シュガー・レイ・ロビンソン賞(SUGAR RAY ROBINSON AWARD)は、全米ボクシング記者協会(BWAA)という米国の組織が選定する年間最高選手賞(Fighter Of The Year)ですが、この賞が世界最高のボクサーの証です。
Joe Louisの名前が冠せられた、10年区切りのFighter Of The Decadeも表彰されていますが、こちらは90年代から始まり歴史が浅く、選出されたのは3人だけ(90’:ロイ・ジョーンズ/2000年代:マニー・パッキャオ/2010年代:フロイド・メイウエザー)。
JOE LOUIS AWARDはさておき、井上尚弥はボクサーとしての最高栄誉を手にしたわけです。
これで一発殿堂はともかく、殿堂入りも間違いありません。
ボクシングではTIME誌は論外、Sports Illustrated誌でも表紙になることは遠い夢になってしまいました。
「欧米で、井上はカジュアルなボクシングファンの間で有名か?」と聞かれると、否定せざるを得ません。
BWAAの表彰式はコンパクトで、ESPYと比べるとマイナー感が濃厚、質素で地味ですが、個人的には大好きです。
地元でもほとんど知られていないという黒ミサみたいな式典で、質素で地味ですが、粗末ではありません、卑しくもありません。
「軽量級のボクサー」というマイナースポーツのマイナー部門みたいなジャンルではESPY賞の栄光は夢を見ることすらできない眩さですが、ここまで落ちぶれたボクシングではたとえ人気階級でもメジャースポーツを差し置いて頂点評価を受けることは不可能なのでしょうか?
あるいは「こんなパフォーマンスを発揮したらボクサーでもESPY賞の可能性がある」というような、夢の材料はあるのでしょうか?
あのモハメド・アリですらメジャースポーツだった時代に「世界ヘビー級チャンピオン」であることが大前提で、社会や歴史に大きなインパクトを与えたのですから、その大前提が死滅した現代では絶対不可能なのでしょうか?
井上尚弥が、大坂なおみや大谷翔平のような世界評価に浴することが絶対不可能なのは「軽量級だから」ではなく、それ以前に「ボクシングだから」なのでしょうか?
Joe Louisの名前が冠せられた、10年区切りのFighter Of The Decadeも表彰されていますが、こちらは90年代から始まり歴史が浅く、選出されたのは3人だけ(90’:ロイ・ジョーンズ/2000年代:マニー・パッキャオ/2010年代:フロイド・メイウエザー)。
JOE LOUIS AWARDはさておき、井上尚弥はボクサーとしての最高栄誉を手にしたわけです。
これで一発殿堂はともかく、殿堂入りも間違いありません。
ただ、ボクシングはマイナースポーツ。つまり、ボクサーがボクシングの枠を超えた評価を勝ち獲ることは非常に難しいということです。
1993年に立ち上げられたESPY( Excellence in Sports Performance Yearly)賞の総合部門は、1954年から「世界最高のスポーツ選手」を表彰する役割を担ってきたSports Illustrated誌のSports person of the Yearに取って代わり、その豪奢な表彰式は〝スポーツ界のアカデミー賞〟の異名の通り。
この世界最高アスリート賞に日本人で選ばれたのは大坂なおみ(2021年)と大谷翔平(2022年)の二人だけ。
男子でここ10年で選ばれているスポーツはNFLとNBA、NHLの選手だけ。
ユニコーンはここでも強烈な異彩を放っていますが、NHLで受賞したのは、この10年に限らず、2018年のアレクサンドル・オベチキンだけ。このロシア人の方がユニコーンですね。
ユニコーンはここでも強烈な異彩を放っていますが、NHLで受賞したのは、この10年に限らず、2018年のアレクサンドル・オベチキンだけ。このロシア人の方がユニコーンですね。
さて、ボクシング。31年の歴史でスポーツの枠を超えて総合部門のESPY賞に選ばれたボクサーは…たったの一人もいません。
ボクシングがメジャーだった1970年代までなら世界ヘビー級チャンピオンがSports person of the Year(当時はSportsman of the Year)に当然の如く選ばれていましたが、そんな時代は遥か彼方に過ぎ去ってしまいました。
マニー・パッキャオもフロイド・メイウェザーもカネロ・アルバレスも、総合部門のESPY賞には全く無縁、お呼びでないのです。「カネロ?メキシコで有名でも世界では誰も知らないんじゃESPY賞は獲れないよ」と笑われるのが関の山です。
ボクシングでは人気階級のスーパースターですら、無名と言われてしまうのです。マイナースポーツの悲哀です。

