お盆休みだが暑い。暑い。暑い。

そして、こんな灼熱の日に中学野球の練習試合が予定されていましたが…。

きちんとした規定はないのですが、グランド上の気温は37度。

両チームの担任先生は、私に温度計を何本も見せて「中止にします」と、後ろずさりするように繰り返すのです。

ずーーーーーーーーーーーーーーーっと前からそうなのですが、私は生涯一度も人に暴力を振るったり、大声をあげて威嚇したりしたことはありません。

少なくとも、学校や家族の目が届くところでは、野蛮な行為は一度もしたことがありません。

学校や家族の目の届かないとこなんて、まずあり得ませんから、私はこの半世紀余り、品行方正に生きて来たのです。

そんな私に、初対面の中学校の先生の先生は、住宅地に迷い込んだヒグマに遭遇してしまったように「中止です、中止です」と、目を泳がせるのです。

どんな噂が流布されとんねん!?という話ですが、これは絶対子供たちなんです。

子どもたちは子どもたちで、私が大人を説き伏せて自分たちの希望を叶えてくれるガメラみたいに誤解しているのです。

コロナ禍で、GWに子どもたちを連れて20km近いジョギング&ウォーキングに連れ出し他ことがありました。

土砂降りの中で野球の試合を決行させたこともありました。

きっとどちらも、このブログでも書いた気がしますが、前者は全員顔見知りの小中高生、私と中高の信用できる子で他の子を完璧に管理できる自信がありました。

後者に至っては、「雷の音がしたら即撤収」でr、やればひたすら面白いだけ。あとは荒れまくったグラウンドを〝現状復帰〟させるだけ。しかも、それはそれで素晴らしい社会勉強になります。

しかし、今回は私には相手チームの子は全く分かりません。もっというと、35度を超える灼熱は、私にコントロールできません。

ヒグマだかガメラだかわからない私が、公立中学校の先生たちの申し出に全く異を唱えず「いや、これは無理ですね。仕切り直しましょう」と、あっさり受け入れた途端、アホ中学生たちは大声をあげて、あろうことかヒグマだかガメラの私に「裏切り者!」とか口撃し出すのでした。

「お前らの体力が信用できないから」と言っても、カブトムシ級の脳みそしかもたない奴らは納得するわけもなく。

少し近くにナイター設備のある大学の野球場があるので、夏休み中に利用できたら「裏切り者」の汚名を雪げるかもと、電話で問い合わせましたが「一般開放は日中(ナイターはダメ)」とのこと。

父兄の方は子どもが「裏切り者」とか罵詈雑言を浴びせるのに「すみません、すみません」と謝って、子どもたちを「みんなの健康を考えてのことだろ!」と、叱るのですが、自意識過剰の私は親御さんたちの「なんとかしてくれると期待してましたが」みたいな空気を感じとってしまうのでした。


そして、ヒグマだかガメラは寂しく(いや寂しくはないな)、冷やし中華を一人でむしゃむしゃ食うのでした。

IMG_2246


どっかで書きかけでしたが「冷やし中華」については、どこかでしっかりまとめ上げなければなりません。

おそらく、先の対戦前から存在していた「冷やし中華」は、1980年代から急速に進んだラーメンの「専門化」と「つけ麺」の台頭によって、ニッチで邪道なポジションに追いやられてしまいます。

そして、冷やし中華は、ずるずるとだらしなく1年中メニューに居座る厚顔なつけ麺とは違い、季節をわきまえているのです。



俺は冷やし中華の味方です!











…だからと言ってつけ麺の敵ではありません。