ESPNが今年下半期の注目試合をアップ。



▶︎1位は日本のボクシングファンも納得、文句なしで「アルツール・ベテルビエフ vsドミトリー・ビボル」のライトヘビー級Undisputed championship(10月12日:ESPN+PPV)。


〝ロシア人対決〟はカネロ・アルバレスやタイソン・フューリー、アンソニー・ジョシュアのような商業的に大きな成功が見込める試合ではありませんが、世界中のボクシングファンが認める究極の対決。

両者とも無敗。ベテルビエフはruthless 100 percent knockout machine無慈悲な100%KOマシン)、ビボルはボクシングIQの高いslick and clever boxer(被弾率が低いクレバーなボクサー)。

33歳のビボルは今がまさにプライムタイム。39歳のベテルビエフの怪我がどこまで回復しているのか、コンディションが気になるところです。

ウィリアム・ヒルのオッズは両者ともに10/11(1.91倍)。



▶︎2位は「オレクサンデル・ウシクvs タイソン・フューリー」のヘビー級、やはりウシクの持つタイトルを賭けたUndisputed championship(12月21日:DAZN PPV)。

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ウシク8/15(1.53倍)、フューリー6/4(2.5倍)。

フューリーの出来次第でクロスゲームになるか、明白な返り討ちになるか。フューリーが圧勝したら、頑迷なリング誌でもPFPにリストアップするのか?



▶︎3位もヘビー級。「アンソニー・ジョシュアvsダニエル・デュボア」(9月21日:DAZN PPV)。ウシクの返上でデュボアが暫定から正規のIBF王者に格上げされてたんですね。

しかし、この10年の「リング外でのタイトル移動・変更」がなんと多いことか。

20世紀初頭までの「王者に勝った者だけが王者」というリネラル王者の〝掟〟もどうかと思いますが、王者に勝たなくても王者、リングに上がらなくても格上げ、というのは、今更ですがスポーツとは呼べません。



▶︎4位は女子ジュニアウエルター級Undisputed championship「ケイティ・テイラー vs アマンダ・セラノ第2戦」(11月15日:Netflix)。

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35歳のセラノは女子最多の7階級制覇王者(男子はマニー・パッキャオの8階級制覇)。ケイティ・テイラーはライト級とジュニアウエルター級で完全統一を果たしたアイルランドの英雄。

2022年4月の初戦は女子で史上初のマディソン・スクエア・ガーデンのメインを務め、世界的な注目を集めました。

そして、今回の舞台はテキサス州ダラスのAT&Tスタジアム(カウボーイズ・スタジアム)。マイク・タイソンとジェイク・ポールの茶番劇が予定通り行われるとセミファイナル。



▶︎5位は「カネロ・アルバレスvs エドガー・ベルランガ」(9月14日:Amazonプライムビデオ PPV)。

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デビュー以来、16試合連続1ラウンドKOで話題を呼んだベルランガの世界初挑戦が、カネロ!

偽物と笑われながらも目立った甲斐がありました。

井上尚弥とTJドヘニーもそうですが、まともなボクシングファンでこの試合を結果はともあれ「カネロにとって時間の無駄」と思わない人はいません。