも現実的すぎるでしょう。経済大国から滑り落ちかけてる日本が憧れのマーケットで、王者になっても専業になれないとか、漫画にするには夢がなさすぎる」

◾️漫画家「でもPFPです、PFP!」

✖️編集部「夢がないんだよ。PFPはいつもヘビー級に対する言い訳、ヘビー級に冷淡なランキングでしょ。いっそのこと、日本人なのに大巨人でヘビー級タイトルを完全統一。倒した相手はラスベガスやニューヨークで人気のスーパースターで大金持ち。さらに、オクタゴンでMMAルールを飲んで、結局は二つの拳だけでUFCヘビー級王者までKOしてしまう、なんて方が漫画らしい」

✖️編集部「そうそう、それでもPFPランキングにはリストアップされない、なんてクール!JBCは「UFCのオクタゴンに入った瞬間にライセンスを剥奪する」と警告しても「別に日本で試合するわけじゃないから、JBCのライセンスは要りません」と完全無視。




…井上尚弥の場合は、別の意味で「漫画にもならん」なのです。