さらに、メジャースポーツでセンセーションを巻き起こすとタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」 に選ばれ、単独カバーを飾ることもあります。
ここでもやはり、大坂と大谷がこの栄誉に輝いています。
しかし、マイナースポーツに落ちたボクシングがセンセーションを起こすことは事実上、不可能です。
モハメド・アリはボクシングどころか、スポーツの枠をも超えた偉人でしたが、「世界ヘビー級チャンピオン」つまり世界で最も有名な人物であったことが、彼の業績の大前提にあったのは間違いありません。
1960年代〜70年代初めの世界ヘビー級チャンピオンの知名度と威厳は、現在では想像すらできない次元にあったということです。信じられないかもしれませんが、ボクシングがメジャーだった時代が確かにあったのです。
しかし、ボクシングの人気も威厳も地に落ち、マーシャルアーツの選手にヘビー級チャンピオンがボクシングルールで転がされてしまう時代になってしまいました。
私は80年代からボクシングに興味を持ち始めましたが、モハメド・アリの名前は知っていました。ジャック・デンプシーもロッキー・マルシアノも知っていました。
今、オレクサンデル・ウシクやテレンス・クロフォードを知っているスポーツファンがどれだけいるでしょうか?
日本ではボクシングファンですら「井上尚弥がPFPを争っているから知っているだけ」という人が大半かもしれません。


さらに、メジャースポーツでセンセーションを巻き起こすとタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」 に選ばれ、単独カバーを飾ることもあります。
ここでもやはり、大坂と大谷がこの栄誉に輝いています。
しかし、マイナースポーツに落ちたボクシングがセンセーションを起こすことは事実上、不可能です。
モハメド・アリはボクシングどころか、スポーツの枠をも超えた偉人でしたが、「世界ヘビー級チャンピオン」つまり世界で最も有名な人物であったことが、彼の業績の大前提にあったのは間違いありません。
1960年代〜70年代初めの世界ヘビー級チャンピオンの知名度と威厳は、現在では想像すらできない次元にあったということです。信じられないかもしれませんが、ボクシングがメジャーだった時代が確かにあったのです。
しかし、ボクシングの人気も威厳も地に落ち、マーシャルアーツの選手にヘビー級チャンピオンがボクシングルールで転がされてしまう時代になってしまいました。
私は80年代からボクシングに興味を持ち始めましたが、モハメド・アリの名前は知っていました。ジャック・デンプシーもロッキー・マルシアノも知っていました。
今、オレクサンデル・ウシクやテレンス・クロフォードを知っているスポーツファンがどれだけいるでしょうか?
日本ではボクシングファンですら「井上尚弥がPFPを争っているから知っているだけ」という人が大半かもしれません。

ボクシングではTIME誌は論外、Sports Illustrated誌でも表紙になることは遠い夢になってしまいました。
「欧米で、井上はカジュアルなボクシングファンの間で有名か?」と聞かれると、否定せざるを得ません。
BWAAの表彰式はコンパクトで、ESPYと比べるとマイナー感が濃厚、質素で地味ですが、個人的には大好きです。
地元でもほとんど知られていないという黒ミサみたいな式典で、質素で地味ですが、粗末ではありません、卑しくもありません。
「軽量級のボクサー」というマイナースポーツのマイナー部門みたいなジャンルではESPY賞の栄光は夢を見ることすらできない眩さですが、ここまで落ちぶれたボクシングではたとえ人気階級でもメジャースポーツを差し置いて頂点評価を受けることは不可能なのでしょうか?
あるいは「こんなパフォーマンスを発揮したらボクサーでもESPY賞の可能性がある」というような、夢の材料はあるのでしょうか?
あのモハメド・アリですらメジャースポーツだった時代に「世界ヘビー級チャンピオン」であることが大前提で、社会や歴史に大きなインパクトを与えたのですから、その大前提が死滅した現代では絶対不可能なのでしょうか?
井上尚弥が、大坂なおみや大谷翔平のような世界評価に浴することが絶対不可能なのは「軽量級だから」ではなく、それ以前に「ボクシングだから」なのでしょうか?
コメント
コメント一覧 (9)
しかし、本場では井上尚弥の名は通らない。
招聘試合はない。
この現実はどうとらえるべきか?
本場のボクシング人気ないから、
日本のボクシングに注目して、
認定料もらって
稼ごうか!?
幸いなのは井上尚弥の実力が本物だからよかった けど
日本のボクシングで稼ごうとする
情けない本場のボクシング。
井上尚弥が世界の仲間入りしたと思っている
日本のボクシングファン
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
日本国内イメージの頂点の大谷とは違い大坂はメジャスポ初の世界制覇ではありスポンサー収入は大谷に抜かれるまでトップではあったものの企業への匿名アンケでは人気は低くまた受賞年度の成績は芳しくない
何より国内のネットイデオロギーに反する振舞いが論われるようになってからのイメージが良くない
そんな大坂が受賞したのはアメリカ主導の多様性の時代にマッチしたから
全ては北米が経済的覇権を取った後の文化的潮流に愛されたアスリートがその年の顔になってます
そういう意味ではウクライナ支援にまた北米世論が大きく傾いて今年中に停戦しさえすれば、ウシクの再戦次第では可能性があると思います
フシ穴の眼
が
しました