那須川天心が「足を痛めて棄権なんてキックみたいですね」と苦笑いしながら、キャリア初のKO勝利を飾りました。

アルファベット団体の世界ランカーをストップしたことで、アルファベット団体の世界ランクに入る可能性も膨らみました。

プロデビュー戦で敗北、キャリア1試合1戦1敗のフランシス・ガヌーがランク入りするのがプロボクシングの〝世界〟です。

WBAとWBOでバンタム級14位のルイス・ロブレスに、キャリア初のTKO負けを味合わせたのですから、この二つの認定団体で世界ランク入りはほぼ確実。

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天心のファイトマネーが高いことは誰にでもわかりますから、効率よく認定料を稼ぎたいアルファベット団体、WBCなんかも世界ランク入りさせるかもしれません。

海外の地域タイトル挑戦なんてのも、ちょっと新鮮でいいかもしれません。

天心なら下手な中量級チャンピオンよりもファイトマネーが高い、つまり認定料も高いでしょう。

帝拳の本田明彦会長は、今回ほぼノーダメージで終えたことと、那須川の希望から「3月か4月に初の海外での試合か、後楽園ホール」も視野にしながらも、天心は「(次の試合で)いきなり世界戦はない。地域タイトルや日本タイトルなどベルトは獲りたい」と〝手ぶらで〟世界挑戦はしたくない考えです。

認定団体としては、ぜひ自分とこの地域タイトルを献上して、世界戦までガイドしたいところでしょう。