米国のボクシングメディアはリング誌が廃刊して、雑誌は絶滅。ネットメディアもプロモーターやプラットフォームと密接な関係があるESPN(ボクシングに関してはこの10年ほどで信じられないほど興味関心を失っていますが)やBOXINGSCENEなどが中心で、米国BOXINGNEWS24などは低品質の記事を量産するだけと壊滅状態。
全米ボクシング記者協会(BWAA)のHPも悲惨な状況です。
統括団体が存在しない没落一方のスポーツがどうなるか、その見本のような状況です、
と、少しうんざりしながらも米国BOXINGNEWS24から「Bruce Carrington Confident He Can Beat Naoya Inoue When He Moves Up(ブルース・カーリントンは井上尚弥が階級を上げてくるなら倒してみせると自信満々)」を、ざざっと紹介。
このブログでもときどき紹介しているように、この専門サイトは井上や軽量級に冷淡な態度で記事を作りますが、大手メディアなど、他メディアのように無関心なのよりは遥かにマシです。
******27歳のカーリントンは(軽量級では破格の報酬を生み出している)日本のスター井上尚弥に勝てると自信を持っているが、31歳の日本人についてはあまり多くを語ろうとしない。
(強豪の少ないジュニアフェザー級にとどまり)フェザー級に上げるまで、悠長に時間を浪費しているからだ。
カーリントンは正しい。
老体のTJ・ドヘニーのあと、非力なサム・グッドマンを選ぶ井上は、危険なサメが回遊するフェザー級の海を恐れていると一部のファンは考えている。井上はジュニアフェザー級のぬるま湯の中で弱い相手を叩きのめすのが大好きで、そこから出たくないのだ、と。
ドヘニー戦を見たカーリントンは「井上は素晴らしいファイターだが穴もある」と言う。
37歳という年齢を知らずに見たら45歳にも見える鈍重なドヘニーを警戒しすぎていた。あのヨボヨボの肉体では、腰を痛めるのも無理はない。
カーリントンの見方は正しい。
井上の欠点を少しだけ並べてみよう。
・パンチが単発:一発に頼りすぎてコンビネーションが打てない。
・攻撃されると怯む:相手が下がると強いが、前に出られると怖がる。
・ハンドスピードが衰えている:モンスターはかつてのスピードを失っている。このまま劣化は進むと見られ、そうなると低レベルなジュニアフェザー級のファイターの餌食にもなるだろう。
全米ボクシング記者協会(BWAA)のHPも悲惨な状況です。
統括団体が存在しない没落一方のスポーツがどうなるか、その見本のような状況です、
と、少しうんざりしながらも米国BOXINGNEWS24から「Bruce Carrington Confident He Can Beat Naoya Inoue When He Moves Up(ブルース・カーリントンは井上尚弥が階級を上げてくるなら倒してみせると自信満々)」を、ざざっと紹介。
このブログでもときどき紹介しているように、この専門サイトは井上や軽量級に冷淡な態度で記事を作りますが、大手メディアなど、他メディアのように無関心なのよりは遥かにマシです。
******27歳のカーリントンは(軽量級では破格の報酬を生み出している)日本のスター井上尚弥に勝てると自信を持っているが、31歳の日本人についてはあまり多くを語ろうとしない。
(強豪の少ないジュニアフェザー級にとどまり)フェザー級に上げるまで、悠長に時間を浪費しているからだ。
カーリントンは正しい。
老体のTJ・ドヘニーのあと、非力なサム・グッドマンを選ぶ井上は、危険なサメが回遊するフェザー級の海を恐れていると一部のファンは考えている。井上はジュニアフェザー級のぬるま湯の中で弱い相手を叩きのめすのが大好きで、そこから出たくないのだ、と。
ドヘニー戦を見たカーリントンは「井上は素晴らしいファイターだが穴もある」と言う。
37歳という年齢を知らずに見たら45歳にも見える鈍重なドヘニーを警戒しすぎていた。あのヨボヨボの肉体では、腰を痛めるのも無理はない。
カーリントンの見方は正しい。
井上の欠点を少しだけ並べてみよう。
・パンチが単発:一発に頼りすぎてコンビネーションが打てない。
・攻撃されると怯む:相手が下がると強いが、前に出られると怖がる。
・ハンドスピードが衰えている:モンスターはかつてのスピードを失っている。このまま劣化は進むと見られ、そうなると低レベルなジュニアフェザー級のファイターの餌食にもなるだろう。
He’ll be fish food even for the low-level fighters at 122.
