時間効率、タイムパフォーマンス。

タイパ。

三省堂の「今年の新語2022」で大賞に選ばれた言葉です。



今朝、出撃前のゴルフ場での朝食。情報番組のテーマに挙げられていたのか「タイパ」でした。

映画やドラマなどの動画を「倍速視聴」した経験があるのは20〜60代で3人に1人、20代では2人に1人近く。

映画を観るときに倍速視聴したことは一度もありませんが、スポーツの場合は二度見のときは倍速で飛ばすことがあります。

あるいは、エキマの総集編などはオープニングや途中CMも飛ばしますが、私のようなケースはカウントしていないはず。

若い人を中心に強烈に意識されるようになっているタイパ。

現代は、一生かけても見切れないほど膨大なコンテンツが溢れかえっている時代です。

ほんの15年ほど前までは、映画なんて「どれを観るか?」なんて迷いはなく、名画座で企画された作品群か、高額ですがロードショーと相場は決まっていました。

90年代までは「どれを観るか?」で迷うことはなく、多くの映画館は入れ替え制ではなく、何度も同じ映画を観ることができました。

ネット配信が当たり前になる以前、何を観るかの選択肢は限られていました。

もちろん、ネット配信を前提とした作品は、作り手も小さな画面と倍速視聴を意識してし製作しているはずで、そんな作品まで映画館で観るように大きなテレビの前で集中している私の姿勢は〝間違っている〟のかもしれません。



「立ち止まってご利用下さい」。都心部のエスカレーターでよく聞かれる言葉です。

立ち止まって乗って59秒、早足で29秒。「その差はわずか30秒。その節約にどれほどの意味があるのか?」。

テレビの情報番組からそんな意見が出ると「これは問題が別。エスカレーターで立ち止まらずに早足になるのは、最近のタイパの問題ではなく、せっかちな都会人の昔からの習慣」という、真っ当な正論が、同組で回る年配者の口から出ました。


タイパ。そういえば、そんな言葉などなかった時代から、ゴルフではそれを意識してきました。

出来るだけ一番先にスタートさせてもらい、走って1日に何ホールも回る…。3時前には明るくなる釧路で1日5ラウンド回ったこともありました。いや、6ラウンドか。

今回のゴルフ場はプロのツアーも行われるちゃんとしたところだったので、流石にそれは無理。

…でも、私が走らなくなったのはそういう元気なメンツとゴルフをする機会が減ったこと、年をとってそこまでゴルフへの情熱が減退してしまったこと、そしてそういうことを全部ひっくるめると、やっぱり余裕がなくなっているんだと思います。

映画や読書、ゴルフ、引退してからも細々続けていたランニングに、ボクシングなどのスポーツ観戦…そんなあれこれに、以前のような熱量で向き合えなくなりました。

仕事以外の他にも熱中できるものがどれだけあるか、それってきっと、生きるにあたって大切なことなんでしょう。

とりとめのない話になりましたが、来年はゴルフも読書もランニングもスポーツ観戦も、好きなことにもっと積極的になろうと思います。