WBAジュニアミドル級/WBO暫定ジュニアミドル級(空位)

©︎イスライル・マドリモフ vs テレンス・クロフォード




いよいよ明後日に迫ったクロフォードの4階級制覇挑戦。

3番目の階級、ウエルター級(世界戦8戦全勝8KO)で最も強烈な輝きを放つクロフォードが圧倒的有利と考えられています。

1971年に戴冠した輪島功一から工藤政志を経て、1981年に王者についた三原正まで、10年間で3人の世界王者を輩出した154ポンド(69.85kg)=ジュニアミドル級は日本にとって馴染みのある階級でした。

しかし、29年後の2009年に石田順裕がWBA暫定王座に就いたときには、この階級の王者になることはたとえ暫定であっても「快挙」と表現されました。

1980年代始め頃まで身近だったジュニアミドル級は、いつのまにか「日本人には手が届かない」ハイレベルなクラスになっていたのです。

ジュニアウエルター級も同じように、けして馴染み深いとは言えない高嶺の花になってしまいましたが、ジュニアミドル級の方がより難関に感じるのは、全階級を通じて最もレベルが高いと言われるウエルター級の猛者が侵略して来るからでしょう。


ウエルター級からジュニアミドル級へ。

日本のボクシングファンにとっては、なんとも複雑な響きです。

70年の歴史をどんなに紐解いても、ウエルター級の世界王者はアルファベットの一つすら獲れていないのが現実なのです。

野球がMLBを、サッカーが欧州トップリーグを目指すようになりましたが、プロボクシングに限るとメジャーから目を逸らし続けているように思えて仕方がありません。

その傾向は、ますます強くなっているようにさえ思えますが、気のせいでしょうか?

プロボクシングもいつの日にか本物のメジャーを目指す時代が訪れるのでしょうか?