
大谷翔平がシフトでガラ空きの三遊間を抜けるレフト前ヒットを放ちました。
「シフト」といえば「王シフト」。王貞治はどんなに変則のシフトを目の前で展開されても、引っ張り一本槍のスタイルを崩さなかったといいます。
大谷さんは昨シーズンもホームラン王争いの最中に、バントヒットを決めたことがありました。
「ホームラン狙ってくれよ」。
そんな凡人の願いは、永遠の野球小僧には届かないのかもしれません。
どうやったら自分が一番輝けるか?ではなく、どうしたらチームが勝てるか、に軸足をしっかり乗せているのでしょう。
集団競技で一番面白いのは、本当はそこなのですが、それに気づくのってなかなか時間がかかるもので、私なんかは自分が一番輝くことしか考えていませんでした。
それに気づいたときはもう高校3年生、最後の甲子園予選でした。
「俺って本当に馬鹿だ、今頃気づくなんて」。そんな風に後悔しましたが、ずっと後になると気づいて試合に出られただけで、十分、遅いなんてことはなかったと思えるようになりました。
年を重ねるってことは、自分も含めていろんな人やことを許せるようになることかもしれません。
まぁ、許せんのは井上信者やな。奴らが国を滅ぼす。
なんて、冗談はさておき、王貞治は自分のバッティングを崩さないために、目先のヒットを欲しがって流し打ちをしないという長期的ビジョンに立っていました。ゆったり広い海のようなスポーツマンでした。
対する大谷さんは、目先でも何でもいいからとにかくチームの勝利に今、この瞬間に自分がどう貢献出来るのかを考える、目の前しか見ない、急流のようなアスリートです。
王貞治が格好良いのは当たり前ですが、大谷も相当にクールです。
どっちか好きかと聞かれたら…。
大谷かな。「ホームラン狙ってよ」と言っておいて、矛盾しますが。
それにしても、エンゼルス、弱い、弱い、弱すぎるよ…。
コメント
コメント一覧 (3)
大谷とは求めるもの、求められてるものが全く違う。
フシ穴の眼
が
しました
と言うのも、WAR(勝利評価指標)で比べるだけでも
大谷 rWAR 3.9 fWAR 4.0
ダルビッシュ rWAR 1.4 fWAR 1.9
全く違います。投手のWARだけで比較しても、大谷はrWAR 2.5 fWAR 2.4 と、ダルビッシュよりも明らかに上となっています。そもそも、今シーズンの大谷は昨年同様、リーグMVP争いを繰り広げている最中にあるほど素晴らしい成績を残しています。もちろん今年のダルビッシュも良い成績を残しておりますが、今年の大谷よりも勝利に貢献しているなんて天地がひっくり返ってもあり得ません。妄言に等しいです。
フシ穴の眼
が
しました
それに大谷は長い目で見たら打者に集中した方が活躍できるのではと思っているし、投手を続けると怪我が癖になって選手生命を縮めてしまうのではと少し心配です
フシ穴の眼
が
しました