忌々しいパンデミックが「良かった」ことなんて、何一つありません。

あってはいけません。

しかし、 今年のInternational Boxing Hall of Fameの式典は、パンデミックの影響で式典が開催できなかった2020、2021年も合わせたTriple Header となったのです。

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モダーン部門に選ばれた豪華絢爛なメンツ↑です。



日本人ではフィティング原田しか入神できていない殿堂。

しかし、井上尚弥は史上二人目がほぼ確実かもしれません。引退年のライバルにもよりますが、一発殿堂も十分ありえます(と思いたい!)。

しかし、よくよく考えると…。

毎年3人枠(というのもおかしな話で、それは後々お話しするとして)だと、例えば上のメンバーでメイウェザー、ロイ・ジョーンズJr.、バーナード・ホプキンスのレベルが3人揃う〝死のグループ〟に入ってしまうと、間違いなく4人目に落ちてしまう井上の一発殿堂は夢散してしまいます。

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現時点の井上では、さすがにこのメンツとはステージが違います…。井上も一発殿堂を確実にするにはFighter of the yearを最低1回は獲りたい!


マルケス、コット、ウォード、クリチコと比べたら…井上の現時点のレガシーはどうでしょうか?このメンツでも、かなり不安じゃないですか???

モズリーやトニーと比べても…全く安心はできません。

そう考えると、一発殿堂のハードルの高さがあらためてよくわかります。




どうなんでしょう?

少し目線を落として、現時点で区切って、井上とドネアのレガシーはどっちが上でしょうか。

PFP2年君臨のロマゴンには勝てるわけがないにしても、ドネアにも負けてますかね?

もちろん、何よりも、井上にはまだまだ未来が残されているので。ここで区切るのが間違っているのですが…。