カーリントンは「米国で井上と戦いたいが、日本でも構わない。井上は衰えたルイス・ネリに勝ったあとでジュニアフェザー級に見切りをつけるべきだと思うが、まさかのドヘニーを選んだ。井上は結局、そう言う男なんだろう」。
中谷潤人との対戦についても「弟の拓真に勝ってそのステージに上がれ、と井上は語ったそうだが、それってなんのステージだ?ネリやドヘニーはそのステージにいたのか?グッドマンは?理解に苦しむ」。
********
井上に対して相変わらずの論調ですが、井上は完全Aサイドであることを忘れてはなりません。
ジュニアフェザー級のタイトルをコンプリートして、めぼしい相手がいなくなったからフェザーに上げると言う思考回路は、井上にはありません。
もちろん、マニー・パッキャオのような「カネと栄光がぶら下がってるなら、すぐ上げる」なんていうカネ・栄光の中毒患者でもありません。
ジュニアウエルター級進出でリッキー・ハットンとの対戦が内定していた中で飛び込んできたオスカー・デラホーヤのオファーを、ハットンに待機料を支払ってデラホーヤとのウエルター級戦を優先するような馬鹿なことは絶対にしません。
井上にとってカネと栄光は二の次で、より弱い相手を求めて自分も弱体化する減量のバランスが最高の階級にこだわることに執着しているのです。
そこには「ドヘニーと戦うのキャリアの無駄」と言う考えはありません。自分で納得できるフェザー級の肉体を作り上げるまでは、危険な橋は渡らない、のです。
これは、立場を考えれば当たり前。
オレクサンデル・ウシクがカネロ・アルバレスに「クルーザー級で戦おう」と呼びかけても、カネロからすると「はあ?」という話です。
大きなスポンサーもついていないカーリントンは、専業ボクサーなのでしょうか?年3試合して額面で合計50万ドル稼いでも税金とマネジメント料、トレーナーへの支払い、コーナーへの支払いで相当目減りします。
井上のことを口にする前に、貧困階級から抜け出して人気階級で活躍したらいいのです。ライアン・ガルシアらと絡めれば、井上なんかと試合するよりもずっと稼げますよ。
カーリントンは「米国で井上と戦いたいが、日本でも構わない。井上は衰えたルイス・ネリに勝ったあとでジュニアフェザー級に見切りをつけるべきだと思うが、まさかのドヘニーを選んだ。井上は結局、そう言う男なんだろう」。
中谷潤人との対戦についても「弟の拓真に勝ってそのステージに上がれ、と井上は語ったそうだが、それってなんのステージだ?ネリやドヘニーはそのステージにいたのか?グッドマンは?理解に苦しむ」。
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井上に対して相変わらずの論調ですが、井上は完全Aサイドであることを忘れてはなりません。
ジュニアフェザー級のタイトルをコンプリートして、めぼしい相手がいなくなったからフェザーに上げると言う思考回路は、井上にはありません。
もちろん、マニー・パッキャオのような「カネと栄光がぶら下がってるなら、すぐ上げる」なんていうカネ・栄光の中毒患者でもありません。
ジュニアウエルター級進出でリッキー・ハットンとの対戦が内定していた中で飛び込んできたオスカー・デラホーヤのオファーを、ハットンに待機料を支払ってデラホーヤとのウエルター級戦を優先するような馬鹿なことは絶対にしません。
井上にとってカネと栄光は二の次で、より弱い相手を求めて自分も弱体化する減量のバランスが最高の階級にこだわることに執着しているのです。
そこには「ドヘニーと戦うのキャリアの無駄」と言う考えはありません。自分で納得できるフェザー級の肉体を作り上げるまでは、危険な橋は渡らない、のです。
これは、立場を考えれば当たり前。
オレクサンデル・ウシクがカネロ・アルバレスに「クルーザー級で戦おう」と呼びかけても、カネロからすると「はあ?」という話です。
大きなスポンサーもついていないカーリントンは、専業ボクサーなのでしょうか?年3試合して額面で合計50万ドル稼いでも税金とマネジメント料、トレーナーへの支払い、コーナーへの支払いで相当目減りします。
井上のことを口にする前に、貧困階級から抜け出して人気階級で活躍したらいいのです。ライアン・ガルシアらと絡めれば、井上なんかと試合するよりもずっと稼げますよ。
コメント
コメント一覧 (6)
フシ穴の眼
がしました
フシ穴の眼
がしました
フシ穴の眼
がしました
こりゃ痛快ですね
ヤフコメに書き込もうものなら何故か通報されて垢バン喰らいますよ
フシ穴の眼
がしました