Saturday 17, September 2022
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada
Super Middle Contest, 12 Rounds
WBC Super Middle Title
WBA Super World Super Middle Title
IBF  Super Middle Title
WBO  Super Middle Title

commission:Nevada Athletic Commission 
 
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)/Gennadiy Golovkin (GGG Promotions)/Saul Alvarez (Canelo Promotions)
 
matchmaker:Kevin Rooney Jr
media:DAZN  

日本時間の今日、ロスアンゼルス・ハリウッドで行われたばかりの記者会見でスーパーミドル級のUndisputed champion カネロ・アルバレスが宿敵ゲンナジー・ゴロフキンを激しく〝口撃〟。

「ゴロフキンは人前では愛想がいいが、本性は醜悪な男だ。私を貶める言葉を何度も口にしてきたゴロフキンには、個人的な感情がある。叩きのめして、引退させてやる。それができたら最高の気分だろう」。

「私と彼の対戦相手を比べてみるがいい。私が最強の相手と戦っている間に、あの偽物はC〜Dクラスのファイターとお茶を濁し続けてきた。うわべだけのゴロフキンはリングの中でも卑怯者だ」。

一方、ゴロフキンは「カネロに個人的な恨みはない。2戦目の後にハグしたときに2人の間の確執はなくなったと思う」と語りながらも「彼が大きな過ちを犯してしまったこと(ドーピング)は一生消えることはない」と応酬。
 


2人のフェイスオフは視線を崩すことなく2分間近くも続きました。

ライトヘビー級で2試合を経験しているカネロは31歳のスーパーミドル級完全統一王者。ミドル級一筋のゴロフキンは、スーパーミドル級はこれが初戦となる40歳。

現在のオッズはカネロ勝利が2/9(1.22倍)、ゴロフキン3/1(4倍)。ビボル戦のカネロが1/5(1.2倍)、ビボル7/2(4.5倍)で、ほぼ同じ掛け率でした。

ただ、リング誌がビボル勝利を誰一人予想できなかったような空気はありません。もし、日本でファン予想を募ったら、トリプルG有利の数字が出るかもしれません(かなり感情的ですが)。

それにしても、ラスベガスのメガファイトに米国プロモーターが一枚も噛めない状況は、ボクシング興行がリングの中と同様に、いやもしかしたらそれ以上に弱肉強食だということを雄弁に物語っています。