Saturday 14, September 2024

T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA
commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Tom Brown (TGB Promotions)
matchmaker:Tom Brown
media:Amazon Prime Video PPV





米国ボクシングのメガファイトは5月のシンコ・デ・マヨ、9月の独立記念日の祭日週間に行われるのがお決まりです。

メキシコの時代を迎えても、20世紀末まではそこまであからさまではありませんでしたが、カネロ・アルバレスの治世になってこの傾向は決定的になりました。

さて、今年の独立記念日ウイークのメガイベントの主役もカネロです。

日本のボクシングファンには、どうしてあんなに人気があるのか、理解に苦しむところです。一方で米欧のボクシングファンには軽量級がビッグファイトになる日本が理解できません。

そして、ここが悲しいことですが日本は米欧の人気階級の動向に興味津々です。興味も関心もあるけど、人気階級で活躍する日本人が現れてくれないのです。

一方で、あっちの南蛮の方々は軽量級には全く関心がありません。


このメガイベント「カネロvsエドガー・ベルランガ」の前座で、カルロス・カストロを相手にフェザー級デビューに臨むスティーブン・フルトンのことはボクシングファンの中でも圧倒的少数のコアなマニア層でなければ知りません。

もちろん、一般的なスポーツファンに至っては誰一人知らないと断言して良いでしょう。

このイベントは米国AmazonプライムのPPVで配信されますが、フルトンの試合は無料で見ることができます。つまりは、そういうことです。

全く需要がないから、PPVに入れると購入者から「知らないボクサーは要らないから、PPVの価格を下げろ!」と不満が爆発するからです。

フルトンが世界王者になって団体統一を果たしても、地元メディアですら、まるでジュニアフェザー級などこの世に存在しないかのように「フィラデルフィアから王者が絶えて等しい」と嘆き、ジャロン・エニスがIBFウエルター級の暫定王座に就くと「ついにチャンピオンベルトが戻ってきた」。

日本のボクシングファンにとって、決して耳障りの良い話ではありませんが、現実を正面から見ることも必要です。



井上が「私は米国の黒人ファイターをフルトンしか知らない」と前置きした上で「顔面を打たれることを極端に怖がっていた」と発言したことを、米国ボクシングニューズ24など複数のボクシング専門サイトが、前置きをカットし「米国人ファイターは顔面を打たれることを極端に怖がる臆病者」と報じたことで、井上信者のように最初の情報を探そうとせずイタズラに煽動された記事に反応する一部のマニアは「フルトンとしか戦ってないくせに偉そうにするな」「フルトンは黒人ボクサーの強さを何一つ持っていない恥晒し」「フルトンをKOしたくらいでそれを米国ボクサー全体にはめ込むな」と反発しました。

米国ボクシングファンにとって、フルトンを知らない大多数はどうでも良い選手、知ってるマニアにとっては恥晒し。まあ、これが逆になるよりマシかもしれませんが。


関心の低さを反映して、フルトンvsカストロのオッズが確認できるのは2社だけ。

PADDYPOWER、BETFAIRともにフルトン勝利が1/5(1.2倍)、カストロ7/2(4.5倍)と、スクーターが明白に有利。

フルトンは顔面を打たれるのを怖がったものの、最後は井上に力づくで破壊されてしまいました。カストロもルイス・ネリを相手に「勝っていた」という声もあがるほど健闘しましたがSDで敗北。

その意味では、この試合は井上の LeftOver(残飯)対決です。

井上が進出したとき、フェザー級が自滅的に崩壊、フルトンがアルファベットのストラップを握っている可能性もゼロではありません。

それにしても、井上のキャリアはどうしてここまで巡り合わせが悪いのでしょうか。ここまで来ると、もはや神(悪魔?)が介在しているとしか思えません。

ラファエル・エスピノサに頑張ってもらいたいところですが、彼もロベイシ・ラミレスに薄氷の勝利を収めただけ。再戦であっさり雪辱されるかもしれません。…それ以前に、格下相手に陥落するかも。







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いや、それにしてもパリ五輪、面白すぎ。

それなのに、あっという間に終わってしまった…。


北口榛花が女子投擲で史上初の金メダルを獲得、チェコ料理でも食らおうかと調べたものの、徒歩圏にはない…。

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とりあえず、銀座ライオンで一休み。

BULVÁR TOKYO(ブルヴァール トーキョー)というお店が日本橋にあるようだ。


チェコビールはピルスナーウルケルしかないのかな?

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なんて言ってるうちに、夏野菜カレーがトンッと着地。

今日もお天道様は大暴れ、暑すぎる日々が続きますが、ご自愛ください。