ちょっと遅めのお昼ご飯。

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良い意味でも悪い意味でも上品な一風堂のとんこつラーメン。

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来週、23日に大阪エディオンアリーナで行われる、PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 第6弾。

寺地拳四朗とユーリ阿久井政悟のダブル世界戦が盛り込まれたイベント、メインイベントはもちろん「寺地vs カルロス・サニサレス」の三つのベルトが賭けられたリング誌/WBA/WBCジュニアフライ級タイトルマッチ。

そして、セミファイナルは「ユーリ阿久井政悟vs WBAフライ級王者アルテム・ダラキアン」ではなく、「那須川天心vs ルイス・ロブレス」の54.8kg契約8回戦。

「ユーリ」といえば、ユーリ阿久井政悟のリングネームのルータとなったユーリ・アルバチャコフです。

さて、ユーリ・アルバチャコフの時代。

YouTubeなど影も形もなかった時代、アジアで戦う軽量級など、専門メディアでもコアなマニアでも生中継で見ることなど考えられない時代です。

そんなアジア軽量級暗黒時代に、リング誌PFPにランクインしたのがアルバチャコフ。

ペレストロイカの風に乗って来日したソ連のエリートアマの1人が、アルバチャコフでした。

強豪王者ムアンチャイ・キティカセムからタイトルを奪い、再戦でも日本人にとって60年に及ぶ鬼門となり続けているタイでムアンチャイを撃破。

23ヶ月前にIBFジュニアフライ級王者マイケル・カルバハルと激闘を繰り広げたことも、リング誌には衝撃的だったのでしょう。

米国軽量級の歴史的なスター2人は、下のクラスのリカルド・ロペスを「階級を上げて来い」と挑発することはあっても、アルバチャコフには「さわらぬ神に祟りなし」とでも恐れたのか、交渉があったとされるゴンザレス陣営も積極的に対戦する気はありませんでした。

あの時代にアジアを主戦場にした軽量級ボクサーが年間ベースでPFP入りするのは、極めて異例のことで、アルバチャコフの評価の高さが窺えます。

ところが。

とにかく強い、試合は面白いアルバチャコフでしたが人気は低迷、世界初挑戦のイベントで俳優のミッキー・ロークにメインを奪われたこともありました。

あれから32年。

再び、世界戦を戦う「ユーリ」が、8回戦の前のプログラムで戦うことになります。



来週のユーリも、32年前と同じようにスペクタクルな試合で世界タイトルを強奪できるでしょうか?