角田夏実が金メダル第1号。

いや、強かった!

準々決勝のシリーヌ・ブクリ戦が一つの山場と思われましたが、警戒されまくっていた巴投げで見事な一本勝ち。

準決勝は対戦相手の18歳のスウエーデン選手(タラ・バブルファス)にとって可哀想な判定でした。角田も納得できる勝利ではなかったかもしれません。

そのバブルファス、3位決定戦に勝利。銅メダル、おめでとうございます!美しい女性です。まだ18歳、日本柔道の強敵に成長するのでしょう…お手柔らかにお願いしますね。

決勝のバルドルジもモンゴル人特有の体幹の強さを見せて難敵でしたが、いや、角田は強い。

勝利の瞬間に微笑みすら見せない勝負師の顔が印象的でした。

感動して、嬉し泣きするのは人間だけ。泣きながら笑うのも人間だけ。

そして、自分を律して表情を崩さないのも人間だけ。




巴投げからグラウンドでの絞技へ。それが来月32歳になる、柔術にも精通した柔道家の、勝利の方程式です。

…方程式というか。それしかない、柔道家です。

彼女が最初に世界の頂点に立ったのは2016年のグランドスラム東京。それから8年間も世界からマークされ続けてきました。

迷いもあったでしょう。もっと幅広い技を習得して、引き出しの多い柔道家になるべきだと。

しかし、彼女はそれを貫き通しました。

そんな彼女が、ついに最高の舞台で、最高の色のメダルを掴み獲りました。

IMG_0273


格闘技の奥義を極めたブルース・リーは語りました。

I fear not the man who has practiced 10,000 kicks once, but I fear the man who has practiced one kick 10,000 times.

「私が恐れるのは1万通りの蹴りを一度ずつ練習した者ではない」と。「私が恐れるのは、たった一つの蹴りを1万回練習した者だ」。



角田夏実様。

金メダル、おめでとうございます。感動しました。